東京薬科大学の中にある薬用植物園を見学してきました。
無料で見学できる植物園なのですが、想像していた以上に見ごたえがありました。
平山城址公園と東京薬科大学は隣接しているので、お散歩コースの中に取り入れてみるのもおすすめです。
今回の記事は、画像が多くなるので、ページの表示が少し重かったら、すいません。
それでは、東京薬科大学薬用植物園の紹介のスタートです。
東京薬科大学へのアクセス
東京薬科大学薬用植物園へ公共機関を使っていく場合のアクセス方法は以下の通りになります。
- JR中央線「豊田駅」南口下車、スクールバス8分
- 京王線「平山城址公園駅」下車、バス約8分または徒歩約18分
- 京王相模原線「京王堀之内駅」下車、バス約8分
東京薬科大学薬用植物園の場所はここです↓
東京薬科大学薬用植物園の駐車場は?
東京薬科大学薬用植物園へのアクセスは、あまり良くないので車で行きたい方も多いかと思います。
口コミでは「近くにコインパーキングあり」となっていたので、調べてみました。
東京薬科大学の前にタイムズはあるのですが、Googleマップで確認したところ、学生専用の駐車場で登録者しか使用できないとなっています。
他にコインパーキングがないかと調べてみたのですが、残念ながらどこも遠く、めぼしい駐車場は見つかりませんでした。
基本的には公共機関を利用することになりそうです。
が、どうしても車で来たい場合は↓の記事をご覧になってみてください。
※確実に駐車できるかどうかは保証できません。
東京薬科大学薬用植物園の場所は?
こちらが東京薬科大学内の地図になります。
はちこは、平山城址公園側の北門から東京薬科大学のキャンパス内へ入って行ったのですが、特に来館者のチェックなどはありませんでした。
一般の人でも学生さんと同じ感覚で学内へ入ることが出来ます。
「たにし池」の脇を通って行くと、木製のポストのようなものがあり、その中にある記名帳に名前を書くだけで、薬用植物園を見学できます。
中には可愛らしいイラストマップがのっているパンフレットも入ってました。
トイレ情報
記事を読んでいただいた方から「トイレの場所がわかると嬉しいです」とコメントいただいたので、追記しておきます。
トイレは、薬用植物園入り口を入ってすぐ右側、管理棟の脇に設置されています。
イラストマップにも小さくですが、のっているので、じ~っと見てみて下さい。
自然観察路はちょっとした山道になっており、お子さん連れの場合、慌てて戻ってくるのは難しいかもしれません。
見学をする前にトイレをすませておいたほうが、安心かもしれないですね。
入ってすぐのところ(管理棟の前あたり)には、オレガノやタイム、ショウブやセキショウといったおなじみハーブ類から、昔は海岸で普通に見られたハマビシ(今は絶滅危惧)や、魔女の草とされるベラドンナなどが、コンテナ栽培されています。
ベラドンナは初めてみましたが、思ったより地味な植物という印象。
何気なく植えられており、姿はナスに似ていますが、ベラドンナはセイヨウハシリドコロと呼ばれる毒草です。
一般的な樹木にも薬効があることがわかります。
グラウンドカバーとして知られている、リュウノヒゲも薬草なんですね。
畳に使われるイグサが「イ」とだけ書かれていています。
畳にも薬効があるとは、勉強になりますね。
身近なものが、実は薬草だったというのは、夏休みの自由研究のテーマとしても面白そうです。
温室内には珍しい植物がいっぱい
東京薬科大学薬用植物園には、小さいですが温室もありました。
ポンデローサやレモンの実もなっています。
ポンデローサは聞きなれない果実ですが、ジャムなどをつくったりすると説明書きがありました。
カカオやコーヒーの木、パイナップルもあります。
この辺りの植物は子どもたちも興味津々になりそうですね。
パイナップルは売ってるあのヘタの部分を土などに植えつけると、根っこが出てくるんですよ。
上手く育てれば、またパイナップルを収穫できるって知ってました?
