ブログ記事のコピペについてどう思いますか?
先日「インスタの画像を使わせてほしい」と言う申し出を受け、やり取りをする中で、著作権について改めて考えさせられました。
画像ももちろんですが、一生懸命何時間もかけて書いた記事がそのまんまコピーされて、あるいは軽くリライトされて、使われていたら…ショックすぎます。
そこで、記事のコピー対策をしてみることにしました。
記事のコピー対策:ワードプレスプラグイン【Wp-CopyProtect】ブログの右クリックを禁止する
記事をコピーされるのが嫌だったら、記事上で右クリックが出来ないようにすれば、とりあえず対策になりますね。
ワードプレスを使っている場合であれば【Wp-CopyProtect】を使えば、簡単に右クリックは出来ないようになります。
プラグインの〔新規追加〕に【Wp-CopyProtect】と入れてもらえれば、見つかります。
ただ…右クリックでコピーを完全に封じてしまうと、ユーザーの利便性を損なう恐れが高いんですよ。
だって、この記事を読んだ方が、このプラグインを入れてみようかな?と思ったとします。
そうしたら【Wp-CopyProtect】って文字、コピペしたくないですか?
手打ちするとなると…けっこう面倒だったりしますよね。
記事を読んでいる時に使っているのがスマホだとしたら、ブラインドタッチもできないわけです。
読者さんによっては「面倒だし、もういいや」と思って、他のブログへ行ってしまうかもしれません。
と言うか、はちこ自身がそうしたことがあります。
小説のような読み物ならともかく、読んだ後、何らかのアクションを起こす可能性が高い記事の場合、単語のコピペまで出来なくすると、読者にとってはすごく不便なんですよ。
Google先生もユーザーの利便性をめちゃくちゃ追及している企業ですし、まずは「読者ありき」という考え方なのです。
なので、今回はプラグイン【Wp-CopyProtect】の導入は見送りました。
記事のコピー対策:ワードプレスプラグイン【Check Copy Contents(CCC)】コピーされたら通知がくる
今回導入を決めたのはプラグイン【Check Copy Contents(CCC)】になります。
CCCとはどのようなプラグインかと言うと、記事をコピーした人がいた場合、登録したメールアドレスに通知がくるんです。
CCCでは
- 記事のどこをコピーされたか
- コピーした読者のIPアドレス
- どんなOSやブラウザを利用しているか
までわかるとのこと。
さらにCCCについて調べたところ、プラグインの開発者が日本人の方でした。
WordPress本も出版されている中島 真洋さん。
『着ぐるみ追い剥ぎペンギン』と言うサイトも運営中なので、何かあった時に連絡をとる手段があるのは安心だと思いました。
中島 真洋さんが出版している本↓
プラグイン【Check Copy Contents(CCC)】の導入方法
ひょっとするとワードプレス初心者の方がいるかもしれないので、CCCの導入方法を軽く説明しておきます。
ワードプレスの投稿画面左側にある「プラグイン」を選び「新規追加」へ進みます。
画面右の方に「プラグインの検索」と出てくるので、そこにCheck Copy Contentsと入力します。
CCCが見つかったら「今すぐインストール」をクリックします。
インストールが終わったら「有効化」してください。
この後、設定にうつります。
「設定」から「CCC設定」を選びます。
★連絡先のメールアドレス:自分の通知を受け取りたいメールアドレス
★通知メールの件名:自分が受け取った時にわかりやすい件名に変更してもよい
★通知メールアドレス:特にいじる必要はなし。振り分け設定をしたい場合などに変更を
★感知する文字数:文字数を減らせば、1文字からメールが届きます
★ログインユーザーの時の通知:自分自身がコピペした時も通知をするかどうかを選択
★Google Analytics:グーグルアナリティクスにコピーの履歴を残すかどうかを選択
以上でCCCの設定は終わりです。
CCC導入のメリットは
CCCを導入すると、実は他にもメリットがあります。
読者が何に興味を持っているかの指標になるんです。
それがわかると「どんな記事を増やしていくと読者が喜んでくれるのか」というヒントを得ることが出来ます。
このことは開発者の中島さんも記事の中に書いています。
「これは絶対に不審なコピーだ」と思った場合は、いろいろな対策を打つことが可能です。
とは言え、他の方も言ってますが、あまり神経質になるのは問題ですね。
記事の一部分を、きちんとした形で引用してもらえるなら、外部からのリンク(被リンク)が期待できるからです。
品質の高い外部リンクはGoogle先生の評価も高くなり、SEO対策につながります。
基本的にGoogleは「パクリ」を許していないので、適度に対策をしたら、オリジナルコンテンツの作成に時間を使った方が良いでしょう。
上の画像は、実際にコピーされたというお知らせをうけたメールになります。

八王子を舞台にした本を読んだあらすじや感想を書いた記事からのコピーです。
【吹奏楽部の専門的なことを描くというよりは、人と人とのつながりや、成長に重きを置いているように感じました。】
という部分がだけがコピーされたという事ですね。
誰か、自分の読書感想文の参考にしようかと思ってコピーしたのかもしれません。
この程度のコピーだったら、むしろ書いた記事が役立ったとわかって嬉しくないですか?
読書感想文を自分の言葉で書かなきゃいけないとかって話は置いといて…ってことですが(笑)
相手がめちゃくちゃ悪質だった場合「この記事、うちの記事のパクリです!」とGoogle先生に申し立てをしましょう。
それが認められれば、パクリサイトは上位表示されなくなります。
ネットの海の藻屑です。
CCC導入に関する注意点
CCC導入について、ひとつ注意しなくてはならないことがあります。
CCCは2018年7月の時点で、最終更新が1年前になっています。
更新がされていないプラグインは脆弱性が高くなっている場合があるのです。
記事をパクられるよりも、悪意のある人間にハッキングなどをされる方がリスクが高いので、導入するかどうかは個人個人で慎重に検討しましょう。
また、むやみにプラグインを増やすと、ブログ自体の動作も重くなります。
記事のパクリ防止のために|Googleにいち早くインデックスしてもらおう
記事のパクリ防止対策として、新しい記事をアップロードした時は、出来るだけ早くインデックスをしてもらうのも有効です。
PubSubHubbubやPuSHPressといったプラグインを導入すると、Googleがクロールしてくる前に「こんな記事書きました」とお知らせしてくれます。
はちこはPubSubHubbubを使用中ですが、PuSHPressとの機能的な差はあまりないということです。
ただ、PubSubHubbubなどのプラグインを入れたとしても、即インデックスがされるわけではないとのこと。
トレンド記事など「早さが重要」な記事を書いている場合などは、Googleサーチコンソールにアクセスし、クロール→Fetch as Googleで、記事のURLを手動で登録してみて下さい。
はちこは、記事をリライトした場合もFetch as Googleでインデックスをしてもらっています。
【プラグインCCCで記事のコピー対策!著作権侵害からブログを守る】は以上となります。
ワードプレスでブログ運営している方々のお役に立てれば幸いです。
それでは、最後まで読んでくださり、ありがとうございました!