映画『かがみの孤城』原作ネタバレあらすじ感想|おもしろい?つまらない?キャスト(声優)情報あり

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かがみの孤城 映画化 ネタバレあらすじ感想

大好きな辻村深月さんの書いた『かがみの孤城』が映画化されるということで、上映前に原作をあらためて読んでみました!

『かがみの孤城』は2018年に本屋大賞を受賞した小説です。

後半で一気に謎が解き明かされていくのですが、登場人物2人の正体を知った時、泣かずにはいられませんでした。

この記事では、映画『かがみの孤城』の上映前に、内容をチェックしたい方向けに、ネタバレあらすじ感想を書いていきます。

読書感想文を書く方にも参考になればと思います。

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  1. 『かがみの孤城』はどんな作品?おもしろい?つまらない?
  2. 映画『かがみの孤城』登場人物のキャスト(声優)情報
    1. 安西こころ(CV當真あみ)主人公
    2. スバル(CV 板垣李光人)
    3. アキ(CV 吉柳咲良)
    4. リオン(CV 北村匠海)
    5. マサムネ(CV 高山みなみ)
    6. フウカ(CV 横溝菜帆)
    7. ウレシノ ハルカ(CV 梶裕貴)
    8. こころの母(CV 麻生久美子)
    9. オオカミさま(CV 芦田愛菜)
    10. 喜多嶋先生(CV 宮崎あおい)
    11. その他の登場人物(キャスト)
  3. 『かがみの孤城』原作ネタバレあらすじ感想
    1. こころ(CV當真あみ)が学校に行かれなくなった理由
    2. オオカミさま(CV 芦田愛菜)や6人の仲間たちとの出会い
    3. こころ(CV當真あみ)の叶えたい願い
    4. 女子全員を好きになるウレシノ(CV 梶裕貴)
    5. こころ(CV當真あみ)が日中家にいないと母親母親(CV 麻生久美子)にバレてしまう
    6. ウレシノ(CV 梶裕貴)の事情
    7. 喜多嶋先生(CV 宮崎あおい)とこころ
    8. アキ(CV 吉柳咲良)とマサムネ(CV 高山みなみ)の提案
    9. 7人の共通点
    10. 母(CV 麻生久美子)に真田美織の件を打ち明けたこころ(CV當真あみ)
    11. マサムネ(CV 高山みなみ)の頼み
    12. マサムネ(CV 高山みなみ)との約束の日
    13. ”城”の存在について、マサムネ(CV 高山みなみ)の考察
    14. 7人はパラレルワールドの住人なのか?
    15. 城が閉じる3月がやってきて…
    16. それぞれの進路
    17. 東条萌
    18. アキ(CV 吉柳咲良)のルール破りと連帯責任
  4. 『かがみの孤城』完全ネタバレと感想

『かがみの孤城』はどんな作品?おもしろい?つまらない?

『かがみの孤城』は、様々な事情で学校に通えなくなっている子どもたちが、オオカミの面をかぶった少女により”城”に召喚され、友情や信頼を築いていく中で、現実を乗り越える力をつけていくお話です。

これだけ聞くと「薄っぺらいファンタジー?」と思うかもしれませんが、一言では言えないほど盛りだくさんな作品です。

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『かがみの孤城』では

  • 中学生の恋愛事情
  • 親子の関係性

といったものの他に

  • いじめ
  • 引きこもり
  • DV(虐待)

と言った、深刻でデリケートな問題にもふれています。

それでいながら、最後は爽快感もあり「私も頑張って生き抜こう!」と思えるような作品でした。

読書感想文の課題にもなる小説ですが、ミステリー要素も含まれており、大人にもおすすめできます。

映画『かがみの孤城』登場人物のキャスト(声優)情報

安西こころ(CV當真あみ)主人公

かがみの孤城 キャスト こころ

雪科第五中学校一年生で不登校。

スバル(CV 板垣李光人)

かがみの孤城 キャスト 声優

中学三年生。ハリーポターのロンっぽい。不思議な雰囲気の男の子。

アキ(CV 吉柳咲良)

かがみの孤城 キャスト 声優

中学3年生。大人っぽい女の子。

入学してから学校には行っておらず、学校関係の話は避けている。

リオン(CV 北村匠海)

中学一年生。本名は”理音”イケメン男子。

マサムネ(CV 高山みなみ)

かがみの孤城 キャスト 声優

中学二年生。ゲーム機を持ち込んでくる。生意気そうな男の子。

親が学校は低レベルなので、自宅勉強で良いという主義。

フウカ(CV 横溝菜帆)

