エドワード・ゴーリー展が八王子に!おすすめ絵本の内容と感想

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エドワード・ゴーリー展が八王子市夢美術館で開催中なのはご存知でしょうか?

チラシをもらったのですが、訳の分からない魅力をもったイラストに興味をそそられてしまいました。

エドワードゴーリー展(八王子)

左の生き物…何?

何とも言えない不思議なタッチの絵は、どこかティム・バートンの世界観と似たような雰囲気を漂わせています。

ティム・バートンの「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」や「フランケンウィニー」など、ちょっと不気味で、でもどこか可愛い作品が好きなんですよね。

調べたところ、エドワード・ゴーリーはアメリカの絵本作家で、既に亡くなっておりました。

エドワード・ゴーリーの作品は、黒いペンだけで細かく描かれたイラストがとても特徴的です。

なんでも「大人のための絵本」と呼ばれ、世界中にファンがいるんだそう。

高い芸術性を評価されており、日本でもたくさんの絵本が日本語訳されていました。

その中からおすすめとされている絵本を含め何冊か読んでみたので、内容と感想、はちこから見たおすすめ度を書いてみようと思います。

最後に、八王子で開催されている「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」の基本情報も掲載するので、本の感想を読んで興味を持った方は確認してみて下さい。

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うろんな客|謎の生き物の正体に納得!

エドワード・ゴーリーの作品の中でも特に人気なのが「うろんな客」になります。

「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」のチラシに登場する謎の生き物を発見しました。

ところで「うろん」とは、どういう意味なのでしょう?

調べてみたところ「確かでなく、怪しいこと。うさんくさいこと。」と書かれていました。

確かに怪しく、うさんくさいですね(笑)

このうさんくさいお客さんは、風が強い冬の夜にやってきます。

その後は、壺の上に立って一家を仰天させてみたり(チラシのように)廊下の壁に鼻をつけたまま直立不動してみたり・・・とにかく珍妙な行動ばかり。

それでも家族はこの「うろんな客」を追い出さないんですよね。

可愛いから?w

その理由は、最後の最後でわかります。

と言っても、はちこは訳者である柴田元幸さんのあとがき(解説)を読んで「そうだったんだ!」と納得しました。

エドワード・ゴーリーの作品が気になるのであれば、最初に読んで欲しい絵本です。

はちこ
はちこ

手元に置いておきたくなる絵本です。

大人の絵本と言われるゴーリーの作品ですが、子どもが読んでも問題はないと思いますよ。

柴田元幸さんの訳がまた絶妙で、何度も読み返したくなる魅力があります。

特に子育て中のママは共感度が高いかもしれないですね(ちょっとネタバレしてたらごめんなさい)

おすすめ度★★★★★

蒼い時|エドワード・ゴーリーが描いた愛らしい犬?

エドワードゴーリー 蒼い時

河出書房新社から出版されている「蒼い時」のカバーには

旅嫌いのゴーリーが、唯一遠出をしたというスコットランド旅行での思い出を二匹の犬に託して語る摩訶不思議な物語

と書かれているのですが、これは1説であって、訳者である柴田元幸さんは「あんまりスコットランド風にも見えないが」「二匹の犬(か、どうかも実は分からない」と記しています。

実際にエドワード・ゴーリーに聞けるわけでもなく、そもそもゴーリーは色んな事をはぐらかして答える性格だったようなので、絵本というものは「読者が想像して読めばよい」と考えていたのかもしれないですね。

内容があるような、ないような?という点では、確かに摩訶不思議でしたが、物語のように起承転結があるわけではない(ように見えます)

