長~いこと八王子市民をやっていながら、その存在をちゃんとは知らなかった「八福神めぐり」
八王子で人気の八福神めぐりへ行ってみようを書いたことにより、絶対行ってみたいイベントになっていたのですが、2018年は半分の4か所だけ回ることが出来ました!
本日は最初に訪れた信松院についてレポートしたいと思います。
(残りの金剛院・本立寺・伝法院についても後日記事をアップしますね)
外観がおしゃれ!
真っ白な建物に青い屋根、左右に対称に植えられたしだれ梅。
こちらの梅は向かって左がピンク、右が白い花を咲かせるそう。
満開の時期には、さぞ綺麗でしょうね!
(しだれ桜と書いてある方もいて、信松院のサイトで確かめようとしたら「境内の花」へのリンクが切れちゃってました)
信松院はすごくおしゃれで、女性らしさを感じる佇まいが印象的です。
これって、松姫のセンスとか関係してるのかなぁ?
良い意味でお寺っぽくない珍しい外観だと思います。
お賽銭箱には
「お寺では手をたたきません。静かに念をこめて、胸のあたりに手を合わせてください」
と書かれていました。
確かに!柏手を打つのは神社だけだった~!
注意書きがなかったら恥ずかしい思いをしてたかも💦
ご配慮に感謝!
ガイドさんの説明が面白い!
松姫の像(信松尼座像)のあるお部屋へ入ると、とっても気さくなおじさまがガイドをしてくれました。
その時に聞いた話&調べてみたことをまとめてみますね。
松姫ってこんな人
松姫は武田信玄の六女で、お母さんは信玄の側室でした。
7歳の時に松姫と婚約した織田信忠は信長の嫡男。
2人は文通をしたりしていたみたいです。
織田家VS武田家→武田家敗北 と言う戦国の争いに翻弄され結ばれなかった2人。
結局、松姫は「一度は婚約した身だから・・・」と言って独り身のまま出家し、生涯を遂げたとのこと。
これだけ聞くと悲しいですが、八王子での松姫はみんなに慕われて割と幸せに暮らしていたようです。
良かった、良かった!
飾られている絵や像はあくまで作者の想像で描かれているとガイドさんは言ってました。
でもかなりの美人さんで、優しい人だったんじゃないかなぁと思います。
右から見ると男性・左から見ると女性
これもガイドさんが教えてくれたのですが、信松尼座像は向かって右側から見ると男性っぽく、左側から見ると女性っぽく見えるんです。
何でも、眼球に使われているガラス玉の位置が左右で違うとのこと。
右目の方が左目より出っ張っているんですって。
そのせいで目の輝き方が変わるのを、ガイドさんがライトを照らして見せてくれました。
写真だとちっともわからないですが、ほんとにイメージが変わるんですよ。
船の模型は東京都の文化財
武田軍船安宅形雛形は東京都の文化財に指定されている模型です。
あんたくぶね・・・じゃなくって、あたけぶねって読むんですって。
軍船で100人くらいは乗っていたらしいんですが
「よくこの船で朝鮮(←ちょっと曖昧)まで何往復出来たなぁと思います」
とのお話でした。
構造的にかなり厳しいらしいです。
人だけでなく、武器や食料も積んでいたので相当な重量だったはず。
考えてみたら、これは模型だけど、本物も木製だったんですよね。
海が荒れたら・・・考えただけで、こわい~!!
想像すると昔の人ってやっぱり勇敢です!
売り子さんが優しい声掛けを
松姫さまのお姿を見てお部屋を出ると、おまもりや松姫もなかを販売していました。
「撮影OK」と書かれていたので、お断りもせずパシャパシャ撮っていたところ、売り子のお姉さんが
「いっぱい撮って下さいね。Facebookとかにも出して大丈夫ですよ。」
と優しいお声をかけてくださりました。
撮影って、ちょっぴりドキドキしながらやってたりするので、こんな風に声かけてもらえると、すご~~く嬉しいんですよね。
ちなみにお守りは500円、信松院オリジナルのほおずきストラップは540円で販売されておりました。
松姫さま四百年祭記念御朱印帳 1冊1500円もピンク色が可愛らしいデザインで人気みたいですよ。
布袋様のお腹をなでよう~
場所を移して、下の方に降りていくと布袋様がいらっしゃいました!
