元彼の遺言状7話を見ました。
7話は
- 麗子(綾瀬はるか)の元上司である津々井(浅野和之)の痴漢冤罪事件
- ハヤテ自動車の集団訴訟事件
- ヒグマ食品の脅迫状&嫌がらせ事件
- ホストである黒丑(望月歩)の客 山谷典子(高田聖子)が抱える遺産トラブル
と4つの事件が、1時間の中にごちゃ~っと詰め込まれている内容となりました。
最後には一応、篠田の正体が篠田自身の口から明かされましたね。
この記事では、元彼の遺言状7話あらすじネタバレ考察を書いていきます。
元彼の遺言状と同じ新川帆立さんの『競争の番人』ドラマ化が決定したのであらすじネタバレ感想書いてます↓
元彼の遺言状7話|あらすじネタバレ
「何者?」と聞いた麗子に篠田の答えは?
(6話のラストシーンからの続きで)教会で篠田(大泉洋)に「何者?」と麗子(綾瀬はるか)が問いかけます。
しかしその質問に対し、篠田は「言いたくない」と答えます。
そんな篠田に「言いたくないなら言わなくて良い」と麗子は言うのでした。
そして、篠田は小笠原家と書かれたお墓の前で手を合わせています。
小笠原?
今までそんな名前の人物は出てきてないですよね…確か…。
麗子の元彼だった栄治 (生田斗真)の苗字は森川なので、全く新しい人間関係が語られるものと思われます。
津々井が痴漢事件で逮捕?!信玄からは客の遺産トラブルについて相談が
場面は変わり、麗子の元上司であった津々井(浅野和之)が、なぜか警察に拘留されており、麗子に弁護を頼んでいます。
なんと、津々井は痴漢の冤罪で逮捕されてしまっていたのでした。
大事な案件をかかえているので、病欠にしている間に冤罪をはらしてほしいと麗子に頼む津々井。
「お金にならない仕事はしない」と、一度は断った麗子ですが、「ヒグマ食品の件を任せる」という言葉にのせられ、冤罪事件も引き受けることに。
大喜びの麗子のもとに、今度はホストの黒丑=信玄(望月歩)から呼び出しが。
信玄は、自分の太客である山谷典子(高田聖子)が抱える遺産トラブルを麗子に解決してほしいと頼むのでした。
山谷典子は、自分の父親が財産目当ての後妻に毒を盛られて死んだに違いないと言います。
またもや「お金にならない仕事はしない」と断り、事務所に戻った麗子は、篠田に電話で「ヒグマ食品へ向かって場をつないでおいて」と指示。
ヒグマ食品に脅迫状
篠田は麗子が到着するまで、ひぐま食品の代表商品である「白いシチュー」をほめまくり時間稼ぎをします。
1兆円を超える大規模なM&A(合併・買収)を控えているヒグマ食品でしたが、麗子に頼みたいのはその件ではありませんでした。
そんな大事な時期だというのに、ヒグマ食品には「5月23日、社員食堂の毒入りシチューで死人が出る」という脅迫状が届いていたのです。
そんな脅迫状が届いていると知れたらM&Aに影響が出ると考えたヒグマ食品は、警察には届けずに事件を解決したいのでした。
麗子はヒグマ食品で、一般開放もされており人気の社員食堂の責任者である小野香澄(西山繭子)を紹介されます。
その場にいた商品開発部の木村崇(川島潤哉)と小野香澄は、ライバル関係にあり、社員食堂を一時しめるべきかどうかについて、意見がわかれます。
いきなり席を立った麗子は、社員食堂でシチューを注文し「おいしい」と料理を堪能するのでした。
ヒグマ食品の社員食堂はタニタ食堂がモデルかな?
