【八王子市郷土資料館】を見学してきました。
【八王子市郷土資料館】は八王子市上野町にあり、入館料も駐車場も無料の資料館になります。
今回は、八福神めぐりで前を通りかかった際、外にいた職員の方に「良かったら見て行ってください」と笑顔で声をかけていただきました。
お正月の目玉企画として、今ではなかなか作る方がいなくなってしまったと言う”内飾り”を見ることが出来るとのこと。
以前にも見学したことはあるのですが、せっかく声をかけてもらったので見せてもらうことにしました。
【八王子市郷土資料館】はこんな資料館でした
【八王子市郷土資料館】へのアクセス
八王子駅からの行き方↓
JR八王子駅からアクセスする場合は、徒歩で10分程度になります。
行き方を地図で作成しておいたので、参考にしてみてください。
館内に入った正面が特設会場
館内に入って正面が特設会場になっています。
会場入り口の左側には昔懐かしい羽子板と破魔矢がガラスケースに入って飾られておりました。
それに気を取られるがまま左に通路を進んだら、通常の見学路を先に見てしまいました。
入り口がガラスケースの少し陰に位置していて気がつかなかったです。
お正月の特設会場だけを見学したい場合は奥へ進んでしまうと、見つけられない可能性もあります。
【八王子市郷土資料館】お正月の特設展示物紹介
入り口で紹介していた目玉の内飾りはこちらになります。
いつもの画像サイズでは入らないほど大きくて、なかなかの迫力です。
こちらの内飾りですが、お餅や手前に垂れ下がっている海藻は本物でした。
昔の方は海老も本物を使っていたんでしょうね。
説明を読んでみると、こんなことが書かれていました。
甲州街道沿いの大きな焦点では、年末から年明けの1月11日まで内飾りを飾りました。
商店には、店の修繕、冠婚葬祭や大掃除の手伝いなど、さまざまな仕事をする鳶職がいます。
内飾りは、店に出入りする鳶職が作ります。
市街地ならではのお正月の風景でしたが、現在では内飾りを飾る店は少なくなりました。
今回は鳶職さんに昔ながらのやり方で作っていただいた内飾りを展示しています。
内飾りって鳶職さんが作るですね、知りませんでした。
鳶職さんというと、高いところでの作業をするお仕事をしているものだとばかり思っていました。
伝統的なお飾りを作っているところが、イメージとして全然湧いてきません。
少しだけ検索してみたら、そもそも鳶職は高い場所で仕事をする=神に近いとされていたようです。
ウィキペディアでは
【ほとんどの老舗の鳶職は神社の氏子であり神託を受ける者として神の依り代であるともいえる】
と書かれていました。
作ったのは八王子の鳶職さんなのでしょうか。
老舗の鳶職さんが八王子にいて作っているのだとしたら、伝統を守って行ってほしいものですね。
【八王子市郷土資料館】昔の面白いすごろくも展示
こちらのレトロ可愛い絵柄のすごろくは大正15年に発行された「婦人世界」の付録。
よく見ると朝昼晩と献立が書かれており、野菜がたっぷり使われていて栄養バランスが良い食事ばかりです。
一番左側2月のところを見てください。
御用ききのお姉さんが大人気で、おもしろくないですか?
「あなたがた、御用ききと言うよりは普通にお姉さんのファンですよね?」
って感じですよね。
ユーモアたっぷりで面白いすごろく、ちょっとやってみたい気持ちになります。
【八王子市郷土資料館】のおめでたいもの大集合
いつもは写真だけをアップしていますが、今回は動画を撮影してみました。
あまり上手に撮影できてないのですが、良ければご覧になってみてください。
雰囲気だけでも、つかんでもらえたらと思います。
2018年1月21日(日曜日)まで開催しているのでぜひ行ってみて下さいね。
【八王子市郷土資料館】通常の展示物を紹介
お正月の特設会場は21日で終わってしまいますが、通常の展示物もなかなか面白いものが揃っておりました。
八王子のジオラマも、じっくり見せてもらうと、思いがけない発見があります。
特に「八王子の遺跡の多さ」には興味を惹かれました。
ただ、ボタンが壊れていたりもしたので、優しく押してあげてくださいね。
そしてこちらの階段状になったタンス。
昔の人の知恵が盛りこまれていて、良くないですか?
家を建てる時に導入したかったくらいです。
昭和生まれだったら「懐かしい!」って、思わず声がもれちゃうような展示品もありました。
鉛筆削り、手動でしたよね。
脚が折りたためるちゃぶ台も、子どもの頃、おばあちゃんの家にありました。
【八王子市郷土資料館】なかなかに見どころ満載です。
残りの画像はインスタにあげておくので、もっと見たい方はページをめくってみてください。
【八王子市郷土資料館】駐車場も無料です
今回は偶然通りかかったので徒歩で訪れた形になりましたが、【八王子郷土資料館】は駐車場が完備されているので、車での来訪も大丈夫です。
通りを挟んだ広い土地に無料の駐車場が用意されておりました。
一つ注意して欲しいのは八王子市郷土資料館の西側にある道路は一方通行です。
誤って侵入しないように気を付けてください。
最後に
【八王子市郷土資料館】という名まえを聞くと「堅苦しい施設」と思う方が多いかもしれません。
でも、レトロやジャンクが好きな人だったら、けっこう楽しめる施設なんじゃないかなと思います。
はちこ達は、昭和の香りを満喫しながら「あのクレヨン、持ってた!」とか「うちにもあんなのあったよ~」など、盛り上がって見学させてもらいました。
「子ども向けか?」と聞かれると、喜んでもらえるかは確信が持てないですが、勉強にはなると思います。
資料館の入り口にはスタンプも用意されていたので、それを押しがてら見学するのも良いのではないでしょうか。
入館料も駐車場も無料なので、ぜひ足を運んでみて下さい。
【八王子市郷土資料館】基本情報
住所 | 東京都八王子市上野町33 |
電話 | 042-622-8939 |
会館時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日、年末年始 ※館内整理日等のため臨時に休館する場合あり |
HP | 八王子市郷土資料館(八王子市HPの中に掲載) |