かがみの孤城 キャスト 声優

中学二年生。声優声でピアノが得意な女の子。

ウレシノ ハルカ(CV 梶裕貴)

かがみの孤城 キャスト 声優

中学一年生。本名”嬉野”。惚れっぽい性格。

名前にコンプレックスがあり、城では苗字を名乗っている。

こころの母(CV 麻生久美子)

かがみの孤城 キャスト 声優

オオカミさま(CV 芦田愛菜)

かがみの孤城 キャスト 声優 芦田愛菜

喜多嶋先生(CV 宮崎あおい)

かがみの孤城 声優 キャスト 宮崎あおい

「心の教室」の優しい先生。

その他の登場人物(キャスト)

  • 東条萌…こころの近所の家の同級生
  • 伊田先生…こころの担任の先生
  • 真田美織…クラスの中心にいる女子
  • 池田仲太…真田美織の彼氏

キャスト:矢島晶子 ・ 美山加恋・池端杏慈・吉村文香

『かがみの孤城』原作ネタバレあらすじ感想

主人公のこころ(CV當真あみ)は、雪科第五中学校1年生。

こころは4月に学校で起きたあることをきっかけに学校に行かれなくなってしまっていました。

5月になり、こころは不登校の子どもたちが通う「心の教室」へ行くことになります。

「心の教室」には、同じく雪科第五中学校に通っていたのだという、優しい喜多嶋先生(CV 宮崎あおい)がいました。

しかし、いざ「心の教室」へ行く当日、こころはおなかが痛くなり行くことが出来ません。

そんなこころに対し、母親(CV 麻生久美子)は、娘を大事に思いながらも、つい感情的になってしまうのでした。

こころのお母さんは、必死でこころに寄り添おうとしていますが、娘の行動が理解できず、感情的になってしまいます。

こころは「なぜ学校に行きたくないのか」を母親に説明していないんですね。

私は子ども側と親側、どちらの気持ちもわかるので、冒頭から感情移入してしまいました。

こころ(CV當真あみ)が学校に行かれなくなった理由

こころが入学早々、学校に行かれなくなったのは、クラスの中心人物である真田美織に目をつけられたからでした。

真田美織は、こころの小学校時代のクラスメートだった池田仲太に告白、付き合いだします。

4月中旬の事、突然こころは池田仲太から「お前みたいなブスは嫌いだ」と言われました。

池田仲太にそう言わせるように仕向けたのは真田美織。

実は小学校時代、池田仲太はこころに片思いをしており、そのことを真田美織に話してしまったのがきっかけでした。

真田美織は、こころを敵視するようになり、近所に住んでいて友だちになれそうだった東条萌までも、こころのことを避けるようになっていきました。

そんなある日、真田美織は、友だちを引き連れて押しかけてきて、庭にまで入り込んできます。

幸い鍵は全て閉まっており、侵入されることはありませんでしたが、たった一人で家にいたこころは「殺される」と思うくらいの恐怖を抱きます。

両親にその日あったことも言えないまま、学校に行こうとすると腹痛を引き起こすようになってしまいました。

こころは後からこの日の事をちゃんと親に話していたらと後悔します。

真田美織のしたことは、厳密に言えば犯罪ですから、証拠をおさえて突きつけてやりたくなってしまいました!

あぁ、腹が立つ(*`Д´*)

でも、こころが親に言えない気持ちもわかりますよね…。

親を悲しませたくないとか、そんなのは小さなことだとか、カッコ悪いとか…

いろいろ考えてしまうのが中学生なんだと思います。

オオカミさま(CV 芦田愛菜)や6人の仲間たちとの出会い

かがみの孤城 あらすじ ネタバレ

映画 かがみの孤城 公式よりキャプチャー

そんなある日の事、部屋の鏡がとつぜん光りだし、こころは中へと引きずり込まれてしまいます。

目を覚ますと、そこは”城”の中で、オオカミの面をつけた小学校低学年くらいの少女がいました。

少女はみずからを”オオカミさま(CV 芦田愛菜)”と呼ぶように言います。

また、城にはこころの他に

  • スバル(CV 板垣李光人)
  • アキ(CV 吉柳咲良)
  • リオン(CV 北村匠海)
  • マサムネ(CV 高山みなみ)
  • フウカ(CV 横溝菜帆)
  • ウレシノ(CV 梶裕貴)