警察から解放された津々井が暮らしの法律事務所を訪れ、麗子たちと食事をしながらヒグマ食品の脅迫事件について考察をしていきます。
篠田は「アガサクリスティー著「ミスパープルシリーズ」の予告殺人という作品を読んでいたのでは」と推理。
しかし、いつも通り、その推理は無視され、麗子は「社内のゴタゴタによる事件」と一蹴。
そんなところに、ヒグマ食品の木村から「新しい脅迫状が社内にばらまかれた」電話がかかってきたのでした。
津々井も篠田の正体について疑問をぶつけるが…
またもや、紗英 (関水渚)がやってきて、話に加わります。
津々井が、麗子の過去について文句を言い続けていると、「痴漢するような人とは離婚だと奥さんが言ってますよ」と麗子に切り返されてしまいました。
そこへ麗子に書留が届きます。
差出人は痴漢事件の相手弁護士で、示談はしないという内容。
さらには「今から事務所へ行く」と電話をかけてきたのでした。
階下から足音が鳴り響き、痴漢された相手の弁護士がやってきた…と緊張が走るも、そこに現れたのは信玄のお客さんである山谷典子でした。
典子が語るには、父親の後妻(←実は入籍していなかったことが判明)が預金通帳を盗もうとしているのを阻止しようとしたら、その女がばったりと死んでしまったと言うのだ。
しかも、お金を引き出すためのハンコが見つからないとのこと。
津々井が「除籍謄本を持って行けばすぐ引き出せる」と言い、麗子も話を切り上げます。
信玄たちが帰るのと入れ替わりに、痴漢事件の弁護士として、大手弁護士事務所から若松がやってきました。
篠田と津々井は、暮らしの法律事務所のロフト部分から、麗子と若松のやりとりを盗み聞きしています。
若松は、電車の中で目深に帽子をかぶっていた津々井について「痴漢の常習者ですよね」と言い切ります。
痴漢事件の話をしている中、若松は「M&Aの仕事があるので、こんな事件に関わっている場合ではないと」言うのでした。
ロフトでは、津々井が「あなたは何者?森川製薬の件で調べましたが、篠田は偽名ですね」とスマホのメモに書いて、篠田に見せてきます。
※森川製薬の件とは麗子の元彼である栄治(生田斗真)の事件のこと
それに対し篠田はただ黙っていました。
若松の態度に、思わず津々井の無実を証明します!と言い切ってしまった麗子。
「法廷で会いましょう」と若松は事務所を後に。
津々井はと言えば、若松の名に覚えがあるものの、どこでだったのかは思い出せません。
痴漢冤罪事件解決!津々井が狙われた理由とは
社員の動向をさぐるべく、ヒグマ食品の社員食堂の勤務表を見ていると、不自然と思えるほどにクリーンな状態。
すると、今度は木村から「社員食堂中の蛍光灯がはずされた」との連絡が入ります。
麗子は木村に「過去3年分の勤務表を見せて欲しい」と依頼。
そこへ、信玄の客 山谷典子が走り込んできて「父親の愛人が死んだことについて事情を聴きたいと警察に言われた」と慌てた様子。
しかし、麗子も津々井も「警察に協力するように」と言い、信玄は典子を連れ出すのでした。
津々井の事務所からこっそり運び出してきた資料を見ている中、津々井は「ハヤテ自動車の裁判で若松弁護士をみた」と思いだします。
ハヤテ自動車は工場閉鎖に伴い、従業員から不当解雇だと集団訴訟を起こされたことがあり、ハヤテ自動車側の弁護を津々井が、相手側の弁護士の1人に若松がいたのでした。
ハヤテ自動車の資料の中にあった社員の履歴書を見ていると、津々井を痴漢扱いした女性である 平井茜のものを発見。
痴漢の捏造について追求する麗子に、かつてハヤテ自動車の社員だった女性を連れてきた若松は謝罪します。
その女性は、裁判の結果、就職先を失ったことを恨みに思い、偶然電車内で見かけたハヤテ自動車側の弁護士だった津々井を痴漢に仕立ててしまった…というのが動機でした。
その話を聞いていた津々井は、女性に対し「自分に責任がある」と謝罪。
彼女を告訴することはしないと言うのでした。
薄々気が付いてはいましたが、麗子の元上司である津々井は、けっこういい人ですね👍
コグマ食堂脅迫事件の犯人と動機とは?
コグマ食堂の出勤表から、シチューを担当していた男性社員 徳丸が、嫌がらせの犯人ではないか?と、篠田と麗子が気が付きます。
毒を盛ると脅迫状に書かれていた日、信玄と紗英は、バッグに隠しカメラを仕込んで、社員食堂へ。
信玄は白いシチューを頼みますが、シチュー担当の徳丸の姿はなく、無断欠勤をしていたのでした。
白いシチューを食べる信玄の姿に、全員の視線が集まります。
しかし、麗子の予想通り、シチューには毒などは入っていませんでした。
犯人は食堂にいる従業員全員だという麗子。
その動機は、あまりに仕事が忙しく「休みたかったから」というものでした。
コグマ食堂の社員たちは、法事などの時でさえ休みをとることが出来ないほどの忙しさだったのです。
脅迫者の正体を知った責任者の小野は「従業員を訴える」と津々井に弁護を願い出ます。
しかし、津々井は食堂の勤務体制に問題があったのでは?と言い、従業員全員から聞き取り調査をすると宣言するのでした。
ハヤテ自動車の件があったからこその津々井の言葉ですね。
篠田が麗子に自分の正体を告白
お礼にとお寿司を、麗子と篠田におごる津々井。
篠田が席を外した時、津々井は麗子に「篠田には注意するように」と忠告をします。
しかし麗子は「篠田が何者でも別に良い」と答えるのでした。
また、信玄の客である典子からも連絡が入り、なくなっていたハンコは後妻の胃の中から見つかったとのこと。
ハンコを飲み込んだことによるショックで後妻は死んでしまったということになり、典子は無罪放免となったのでした。
6話でボンゴレリングを飲み込んだ犯人はすこぶる元気だったけど、後妻は運が悪かったのかしらね💦
電話を切った麗子の元に、ぬか漬けを出してくる篠田。
その中からは…篠田の写真で、名前が違う免許証などがたくさん出てきました(スパイ映画みたいですね)
そして、篠田は麗子に「自分は殺人犯だ」と告白するのでした。
はたして篠田は本当に殺人犯なのか?についての考察
おそらくは、間接的に誰か(小笠原さん?)の死の原因となってしまったということを「殺人犯」と表現しているのでは?と考えています。
ミステリーでありがちなやつですが、本当に篠田が殺人犯であるならば、すでに麗子が見抜いており、見過ごすことはないだろうと思うんです。
なんだかんだ言って、麗子は芯の部分でちゃんとしているから。
教会で何者かをたずねた際「答えたくない」と言った篠田を良しとしたのは、嘘を嫌う麗子らしい態度でしたよね。
麗子はこれまでも、見抜いているものの質問を相手にぶつけるということをやっているので、篠田の口から本当の事を聞きたかったのだと思います。
それにしても、ぬか床に入っているのは、栄治が遺した「しのだをたのんだ」を正確に読み解くための本が入っているのでは?という考察は、見事にはずれました⤵
SNSでの考察では「篠田は冤罪事件に巻き込まれて逃亡中」というのが有力となっております。
いずれにせよ、身分証明となるものを、あれだけ別名義で所有しているのですから、裏の世界に足を突っ込んでいることは間違いないのですが…。
8話のあらすじから篠田の正体が判明!
