2022年10月13日放送の『島田秀平のお怪談巡り』のゲストが、またまたアバウトガールズのお二人だったのですが、今回もヴィヴィアンさんのお話がとても興味深かったので、つっこんで調べてみました。
前半のアリスさんの話もすごいんですが、具体的な場所などについて一切触れていないんですよね。
その点、ヴィヴィアンさんは場所などを特定できるお話をしてくれます。
特に今回は、日本の歴史を知る機会もくれたので、ありがたいなぁと思ってます。
私は怪談から、日本の歴史や土地のことに興味を持つようになり、この国がとても好きになりました。
アバウトガールズ ヴィヴィアンさんの怪談第2弾はこちら↓
クレヨンしんちゃん野口さん声優 田野めぐみさんの怪談↓
島田秀平のお怪談巡り|アバウトガールズ ヴィヴィアンさんの話とは?
↑こちらがアバウトガールズがゲストで登場した島田秀平のお怪談巡りになります。
時間のある方はYouTube動画をぜひご覧になってください。
時間のない方向けに、ざっくりとアバウトガールズ ヴィヴィアンさんが話した内容を書いておきます。
アバウトガールズ ヴィヴィアンさん、福岡で日本兵を目撃する
アバウトガールズ ヴィヴィアンさんが27歳くらいの頃に、出身地である福岡で体験したお話です。
福岡に住んでいる人なら誰もが知る有名なまっすぐの道の奥に建つマンションに住んでいたヴィヴィアンさん。
ある深夜のこと、飛行機のプロペラ音を聞いて目を覚まします。
その轟音のせいで、マンションの窓ガラスが振動するほど…。
しかし同棲している彼氏に音は聞こえず、ベランダから空を見ても飛行機は飛んでいなかったのでした。
ヴィヴィアンさんが、飼い犬と日課である深夜の散歩をしていた時の事。
連れていた犬が、雑木林の方へと走りだし、吠え始めます。
ヴィヴィアンさんも近くへ行くと、その雑木林の中に空を見上げながら、手をぐるぐると回している日本兵を見てしまいます。
霊感のあるヴィヴィアンさんが、その場所について調べてみたところ、神風特攻隊を送り出す飛行場として使われていたと判明。
その後、何度もヴィヴィアンさんは飛行機のプロペラ音を聞くことがありましたが、近くにある水族館の花火を眺める人々の中にも、姿なき飛行機を探す様子が見られたということでした。
アバウトガールズ ヴィヴィアンさんが言う福岡の道と水族館とは?
アバウトガールズ ヴィヴィアンさんが、飛行機のプロペラ音を聞き、日本兵を見たという福岡の場所がどこなのか気になりますよね。
ヴィヴィアンさんが調べたところよると、その周辺は神風特攻隊を送り出す飛行場だったとのこと。
つまり、福岡の人が誰でも知っているまっすぐな道は、滑走路だった可能性が高いです。
福岡だけでなく、やたらとまっすぐで、幅の広い道というのは、戦時中滑走路として使っていたものも多いですよね。
ヴィヴィアンさんは道の名前をはっきりとは言ってないのですが、おそらく『海の中道』だと思われます。
旧海軍基地があったことから「大刀洗かな?」とコメントしている方もいましたが、大刀洗は海から少し離れているので、『海の中道』の可能性が高いと考えています。
島田秀平のお怪談巡りの中で、ヴィヴィアンさんは、近くに毎日花火をあげる水族館があったとも言っています。
調べたところ、福岡の『海の中道』には『マリンワールド海の中道』という水族館がありました。
マリンワールド海の中道ではなく、どうやらお隣のホテル『THE LUIGANS』で花火は打ち上げていたようですよ(笑)
~マリンワールドの窓口から~
時折、当館と隣接するホテル『THE LUIGANS』さんが打ち上げる花火。
今日、見ることができました💡花火を見ると、夏だなーとひしひしと感じます🎆#マリンワールド海の中道#ザ・ルイガンズ#花火 pic.twitter.com/v2zxdSKcn5
— マリンワールド海の中道【公式】 (@marine_uminaka) August 14, 2019
海の中道の歴史から見た怪談
今回のアバウトガールズのお話ですが「全然怖くない」というコメントもありました。
でも「怪談」は、怖くなくても成立しますし、辞書で意味を調べると
真相がさだかでなく、納得のいかない出来事
とも書かれています。
今回、海の中道の歴史を調べてみたところ、
- 海の中道の先端にある「志賀島」からは土器や金印も発掘されている=古代から人がいた
- 元寇来襲時の戦場となったことがある
- 江戸時代には名所として栄えていた
- 滑走路として利用されていたことがあり、博多海軍航空隊も存在していた
- 戦後は「キャンプ博多」と呼ばれ、米軍が駐留していた
ということがわかりました。
もしも日本兵がいまだに空を仰いで、仲間を見送っているんだとしたら、本当に切ないですよね。
仮にそれが土地の記憶だったとしても、かつてたくさんの若者が、日本のためにと命を落としていったのだと想像すると、怖さと悲しさがこみあげてきます。
福岡の方でも「どこのことかわかったけど、そんな歴史があったとは知らなかった」とコメントしています。
怪談には、怖がらせる先に「背景にあるものを知る」という役割もあるんじゃないかなと思ってます。
日本の歴史を知るきっかけをつくってくれたヴィヴィアンさん、ありがとう~!
そして島田秀平さん、毎日みてます👍