と、不登校の中学生6人が呼ばれていました。

オオカミさまは、こころを含めた7人に”城”についてルールなどを説明します。

  • 目的:”願いの部屋”に入る鍵探し
  • 期間:来年の3月30日まで
  • 願いがかなえられる人数は一人だけ
  • 期限内に鍵を見つけないと、鍵は消滅して城には来られなくなる
  • ”願いの部屋”が開いた時点でゲームは終了する
  • 城が開くのは、毎日日本時間の9:00~17:00
  • 17:00以降、城に残っているとオオカミに食べられるペナルティ
  • ペナルティは連帯責任である

以上が”城”に関する情報でした。

そして、各自それぞれに与えられた自分の部屋を確認しにいきます。

こころの部屋はまるで童話にでてくるような装いをしており、東条萌の家にあったような絵本も備えられていました。

しばらく部屋や城の中の探索を楽しんだ後、オオカミさまのもとへ戻ると、他のみんなはバラバラに家に帰ってしまっていました。

こころ(CV當真あみ)の叶えたい願い

最初に城に行って以来、こころは鏡の中に入るタイミングを逃していました。

けれど、こころには

真田美織が、この世から消えますように

という願いがあり、勇気を出して鏡の中へと進みます。

すると城ではマサムネ(CV 高山みなみ)スバル(CV 板垣李光人)がテレビゲームをしていました。

2人によると、城に来ていなかったのはこころだけで、他のみんなは鍵探しをそれぞれにしていたことを聞かされます。

また、こころが城に来なかったことにより「学校に行っている人」だと思われていたこともわかりました。

スバルが「明日も来なよ」と言ってくれたことで、こころは翌日も城へと向かいます。

その日は、マサムネ、スバルだけでなく、アキ(CV 吉柳咲良)、フウカ(CV 横溝菜帆)も来ていました。

リオン(CV 北村匠海)は、いつも夕方からジャージでくるので、昼間は塾か習い事に行っているのではないかと思われています。

午後になると、ウレシノ(CV 梶裕貴)もやってきて、マサムネは「ウレシノはアキにひとめぼれをした」と冷やかします。

告白されたアキは断ったそうですが、たったの2週間ほどで、城の中で恋愛めいたことが起きていることに、こころは戸惑いを覚えるのでした。

夕方になり、城の中を見て回ったこころは、城には様々なものが揃っているけれど、ガスも水道も来ていないことに気がつきます。

また、暖炉の中をのぞいてみると、そこには薄く「✖」マークが描かれていました。

みんなが揃う”ゲームの間”に戻ると、ウレシノが「こころちゃんって彼氏や好きな人はいる?」とたずねてきました。

ウレシノは、アキからこころに乗り換えたのです。

そんな中「ばっかみたい」というフウカの冷たい声を聞いてしまったこころは、かつて真田美織から言われた「ばっかじゃないの、マジ死ね」という言葉を思い出し、凍り付くのでした。

一般的に「モテる」ということは羨ましいと思われがちですが、好きでもない相手から好意を寄せられるということは、実はけっこうリスクの高い物だと思っています。

こころの場合も同じですよね。

好きでもない相手から好意を寄せられたことで、真田美織から逆恨みをされ、学校に行くことが出来なくなってしまっています。

そのトラウマがあるので、ウレシノの「乗り換え」は迷惑でしかなく、こころは城での居心地が悪くなってしまいました。

女子全員を好きになるウレシノ(CV 梶裕貴)

こころの気持ちをそっちのけに、ウレシノはこころにつきまといます。

フウカがどう思っているのか気になって仕方ない状態の中、こころはアキとフウカが仲良くしているところを目撃してしまいショックを受け、家へと逃げ帰ってしまいました。

ウレシノに嫌だと伝え、フウカと話そうと決意したこころは、6日ぶりに城へと向かいます。

するとウレシノの心は、すっかりフウカにうつっており、こころはあきれ果てるのでした。

その後、こころは女子だけのお茶会に誘われます。

そこで、自分は恋愛系の話が苦手だと、真田美織からされた仕打ちについて、2人に打ち明けることができました。

女子なら誰でも好きになるアホなウレシノですが、こころにとっては、誰にも言えなかった真田美織の件を、アキとフウカに聞いてもらうきっかけを作ってもくれました。

あまりにも辛いことがあった時、身近な人にはかえって打ち明けられないこともありますが、少し距離間のある信頼できそうな人に聞いてもらうと、気持ちが軽くなったりすることがありますよね。

