友達からの電話だと思って出てみたら、実は勧誘だった!ということはありませんか?
昔のあんまり覚えてもいない友達や、友達のふりをした人物からの勧誘電話は本当にうざいですよね。
「友達だから」という理由で警戒心が薄れ、ついつい話をしてしまったり、情報を教えてしまったりした後に、実は勧誘だったと知るとムカつきます。
月日の流れは残酷なもので、久しぶりに突然電話をしてくるかつての友達の用事は、結局「宗教」「ネットワークビジネス」「保険」などの勧誘というケースも多いです。
しつこくつきまとわれないためには、最初の電話でビシッと断るなどして、撃退するのが重要。個人情報を流出させて悪用されたり、詐欺的な被害にあわないよう、しっかり身を守ることが必要です。
そこでこの記事では、体験談を交えながら、友達(のふりをした)勧誘電話の対処法を紹介。ユニークな方法もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
友達のふりしてくる勧誘電話に要注意!【体験談】
ある日、次男に若い女性から電話がかかってきました。
私、中井と申しますが、次男君いらっしゃいますか?
私が電話に出たのですが、女性はいかにも友達や彼女かのような雰囲気を出してきます。
ちょうど外出している次男とラインをしている最中だったので、私は次男にこのことを伝えました。
今、中井さんって、女の子から電話が来たよ(笑)
「どちらの中井さんですか?」って聞いたら「いらっしゃらなければ結構です」って切っちゃったけどね。
またかい(笑)一年前くらいも電話かかってきたよね、同じ名前で。
実は、1年ほど前にも、同じような電話がかかってきていたのです。
はじめて電話を受けた時は、「なんと!次男くんに彼女が出来たのか!」「あるいは、いつの間にか飲み屋さんのお姉さんか何かと仲良くなって(というか引っかかって?)連絡先でも教えちゃった??」と、変に興奮してしまいました。
それにしても、中井って誰なんだろう…勧誘電話では「中井」が定番苗字なのかしら?
それともうちの担当が中井だとか??
この「中井」なる女性は、我が家以外の方々にも同様の勧誘電話をかけているのかもしれないと考え、ネット上で検索してみましたが、具体的なヒットはありませんでした。それにしても、全国の中井さんにしてみたら、迷惑な話です。
調べてみると、「中井」だけでなく、「鈴木」「田中」といった、どこにでもあるような苗字を使うケースが多いようですね。同じような勧誘電話を受けている方が、ネット上で大量に見つかりました。
我が家では、電話帳に番号を掲載していないにも関わらず、このような勧誘の電話が頻繁にかかってきます。
そこで、このような勧誘電話に対処するために、以下に友達のふりをした勧誘電話の対処法をまとめることにしました。
勧誘電話は「友達のふり」が多い?女友達や同級生の名前に要注意
今回の場合は、勧誘される前に相手の女の子の方から電話を切られてしまいましたが、心当たりのない名前であり、1年という期間をあけて電話をしてきているので、本物の友達ではないと考えています。
また、調査でも、このような電話はほとんど詐欺まがいの勧誘であることがわかりました。
電話番号の流出元は卒業アルバムやクラス名簿?
若い女の子が友だちを装って勧誘してくるということは、電話をかけている相手の年齢が大体わかっているということになります。
ほとんどの場合、学校の卒業アルバムや連絡網などから、電話番号が流出していることが原因です。
最近では、学校も個人情報の流出に、かなり気を使っているので、名前と住所、電話番号をセットで記載することはなくなってきています。しかし、息子たちが小さかった頃はクラスの連絡網に個人情報が記載されて配られていたので、電話番号の流出元は卒業アルバムやクラス名簿の可能性が極めて高いです。
「名簿+業者」で検索すると、普通に名簿を買い取る業者が出てきます。
年齢や性別、地域など、ターゲットにしたい名簿を販売しているので、たとえ電話番号が電話帳に掲載されていなくても、一度業者に売られて登録されてしまえば、このような電話はかかってくる可能性があるということです。
うちの場合は息子なので女の子から電話がかかってきましたが、逆パターンのケースももちろんありますので、注意が必要です。
注意!携帯電話の番号などは安易に教えない!
