金曜ドラマ インビジブルの2話をみました。
刑事×犯罪コーディネーター
異色のバディが誕生する!
前代未聞の犯罪エンターテインメント!
というのが、インビジブルの紹介文なのですが、直情的な志村貴文(高橋一生)に対し、人をおちょくった感じのキリコ(柴咲コウ)はバディというには、今のところ程遠い感じですね。
話が進むにつれて、信頼関係が築き上げられてくるのかもしれないですが、2話の段階では、キリコに志村が操られている感が否めません。
インビジブルってどういう意味?
インビジブルに関する初の記事なので、とりあえずタイトルの意味を調べてみました。
インビジブルとは『目に見えないさま。不可視的。』という意味だそう。
公式ホームページではインビジブルについて、以下のように説明されております。
裏社会を牛耳り、あらゆる凶悪犯罪者たちの取引を仲介する犯罪コーディネーター“インビジブル”。その存在は警察内部でも一部の人間しか知らず、しかもその実像に迫ったことがないゆえに、都市伝説とささやかれていた。
最近、ミルクティ飲みたいさんの都市伝説動画ににはまっている私としては
「本当に犯罪コーディネーターおるかもしれん」
と思いながら、ドラマを見ております。
都市伝説って、踏み込むとヤバイ真実が隠れてたりしているのですが、漫画家さんとかって、さりげなく作品にその事実を投影させていたりするんですよね…。
ミルクティー飲みたいさんの本(amazonで試し読みできます)
裏の世界を知らない人間としては、実は何気なくインビジブルな真実が隠されたドラマだったら…と考えると、ゾワリとせざるを得ません。
インビジブル2話のあらすじ
未解決事件に関する情報を提供する代わりに手を組もう――。取引を持ち掛けてきたキリコ(柴咲コウ)の真意を、志村(高橋一生)は測りかねていた。するとキリコは次に起こる事件を示唆し、ある動画チャンネルのライブ配信をチェックするよう伝える。その映像を見た捜査一課課長の犬飼(原田泰造)らは驚く。観光PRを頼まれたという大学生キャンパーたちが掘っていた地中から、大量の人骨が出てきたのだ。
遺体は6人の若い男女。キリコによると、殺したのは少年少女を食い物にする“調教師”と呼ばれるクリミナルズだという。ライブ配信をした大学生たちを署に呼んで事情を聞いていると、人権派の弁護士・智寿子(久本雅美)が駆け付け、彼らの弁護を担当すると申し出る。
一方、志村は犬飼の指示でキリコを留置場からVIP待遇の特別施設“民宿”に移送。2人の関係を怪しむ監察官の猿渡(桐谷健太)は志村に呼び出しをかけるが、志村は“調教師”に関わる重要な情報をキリコから聞き出していて・・・。
インビジブル2話|民宿のロケ地は?本当に警察には民宿があるの?
民宿は実在する?
インビジブル2話を見ていて、気になったのが『民宿』という施設。
あらすじには、VIP待遇の特別施設“民宿”と書かれていますが、普通に留置所にいれられないような人をかくまうシェルター的存在ですね。
よくアメリカのドラマや映画を見ていると、証人保護プログラムというものが登場しますが、それの日本バージョンという感じでしょうか?(ちょっと違うか?)
アメリカで証人保護プログラムが適用されると、別人になって新しい住所で暮らし始めたりしますが、その際の生活費などは一切かからないとか。
ちなみにですが、日本には証人保護プログラムはないそうです(弁護士さん談)
警察用語(隠語)を調べてみたところ…
- 留置場=やど
- 刑務所=別荘
と表現するそうですが、『民宿』という言葉は出てきませんでした。
もしかしたら、我々の知らないところで存在はしているのかもしれないですけどね…(都市伝説かぶれ)
民宿のロケ地は?