こころ(CV當真あみ)が日中家にいないと母親母親(CV 麻生久美子)にバレてしまう

8月になり、夏休みがやってきて、夏期講習を受けたり、親と旅行へ行くといった理由で城にこなくなる仲間もいました。

こころは勉強についていけなくなることに不安を覚えますが、塾に通う事にも恐怖があります。

結局こころは、日常を取り戻すには、願いの鍵を手に入れて、真田美織を消すしかないと思います。

そんなある日、こころは母親(CV 麻生久美子)から「日中どこに行っているのか?」と聞かれ、パニック状態に。

しかし母親は、責めているわけじゃないとした上で、もう一度「心の教室」へ行ってみないかと誘います。

母親は、喜多嶋先生(CV 宮崎あおい)から何度も

「こころちゃんが学校にいけないのは、絶対にこころちゃんのせいじゃない」

と、責めたり怒ったりしないように言われていたと明かします。

母親の詮索に怒りを感じつつも、こころは喜多嶋先生の言葉に「何かに気がついてくれたのでは?」と淡い期待を抱きそうになってしまうのでした。

母親が昼間戻ってくるのではないかと1日だけ城に行かないで過ごしたこころでしたが、翌日は我慢が出来なくなり鏡の扉をくぐります。

すると、スバル(CV 板垣李光人)は「兄ちゃんにやられた」と、髪を茶色に染めて、ピアスをして、大人びた雰囲気になっていました。

みんなが引いたような雰囲気になっている中で、アキ(CV 吉柳咲良)だけが平然としています。

するとウレシノ(CV 梶裕貴)が突然、2学期から学校に行くと宣言。

「みんな、自分を馬鹿にしているから城は楽しくない」と怒り出します。

さらには、リオン(CV 北村匠海)が日本ではなく、ハワイの寄宿舎付きの学校に通っていることまでわかり、リオンに抱いていたイメージががらりと変わってしまいました。

『かがみの孤城』のキャラクターとしてウレシノ(CV 梶裕貴)は冴えない風貌の男の子ですが、序盤のキーマンと言っても過言ではありません。

ウレシノ切れちゃた事件の直後に夏休みが終わり、物語は2学期へと突入。

またもや事件が起こります。

この争いから1週間後のこと、今度はアキが髪を赤く染めて城へやってきました。

9月の半ば、ウレシノが傷だらけで城に戻ってきます

誰もウレシノに怪我の理由を聞かず、彼を受け入れました。

翌日、ウレシノは自分から事情を話し始めました。

ウレシノ(CV 梶裕貴)の事情

ウレシノは自分がされたことは「いじめではない」として、怪我について話し始めます。

中学入学時、友だちだと思っていたクラスメートに、ウレシノは家でジュースなどをふるまったり、外でマックなどをおごったりしていました。

そのうちウレシノがおごることは習慣化され、当たり前のようになっていきます。

しかし、両親に塾から報告があり、父親が「友だちを物で釣るなんて情けない」とウレシノを叱ります。

そのことは、クラスメートの親を巻き込むくらいには大きなこととなってしまい、ウレシノは気まずさのあまり不登校になり、フリースクールに通っていました。

そんな中、父親が「甘やかしだ」と言い出したことで、ウレシノは半ば強制的に2学期から学校へ行くことになってしまいます。

担任から「みんなが心配している」と聞いていたウレシノが、彼らに話しかけると

奢ってもらえないなら、お前に用はない

と言われ、ウレシノはつい相手を殴ってしまい、逆にやり返されてしまった結果の怪我でした。

喜多嶋先生(CV 宮崎あおい)とこころ

喜多嶋先生 宮崎あおい かがみの孤城

髪を染めてからアキとスバルが派手な話をするようになったようにこころは思います。

中でもアキは23歳の彼氏がいるということで、服装も大人っぽくなっていきました。

また仲が良かったはずのスバルとマサムネの間にも距離ができているように、こころには見えるのでした。

それぞれに事情があるのだとわかってくる中で、こころの家に「心の教室」の喜多嶋先生(CV 宮崎あおい)が訪れます。

緊張と警戒をしてしまうこころですが、喜多嶋先生は「特に用はないけれど、こころちゃんに会ってみたくて」と言います。

こころは、喜多嶋先生がなぜ「こころちゃんが学校に行かれないのは、こころちゃんのせいではない」と言ってくれたのかをたずねると

こころちゃんはこれまでも、今もがんばって闘っているように見えるから

と、予想外の答えを返してきました。

喜多嶋先生はこころに、自分が好きな紅茶を渡し、あっさりと帰っていきます。

その後姿は、誰かに似ているような気がしますが、思い当たる人物はいませんでした。

アキ(CV 吉柳咲良)とマサムネ(CV 高山みなみ)の提案

