白山神社(八王子市中山)へお参りに行ってきました。
白山神社は八王子八十八景の一か所にもなっている、とても立派な神社と聞いていました。
お正月には近隣の初詣客で、春には桜を愛でるお花見客で、大変賑わうそうです。
絹の道へ行った時、地図に白山神社が掲載されていたのですが、別コースを選んでしまったため、後日車で訪れてみました。
絹の道のメインスポット【道了堂】からだと徒歩で17分ほどになります。
絹の道を訪れた際、【道了堂】のあった大塚公園の入り口ところで、道が3方向に分かれていたんです。
記事の中で「東へ進む道は、獣道っぽくも見えた」と書いているのですが、そちらを歩いていくと白山神社へ続く道へ通じていることがわかりました。
赤いマーカーで示した細い道ですね。
今回は車で行ってみたので、駐車スペースについての情報なども含めてご紹介しようと思います。
白山神社(八王子市中山)は八王子八十八景の1か所
白山神社に駐車場はないが駐車可能
白山神社に駐車場は設けられていません。
しかし、お正月やお祭りなどで混雑する時でなければ、車を停めることは可能です。
白山神社の西側にある道は、木陰になるので、中で休憩している車も多く見かけました。
白山神社展望台
車を停めたすぐ近くには「白山神社展望台」が設置されています。
天皇御在位60年記念とだけ書かれていますが、昭和天皇のことでしょうね。
残念ですが、展望台からは山々は見えませんでした。
落葉すると見えるのでしょうか。
昭和天皇が亡くなったのが昭和64年になったばかりのお正月のことだったので、展望台が建てられたのは34年前くらい?
その頃にはスッキリ山々が見渡せたのかもしれませんね。
でも、ちょっと歩くと景色の良い場所がありました。
白山神社の末社|山王神社・秋葉神社
白山神社展望台前の広場には、真ん中にポツンと建った、小さい神社があります。
これは山王神社と秋葉神社が合祀されている、白山神社の末社です。
この辺りの広場は桜の名所になっていて、お花見の季節にはとても賑わいます。
中山白山神社
さて、本命の白山神社へ向かうことにしましょう。
白山神社展望台から北へ向かって坂道を上がっていきます。
左脇にはお手洗いの建物が見えていますが、すぐそばには「痴漢に注意」の看板がありました。
いかにも出そうな雰囲気のお手洗いなので、女性一人で行くのはためらいますね。
ただ、ここから絹の道へと歩く場合は、用を足して行った方が良いかもしれません。
長隆寺の礎石
坂を上がっていくと、すぐに白山神社に到着します。
入り口付近には、ど~んと大きな石がおかれていて、長隆寺の礎石と書かれていました。
その昔、八王子の中山村には長隆寺という、この辺りでは最古のお寺があったようです。
この礎石(お寺の基礎に使った石)の大きさを見ることで、長隆寺がいつ頃に建立されたかを推測できるんだそうです。
それにしても他の礎石はどこへ行ってしまったんでしょう?
こんな大きい石が、一個しか残っていないことの方が不思議だったりします。
こちらが社殿になります。
よく手入れされており、立派ですね。
説明を読むと、白山神社は武蔵坊弁慶の血縁だった弁智が法華経を奉納した関東七柱の中の一社という言い伝えられていることがわかりました。
武蔵坊弁慶のように歴史に名をのこした人に縁がある神社だと思うと、ミーハーなはちこは微妙にテンションがあがってしまいます。
どの程度の血縁だったのか、調べてみましたが、さっぱりわかりませんでした。
細かいことは気にしません。
中山白山神社は東京都最古の経塚(経典を土中に埋納した塚)なんだそう。
他にも鏡などが出土しており、東京都文化財重宝として八王子市資料館と国立博物館に保管されているとも書かれていました。
八王子市資料館って言うのは、八王子市郷土資料館でしょうね。
こういう情報を知ってから行くと、また違った楽しみ方が出来そうです。
可愛い狛犬
神社を守る狛犬たち。
可愛くて愛嬌のあるお顔の狛犬です。
もう一つ立派な建物がありました。
謎の大きな釜
その横には謎の大きな釜?
中には水が入っており「メダカでも飼ってるのかな?」と思ったのですが、網があるので良く見えませんでした。
実は炊き出しなどに使っていたりするんでしょうか?
この釜のある裏手は、急斜面になっています。
フェンスもなく危険なので、小さいお子さんと来た場合は注意してあげてくださいね。
残念ながら手水舎のお水は止まっていました。
溜まっているお水はきれいそうでしたが、使うのは遠慮することに。
白山神社の階段です。
かなり長い階段なので、ちょっと怖いくらいです。
階段をおりていく途中には、ところどころに雰囲気のある石碑などが設置されています。
高尾山のたこ杉ミニみたいな、瘤のある木も何だか気になります。
多分、杉じゃないけれど・・・。
台座より上の部分は新しそうですね。
お稲荷様もありました。
中には陶器の可愛らしいお狐さまが祀られていました。
白山神社の鳥居へ到着です。
絹の道側から来た場合は、鳥居側から参拝することが出来ます。
鳥居から、民家のある道を抜けて、もう少し下ると「中山ぴんころ地蔵」とかかれたお地蔵さまがありました。
大事にされているのがわかるお地蔵様ですね。
まだ真新しいお地蔵さまは健康長寿を願って建てられていたので、長寿はともかく「健康祈願」をお願いしてみました。
ふと思ったんですが、ぴんころって、ピンピン生きてコロリと逝くって意味だったりするんでしょうか?
もっと気合入れてお参りしてくれば良かったかもw
絹の道を歩くんだったら、白山神社へも立ち寄ってお参りするのはおすすめですね。
雰囲気のある良い神社だと思いました。
桜の名所なので、春に訪れると幻想的な光景が見れそうです。
八王子には高尾にも白山神社が
実は八王子にはもう2か所、高尾と小比企にも白山神社があります。
それと区別するためか中山の白山神社は「中山白山神社」とも呼ばれています。
市外の方は間違えないように気をつけてくださいね。
白山神社(八王子市中山)基本情報
御朱印については、どこを調べてもわからなかったので、白山神社の連絡先を掲載しておきます。
住所 | 八王子市中山806 |
祭神 | 伊弉諾尊(いざなぎのみこと) |
摂社 | 熊野神社・日枝神社・愛宕神社・稲荷神社 |
境内末社 | 天満宮・金刀比羅神社・秋葉神社・山王大権現 |
年間行事 | 1月1日:元旦祭 4月2日:祈年祭 9月第一日曜日:定例大祭 11月23日:勤労感謝祭ほか |