ドラマ 元カレの遺言状3話|感想
元彼の遺言状3話を見ました。
元彼の遺言状は「つまらない」「面白くない」との感想もけっこうありますが、原作は、第19回『このミステリーがすごい!』の大賞を受賞した作品でもあります。
↑これが、このミス受賞作の元彼の遺言状↑
作者の新川帆立さんは
- アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身で宮崎県宮崎市育ち
- 東京大学法学部卒業後、弁護士として勤務
という経歴の持ち主。
実際に弁護士として働いていたこともあるため、法に関する知識は取材で得るもの以上であることは間違いありません。
1話からみている私の感想ですが、「面白くない」とまでは言いませんが、『インビジブル』や『マイファミリー』に比べ、テンポの悪さは感じています。
また、ドラマ『元彼の遺言状』は、原作『元彼の遺言状』にプラスして、続編である『剣持麗子のワンナイト推理』を混ぜ込んで放送しているので
3話、元彼の遺言状関係ないやん!
という感想を抱きました。
3話に登場する武田信玄の源氏名を持つ黒丑益也(望月歩)は、4話の予告にも出ていましたが『剣持麗子のワンナイト推理』の中の
- 第一話 家守の理由
- 第二話 手練手管を使う者は
に登場しています。
(どちらも画像をクリックするとAmazonで試し読みが可能です)
『剣持麗子のワンナイト推理』は短編集なので、主軸となる『元彼の遺言状』のサイドストーリーを、中に入れ込んで「時間稼ぎをしている」感が出てしまっている気がします。
あと、おそらく小説の中では詳しく語られているであろう専門的な内容を、ドラマではサラリと流しているため、中途半端な印象を視聴者に抱かせてしまっているのかも。
私の場合、植物が好きなので、ツツジの咲き分けについて、もう少し解説が欲しいなぁと感じてしまいました。
そんなのどうでも良いと思う方もいるかもしれませんが、ツツジの咲き分けについて、ちょっとだけ調べてみたので参考になればと思います。
ドラマ 元カレの遺言状3話|ツツジの咲き分けとは?1輪だけ赤いツツジってあるの?
ツツジの咲き分けとは?
ツツジと言えば、そこら中の街路樹として植わっており、子どもの頃は蜜をちゅ~ちゅ~した方も多いかと思います。
白、赤、ピンクの花がきれいな低木ですが、道路わきでよく見かけるのは、だいたい1株ごとに色が異なるツツジですよね。
篠田敬太郎(大泉 洋)が、ツツジをじ~~~っと眺めていたあげく、アジサイが色を変える仕組みと勘違いして「何かが埋まっている」と力説しておりましたが
お前は本当にミステリー好きかい!
と突っ込んだ方がいたかもしれません。
アジサイは、土壌が酸性かアルカリ性かによって、花の色を変えるというのは有名なお話ですが、ツツジの、しかも株の中の一部だけの色が変わると言った話は聞いたことがなく「え?まじ?」と思ったら、案の定勘違いでしたね。
結局、植物博士(犯人)に「アジサイと違い、ツツジが土壌で花の色を変えることはない」といったレクチャーを受けておりましたが「咲き分け」という言葉がサラリと流されていて、気になってしまいました。
一株で、色か違う花が咲くツツジって…めちゃくちゃ欲しくなりませんか?
ツツジの色が変わる仕組みは?
ツツジの色が変わる仕組みは、アジサイが土壌のPHによるのとは違い、遺伝子によるものらしいです。
ヤフー知恵袋で「ツツジは場所を変えると色が変わるのか?」という質問をした方に、上記のように回答されていますが、サツキも土壌のPHで色は変わらないようですね。
この回答に書かれている「樹皮下に色素の層がキメラ的に点在した種類があって」というのがわかりにくかったので、キメラ的と言うのはどういうことか調べてみたところ
生物学における キメラとは、同一の個体内に異なる遺伝情報を持つ細胞が混じっている状態
とわかりました。
つまるところ、元カレの遺言状3話の中のツツジにおきた『咲き分け』という状態は
ということになるかと思います。
ちなみにですが、ツツジもサツキも、赤玉土や鹿沼土といった酸性の土壌を好みます。
日本の土は酸性にかたよりやすいので、ツツジやサツキが育ちやすい環境なんですね。
白花の中で1輪だけ赤いツツジってあるの?
ツツジの咲き分けの仕組みはわかりましたが、元カレの遺言状の中に登場していたツツジのように、白花の中にたった1輪だけ赤花が咲くようなツツジは本当にあるのでしょうか?
上の画像はAmazonから持ってきたヒラドツツジ(平戸つつじ)という品種のツツジで、1株に3色の花が咲きます(前から欲しかった子)
実は親の家にも1株の中に、赤白ピンクの花が咲くツツジがありまして、大変きれいなのですが、白花の中に1輪だけ赤花というのも、なかなかに魅力的であります。
残念ながら、販売しているツツジの中では、同じようなツツジを見つけることは出来なかったのですが、
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このように、ピンポイントで色が混じるということはあるということがわかりました。
「一輪だけ」というところにこだわると、なかなか見つけることは難しいですが
久留米ツツジの常夏 という品種であれば、Amazonでたったの600円で販売されていました。
画像をクリックすると商品ページに飛べるので、参考にしてみて下さい。
また、かなり難易度は高くなりますが、白いツツジと赤いツツジを買ってきて、接ぎ木をすることで咲き分けっぽいツツジを作ることは可能とのこと。
チャレンジするのであれば、3月ごろが適期なので、お試しください!
それでは、かなりマニアックな記事となってしまいましたが、元カレの遺言状3話の感想とツツジの咲き分けについては以上となります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!