10月がやってきて、アキ(CV 吉柳咲良)マサムネ(CV 高山みなみ)から

「みんなで協力しあって鍵を探さないか」

という提案がされます。

2人は5月から、かなり真剣に鍵探しをしてきたと打ち明け、みんなで探して、鍵を見つけた後に叶えたい願いを話し合う事にしないか?と言います。

こころは、自分の叶えたい願いをみんなの前で言う事ははばかられましたが、この先の城での生活を楽しくしたいと考え、賛成。

たとえ鍵を見つけたとしても、期限の三月までは鍵を使わず、城を使える状態のままにする

という約束の元、みんなで鍵探しをすることが決まりました。

そこへ突然オオカミさま(CV 芦田愛菜)が現れて、言い忘れていたことがあると切り出します。

言い忘れていた事とは

  • 鍵を使い”願いの部屋”で願いを叶えた時点で、城での記憶は全て失われる
  • 3月30日まで誰の願いも叶えなかった場合、城は閉じるが、全員の記憶は継続される

というものでした。

「記憶なんて消えても良い」というアキに対し、ウレシノ(CV 梶裕貴)は「忘れるくらいなら願いなど叶わなくても良い」と反対します。

それ以来、アキは11月がくるまで、城にやってくることはありませんでした。

7人の共通点

11月になり、こころが城へ行くと制服姿のアキが泣きそうな目をしてうずくまっていました。

アキの姿を見て、こころは目を疑います。

アキの着ている制服は、こころと同じ『雪科第五中学』のものだったのです。

結局、城に集められたメンバー全員が『雪科第五中学』と関わりがあるということが判明します。

  • こころ、リオン、ウレシノ『雪科第五中学』1年生
  • フウカ、マサムネ『雪科第五中学』2年生
  • スバル、アキ『雪科第五中学』3年生
  • リオン『雪科第五中学』に通う予定だった

全員が『雪科第五中学』を中心とし、近所に住んでいるはずなのに、なぜか面識はまったくありません。

また、知っているお店なども微妙にずれていましたが、ウレシノが以前に語っていたスクールの先生が喜多嶋先生(CV 宮崎あおい)だとわかり、こころは「みんな同じ学校に行けない仲間なんだ」と感じるのでした。

『雪科第五中学』に関係しているという共通点を知り、お互いに対する緊張感が少し緩和されます。

これまで家の話はあまりしなかったマサムネ(CV 高山みなみ)は、自分のところにも喜多嶋先生(CV 宮崎あおい)が「話してみたい」とやってきたと照れくさそうに打ち明けました。

「こころとウレシノが話していた人と同じ先生だと気がついたから会ってみた」というマサムネの言葉に、こころもウレシノも嬉しくなります。

こうして全員が城に来ている日が増えて行きました。

母(CV 麻生久美子)に真田美織の件を打ち明けたこころ(CV當真あみ)

2学期も終わりに近づき、冬休みがやってくる頃、こころは母(CV 麻生久美子)から

担任の伊田先生が「こころと真田美織がケンカをしたようなので話をしたい」と言ってきたことを聞かされます。

怒りをおさえきれなくなったこころは、ようやく母に真田美織からされたことを打ち明けることができました。

話を聞いた母は、何も気がつかなかったことを謝り「一緒に闘おう」と言ってくれます。

実際、こころの母は、やってきた伊田先生と対決してくれました。

こころの気持ちを理解し、信じてくれた母は、こころに転校したいか?と聞いてきます。

転校は魅力的ではあるものの、『雪科第五中学の生徒』でなくなることで、城へ行く資格を失い、みんなに会えなくなる可能性を考えたこころは、返事を保留することにしました。

例外はありますが、多くの親は、こころのような状況に子どもが陥った場合、相手が誰であろうが、ともに闘いたいと思うはずです。

先日、『かがみの孤城』について息子と話したのですが、その際

「子どもがいじめにあったら、相手の事は絶対に許さないよね!」

「上履きを捨てられたりしたら、警察に被害届を出してやるぜ」

などと熱く語りあってしまいました(息子は成人しています)

こころの担任の伊田はアホなので、真田美織をかばうようなことを言います。

実態を把握せず、適当なことをぬかす大人もいることは事実です。

でも、どうかどうか命を絶ったりする前に、信頼できる大人を探して「正当な逃げ方」を探ってみて欲しいです。

世の中は平等ではないし、理不尽に満ち溢れています。

けれど、探せば手を差し伸べてくれる温かい人も必ずいます。

いじめをするような奴は犯罪者です。

刃物を持った殺人犯が目の前にいたら逃げるのは当然ですよね?