なのに、はちこは「蒼い時」がとても好きになりました。

何と言っても、絵が可愛いし、残酷なことが一切起こりません。

ところで、訳者のあとがきに、旅行嫌いのゴーリーが「行ってもいいな」と思った場所が記されていて、その中の1番が「京都の竜安寺の庭」でした。

Rieko Miyakeさん(@riekomiyake)がシェアした投稿

この「竜安寺の石庭」は15個の石を組み合わせて作られているのですが、15個を同時に見ることができない不思議な庭なんだとか。

世界遺産にも登録されている文化財になります。

エドワード・ゴーリーが訪れて絵本に描いてくれていたら…と思ってしまいました。

はちこ
はちこ

犬に似た生き物が可愛らしく、安心して読める絵本です。

もっとも意味はよくわからないので、読むというより感じる絵本とも言えますね。

おすすめ度★★★★★

憑かれたポットカバー|クリスマスキャロルのパロディ

エドワードゴーリー 憑かれたポットカバー

何冊かエドワード・ゴーリーの絵本を読んだ中で、絵の可愛さに特に魅力を感じました。

【憑かれたポットカバー】は、他の作品より少しだけ太めのペンタッチのせいか、絵に温かみがあってコミカルな雰囲気に仕上がっています。

この後に紹介する作品を見てもらえばわかるのですが、エドワード・ゴーリーの作品は残酷すぎて安易に人におすすめできないものが、めっぽう多いんですね。

【憑かれたポットカバー】については「安心で安全」なところが何より気に入りました。

ところで、【憑かれたポットカバー】はチャールズ・ディケンズの「クリスマスキャロル」をもとにしたパロディ絵本でもあります。

一応「クリスマスキャロル」のあらすじは知っていましたが、解説を読むまでパロディ本だとは気がつきませんでした。

クリスマスキャロルでは過去→現在→未来のクリスマスの幽霊が登場するのに対し、憑かれたポットカバーではありもしなかった→ありもしない→ありもしないであろうクリスマスの亡霊が登場するといった部分でパロディになっているようです。

はちこ
はちこ

純粋に絵が可愛いから気に入りました。

特に犬が可愛いです🐶

巨大な虫も出てきますが、怖くない!

おすすめ度★★★★★

敬虔な幼子|子どもは子どもらしくて丁度いい

ヘンリー・クランプ君の一生を描いた絵本。

一生と言っても、ヘンリー君…3歳で登場し4歳5か月で神様の元に召されてしまいます。

敬虔とは「神仏を深く敬い、つつしんで使えるさま」と言う意味だそう。

3歳で”自分の心が邪なのに神様に愛されていること”を悟ってしまったヘンリー君は、おおよそ子どもらしくない生き方をして「え?こんなことで?」という理由で召されていきます。

この絵本を読むと、子どもは子どもらしく「私欲にまみれワガママ勝手している方が安心なのではないか?」と思いますね。

はちこには、大変早くにこの世を去ってしまった甥っ子がいるのですが、その子もまた大人しくて聞き分けの良い、大変頭の良い少年でした。

彼が亡くなった時、「馬鹿でも良いから、息子たちには私より1分1秒でも長く生きて欲しい」と心の底から願ってしまった事を思い出してしまいました。

はちこ
はちこ

子育てにうんざりしてしまった時に読むと、もしかしたら救いになる絵本かもしれません。

子どもは子どもらしくいてくれた方が丁度良い気がしました。

おすすめ度★★★★

優雅に叱責する自転車|エドワード・ゴーリーのシュールな世界観がわかる絵本

まず【優雅に叱責する自転車】というタイトルからしてシュールですね。

原題は「The Epiplectic Bicycle」というのですが、Epiplectic=てんかん(性)の・癲癇にかかったような と直訳されます。

訳者の柴田元幸さんも、Epiplecticという単語の存在さえ知らなかったようで、色々と悩んだり調べたりした末に【優雅に叱責する自転車】というタイトルをつけたことが、あとがきを読んでわかりました。

優雅に叱責する自転車のプロローグは

「火曜日の翌日で 水曜日の前日のこと。」から始まります。

はちこ
はちこ

ん?んんん?いつだ?

「火曜日の翌日は水曜日で、水曜日の前日は火曜日だよね?」

と思わず声に出してしまい、息子ちゃんから「なに?」と言われてしまいました。

訳者が迷った末に、またもや意味不明の訳をつけざるを得なかったのかと思いきや

原文を直訳しただけでした。

It was the day after Tuesday and the day before Wednesday.

これが原文になります。

エドワード・ゴーリーには、それがいつだかわかっているんでしょうか?

凡人には理解できません。

そんないつだかわからんある日、エンブリーとユーバートという兄妹が喧嘩をしています。

その喧嘩が恐ろしいことに、クローケーの槌で叩き合うという狂気。

すると、壁の向こうから「とら・ら・ら」と音が聞こえて、誰も乗っていない自転車が転がり出てきます。

その自転車を取り合う2人ですが、争い疲れてしまいます。

結局、一人は座席に、一人はハンドルに乗っかり、旅へと出発しました。

自転車にはペダルもチェーンもついていません。

そして2人は乗っているだけで、こいでもいないのに、なぜだか自転車は走り続けるのです。

途中、稲妻に打たれそうになったり、14足もの黄色い靴をなくしたりとアクシデントが続くのですが、それよりなにより

はちこ
はちこ

14足もの靴、どこに持ってた?

