2022年6月13日、いよいよ元彼の遺言状が最終回直前を迎えました。
※最初、篠田の件が解決したら最終回だと思い込んでました(謝)
内容的にはほとんど『元彼の遺言状』ではありませんでしたが…。
元彼の遺言状と同じ新川帆立さんの『競争の番人』ドラマ化が決定したのであらすじネタバレ感想書いてます↓
元彼の遺言状 10話ゲスト
- 検事の三瀬義孝(八嶋智人)
- 裁判長(正名僕蔵)
元彼の遺言状 10話あらすじネタバレ
いよいよ篠田(大泉洋)が犯人とされている『十ヶ浜強盗殺人事件』の裁判がはじまりました。
法廷には、住民たちもみな揃っています。
裁判開始時、篠田は「殺してなんかいない」と訴えるのでした。
暮らしの探偵事務所に集まるいつものメンバー。
紗英(関水渚)が
「殺人はどのくらい牢屋に入るのか?」
と聞くと、津々井(浅野和之)は
「殺人罪は死刑、無期懲役、5年以上の懲役」
と答えます。
しかし麗子(綾瀬はるか)は、篠田は殺人罪ではなく、強盗殺人罪と補足。
強盗殺人罪の場合は、死刑か無期懲役のいずれかになると、津々井は解説するのでした。
検察側の証拠が大量に揃っているのに対し、こちらはほとんどなし。
不安になる篠田に、麗子は6年前お金を持っていなかった篠田が、どのようにして逃げることが出来たのかを問います。
篠田は財布はすっからかんだったにもかかわらず、なぜかポケットに小銭が入ってたと、あいまいな記憶を探るのでした。
麗子はそのことに引っかかりを感じた様子…。
★★★
再び裁判の日。
検察は
- 血の付いた凶器(包丁)
- 篠田の指紋がつき、中身が空となった被害者の財布
- 港のゴミ箱に捨てられていたという被害者の血が付着した篠田のエプロン
と、十分な物的証拠をそろえてきておりました。
津々井は麗子の裁判での行動で、裁判員の印象は最悪だと言います。
なんと、麗子は刑事裁判は研修でしかやったことがなく、初めてのことだとわかり、篠田たちは驚くのでした。
次の裁判からは証人尋問。
篠田は不安に頭をかかえるのでした。
★★★
いよいよ証人尋問がはじまりました。
- 事件現場となったリストランテ『プロメッサ』オーナー藤巻(遠山俊也)
- 『プロメッサ』に出入りしていた酒店店主・瀬戸(金井勇太)
- 『プロメッサ』で当時受付をしていた美月(成海璃子)
が証人として呼ばれています。
そして3人は揃って、篠田にとって不利な証言ばかりをするのでした。
※9話では主要な住人は全員犯人でもおかしくない行動をしていました
麗子が篠田を弁護するも、検事の三瀬は異議を繰り返し、裁判官も麗子に注意を促します。
呆れる津々井。
刑事の橘(勝村政信)も「どうしちゃったのよ、先生」となぜだか残念そうです。
しかし麗子は美月へと、意味深な視線を送るのでした。
最後の証人尋問は、美月と聞いて、篠田は「検察側の証人」を思い出します。
※1階の本屋のおじさんも読んでましたね
★★★
とうとう美月の証人尋問が始まりました。
美月はパーティーの間は受付におり、篠田が外へ出たところは見ていないと証言。
事件当日のことについて、麗子は美月に対し、一見無関係だったり、重複の質問を繰り返すため、何度も異議を唱えられ、質問を変えることに。
そんな中、陪審員たちが、麗子の話を聞きたいと言い出します。
麗子が語る篠田の人生についての話が、美月の心を動かし、真実の証言を引き出したのでした。
そして、篠田が事件の日、レストランの外に出たという事が証明。
篠田は喜びで涙をこぼしますが、麗子は「まだやることがあるでしょ」と笑うのでした。
橘に頼み、関係者全員を『プロメッサ』に集めた麗子たち。
被害者 小笠原(田山涼成)の裁判はまだ続いていると切り出した麗子は、裁判への協力について感謝を述べました。
続けて、診療所の医師・高瀬(東根作寿英)がなぜ死ななければならなかったのか?という疑問を投げかけます。
篠田はそれに対し、6年前の事件の高瀬の死が無関係とは思えないと語ります。
そして、この土地に高瀬を憎んでいる人はおらず、殺すとしたら高瀬自身が犯人としか考えられないと言うのでした。
え?高瀬って自殺だったんだ?
