高尾にある和菓子屋さん萬盛堂(まんせいどう)へ行ってきました。
高尾駒木野庭園を訪れるついでに、以前あんず大福をご紹介した有喜堂(ゆうきどう)支店にも寄ろうと思っていたのですが、またもや定休日だったんですね。
だがしかし!そこは抜かりなく別の和菓子屋さんが、すぐ手前にあったのを発見していたはちこです👀キョロキョロしながら歩いてるからね
「抜かりないなら定休日を確認しておけ」という話には触れないように
それが萬盛堂(まんせいどう)だったというわけです。
実は…中に入るかどうか迷ったんですが、背中を後押ししてくれる方が現れまして…そのエピソードも含めてご紹介したいと思います。
萬盛堂(まんせいどう)@八王子市高尾はこんな和菓子屋さんでした
高尾駅北口から徒歩3分
高尾の萬盛堂の場所はここです↓
わざわざ「高尾の」とつけるには理由がありまして…
Google先生に「萬盛堂」についてお尋ねすると「石村萬盛堂」の結果がたくさん表示されます。
「石村萬盛堂」も老舗の和菓子屋さんになります。
「石村萬盛堂」ではないからね☝
調べる時は「高尾 萬盛堂」とか「八王子 萬盛堂」と入れるがよろし。
萬盛堂の最寄りの駅は高尾駅。
高尾駅北口を出て、さらに北へ向かうと、甲州街道(国道20号)に出ます。
徒歩で約3分の場所にお店はあるので、アクセスは抜群ですね。
有喜堂支店の場所も3分程度と書いているのですが、駅からの距離は若干ですが萬盛堂の方が近いです。
常連さん?のおすすめは【みたらし団子&芋ようかん】
駒木野庭園→隠れすぎたお蕎麦屋さん蕎麦と杜々(とと)の帰りだったので、お腹が満たされていたせいもあり、「事前調査もしてないし、買わないで帰ろうかなぁ」とも思ったのですが
ここ、美味しいですよ
萬盛堂の外にあったテーブルで、本を読みながら和菓子を食べていた常連さんっぽい男性が、声をかけてくれました。
続けて「おすすめはみたらし団子で、もう少し上級者になったら芋ようかんが美味しいです」との説明も。
ふ…一気に上級者になってみようじゃないか👍
確かに芋ようかんって、芋風味のようかん(基本は普通の羊羹っぽいテイスト)のと「芋をつぶして固めただけか?」疑惑のある芋ようかんもあるしね。
和菓子屋さんによって、意外と味わいが異なったりする部分もあるよね。
こんないきさつがあり、お店に入ることを決めました。
明治末創業・老舗和菓子店
扉をあけると、すぐそこはショーケース。
北野街道沿いにある片倉だんごと似たような店構えで、ちょっと雰囲気も似てるかな。
創業は明治の末で、100年以上の老舗和菓子店とのこと。
お店の方(多分4代目の店主さん)のお話によると「戦争中は閉店寸前まで行った事もあるみたいです。長く続けているだけです」と謙遜されていましたが、一つのお店を4代続けるというのは並大抵のことではありませんよね。
常連さんがお話してくれた「みたらし団子」ですが、おそらく「焼き団子(70円)」のことだと思われます。
浅川の栗(150円)や高尾の梅(150円)といった、八王子にちなんだ名称の和菓子もリーズナブルな価格設定で日常使いしやすいですね。
海苔をまいた「いそべ団子」や、きなこをまぶした「あべかわ団子」なども並んでいました。
芋ようかんは愛娘の方がおすすめ
そして、こちらが芋ようかん。
2種類あります。
使っているさつま芋の品種が違っており、片方は「紅あずま」もう片方は「愛娘」を使っているようです。
価格が一緒なので
どっちの芋ようかんがおすすめですか?
と、聞いてみたところ「愛娘」をおすすめされました。
今までは紅あずまのみで、芋ようかんを作っていたそうですが、今年は愛娘を取り入れたとのこと。
愛娘というさつま芋の品種を聞くのははじめて。
イチゴみたいな名前で可愛いですね🍓
愛娘というさつま芋の正式名称は【大栄愛娘(たいえいまなむすめ)】と言い、千葉県成田市のブランドさつま芋です。
さつま芋は荒地でも栽培でき、肥料もあまり必要としない植物です。
(戦後はお米がないのでさつま芋を食べていたのが良い例です)
にもかかわらず、大栄愛娘は、完熟たい肥と米ぬかを使用した土づくりを行い、基準を満たした農家だけで生産されています。
大栄愛娘の特徴は、紅あずまより肉質がきめ細やかで、しっとりなめらかな口当たりが特徴。
そのままでも「しっとりなめらか」なんだったら、芋ようかんに加工しても絶対美味しいはず!
