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ドラマ『競争の番人』|原作を試し読み(あらすじ・ネタバレ・感想)

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競争の番人 ネタバレ

新川帆立さん原作の『競争の番人』が、2022年夏にドラマ化することが発表されました(フジテレビの月9枠)

舞台は公正取引委員会。

ノンキャリアでありながらも、懸命に頑張る主人公(審査官)の白熊楓 役をさんが。

超ハイスペック(東大首席・ハーバード大留学帰り)のキャリア組で、クールなイケメン同期 小勝負勉 役を坂口健太郎さんが演じます。

ドラマの内容は、公正取引委員会で、白熊楓と小勝負勉がコンビを組み、ブライダル業界における闇を追いかけ、暴いていくというもの。

“公正取引委員会”を舞台にしたドラマは、今まで放送されたことがないそうです。

そういえば、公正取引委員会って名前はよく聞くものの、具体的にどのような仕事をしているかは知らない人の方が多いのでは?(私もです)

坂口健太郎さんは大好きな役者さんなので、見てみたい気はするんだけれど…本当に面白いか、ちょっと心配なのよね

それというのも現在、新川帆立さん原作の『元彼の遺言状』が放送中ですが、残念ながら「つまらない」との感想が多数あがっております。

ということで、放送前に原作『競争の番人』の内容をチェックしてみることにしました。

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原作『競争の番人』の主な内容

まず、『競争の番人』の中で、公正取引委員会は、財務省・経産省・検察からバカにされたり疎まれたりと”弱い”存在として描かれています。

そんな公正取引委員会を舞台とし、ブライダル業界で行われている

  • 談合
  • 下請けいじめ
  • 市場の独り占め

といった不正を取り締まるために、白熊楓(杏)と小勝負勉(坂口健太郎)がタッグを組んで成敗して行きます。

白熊楓は、聴取対象者が自殺した責任を問われ、部署異動になってしまい、小勝負勉と同じチームで働くことになります。

対照的な2人は、反発しあいながらも、ブライダル業界の価格カルテル調査に乗り出すことに。

様々な困難を乗り越えて、巨大な悪に立ち向かっていく…というのが主な内容です。

カルテルとは「企業の独占形態の一つ」ということで、独占禁止法に違反するため、違法行為となります。

ドラマ『競争の番人』1話のあらすじ

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刑事として、ある事件の犯人を追っていた白熊楓(杏)は、犯人を目前で取り逃がしたことで、公正取引委員会への異動を命じられてしまいます。

突然だったため、動揺した状態で、白熊楓は公正取引委員会・第六審査へとおもむきました。

そこで、小勝負勉(坂口健太郎)ら、第六審査・通称“ダイロク”のメンバーと出会います。

白熊楓の教育係となった小勝負勉でしたが、とても親切な先輩とは言えず、丁寧に仕事を教えてくれる様子はありません。

そんな中、白熊楓と小勝負勉は、複数のホテルで行われているウエディング費用のカルテル問題を調査することになります。

白熊楓は、小勝負の態度や性格、慣れない仕事について悩み苦しみます。

そんな状況の中、白熊楓と小勝負勉は警察から追われることに。

“ダイロク”のメンバーも様々な問題に、巻き込まれ、振り回されていくのでした…。

原作『競争の番人』を試し読み|あらすじネタバレ感想


原作『競争の番人』の主な内容と、ドラマ『競争の番人』1話のあらすじをチェックしたところで、実際に原作の『競争の番人』を試し読みしてみました。

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  1. 弱くても戦え
  2. タピオカを踏むな
  3. 水に流してください
  4. 本当に幸せなのか
  5. ヒーローはいる
  6. 悪だくみの終わり

原作は以上の6章で構成されています。

6章のタイトルが「悪だくみの終わり」なので、『競争の番人』がハッピーエンドで終わることは決定していますね。

競争の番人公式サイトでは、『競争の番人』を“凸凹バディのエンタメ・ミステリー”としております。

が、「ラストがどうなるかを考察したりする」というよりは、「どうやって悪を懲らしめていくのか?」を楽しみながら、公正取引委員会について知識を深めていくといった楽しみ方が出来そうなドラマと言えそうです。

★★★

原作『競争の番人』の冒頭で、白熊楓は斎場にいます。

「どうしてお父さんは死んだの?」

と制服姿の少女から声を掛けられます。

少女の名は豊島美月、白熊楓が参考人として聴取していた豊島浩平の娘でした。

豊島浩平は市役所の職員であり、白熊楓は彼と聴取だけでなく、プライベートな話もするようになっており、信頼関係があると思っていました。

しかし、豊島浩平は自殺をしてしまったのです。

父親がなぜ死んだのかを激しく問うてくる美月。

それに対し、白熊楓は「お父さんは悪くない」とほんの少しの嘘を交えて説明をします。

豊島浩平は市役所の職員として、北関東で長いこと続いてきた談合に関する証言をし、署名捺印したその後すぐに自殺をしてしまったというのが真実でした。

豊島浩平への配慮が足りなかったと考えた白熊楓は、泣きながら美月に謝るしかできなかったのでした。

上司の遠山からは「お前は悪くない」と言われたものの、白熊楓は桃園という女上司の下へ配置換えされることに。

桃園は、40を過ぎているが20代の美貌をキープしているようなタイプで、白熊楓は苦手でした。

そんな中、遠山から「天才、小勝負勉が帰ってくる」と聞きます。

運動が得意だった白熊楓は筋肉バカと思われることが多く、小勝負勉のようなエリートタイプも苦手なのでした。

午前0時を回り、横浜の自宅へ帰ると「楓ちゃん、遅かったじゃない」と母の三奈江が起きて待っていました。

29歳にもなって「楓ちゃん」と呼ばれるのは嫌だったが、三奈江に言えば「ひどいことを言う」と泣かれるのがわかっているので、そのままにしています。

父の敏郎は警察官だったが、職務中の怪我のため辞職、現在は警備員や夜間工事のアルバイトをしており留守でした。

喪服を着ている娘を見た三奈江は「何があったのか?」とすがるように聞いてきて、白熊楓は恐ろしいとさえ感じてしまいます。

元々心配性だった上に、父親の怪我を経て、三奈江はさらに神経を細くしてしまっていたのでした。

★★★

以上が原作『競争の番人』の試し読みのあらすじとなります。

今回の記事の冒頭で『元彼の遺言状』がつまらないと言われていると書きましたが、正直言って私も「ここまで見ちゃったしなぁ」と惰性でドラマをみている部分があります。

が、新川帆立さんが書いた原作の文章に触れてみて

めっちゃ面白い!

読みやすいし、何だか引き込まれる!

と感じました。

『元彼の遺言状』は「このミステリーがすごい」に選ばれた作品ですし、原作の良さをドラマでは出し切れていない気がしてなりません。

『元彼の遺言状』の脚本は

  • 杉原憲明
  • 小谷暢亮

が書いているのに対し、『競争の番人』の脚本は

  • 丑尾健太郎
  • 神田  優
  • 穴吹 一朗
  • 蓼内 健太

が手がけます。

演出やプロデューサーも異なるので、『競争の番人』は見てみたい夏ドラマの1本となりました。

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