その考察は全く思いつかなかった!
この段階まで、9話の内容を別の表現でなぞっているだけだったので、退屈していたのですが、一気に目が覚めました👀✨
元彼の遺言状 10話 完全ネタバレ
篠田によると、外へ出て、寒さの余り目を覚まし、店内へ戻った時、パーティーの参加者はまだ残っていたと言います。
そして、篠田が小笠原を殺したのは、参加者が帰った後だと、検察は考えているが、麗子の考察によると
- 篠田が店内に入った時、被害者は既に殺されていた
- 参加者全員で、篠田にその罪をなすりつけた
そして、事件の真相は、住民たちは篠田を犠牲にして、高瀬を守ったと言い切ったのでした。
9話放送後の考察で、住民たちは誰かをかばっているのでは?と書いたのですが、この点については当たっていました。9話の記事
私は美月が犯人だと考察していたのですが、高瀬だったんですね。
十ヶ浜の人々は、誰もがみな病気やけがをすると高瀬にみてもらっており、頼りにしながら生活していたのです。
10年前、大きな台風に襲われた十ヶ浜は、大きな打撃を受け、被害者である小笠原に借金をするしかありませんでした。
パーティーの夜、小笠原は住民たちに、借金の返済期限を今月中にすると切り出します。
動揺する住民たち…。
旅館を営む亀田は、思わずナイフを手に取り、小笠原を追い詰めていきます。
しかし小笠原の背後にいた高瀬が包丁で刺してしまい、死んでしまいました。
責任をとるという高瀬を必死でとめる住民たち。
そこへ、外から目を覚ました篠田が店内へ戻ってきて、再び眠りについてしまったのでした。
高瀬を診療所兼自宅へと亀田が送ると連れ出します。
篠田が天涯孤独だと知っていた住民は、高瀬を守り、篠田を犠牲にするため、偽装工作をしたというのが『十ヶ浜強盗殺人事件』の真相でした。
「オリエント急行の殺人ではなかったか」と本を棚に戻す篠田。
怪しき古書店主が次に持っていたのは「シャーロックホームズの冒険」でした。
※元彼の遺言状に出てくる古典ミステリーのほとんどがamazonで試し読み可能です(リンクはAmazonへ)
元彼の遺言状 10話 感想|つまらない?面白い?最終回直前まで見た結論
正直に言います…8話までは「元彼の遺言状つまんなくね?」と思っていました。
元彼の遺言状のあらすじネタバレ感想記事は、何件も書いてきましたが、最も反響があった記事がこちら↓
亀田旅館と海鮮丼屋さんのロケ地記事でした。
元彼の遺言状は月曜日の放送でしたが、その前日、日曜日には日本中を熱くさせたマイファミリーの放送日でした。
マイファミリーへどっぷりのめり込んだ後に、元彼の遺言状…どうしても比較をしてしまいます。
何と言ってもスピード感にかけるのと、中途半端なコメディ要素が、どうにも肌に合わないと言うのが、8話までの感想でした。
しかし9話に来て、篠田の正体や、なぜ逃亡生活を送っているのかを明かす段階になると、面白さが回復。
やはりミステリーは考察のしがいがあるものが、面白い。
裁判のくだりは、9話の焼き直しという感じではありましたが、篠田の無実が証明された後、麗子が事件を隠ぺいした住民たちに怒りをぶつけるシーンでは、ちょっとした感動を覚えました。
「高瀬が必要だったから守った」
ということを住民たちは正当化しようとしますが、麗子は
「あなたたちの安易な考えが高瀬を追い詰め殺すことになった」
と訴えます。
私たちはこれをみて「住民クズ」と思いがちです。
でも、実は似たようなことを案外日常でやっているのかもしれません。
例えば美月…本当は自分を助けてくれた篠田に恩義を感じているのに、住民たちの大きな意思に飲み込まれ、隠ぺいに加担してしまいました。
これは、学校などで起きるいじめとあまり変わらない構図のように思います。
自分のみが可愛いがゆえに、他人の人生を奪ってしまう…恐ろしいことですが、本当に強い心を持っていないと、明日は我が身ということも。
元彼の遺言状、なんだかんだ文句を言いつつも、最後は心に訴えかけるものがあったので「面白かった」といたします👍
(追記)最初この記事を投稿した時、てっきり10話が最終回だと思い込んでおりました。
篠田の件が解決し、感動の最終回!という感じだったのに…11話でもっと盛り上げることができるのか、興味津々です。