みすみす刺される必要なんてないのだから、恥ずかしいなどとは思わずに、どうか逃げ延びて欲しいなと思います。

 

マサムネ(CV 高山みなみ)の頼み

リオン(CV 北村匠海)の提案で、城でクリスマスパーティーが行われることに。

リオンは、母親が作ったというクリスマスケーキを持ってきました。

リオンは「オオカミさま(CV 芦田愛菜)も呼ぼう」と言い、家から持ってきたプレゼントも渡します。

アキアキ(CV 吉柳咲良)はきれいなペーパーナプキンを配ったり、マサムネは少年漫画の付録などを配ったりして、楽しいクリスマスパーティーを過ごしました。

城が閉まる直前になって、マサムネがみんなにある相談をします。

マサムネは父親から別の学校に転校をすすめられているが、城に来れなくなるのは嫌だと言います。

そこで、転入の手続きを先延ばしにするため、3学期の初日だけ登校しようと思っているが、みんなにもその1日だけ学校に来てもらえないか?というのが、マサムネの相談でした。

ハワイから城にきているリオンと、2学期に学校で怪我をさせられたことで親に反対される可能性があるウレシノ以外は、学校に行くことを約束します。

こうして、こころ達は城の外で会い、助け合う一歩を踏み出すのでした。

マサムネ(CV 高山みなみ)との約束の日

1月10日の始業式を翌日に控え、こころは母に「明日の始業式に学校へ行ってみたい」と伝えます。

すると「始業式は先週末の1月6日」だと言われ、こころは戸惑いながらも、ついさっきマサムネと「明日、学校で」と約束したのだから大丈夫だと考えます。

緊張とわくわくの中、学校に着いたこころの靴箱の中には、真田美織からの手紙が入っていました。

「何かあったら保健室に」と約束していたため、こころは慌てて保健室へと向かいます。

しかしそこには、養護の先生しかいませんでした。

中学校は苗字で呼び合うことがほとんどのため、こころは、唯一フルネームを知っていた「一年生の嬉野ハルカは来ていませんか?」と聞いてみます。

すると、養護の先生は「一年に嬉野ハルカという生徒はいない」と言います。

こころが絶望的になったところへ、喜多嶋先生(CV 宮崎あおい)が現れ、その姿を見たこころは、緊張の糸が切れて、気絶してしまったのでした。

目を覚ましたこころは喜多嶋先生から「真田美織とのトラブルについて教えてくれたのは東条萌で、こころのことを心配している」と聞きます。

そして喜多嶋先生は「闘わなくてもいいよ」と言い、家まで送ってくれました。

翌日、こころが城へ行ってみると、みんなちゃんと学校へ行ったけれど、誰も互いに会う事が出来なかったとわかります。

そして最も来て欲しいマサムネは、長いこと城にくることはありませんでした。

”城”の存在について、マサムネ(CV 高山みなみ)の考察

2月になり、やっとマサムネが城に戻ってきました。

マサムネは、こころ(CV當真あみ)たちが約束を破ったとは思っておらず、なぜ自分たちが学校で会えなかったのかについての考察をはじめます。

マサムネの出した結論は、自分たちがパラレルワールド(並行世界)の住人だということでした。

7人の間には、『雪科第五中学』に通っているという共通点はあるものの

  • アキ、スバルはフリースクールの存在を聞いたことがなく、喜多嶋先生(CV 宮崎あおい)に会った事もない
  • 近所で最も大きいショッピングセンターの名前が”カレオ”と”アルコ”で異なっている
  • そもそも始業式の日付が異なっていた(日付と曜日が微妙にずれている)

といった違いが生じていることがわかります。

その結果、城の目的は「願いの鍵を見つけた人間以外の世界を淘汰するためではないか」と推測され、7人は現実世界で助け合う事が出来ないのだと思い知らされるのでした。

7人はパラレルワールドの住人なのか?

