裏高尾にある【高尾駒木野庭園】を見学してきました。
高尾駒木野庭園は入園料無料の庭園ということなので、一度見学してみたいと思っていたんです。
想像していたより規模は小さかったですが、お庭だけでなく、古民家の見学なども出来たので、撮影した写真を厳選するのに苦労しました(笑)
それでも、いつもより画像枚数は多くなっているので、記事の表示速度が遅かったらごめんなさい。
では、早速【高尾駒木野庭園】をご案内しちゃいますよ。
どのようにアクセスするか迷う方が結構いるみたいなので、いつもより細かく説明してみようと思います。
【高尾駒木野庭園】へのアクセス|駐車場完備
高尾駒木野庭園の場所はここです↓
高尾駒木野庭園は高尾駅と高尾山口駅の中間地点辺りを、少し西へ入ったところにあります。
徒歩で訪れる場合、どちらの駅からも15分程度はかかります。
若干、高尾山口駅からの方が近いくらいですね。
車で訪れる場合、甲州街道(国道20号)にある「西浅川」という交差点を西へと入っていく形になります。
入ったところの道は都道516号線です。
都道516号線はそんなに広い道ではないのですが、バスも通っている道なので、車で行くことは可能です。
ただ、はちこ達は徒歩で向かったのですが、「西浅川」交差点の分岐で少し迷ったので、車にナビがない場合は事前に地図を確認しておいた方が安心かと思います。
都道516号線を進んで行くと左手側に高尾駒木野庭園が見えてきます。
516号線へ無事に入ることが出来れば、あとは1本道なので、迷う事はないです。
写真の看板が道路際に設置されているので、そこを左折して、奥まで進むと駐車場があります。
駐車場が閉まる時間に注意!
駐車場はとても広々しているように見えたのですが、公式サイトによると8台+思いやり・障害者用各1台と書かれていました。
はちこ達が訪れた時は、がら空き状態でしたが、行事があったりする場合は満車になってしまうかもしれません。
また、駐車場の開いている時間が季節によって違っており、冬場はかなり早い時間に閉まってしまいます。
<駒木野庭園 駐車場 開場時間>
- 4月~8月:9:00~18:00
- 9月~10月:9:00~17:00
- 11月~3月:9:00~16:00
高尾駒木野庭園のすぐ近くには遊歩道梅林があったりするので、見学がてら近所を散策する方は注意が必要です。
カフェもある古民家
高尾駒木野庭園の中には、住居兼病院として使われてきた古民家が残っています。
古民家は、すぐお隣にある駒木野病院の前進である小林病院だったんですね。
平屋部分の母屋が建てられたのは大正ということです。
車いすでも見学可能
古民家の外には車いすの方でも見学ができるように昇降機が設置されていました。
昔ながらの家は段差が多いですが、しっかり対策がされていました。
カフェのラストオーダー時間に注意
古民家の中には、ちょっとしたカフェもあります。
ただし、ラストオーダーは閉園時間の1時間前(午後3時)と、かなり早いので、カフェを目当てに来園する場合は、この点にも注意が必要です。
カフェでお茶をする場合は、入り口の受付で注文する形になります。
日当たりの良い席でお庭を眺めながら、カフェタイムを満喫したり…
和室でゆっくりすることも出来ます。
そして気になったのが…
床下収納?!
畳の和室に突如として現れたのですが、特に説明は見当たりませんでした。
一体何なのか、受付の方に聞いてみれば良かったなぁ…。
アンティーク好き必見!レトロなものいっぱい
そして、こんな古い家電も展示されていました。
さすがに動いてはいないと思うのですが…電気冷房機と書かれています。
エアコンって最初はこんな感じだったんですね。
さすが病院、輸入して設置したんでしょうか?
電気冷房機の下には、これまたレトロな金庫が。
中に入れるお金はないけど、インテリアとして、ちょっと欲しいかも(笑)
このガラス窓も、可愛くないですか?
次に家を建てるとしたら、こういうテイストの建具を採用したいです。
下半分だけをすりガラスにした建具も、昔の人の知恵ですよね。
カーテンがなくても、光を入れて、外からの視線を遮ることが出来るって素晴らしいです!
出入口のたたきの感じも好きですね。
我が家はピンク系のタイルを入れているんですが…これがまた汚れが目立つ上に、いくら擦っても落ちないんですよ。
リフォームするんだったら、こんな感じにしてみたい気がします。
欄間(らんま)には、山の彫刻が施されています。
お寺みたいですね…高尾山??