と言うことが妙に気になってしまいました。

とにかく不可解なことが盛りだくさんです。

エドワードゴーリー 優雅に叱責する自転車

そして、唐突にワニがあらわれます。

表紙に描かれたワニなんですけど、よく見ると結構かわいい顔をしています。

しかし!このワニ…鼻先を蹴飛ばされただけで、あの世行き。

「死ぬぅ」と弱弱しく最後の言葉をのこし、ひっくり返っているワニの姿は、あまりにも気の毒です。

そりゃまぁ、いきなり目の前にワニがあらわれたら、怖いですけどね。

でも、蹴飛ばすだけでやっつけられる攻撃力を持っているんだったら、ワニの事をスルーしてやれなかったんだろうか?と思ってしまいました。

その後も、兄妹は道を間違えて真っ暗な納屋の中に入ってしまったり、美味しい果実を見つけて食べてみたりと、どこかシュールな展開が続きます。

やがて物語は最終章へ。

2人はやっと家に到着したはずが…そこに家はなく、ある物が建っていました。

The Epiplectic Bicycle from Lauren Horoszewski on Vimeo.

ある物が何かについて書いてしまうと、完全ネタバレになっちゃうので、ダメですよね💦

興味のある方は【優雅に叱責する自転車】を動画にした作品を見つけたので、ご覧になってみてください。
※英語です

このある物により、2人の現在の状態がわかります。

兄妹もびっくり!読者もびっくり!…そんな絵本です。

実は【優雅に叱責する自転車】は1章から22章まであるはずなのに、よく見るとエドワード・ゴーリーが書き入れていない欠落した章があります。

訳者の柴田元幸さんのあとがきには「欠落した章は、読者一人ひとりが埋めてくださればいい」と書いています。

【優雅に叱責する自転車】という絵本は、全体を通して読者の想像力にゆだねられる部分が多い、何とも謎めいた作品でした。

はちこ
はちこ

これはまさに「大人の絵本」ですね。

シュールすぎて子どもにはよくわからないだろうし、説明するのも難しいのでは。

おすすめ度★★★

蟲の神|エドワード・ゴーリー残酷すぎます

エドワードゴーリー 蟲の神

ぎゃ~!

エドワードゴーリー 蟲の神

ぎゃ~!

【蟲の神】の表紙と裏表紙に描かれたエドワード・ゴーリーのイラストなんですが、あまりの気色悪さに「これが絵本かい?!」と思ってしまいました。

こやつらが蟲の神ってことですよね。

顔から邪悪さがにじみ出てるし、神らしき部分が欠片も見当たりません。

内容も、かなり残酷です。

5歳にもなってない女の子ミリーが公園で遊んでいます。

子守も一緒にいたのですが、ミリーは一人離れてしまうんです。

そこへ黒い車に乗った、緑の顔のやつらがやってきて、連れ去られてしまいます。

ミリーを子守していた女性は発見された時には廃人状態。

何を聞いても、まともな返事を返すことが出来ないほど、おかしくなってしまいました。

ミリーの家族は警察に通報し、捜索がはじまります。

しかし、ミリーを見つけることはなかなかできません。

やがて警察はボロボロになった大きなお屋敷にたどり着きました。

やっと見つけたその場所には「They(=彼ら=蟲の神たち)」がいて、ミリーに対して恐ろしく残酷なあることをしていたのでした。

はちこ
はちこ

この絵本の意味するところは「幼い子を外で一人遊びさせると危険」ということなのでしょうか?