かがみの孤城 考察 ネタバレ

リオン(CV 北村匠海)は天井にむかってオオカミさま(CV 芦田愛菜)を呼び出し、自分たちがパラレルワールドの住人であるかを直接問いただします。

するとオオカミさまは、パラレルワールドでもないし、世界を淘汰する目的もないと断言。

また、城の外で7人が会えないこともないと答えます。

そして、最初からヒントを出し続けているのだから、自分たちで気がつけと、明確な答えは教えてくれません。

ここは願いが叶う鍵を探すための、鏡の城だ

と言い残し、オオカミさまは消えてしまいました。

そんな中、フウカ(CV 横溝菜帆)が

”願いの鍵”でみんなの世界を一緒にして欲しいと願えばいい

と、画期的な提案をします。

とは言え、願いが叶った時点で記憶は失われるため、鍵探しへの情熱はどうしても冷めていってしまうのでした。

例え世界線が統一されたとしても、記憶が残っていなければ、7人は助け合う事ができないということになりますよね。

鍵探しへのモチベーションが下がるのも当然です。

しかし、そんな中、鍵探しを諦めない人物がいました。

それはアキ(CV 吉柳咲良)です。

アキは城に来た時から、必死で鍵を探し続けています。

★学校の話を避ける

★派手な服装になったりする

★制服姿で城に逃げ込んでくる

など、現実世界でかなり訳ありな女の子であることは間違いありません。

城が閉じる3月がやってきて…

いよいよお別れの月、3月がやってきてしまいました。

現実の学校でも、3学期が終わり春休みがくる季節になっています。

学年が変わるため、担任の伊田が、こころの荷物を届けに来ます。

その時、伊田はまたもや「真田美織が気にしているから、手紙の返事を書いてみないか?」と言い、自分が悪者にされていると思ったこころは、悔しくてしかたありません。

そんなところへ、東条萌からただ「ごめんね」とだけ書かれた、謝罪の手紙が届きました。

それぞれの進路

翌日、マサムネ(CV 高山みなみ)はみんなに、4月から私立中学に転校することになったと報告します。

ウレシノ(CV 梶裕貴)も母親と一緒に海外留学する可能性があると続けます。

それを聞いたアキ(CV 吉柳咲良)は、スバル(CV 板垣李光人)に「うちらは留年だもんね」と声を掛けます。

するとスバルは、市内にある工業高校の定時制に進学することが決まっていると言い、みんなは驚きます。

スバルに勉強をしているそぶりがなかったからです。

顔を真っ赤にするアキを見て、こころはスバルのしたことが抜け駆けや裏切りに思えてしまいました。

こころの進路はというと、喜多嶋先生(CV 宮崎あおい)の配慮もあり

  • 雪科第一中学か第三中学に転校も可能
  • 雪科第五中に残るのであれば、真田美織や取り巻きはクラスを離してもらう
  • 『心の教室』へ通う
  • 自宅学習

