「楽天1位のわらび餅を買ってきたよ」と息子ちゃんからお土産をもらいました。
木村伍右衛門堂という立派な名前のついたわらび餅で、パッケージには「創業大正十年」と書かれているんですよ。
息子ちゃんが買ってきてくれたのは、2週間ほど前の新宿駅になります。
他に八王子周辺の書きたいネタがたまっていたので、写真だけ撮影してあったのですが
橋本駅でも売ってた
と息子ちゃんが言うので、いそいで記事にしてみることにしました。
木村伍右衛門堂(SGFマーケティング株式会社)のわらび餅
こちらが楽天1位のわらび餅「木村伍右衛門堂」であります。
息子ちゃんが記事のためにとレシートもくれました。
1パックほぼ600円…けっこう高いな!
日常ワンコインランチを探し当てて食している身からすると、デザートでこの価格はちょっと高く感じるのですよ。
しかも息子ちゃんがお金出してるわけで、母としては「無理せんでもいいんだよ」と思うわけです。
「1パックでも良かったんだよ~」と言ったら、おじいちゃんおばあちゃんにも分けてあげたかったんだそう( ;∀;)
それに種類も違うから、両方買ってみたとのこと。
よくラベルを見ると色が違いますね。
売り子をしていたお姉さんからは「トロトロともっちり」の違いがあると説明されたと言ってました。
種類が違うというと、片方は抹茶風味のようなイメージですが、もっちりはともかく「トロトロって何?」と興味津々になりました。
トロトロともっちりを並べてみたところです。
左側の方が食感がしっかりしていて「もっちり」と説明されたのが納得。
右側は本当にトロトロで、きれいに並べるのにちょっと苦労しました。
それぞれについてきた黒蜜をかけてみたところです。
トロトロわらび餅については、本当に新食感ですね!
固形を保てるギリギリのラインでせめてくる感じです。
売っているお姉さんに冷やして食べることをすすめられたそうですが、はちこからも冷すことを強くおすすめしたいです。
もっちりのわらび餅は弾力があり、王道のわらび餅という感じ。
面白さを狙うならトロトロのわらび餅ですが、はちこはもっちりの方が美味しくいただきました。
息子ちゃんはトロトロに感動を覚えていたので、どちらを美味しく感じるかは、完全に好みですね。
【木村伍右衛門堂わらび餅】について調べてみました
ところで、わらび餅というのは本来「わらび粉」を使っているものを言うのですが、家で代用したりする時は「片栗粉」を使ったりしますよね。
スーパーなどで安く販売されているのは、まず本物のわらび餅ではありません。
では、木村伍右衛門堂わらび餅はどうなんでしょう?
原材料を見てみました。
黒っぽいラベルの方は商品名が「本生わらび餅」と書かれています。
原材料は
- てんさい糖
- きな粉(大豆)
- わらび粉
- トレハロース
- 加工澱粉
- グリシン
- 黒みつ
茶色っぽいラベルの方が「もっちりわらび餅」です。
原材料は
- 砂糖
- きな粉(大豆)
- わらび粉
- 糖蜜
- 水飴
- 黒糖
- 果糖ぶどう糖液糖
- 加工澱粉
- ソルビトール
きちんとわらび粉と表示されていました。
同じわらび餅でも、使っている糖類を変えているんですね。
トロトロの方が比較的シンプルな材料で作られています。
この価格だったら「わらび粉」は代用品ではなく「本わらび粉」を使用していると信じたいですが、どうなんでしょう。
ちょっと調べてみたところ、わらび粉について同様の疑問を持った方がいたようで、レファレンス協同データベースというサイトに興味深い記事を発見しました。
わらび餅は、本来わらび粉から作られるものだが、現在はほとんどのものがわらび粉以外で作られているときいた。
このことについて書いてある資料を見たい。また、わらび粉以外の材料で作られていても、食品表示の原材料名を「蕨粉」と表示してよいのか。
それに対して、様々な資料を探し検証したことが、このサイトをみるとわかります。
結果、最終的な回答は
うん…判断できないんですね(笑)
というわけで、わらび粉が本当のわらびから作られた「本わらび粉」なのかは、販売者であるSGFマーケティング株式会社を信じるしかありません。
サプリメントの成分と似たようなもんですね。
が、この件については別の事を調べている際「本物のわらび粉を使用しているだろう」と信じて良さそうな記述を見つけたので、後ほど説明したいと思います。
楽天1位のわらび餅って本当?