それにしては、あまりにもおぞましい結末です。

エドワード・ゴーリーは、なぜタイトルに「蟲の神」とつけたんでしょうね。

神らしいこと一切してないし、子ども育てたことがある母親としてはとっても理不尽で、悲しい。

おすすめ度★★

まったき動物園|エドワード・ゴーリーの幻獣辞典

エドワードゴーリー まったき動物園

【まったき動物園】の表紙の絵をズームアップして撮影してみました。

すっごく手の込んだイラストですよね。

可愛いです。

内容はアルファベットのA~Zまで26種類の幻獣たちが、ちょっとした説明文と共に描かれています。

シュールはシュールなんですが、残酷さがないので安心して読む(と言うよりは眺める)ことが出来ました。

この絵本を手に取った際、ぜひとも読んで欲しいのが訳者である柴田元幸さんのあとがき。

エドワード・ゴーリーの世界観が気に入った方なら、きっとうなずきながら読んでしまうに違いありません。

特に「どの獣が一番自分に似ているか考えたり、26の獣すべてについて知り合いの誰かが対応するか考えて一日を無駄にするのも悪くないかもしれない」というアイデアに「そりゃ、面白いかもしれない」と思ってしまいました。

はちこは…リンプフリグかなw

はちこ
はちこ

まったき動物園だったら、子どもでも安心して読めると思いますよ。

想像力をかきたてられます。

おすすめ度★★★★★

題のない本|眺めて楽しい奇妙な絵本

エドワードゴーリー 題のない絵本

どう感想を書いていいのか、さっぱりわからない…意味不明の絵本でした。

ぼや~んとした子どもが窓から外を見ていると、次々と謎の生物が庭に集まってきます。

楽しそうに踊ってる?生き物たちでしたが、いきなり顔のようなものがある隕石?が上空を通り過ぎます。

それが怖かったのか、みんな散り散りに去って行ってしまって終わり。

と言った感じなんですが、この子どもがパラパラ絵本みたいな動きで面白いんですよ。

奇妙な生き物たちも、どこかユーモラスで可愛い。

色々と想像ができる方は楽しめる?かもしれません。

はちこ
はちこ

一応翻訳はされていますが、意味不明の言葉が添えられているだけです。

擬音なのかな?

しっかりとした内容があるわけじゃないので、雰囲気を楽しむ絵本です。

おすすめ度★★★★

ウエスト・ウイング|どこともわからない不気味な西の塔

表紙には謎の建物…これがウエスト・ウイング(西の塔)なのでしょうか?

裏には、塔の上にぽっかりと浮かぶ不気味な月。

どくろのような顔が描かれており、西の塔を見下ろしています。

ウエスト・ウイングの中には文字が一言も出てきません。

鬱々とした雰囲気の部屋の中が、いくつも描かれているだけです。

いきなり全裸の髭をたくわえた男性が後ろを向いて立っていたり、全身包帯でぐるぐる巻きの人が登場したり、窓から幽霊のようなものがのぞいていたりします。

絶対にウエスト・ウイングには住みたくありません!

はちこ
はちこ

怖いんですが、この部屋で一体どんなことが起きたんだろう?
と想像を掻き立てられてられます。

突然大きな箱が出てきた時には

「あの中に入っているのは〇〇に違いない」

と不吉なことを考えてしまいました。

おすすめ度★★★★

ギャシュリークラムのちびっ子たち|気の毒な子どもたちが勢ぞろい

A~Zまでの頭文字を名前に持つ子供たちが、全員災難に合う絵本。

子どもたちの後ろにいるのは死神でしょうか。

なんとも不吉ですが、この作品、大人のファンはけっこう多いのです。

文筆家の服部みれいさんは、とりわけ好きなのは「ギャシュリークラムのちびっ子たち」と語っています。

ゴーリー自身はこの絵本を「現実を描いているだけ」といっていたそうで「確かに子どもは無知で、無防備だから、こんなこともあるだろう」と納得せざるを得ませんでした。

はちこ
はちこ

そういう目で見れば、教訓めいたところもあるけれど、基本的には子どもたちがひどいめにあっている絵本です。

ある意味、注意喚起的な部分もあるのかな?

おすすめ度★★★

不幸な子ども|エドワード・ゴーリーは子どもが大嫌いだった?と思えるほどの不幸な絵本

エドワードゴーリー 不幸な子ども

【不幸な子ども】は、世界名作劇場の小公女セーラを極限まで不幸にして、まったく救いのないまま終了した感じの作品です。

お金持ちで優しい両親のもとに生まれた少女 シャーロット・ソフィアが、どん底まで落ちていくお話。

  1. 父が戦争へ行く
  2. 父の死を知らされる
  3. 母ショックで亡くなる
  4. たった一人の親戚が不幸な死をとげる
  5. 寄宿学校へ入れられ、いじめられる
  6. 耐えきれず逃げ出す
  7. 連れ去られて、ひどい環境で暮らした結果、失明寸前に
  8. 父、実は生きてた!

