干し柿を作ったことありますか?
はちこは柿が大好きなので、何度かチャレンジしたことがあります。
が、八王子は寒いと言っても、そこはやはり関東。
管理が悪かったせいもあるとは思うのですが、あんまり上手に作ることが出来ませんでした。
一般的な干し柿の作り方
まず、一般的な干し柿の作り方をざっと説明しておくと
- まだ固い渋柿を枝がついた状態で、ヘタを残すようにして皮をむく
- 紐に渋柿をくくりつけていく
- さっと熱湯にくぐらせる
- 外に干す
- カビが生えないように焼酎を毎日~1日おき程度ふきかける
- その時に、干し柿を揉むようにする
と、大体こんな感じの工程が必要となります。
しかも、外に干すため、虫やら鳥やらに狙われがち。
気温が高すぎたり、風通しが悪かったり、焼酎を吹きかけ忘れたりすれば、カビてしまったりもします。
渋柿は冷凍しても渋が抜けるが…
そんなわけで、今までは渋柿をいただいた時は冷凍して甘くしていました。
皮をむいてから、ジプロックにでも入れて、3日程度冷凍庫へ入れておくと渋が抜けるのですが…
- 冷凍したまま食べるには寒い時期である
- 解凍して食べると、柿がぐじょぐじょと柔らかすぎる
というデメリットがありました。
そこで今回、実験的にある方法を試してみたところ、めちゃくちゃ簡単に干し柿(っぽいもの)が出来たので、ご紹介いたしますよ♪
室内で干し柿を作る方法
用意するもの
- 渋柿(好きなだけ)
- 乾燥させるお皿やトレー
- 焼酎などのアルコール
1:渋柿をむく
まず渋柿の皮をむきます。
ヘタや枝などは関係なく、普通に皮をむいちゃってください。
2:薄くスライスする
1でむいた干し柿を3~5ミリ程度の薄さにスライスします。
薄ければ薄いほど、早く出来上がりますが、本当にペラペラにスライスしちゃうと干した後に「切り干し大根」みたいになっちゃうと思うので、ある程度の厚みがあった方が良いと思います。
厚みがあると、完成までにかかる時間がちょっぴり長くなり、中が少しねっとりした食感に仕上がります。
3:室内の窓際に干す
お皿などに広げて、室内の窓際に干しておきます。
お天気が良く暖かい日であれば、網戸にしておくと早く乾燥しますよ。
別に天気が悪かったら、そこらへんに放置しておいても大丈夫です。
完成までにかかる時間がちょっぴり変わるだけなので。
4:次の日以降はアルコールをスプレーする
翌日はひっくり返して、裏側を乾燥させます。
その時に焼酎などのアルコールをスプレーしておくと、安心です。
はちこは業務スーパーで買った食品にも使えるアルコールをスプレーしました。
5:数日して渋が抜けていたら完成
はちこはカビが生えたら嫌なので、毎日アルコールをスプレーしました。
大体3日くらいで渋が抜けて食べられる状態になります。
下記の品種によっても差が出る可能性があるので、キッチンはさみか何かで、ほんの少し切り取って味見しながら、様子を見ると良いですよ。
柿の渋の正体はタンニンです。
そして、このタンニンは摂りすぎると便秘をすることがあります。
味ももちろん良くないので、渋がしっかり抜けた状態で食べて下さいね☝
室内で干し柿を作ってみて
大量に渋柿が手に入った場合は、この方法だと場所ばかり取ってしまいますが、少量の場合は手軽に作れますし衛生的なので気に入りました。
この秋は何度が作ってみたのですが、息子くんも「美味しい」と食べてましたよ。
食感は普通の干し柿の周りの部分みたいで、ちょっとだけポリポリしています。
出来上がったものは、もちろんそのままでも食べられますが
- 細切りにしてサラダにいれる
- ヨーグルトにまぜる
- パウンドケーキに入れる
といった利用も可能です。
うちではすぐになくなっちゃいますが、何日も保存したい場合は冷凍がおすすめです。
富有柿や次郎柿などの完全甘柿以外は、渋柿が実る可能性があります。
もしも、硬めの柿をむいて食べようとしたら「あれ?ちょっと渋い」なんて時には、捨てないで試してみて下さいね♪