こちらがインビジブルで登場した民宿の外観。
いわゆる民宿とは程遠いフォルムです。
ネットでも
「え、“民宿”てこんな洋館なん?!」
「民宿豪華すぎる笑笑」
といった感想が見られました(笑)
民宿は埼玉県所沢市にある『角川武蔵野ミュージアム』で、世界的建築家の隈研吾さんがデザインした有名な建物になります。
とっても面白い施設で、1日中遊べるらしいですよ。
〒359-0023 埼玉県所沢市東所沢和田3丁目31番地3 ところざわサクラタウン
民宿の中に入ると、何やら薄暗い通路が…。
こちらの通路は、立川競輪場がロケ地となっております。
通路を抜けて扉をあけると広がるゴージャスな広間。
まさにVIP対応です。
こちらはドラマ用のセットで、株式会社ウッドワンが「デザインウォール」を美術協力いたしましたと自社のホームページで書いています。
ウッドワンのホームページでは民宿の中を360度カメラで確認できますよ。
インビジブル|調布少年院のロケ地は?
志村が訪れた調布少年院。
まず、調布には少年院は存在していません。
撮影されたのは、神奈川県伊勢原市にあるアクアクリーンセンターになります。
実態は下水処理場ですね。
調布少年院内のロケ地は、千葉県立東金青少年自然の家になります。
ここは、合宿や研修などに利用できる施設なんですが、「何か気持ち悪い雰囲気がある」という口コミあり。
気持ち悪い雰囲気ってつまり、おばけとか、そっち系のでしょうか?
それはともかく、志村に対し、やたらとなれなれしいWebニュース記者・安野東子(大野いと)が、タイミングよく取材に来ているし。
実に怪しい!と思うのは私だけでしょうか?
安野東子は事件に関わっているか、そのうちあの世に送られそうな気がしてなりません。
インビジブル2話|感想
1話をみた時「なかなかにテンポのあるドラマ」という感想を抱きましたが、2話も失速することなく、あっという間の1時間でした。
しっかし、キリコを演じる柴咲コウさんのファッションは「どこがインビジブルやねん」というくらい、ド派手。
でも、そこはかとなく高そうなので調べてみたところ、ジャージなんて上は17万円↑、下は12万円↑と、目玉が飛び出るような金額でした(Marni(マルニ)ジャカードジャージー製で検索すれば出てくるかと)
売れるから作ってるんでしょうけど、どんなシチュエーションで着るんですかね…。
柴咲コウさんだからこそ、衣装負けしないけど、私みたいなのが着たら…たぶん息子から縁を切られます。
そして、もう一つ気になったことが…。
最初に『調教師』だと思われた福留奈保子の年齢28歳はないやろ!(演じている入山法子さんは36歳です)というのもありますが、それより
身内に犯罪歴があっても弁護士って続けられるの?
ということ。
調べてみたら、何の問題もないそうです。
なんと、警察官なども身内に犯罪者がいても、辞めなくてはいけない規則はないんだとか。
法に携わっている人は、身内に犯罪者が出てしまったら辞めなければならないのかと思いこんでおりました。
結局のところ、久本雅美演じる弁護士自身が調教師でしたが、出た瞬間から大物感があふれており「あ~、絶対良い人じゃないわぁ」と思ったら、案の定。
警察が隠れ家を突き止めたことがバレたのは、久本雅美が調教師だったからか…みたいなことを、志村が叫んでいましたが、本当に情報を流したのって久本雅美だったのかなぁ?
そもそも久本雅美に情報を流した人間が、警察内部にいそうな気がしてなりません。
でもって、かなり猿渡紳一郎 (桐谷健太)に疑いの目を向けております。
怪しいやつは、他にもいますけどね。
それにしても、犯罪についてあれほど詳しいキリコが、粉塵爆発を知らないって、どうしたことでしょう。
もしやキリコ的にはギャグなのかな?
そして、粉塵爆発って、あんなペラペラの板みたいなので、防げるんですか?
粉塵爆発は、死者を出すほどの威力がありますし、簡単に再現できる分、インビジブル内での描き方が気楽すぎて怖い気がしました。
しかも、別荘を一歩出てみたら「警察おったんかい?」と言いたくなる無能っぷり。
監視していたのに、複数人数の侵入に気が付かないってどういうこと?
まとまって待機してても意味ないし~。
高橋一生が、血管切れそうなくらいヒートアップして真面目一直線な分、「ちゃんとやれよ~」と思ってしまったのでありました。
違う意味で前代未聞の犯罪エンターテインメント!にならないことを祈るばかりです。