さらに気になるのは「楽天1位かどうか」ということですね。
上のインスタ画像は名古屋で【木村伍右衛門堂わらび餅】が販売されていた時に投稿されたものです。
「第1位楽天市場ランキング」と書かれているのがわかるかと思います。
で、楽天市場で検索してみました。
あれ?該当商品がない??
「わらび餅」で検索して、色々探してみたのですが、木村伍右衛門堂のわらび餅は一向に見つからず、やっと発見できたのは「駅ナカうまいもの大会」というお店の中での取り扱いだけでした。
しかも売り切れてました💦
そのうちURL削除されちゃうかもしれませんが、一応そのページにリンクを貼っておきますね。
とりあえず楽天市場の中では1位を取ったことも確認できず、口コミの1件すら見つけることができませんでした。
はちこも楽天はよく使うけど、1位をとったお店は証拠の写真も入れてるよね
【木村伍右衛門堂わらび餅】の楽天1位とはなんぞや?という疑問は晴れることはありませんでした。
創業大正十年なのは一体??
さてさて、ラベルには創業大正十年と書かれていますが、それが本当ならかなりの老舗和菓子店になります。
大正時代にネット通販などはないので、当然【木村伍右衛門堂】という実店舗があると思いますよね。
しかし「木村伍右衛門堂 和菓子」で検索しても、そのような和菓子屋さんはヒットしませんでした。
息子ちゃんが買ってきてくれたパッケージからは販売者であるSGFマーケティング株式会社の名前しか見当たらず、製造者もはっきりしません。
まさか、販売しているマーケティング会社が大正10年創業ということもないでしょうし、まずは製造者が知りたいですよね。
で、先ほどの楽天で見つけた「駅ナカうまいもの大会」のページを見ていたら、製造者がわかりました。
岐阜県恵那市にある株式会社巴軒が製造者になっています。
ドキドキしながら検索したところ、ちゃんと巴軒の公式サイトを見つけました。
サイトの中では、トロトロのわらび餅も販売していましたし「フジテレビ系ダイバイヤーで紹介されました」と書かれていました。
ただ、巴軒の創業が大正十年かどうかは、残念ながら見つけることができませんでした。
【木村伍右衛門堂わらび餅】本物のわらび餅だと思います
【木村伍右衛門堂わらび餅】を製造している巴軒(巴庵)のサイト内にある、わらび餅の説明に「九州産本わらび」を使っていることが書かれていました。
トロトロ本わらび餅と原材料も全く同じなので、【木村伍右衛門堂わらび餅】も九州産の本わらびを使用している可能性が高いですね。
実際のところ、わらび粉自体に特徴的な”味”があるわけじゃないのですが、少なくとも片栗粉で代用したものとは全く食感違ってました。
半額の時が狙い目!
息子ちゃんが新宿で購入した時はちょっと高い印象だったわらび餅ですが、橋本では半額で販売していたとのこと。
本わらび餅が1パック300円だったら”買い”だと思います。
息子ちゃんも今日出かける時に「まだ半額だったら買ってこようかなぁ」と言ってました。
【木村伍右衛門堂わらび餅】は各地の駅や催事場などをまわって販売しています。
関東だけでなく名古屋などにも出店することがあるようなので、見かけた方はチェックしてみてください。
結局いろいろ不明な点は残ったものの「美味しくて妥当な値段ならいっか」ってところに落ち着いた親子でありました(笑)
巴軒で販売しているトロトロわらび餅は、冷凍で発送されてくるそうで、実はわらび餅って冷凍しても美味しいらしいんですよ。
【木村伍右衛門堂わらび餅】も冷凍して食べてみたら、また違う美味しさを楽しめそうな気がします。
ところで、今回の記事を書くにあたって、楽天で本当に1位を獲得したことがあるわらび餅の中で、しっかり証拠画像を掲載していたのは『徳島・四季乃菓子あわや』の和三盆わらび餅でした。
何度もランキング1位を獲得している本わらび餅「極み」については回数が多すぎて証拠画像は掲載してませんでした。
ただ、メディア紹介がとにかく多いですし、はちこが見た時もランキング2位だったので、間違いないでしょうね。
今どきの消費者は物を買う前に、検索することが増えているので【木村伍右衛門堂わらび餅】も楽天1位の証拠画像や創業大正十年の根拠などを具体的に示すと説得力が増すかと思います。
インスタでの投稿は少ないものの、購入した人の多くは「美味しい」という感想をのせているので、もう一度楽天1位を目指してみて欲しいです👍
ではでは、ごちそうさまでした~♪