と、様々な選択肢がありました。

こころは、もしも雪科第五中に残ることにしたら、担任を伊田以外にして欲しいと頼みます。

すでに伊田のことはお願いしてあると聞いたこころは、喜多嶋先生が他のみんなの世界でも彼らを助けてあげて欲しい…と願わずにはいられないのでした。

東条萌

こころは、お別れパーティーのためにお菓子を買うため、カレオに行こうと決意します。

無事にカレオで買い物を終え、自宅に戻ると、少し離れたところに東条萌がいました。

久しぶりに萌と話すことが出来たこころは、思いもかけないことを聞かされます。

真田美織はターゲットを萌にうつし、無視をしているというのです。

萌は本当はこころに学校に戻ってきて欲しいと思っていたと謝罪し、2人は明け透けに真田美織の悪口を言った後、ドラマなどの楽しい話をして過ごしたのでした。

東条萌が保身のために、こころを助けられなかった気持ちはわかります。

誰だって自分がいじめのターゲットになるのは怖いですからね。

「いじめを傍観していた人間も同罪だ」などという先生もいますが、きれいごとだと思います。

そんな勇気、大人だってありません。

いじめはやっている人間に全責任があるし、そんな嫌なものを見させられる周囲の人間も被害者だと思います。

海外ではいじめられる側ではなく、いじめる側にカウンセリングをするそうです。

個人的には日本でも、アメリカのように厳しいいじめ対策法を制定した方が良いと考えています。

アキ(CV 吉柳咲良)のルール破りと連帯責任

映画 かがみの孤城 ネタバレあらすじ感想

萌の家からの帰り道、こころの部屋の窓から、何かがはじけるような音が響き渡ります。

慌てて部屋に戻ると、城への入り口である鏡が割れてしまっていました。

パニックになったこころの耳に「助けて、こころ」とリオン(CV 北村匠海)の声が聞こえてきます。

リオンによると、アキが5時を過ぎても城から帰らなかったためにオオカミに食べられてしまったとのこと。

連帯責任により全員が食べられることになるだろうというのです。

鏡の外にいるのはこころだけで、城の中にいるみんなを助けられるのもこころだけです。

こころは、母親が帰ってくるまでの1時間で”願いの鍵”を探し出し

アキのルール破りをなかったことにしてください

と願うため、城に入ることを決意します。

『かがみの孤城』完全ネタバレと感想

かがみの孤城 ネタバレ 感想

こころ(CV當真あみ)は大切な仲間を救うため、自分もオオカミに食べられてしまうかもしれないリスクを覚悟で城の中に入っていきます。

リオン(CV 北村匠海)が叫んだ言葉をヒントに、城につけられた✖印が『七ひきの子ヤギ』で子やぎが隠れた場所なのだと気がつきました。

✖印に手を触れていくと、みんなの記憶がこころの中に流れ込んできます。

全員の記憶を確認した時、こころは城の秘密が何なのかを確信しました。

パラレルワールドの住人ではなく、生きている時間が違っていたのです。

現実に戻れば、城での年齢とは違っている仲間たちに会う事は出来るため、協力し合おうと思えば出来るという意味で、オオカミさま(CV 芦田愛菜)の言っていたことは本当でした。

『七ひきの子ヤギ』では、オオカミが絶対に探さない大きな時計に隠れた末っ子のヤギだけが助かります。

城の大広間にある大時計で”願いの鍵”をみつけたこころは、アキのルール破りをなかったことにし、泣いているアキに「大丈夫だから生きなきゃダメ、私たちは助け合える」と手を差し伸べます。

こうしてこころは、アキをはじめとする全員を救う事ができました。

  • スバル(CV 板垣李光人)1985年
  • アキ(CV 吉柳咲良)1992年
  • こころ(CV當真あみ)、リオン(CV 北村匠海) 2006年
  • マサムネ(CV 高山みなみ)2013年
  • フウカ(CV 横溝菜帆)2020年
  • ウレシノ(CV 梶裕貴)2027年

以上が、7人が生きている”今”ということがわかります。

願いが叶った以上、城での記憶は消えてしまいますが、7人はお互いのフルネームを教え合ってわかれることにしました。

  • 長久昴
  • 井上晶子
  • 安西こころ
  • 水守理音
  • 正宗青澄(アース)
  • 長谷川風歌
  • 嬉野遥

別れ際、こころはアキの手を取り「2006年で待ってる」と伝えます。

こうして7人は、それぞれの現実へと戻って行ったのでした。

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7人は見た目ではわからない事情を抱えていて学校に行かれなくなっていました。

特に、みんなから「自分勝手」「問題児」と思われていたアキは、義父による性的虐待を受けていたため、問題は深刻でした。

彼女にとって鍵を探して願いをかなえることが唯一助かる道だったと考えれば、行動が理解できると思います。

ラストでは、喜多嶋先生(CV 宮崎あおい)のフルネームが喜多嶋晶子だとわかります。

つまりアキこそが、喜多嶋先生だったのです。

そして、オオカミさま(CV 芦田愛菜)の正体は、リオンの亡くなった姉 実生で、弟を想って城を作りました(本人は最後まで認めませんが)

リオンはそのことを気がついており、最後に「みんなのことも姉ちゃんのことも覚えていたい」と頼みます。

その結果、記憶は完全ではないものの、7人は現実世界で助け合う運命を手に入れることができたといえます。

『かがみの孤城』では時間がループしていることになり、ファンタジーだと思うかもしれません。

けれど、最新の物理学では「時間は存在しない」と言われています。

ですから、『かがみの孤城』の中で起きたように、今目の前にいる人に手を差し伸べたことが、時間を超えて自分にかえってくる…そんなことがもしかしたら実際にあるのかもしれない。

そう思うと、誰かをいじめたりなど出来ないし、出来る限り誰かの役に立てる自分でいたい…そんな風に想える作品でした。

原作で内容を知っていてもなお、『かがみの孤城』を映画でみるのが楽しみでなりません。

※画像は映画『かがみの孤城』公式サイトよりお借りしています

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