小公女セーラに似てますよね?

最も、小公女セーラの場合、最後のところで普通は救いがあって、ハッピーエンドを迎えます。

が、エドワード・ゴーリーの手にかかった作品は不幸を貫き通します。

はちこ
はちこ

ここまで不幸だと、逆にすがすがしい気さえしてきました。

エドワード・ゴーリーの世界にどっぷり浸ってしまったのでしょうか?

全ての挿絵に隠れキャラ的生き物が登場しています。

不幸な話にも拘わらず、生きて帰ってきたお父さんの姿があまりにも成金趣味だったので、軽く吹いてしまいました。

本当は★5な気分なのですが、子どもには見せられないので★ー1です。

おすすめ度★★★★

おぞましい二人|おぞましすぎて最悪です!問題作間違いなし

エドワードゴーリー おぞましい二人

「ゴーリー最大の問題作?」と書かれていましたが、問題作と言っても過言ではないでしょう。

おぞましい二人は1963年7月から1965年10月の間に、イギリスで実際に起きた事件をモデルに描かれた作品。

モデルとなったのは「ムーアズ事件」といい、あるカップルが10歳~17歳の少年少女らの命を残酷に奪った、大変猟奇的な事件となります。

最初はエドワード・ゴーリーが全て想像でおぞましい二人を書いたのかと思っていたので、読んだ後「エドワード・ゴーリーはどうかしてる」と思ってしまいました。

はちこ
はちこ

決して子どもに読ませてはいけない絵本です。

あまりにもおぞましいので、若干気分が悪くなってしまいました。

アメリカでも刊行当初はかなり問題になったようで「そりゃ、そうだろうな」と思いました。

おすすめ度★

最後に

モノクロなところが似ているだけで、ティムバートンとはずいぶんイメージが違うエドワード・ゴーリーの絵本に最初は驚いてしまいました。

あまりにも残酷だったり、おぞましい作品については、万人受けではないので、おすすめ度を低めにしています。

絵本であっても、図書館の児童向けコーナーには置けないものも多いですね。

でも、こんなにも不幸だったり、暗い話を書いているにもかかわらず、やはり人を魅了する力がエドワード・ゴーリーの作品にはあります。

何と言うかクセになるんですよね。

違う作品も見てみたい…そんな気持ちにさせられました。

エドワード・ゴーリーはペンネームを変えて自家出版もしていたので、それらの希少な本を手に入れようと、熱狂的なファンがコレクターと化したそうですが、気持ちがわかる気がしています。

「憑かれた鏡 エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談」の開設によると、エドワード・ゴーリーは、あのムーミンの作者トーベ・ヤンソンともつながりがあったとか。

ムーミンと言えば、日本では可愛らしいアニメの印象ばかりですが、トーベ・ヤンソンが実際に描いたムーミンは風刺の要素がかなり強い。

そういった背景を考えると、2人の間に交流があってもおかしくはないのかもしれません。

「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」では、貴重な原画などが展示されるのですが、その記念にMOEから特別編集版が発行されています。

こちらの本も読んでみたのですが、エドワード・ゴーリーは実はとても子ども好きで、穏やかな素晴らしい人だったと書かれています。

「わたしの中には、純粋に変わり者の部分と、変わり者のふりをしている部分がまじりあっています」と語ったこともあるようで、作品にもそれが現れているのかもしれないですね。

エドワード・ゴーリーの人となりが分かった上で、改めて作品を読むと、また違った発見があったりもしました。

エドワード・ゴーリーの優雅な秘密@八王子市夢美術館

場所八王子市夢美術館
住所東京都八王子市八日町8-1
ビュータワー八王子2階
電話042-621-6777
開催期間2018年7月13日(金)~9月2日(日)
開館時間10:00~19:00
※8月3日・4日は20:00まで(入館は19:30まで)
休館日月曜日
※7月16日は開館、翌17日は休館
料金一般(700円)
高校生以上の学生、65歳以上(350円)
中学生以下無料
※団体割引あり
アクセスJR八王子駅北口から徒歩15分
駐車場地下駐車場(八日町夢街道パーキング)を利用
※有料ですが割引あり
公式サイト八王子市夢美術館

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