期待が膨らみます⤴⤴⤴
萬盛堂(まんせいどう)の和菓子を食べてみよう
焼き団子(みたらし団子)…70円(税別)
こちらが常連さんイチオシの焼き団子(みたらし団子)
みたらし団子が激安な伊勢屋には10円負けちゃいましたが、70円はお安い方ですよ~。
材料もシンプルですね~。
手元にあった「八王子 和菓子と蕎麦 食べ歩きマップ」を見たら、萬盛堂(まんせいどう)の説明に
原材料本来のおいしさを生かすため、保存料や防腐剤は一切使用しておらず、やさしい味に仕上げています
と、書かれていました。
市販のみたらし団子を買うと、大抵日持ちを向上させるためにグリシンが入っていますが、そういったものは全く入っていませんね。
ですから、焼き団子の賞味期限は買ったその日です。
しっかり焦げ目がついていて香ばしそう~。
いただきます!
お団子は密度が高く、むぎゅ~!っとしてます。
ムニュムニュではなく、弾力のあって食べ応えがある食感ですね。
焼き立てで食べてみたい!
常連さんは、出来立てほやほやを、食べたりしてるんでしょうか…何とも羨ましいです。
インスタにも投稿したところ、Cafe Mariposa(マリポサ)さんからコメントもらっちゃいました☺
「昔ながらのお団子作り」いいですよね~。
マリポサは、高尾山口すぐのところにあるトリックアート美術館の2軒お隣りにあるカフェなんですよ☝
銘菓 栗最中…150円(税別)
八王子にちなんだ和菓子をプラスしようと思っていたのに、いきなり最中が食べたくなって買ったのが、こちらの「栗最中」
皮は栗の形をモチーフにしています。
大きさはこれくらい📏
まるごとの栗が入っている最中も増えていますが、萬盛堂の栗もなかは刻んであるタイプでした。
割と栗の量は多くて、風味はちゃんとしましたよ。
中はこしあん、皮はパリパリ食感ではなく、しっとり系で薄めに仕上がっていました。
オーソドックスな栗もなかですね。
芋ようかん…220円(税別)
いよいよ、期待の芋ようかんの登場です。
大きさもはかってみました。
封を開けて、切ってみると、なめらかさが伝わってきますね。
とてもきれいな薄い黄金色の芋ようかんです。
こ、これは~!
芋ようかんというより、和風スイートポテトみたい!
本当に、本気でなめらか食感です。
バターが入ってない分(もしかしたら、入ってるかもしれないけどw)ヘルシーなはず。
しっかり甘いのに、後味がすっきりしていて、美味しい♪
なめらかですが、普通の羊羹のように「ねっとり」ではなく、口の中でほろろ~んととろけるようでした。
俺さ、芋があんまり好きじゃないのって「パサパサしていて、のどにつっかえるから」なんだけど、この芋ようかんは全然違ってて、うまいね。
芋嫌いの息子くんに食べさせてみたら、こんな感想を言ってました。
この芋ようかんを勝手に銘菓認定したいと思います(。+・`ω・´)キリッ
ほとんどが「さつま芋」で出来ている感じなのに、雑味やえぐみもなく、本当に美味しい芋ようかんでした。
他の和菓子も食べてみたいけど、この芋ようかん買いしたいお味でした✨
萬盛堂(まんせいどう)感想まとめ
帰る時に、お店の裏手から、もくもくと蒸気があがっているのが目にとまりました。
一体、どんな和菓子が作られていたんでしょうね。
駐車場はお店脇の道を入って行くと裏側にあるとのこと。
3台分用意されているそうです。
はちこは徒歩だったので、確認してないのですが、この画像に写っている道だと思います。
結構、細い道なので運転には注意してくださいね。
それとも…実はもう一種類おまんじゅうをお願いしていたのですが、袋の中に入ってませんでした。
お金はひかれてなかったので、全然大丈夫なのですが、とっても美味しい和菓子屋さんだったので、おまんじゅうも食べてみたかったなぁ…残念!
みたらし団子以外の和菓子の賞味期限がわからなかったので、なるべく早く食べた方が良さそうでした。
うちではペロリと、その日のうちに食べちゃいましたけどね☺
ではでは、ごちそうさまでした~♪
萬盛堂(まんせいどう)|基本情報
住所 | 193-0844 八王子市高尾町1618 |
電話 | 042-661-0114 |
営業時間 | 9:00~19:00 |
定休日 | 水曜(夏季休業・不定休あり) |
駐車場 | 3台 |
サイト | 菓子処 萬盛堂 |
※情報は変更している場合があります。来店する際は事前のチェックをお願いします。