よくわからないけど、からくりっぽい何かw
からくりと言えば…
途中でこんなパネルの説明を発見。
この下には、地下に関する説明が写真入りで掲載されていました。
おそらく、ここが地下への入り口です。
防空壕ではないか?という説が濃厚のようですが、用途ははっきりしていないんだとか。
出口はお庭に通じているのですが、現在は封鎖しちゃっているんだそうです。
忍者屋敷のようで、ちょっと中をのぞいてみたい気もしますよね。
残念ながら、2階の見学もできません。
可愛いクリスマスツリーや盆栽などもあったのですが、そのあたりは変わっちゃうものなので割愛します。
来訪時のお楽しみにしてみてください。
そろそろ庭園に出てみるとしましょう。
枯山水が見られます
高尾駒木野庭園の見どころナンバーワンと言っても過言ではないのが、この枯山水。
京都に来たような気分です。
風情がありますよね。
可愛い音色の水琴窟
実ははちこ、水琴窟が奏でる音が大好きでして…水琴鈴を買おうか迷っているほどです。
水琴鈴は、音色を楽しむだけではなく、厄除けの効果もありお守り代わりにもなるんですよね。
お水は流れていないので、備えつけの柄杓でたまっているお水を流します。
したの石が敷いてあるところにかけると、中できれいな音色がしてきますよ。
癒されます…。
ひとしきり音色を楽しんだ後、ぐるりと庭園をめぐりました。
わらぼっち(左) 雪吊り(右)
植物たちは、雪に備えて、冬支度をしてもらっています。
雪と言えば八王子駅前での撮影が有名ですが、高尾はさらに積もるそうですからね。
ハートの模様が彫刻された、ころんと可愛いフォルムの灯篭も見つけました。
大きな池には、鯉が泳いで…ませんw
寒いからか、みんなじ~っとしてました。
パンでもちぎってあげたくなりますが、鯉に餌はあげちゃだめって書いてありましたよ。
とっても小さい金魚みたいな鯉もいて、可愛かったですよ。
撮影しようと頑張ったのですが、池に落ちそうなのでやめときました(夏でも池に入るのはNGです)
冬なので枯れてますが、蓮池までありました。
蓮の開花時期は夏なので、その頃にくれば幻想的な光景に出会えるかもしれませんね。
蓮の花は午後には閉じてしまうので、来館するなら朝一がおすすめです。
池の真ん中には、一番大きい雪吊りがありました。
雲がかかっちゃっていて見えませんが、晴れていたら山々を背景にして、もっと絵になるでしょうね。
寒いけど、雪が降った後の光景も見てみたいです。
この日、見つけることが出来なかったのですが、高尾駒木野庭園には高尾山でも見ることが出来る”シモバシラ(霜柱)”という植物も育成されているとパンフレットに書いてありました。
虫の卵みたいですが、氷柱なんだそう。
興味深いですね。
他にも、春にはニリンソウ、夏にはさきほどご紹介した蓮、秋にはセキヤノアキチョウジといった植物を鑑賞することも楽しめます。
高尾駒木野庭園へ行った感想まとめ
いつもより真面目に案内してみたのですが、いかがでしたでしょうか?
食レポだと、調子に乗っちゃうことがあるのですが、庭園や古民家の案内なので、真面目にレポートしてみました。

←一度も登場しなかったよ!
さて…最後に…
この丸い石って何です?
お庭の踏み石のところに置いてあったんです。
謎…紐が巻いてあるので、何かに使う石ですよね、きっと。
謎にしたまま、帰ってきちゃったんですが…友だちは「怖い~」と言ってました💦
はちこは「何これ、おもしろ~!何に使うか知りた過ぎる」と思ったんですが、感性って人それぞれですね。
風情のある場所にいきなり「進入禁止」って看板があったら、雰囲気が台無し
石をおくことで「入らないでね」って意味をこめているんだとしたら、素敵だなぁと思いました。
それにしても、裏高尾って面白いです。
実はこのあと、すぐ近くにあるお蕎麦屋さん「蕎麦と杜々」へ行ったんですが、その道すがら
「ここは東京?」
というような謎なものを見つけたりしました。
甲州街道も、高尾の方へ向かうほどに、雰囲気が変わっていきますし、道沿いにあるお店も街中のそれとは全然違うんですよね。
蕎麦と杜々の食レポは、また後日アップする予定です。
アップしました↓

高尾駒木野庭園では、イベントも行う時もあるので、ぜひ行ってみて下さいね♪
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました!
高尾駒木野庭園|基本情報
住所 | 〒193-0841 東京都八王子市裏高尾町268−1 |
電話 | 042-663-3611 |
営業時間 | 春夏 4月~8月:9:00~18:00 秋 9月~10月:9:00~17:00 冬 11月~3月:9:00~16:00 |
入園料 | 無料 |
定休日 | なし(年末年始を除く) |
サイト | 高尾駒木野庭園 |
※情報は変更している場合があります。来店する際は事前のチェックをお願いします。