詐欺的な勧誘においては、「連絡したいので携帯の番号を教えて」というケースが多く見られます。しかし、携帯電話番号だけでなく、固定電話やLINEなどの個人情報も安易に教えないほうが安心です。
【体験談】で話したように、一般的な名前を語り、
スマホ(携帯電話)をなくしてしまい、電話番号がわからなくなってしまったので、教えて
と言った誘導の仕方をしてくる場合があります。
友達のふりした勧誘電話の対処法ガイド!断り方や対策を紹介
友だちを装った勧誘電話の場合、本人にすぐに取り次がず、突っ込んだ質問をすれば、大抵の場合は向こうから切ってしまうというケースがほとんどです。
が、調べてみたところ、ユニークな対処、撃退方法を考えたりしている方もいましたので、今後のためにも、ここでまとめておこうと思います。
対策1:相手の情報を確認して対処・撃退
「あぁ、海外へ留学していた〇〇君ね」と、相手のことをよく知っているふりをして、最終的には「この言葉を訳して欲しい」などと突っ込んで対処、撃退している方がいました。
相手が「人違いです」と言っても、「〇〇君は学年にたったの1人でしょ」と突っ込んでいくと、相手は根負けして、電話を切るそうです。
対策2:「〇〇は亡くなりました」と言って対処・撃退
「〇〇は亡くなりました」と、言ってしまう方は結構多いようです。私自身は縁起が悪いので、この手法は使いませんが、一発で撃退できるそうですよ。
この派生バージョンのような感じですが、「〇〇は電話に出られる状態ではありません」と勝手に相手に推測させたり、「〇〇とは私も連絡がつかなくて困ってるんです」というものもありました。
対策3:保留にして放置
「取り次ぎます」と言っておきながら、電話を保留したまま、延々と放置して、相手から切らせる方もいました。相手は時間と電話料金を無駄にするので、そのうち切ってしまうそうです。
これは面倒くさくないし、良い対処法に思えますね。
対策4:消費者金融の番号を教えて撃退
最近ではめっきり少なくなりましたが、電柱などに貼ってある消費者金融の電話番号を「現在の連絡先」として教えて撃退する方法もあります。
前もって、電話番号を用意しておかなければいけませんが、ユニークな方法です。
最寄りの警察署(110ではない番号)を控えておいて教えるという方もいましたが、警察官は忙しいでしょうし、これはあまりおすすめではありません。
対策5:逆にセールスをし、相手を振り回して撃退
〇〇の友だちだったら…と、壺などを特別に安く売るとセールスするという、撃退法を実施している方は、ゲームだと思って遊ぶことにしたと書いていました。
その方は、様々なバリエーションを考えていて「〇〇は警察官になった」「あなたの声に死相が出ている」「〇〇は私です」などと言って、楽しんでいました。
対策6:常時、留守番電話にして対処
家の電話を常時、留守番電話にしている方もいます。
本当に用事のある相手の場合は伝言を入れてくれるので、かけなおすようにすれば、振り込め詐欺の防止にもなるそうです。
かけなおす際の電話料金の負担はありますが、スマートで賢い対処法ですね。
「友達」と思わせる勧誘か本物の友達か分からない時の対処法
調査中、「本当に友達なのに、電話をしたら冷たくあしらわれて悲しかった」と言っている方もがいました。
「〇〇くん、元気かな?」と電話をしてきてくれた友達に「勧誘かも?」と最初から疑ってかかると、本当の友達を失う事にもなりかねません。
このことを考えると、明らかに詐欺まがいのセールスだとわかる場合以外は丁寧に対応した方が無難だろうという結論に至りました。
勧誘か、本当の友達かわからない場合
かけなおさせますので、そちらの連絡先を教えて下さい
と言うのがスマートで、常識的な対処法と言えそうです。
悪質な勧誘電話対策|まとめ
今回、電話に出た時に、息子くんが近くにいたので「実験的に電話に出してみて、勧誘されるのか確かめてみれば良かったな」と思いました。
詐欺まがいの行為に引っ掛からないようにするには、避難訓練と同じく、日頃から「想定しておく」のが大事。
家族でしっかりコミュニケーションをとって「こんな時は、こうしよう」と前もって話し合っておくと、いざと言う時に慌てず対処できるかと思います。
それでは、お互いに騙されないよう注意していきましょう!
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