まずは手前でお線香をあげてから「おん ニコニコ 腹立てまいぞや ソワカ」と三唱します。
友人はしっかり三唱しておりました。えらいよ!
その後で布袋様のいらっしゃるケースの穴に手を入れて、お腹をなでなで。
「豪腹多幸」をお祈りします。
豪腹多幸・・・これ、信松院のオリジナル四字熟語?
検索すると信松院の記事が出てくるんですよね。
危うく「業腹」と変換しそうになりました。
業腹はいかんです!真逆です!
松姫のお墓参りもできますよ
八福神を全部めぐるので忙しかったのか、お墓まで足を運んでいる方は少なかったのですが、せっかく訪れたので手を合わせに行ってみました。
松姫のお墓・・・一般の墓地の中に混じってます。
ご先祖様のお墓参りに来ている方を松姫のお墓に来ているもんだと思いこんで、そっちへ行きそうになりました。
一般の墓地と言っても、とてつもなくゴージャスなお墓もあって驚いたんですけどね。
松姫のお墓より目立っているし、ベンチもあったりして・・・。
それはともかく、松姫のお墓はこんな感じで、こじんまりしています。
墓石も長いこと雨風にさらされてたのか、風化している様子で歴史を感じます。
「これからも八王子を見守っておくれ、マッピー」と馴れ馴れしくお参りしてまいりました。
マッピーは4日に来てたらしいです!
明けましておめでとうとございます🎍🌄本年もよろしくお願い申し上げます🙇♀️
今日は信松院さんに初詣に来ました。 pic.twitter.com/j9zJKjt8mJ— 松姫マッピー (@matsuhime_mappy) 2018年1月4日
マッピーと言えばですね・・・4日に信松院に来てたらしいんですよ~。
会いたかったなぁ。
そしてマッピーが得意な踊りをおめでたい感じで披露して欲しかった!
ベルダムでは子どもの年齢制限がありました
信松院には敷地内にベルダムと言うカフェが併設されているんです。
お寺にカフェって不思議な感じですが、最近増えつつあるらしいですね。
八王子で人気の八福神めぐりへ行ってみようで「日曜、祭日はお休みだからお正月はお休みかな」と書いたのですが、6日はしっかり営業してました!
お店の前には
- 開運布袋カレー(サラダ・コーヒー付き)1,000円
- おしるこ690円
と書かれた看板が。
お店の外にはぷ~んとカレーの良い香りが漂っておりました。
ベルダムのカレー、ちょっと辛めだけど美味しいらしいんですよね。
おしるこも魅かれるわ。
全席禁煙だし、駐車場もあるのですが・・・0~6才までのちびっ子は入店できないとサイトに書かれておりました。
ベルダムはブティックも兼ねており、並べてあるお洋服をちらりと見せてもらったのですが、ターゲットは明らかにマダム。
静かな雰囲気を楽しむ大人向けのカフェと言うコンセプトで経営しているのかもしれません。
甘いものはお子ちゃまに人気だと思うんだけど、残念ですね。
でも、八福神めぐりは子どももいっぱい参加して楽しんでいましたよ。
ご飯食べるところはいっぱいあるから、大丈夫ですね。
駐車場完備
信松院では、道路を挟んだ向かいに駐車場が完備されています。
今回、訪れたのは1月6日(土)だったのですが、八福神めぐりしている人をたくさん見かけたのに駐車場は停められる状態でしたよ。
歩いて回る人の方が多いんでしょうね。
信松院(八王子市台町)の基本情報
住所 | 東京都八王子市台町3-18-28 |
電話 | 042-622-6978(信松院) 042-626-2429(ベルダム) |
宗派 | 曹洞宗 |
八福神 | 布袋様 |
営業時間 | 11:00~17:00 |
定休日 | 日曜、祭日 |
HP | 信松院 |
最後に
信松院は見どころが満載の楽しいお寺でした。
小さな鐘を突くことが出来たり、可愛らしいお地蔵様がいらっしゃったりもするんですよ。
口コミで「武田信玄のお墓もある」と書かれていたのですが、今回は見つけられなかったです。
実際あるのかな?あるんだったら次はお参りしてみたいです!
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