ドラマ元彼の遺言状5話をみました。
「元彼の遺言状」というタイトルにもかかわらず、途中からみはじめた方は「元彼の遺言状」どこにも出てこないやん!と思うこと間違いなしのドラマ。
タイトル詐欺になるくらいだったら、インパクトにはかけるものの、もうひとつの原作「剣持麗子のワンナイト推理」をタイトルにした方が良かったかもしれないですね。
ちなみに「元彼の遺言状」の視聴率は、1話は12.1%でしたが、5話は8.6%まで落ちてきています。
子どもの頃からミステリーを愛読してきた私としては、いろいろとツッコミどころ満載で「つまらない」という感想が続出しても仕方ないかなと感じておりましたが、5話は特にひどかったように思います。
元カレの遺言状3話でもつまらないという感想について書いてます↓
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殺人の舞台となるパーティー会場で、社代表取締役の真梨邑礼二(藤本隆宏)が、のっけから不自然な動きをしている時点で、犯人ぽさが見え見え。
小道具である水槽の使い方もわざとらしいですし(SNSでも水槽に関する話題で盛り上がってました)、アクアショップハマノの店主が遊井亮子だったら、事件に深くかかわってないわけがない…。
ということで、間抜けすぎる交換殺人だったというのが、元カレの遺言状5話の顛末でしたが、ロケ地については気になるところが多数あります。
今回はアクアショップハマノを筆頭に、元カレの遺言状5話に登場したロケ地を調査してみました。
元カレの遺言状5話に登場したロケ地
アクアショップハマノのロケ地
交換殺人の被害者とその妻(遊井亮子)が経営するアクアショップハマノ。
外観が熱帯魚店とは思えないオシャレさの割に、お店のロゴがそこはかとなくダサくて気になりました。
アクアショップハマノの外観のロケ地は、品川区にあるK’S STUDIOになります。
室内温水プールのあるスタジオで、¥21,000/時間 最低5時間から利用可。
外観だけの撮影でも10万円以上払ったのでしょうか…。
東京都品川区北品川2-26-9
電話 03-5460-5258 / 090-3216-4275
店内のロケ地は、東京サンマリン江戸川店になります。
アクアリウム初心者からベテランまで利用するアクアショップです。
東京都江戸川区西篠崎1丁目6−5
03-5664-6230
駐車場はありますが、狭くて停めにくいらしいので、運転の達人以外は車で行かない方が良さそうです。
腹ペコな麗子(綾瀬はるか)が入り損ねた中華料理店のロケ地
とにかく大食いな麗子が、腹ペコでふらふらになっているところで見つけた中華料理店。
入ろうとするなり、電気が消えて閉店してしまいました。
ちょっとおいしそうな雰囲気だったので、お料理を見てみたかったのですが、実際にある中華料理店でした。
ロケ地は江戸川区にある龍高飯店になります。
東京都江戸川区西葛西7丁目3−2 秦ビル
03-3804-3983
定休日 火曜日
こちらの中華料理店、安いのにボリューム満点!
小さな中華街と呼ばれている地元の大人気店です。
メディアで紹介されることも多数あり、お味も保証付き。
もし入ることが出来たら、麗子も絶対満足できたはずなのに残念でした。
麗子が津々井(浅野和之)にサンドイッチを食べられたホテルのロケ地
腹ペコのまま津々井と会った麗子。
話もそこそこに、運ばれてきたサンドイッチに手をのばそうとしたものの、電話をしている間に津々井にサンドイッチを全て食べられてしまいます。
ウエイトレスさんが、うやうやしくサンドイッチを運んでくるあたり、高級さが漂いまくっておりましたが、ロケ地は新宿グランベルホテルのroof top bar & terrace G(ルーフトップバー&テラスジー)になります。
東京都新宿区歌舞伎町2丁目14−5
03-5155-2666
新宿グランベルホテルは四つ星ホテルですが、予約の仕方によっては5000円台から利用可能。
新宿で話題というroof top bar & terrace Gも、本日のディナープレート(ライスorパン付き)¥1,580(税込)というリーズナブルな価格で食べられるので、ロケ地巡りにおすすめの場所となっております。
元彼の遺言状がつまらない理由(正直な感想)
多くの方に「つまらない」と検索されている元カレの遺言状ですが、冒頭で5話は特にひどいと書きました。
まず、1話の段階から
- 盛り込み過ぎ
- ごちゃごちゃ
と言われています。
5話も同じく、起きたことは
という単純かつ、なんとも間抜けな結末だったのですが、あっちゃこっちゃに話が飛んでいて、丁寧な描写がされていない感が否めません。
その動機も、ドラマでみると実に間抜けとしか言いようがないのです。
共同経営者ばかりが働いており、自分はお飾りであるというのが、真梨邑礼二の動機でしたが
お飾りのお前だけ残ったら、会社倒産するやん!
と心の中で叫びました。
ボロアパートの一室から会社を立ち上げて社長になり、今や仕事がなくて、日がな一日水槽を眺めているなんて…ある意味優雅で羨ましいですけど、片方だけが注目を浴びているのが気に入らなかったのでしょう(←そんなことで殺されそうになったら割りに合わん)
さておき、このミスにまで選ばれる作品を書いた作者が、原作でこんなに適当な動機の描写をしているとは思えません。
1話に突っ込みすぎているから、大事なところが描かれてないのではないでしょうか?
しかも、自分が殺されそこなったのに、殺そうとした相手と2人きりでご飯を食べるというリアリティのなさ。
そもそも、さっさと警察を呼んで捕まえてもらわなきゃ、やけくそになって相手を殺してから逃走するかもしれないですよね。
また、交換殺人が失敗したと指摘された遊井亮子の「え?知らなかったわ」という驚きの演技が、火曜サスペンス劇場かよ!というチープさ。
極めつけは、5話のラスト…麗子の食べてるシーン長すぎ!
そんなところに時間を割くなら、犯人の動機や、いかにして交換殺人に至ったかを、もっと丁寧に描いて欲しかったです。
個人的に元彼の遺言状がつまらないなと思うのは、ミステリーとしてもコメディとしても、実に中途半端な部分。
豪華なキャスト(ゲスト)をつかうことで、視聴率稼ぎしているようにしか思えないんですよね。
5話に秘書っぽい役柄で登場したはりせんぼんの近藤 春菜なんて、この後の出演がなかったら、何のために出てきたのかわからないです。
今期放送のドラマ 悪女にも、近藤春菜が出演していましたが、その回の主要人物でしたから、ちゃんと演技する役ができるはずなのにもったいない。
ドラマは原作の『元彼の遺言状』+『剣持麗子のワンナイト推理』をミックスした形で構成されていますが、『元彼の遺言状』だけを掘り下げて欲しかったなぁというのが正直な感想です。
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6話のあらすじを読んでみても、元彼の遺言状の本筋には戻らず、黒丑(望月歩)とナンバー2ホスト森蘭丸(味方良介)が登場することがわかっています。
望月歩さん、味方良介さん共に注目度の高い俳優さんなので、視聴率稼ぎに使うのではなく、内容でも勝負して欲しいなと思う次第です。