少し前に、流行したミラクルフルーツが赤々とたくさん実ってますね。
思わずミラクルフラッシュを食べた後に、さきほど見たレモンをかじってみたくなりましたが、我慢我慢。
コショウがつる性植物だとは知りませんでした。
ショウベンノキなんて言う、とんでもなく気の毒な名前の植物も発見。
ヘクソカズラやイヌノフグリみたいですね。
バナナの木には残念ながら実がなってませんでした。
夏だから期待してたんだけど…若い実も見当たらないので収穫後でしょうか?
バニラも想像してたのと、全然違った育ち方をしていました。
そうそう、バニラって、そのままの状態だと甘い香りはしないんですよね。
お茶のように、手間暇かけて発酵や乾燥を繰り返し、はじめてあの幸せな香りになるんだとか。
なので、本物のバニラはめちゃくちゃ高かったりします。
そんなバニラのすぐそばには、猛毒のホシアザミが咲いていました。
ホシアザミの汁が1滴、目に入っただけで失明する可能性があるそうなので、お子さんと一緒の場合は気をつけましょう!
「こんな猛毒な植物をすぐに触れられるところに植えておいていいの?」
と思う方もいるかもしれないので、一応説明しておくと、毒草って実はかなり身近にあるんですよ。
例えば、園芸店で普通に売ってるイソトマ。
あれもホシアザミ同様、目に入ったら失明の危険があります。
朝顔のタネだって、食べたら下痢や腹痛、嘔吐などを引き起こす毒なんです。
温室を出るところに、こんなサービスがありました。
一枚だけ折って香りを確かめてみたら、ニッキ(シナモン)の良い香りが漂いました。
薬用植物園|見本園&自然観察路
温室から外へ出てきて、今度は見本園や自然観察路を見て回ります。
毒草
グロリオサもよく園芸店で見かけますが、ドクロマーク(毒)がついてますね。
山芋と間違えて食べてしまい死亡事故が起きたと書かれています。
こういうのを見ると、知識がないのに、山などに生えている植物を口にするのは危険だと実感。
毒草シリーズでまとめてみました💀
ここで、はち夫が「毒草なのに、なんで薬草?」という素朴な疑問をぶつけてきました。
え?小学生?と思ったのは内緒です(読んでいたらごめん、はち夫)
これを読むがよろし…📚
「薬と言われるものだって、摂取する量や組み合わせ方で毒になるからね。それに、外用すれば薬であっても、飲用したら毒になるものはたくさんあるでしょ?」
と答えておきました。
薬用植物園の毒草の札をよく見れば、わかるはずなんですけどね💦
謎めいた植物など
こういう植物…なんか好きです。
クソニンジンなんて「2015年ノーベル医学生理学賞」なんて立派なシールが貼ってあるのに、このネーミング。
そしてフキなのかタンポポなのか、はっきりせい!と言いたくなる子。
楽しすぎます。
左のは札がついていたんだけど、何も書いてなかったんです。
一体なんでしょうね?
めっちゃ気持ち悪かったので、撮影しておきました。
謎のきのこも生えていました。
シオカラトンボやカエルちゃんもいましたよ。
サトウキビやワサビなど、まだ撮影した写真が残っているのですが、さすがに1ページに詰め込み過ぎになっちゃうので、このくらいにしておきます。
盛りだくさんなのは伝わったでしょうか?
東京薬科大学薬用植物園の植物を一つ一つじっくり見て回ったら、1~2時間はかかると思います。
と言っても、植物好きではないはち夫には、良さがわからなかったようで、学食目当てだったに違いありません💦
学食をいただいた話は別の記事にしますね。
お楽しみに~♪
学食・売店・史料館まとめて紹介してます↓
東京薬科大学薬用植物園は八王子本にも掲載中。
これ1冊で八王子のことが色々わかっちゃいます。
東京薬科大学薬用植物園|基本情報
住所 | 〒192-0355 東京都八王子市堀之内1432−1 |
電話 | 042-676-6702 |
営業時間 | 9:30~16:00 温室は11月~3月の間15:00まで |
定休日 | 日曜・祝日 大学の休暇日・入学試験日 ※公式サイト内の「開園カレンダー」を確認 |
※情報は変更している場合があります。来店する際は事前のチェックをお願いします。