フジテレビが公開している元彼の遺言状8話(5月30日放送)のあらすじから、篠田が殺人犯ではないという事が判明いたしました。
篠田は8話で麗子に自分の無実を語っています。
↓以下があらすじとなります↓
篠田は「自分が殺人犯だ」という意味について
「6年前にある島で起きた殺人事件に巻き込まれてしまい、殺人犯として警察から追われている」
と麗子に告白します。
それ以来、篠田は身分を偽って日本各地を転々としてきました。
そんな中、3年間に篠田は軽井沢にたどり着き、栄治と出会ったのです。
篠田のことを信じた栄治は、篠田の事を管理人としてかくまう事にしたのでした。
冤罪であるという篠田の主張を麗子も信じる事に…。
翌日の事、麗子は篠田にお弁当を作るように指示。
麗子は、その日の朝、西園寺製鉄社長・西園寺一蔵(金田明夫)から仕事の依頼を受けていたのでした。
いつものように遊びにやってきた紗英も一緒に西園寺家へ向かいます。
麗子たちが屋敷に到着すると、そこには野次馬の姿が…。
警視庁捜査一課の刑事・橘(勝村政信)らによると、西園寺一蔵がお風呂場から死体で発見されたとのこと。
第一発見者は、西園寺家の長男である渉(駿河太郎)でした。
鑑識によると死亡推定時刻は12時間ほど前。
麗子が一蔵から仕事を受けたのは3時間前の午前8時でした。
実際に仕事の依頼をしてきたのは一体誰なのか…?
8話の犯人は、長男の渉かな?
だって、駿河太郎だもん(笑)
元彼の遺言状7話|感想…つまらない理由を考えてみた
すいません…今回の元彼の遺言状は、今までにも増して、つまらない展開でした。
昨日の夜、マイファミリーの記事を書いていた時は、ワクワク感が止まらなかったのになぁ。
冒頭でまず、4つの事件がごちゃっと詰め込まれていると、軽くディスっておりますが、1話の中に入れすぎているだけでなく、あっちこっちと話が飛んでいくので、見ていて疲れます。
それでも、まだ内容がわかりやすければ許せるのですが、M&Aと言った、人によっては意味がわからない言葉が出てくるにも関わらず、買収という言葉が飛び交う程度で、詳しい説明はされていません。
尺の問題で、そこらへんが省かれているのならまだしも、どうでも良いやりとりが長い!
麗子が昔はどうちゃらこうちゃらという津々井の文句を短くすれば、専門用語の説明くらい出来るだろうにと思ってしまいました。
それから、食のシーンが多いのに、ご飯がなぜか美味しそうに見えない(大間のマグロはおいしそうだったか)
おいしそうな食べ物が出てくるだけで視聴率って稼げたりするので、どうせお店のシーンを出すなら、悪女のように店舗に行ってみたくなるような工夫があると面白いのに(そしたらロケ地情報も盛り上がるし)
元彼の遺言状と同じ作者である新川帆立さんの『競争の番人』が、夏ドラマとして放送されることが決定しており、視聴する予定です。
そちらが面白かったら、つまらないのは原作のせいではないということになりますね。
今から比較するのが楽しみです。
あ、でも一つだけ、今さら驚いたことがありました。
私はずっと、紗英役を広瀬すずちゃんだと思っていたんです(笑)
役名をみたら 関水渚と書いてあったので「広瀬すずって別名持ってるのか?」と思ってしまいました。
双子のようにそっくりですよね…(それぞれにファンに怒られそうだけど)
広瀬すずちゃんにしては、紗英という役が実に微妙なので、変なところで腑に落ちた元彼の遺言状7話でした。