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光回線乗り換えの電話勧誘に要注意!詐欺師が使う手口と回避方法とは(体験談あり)

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光回線乗り換えの電話勧誘と詐欺師の手口

光回線業者による悪質な詐欺事件が相次いでいます。実は私自身も、あやうく騙されそうになった一人。

とある光回線業者に電話で勧誘され、工事の予約まで済ませたのですが、次男の「怪しい」という助言により回避することができました。その勧誘は、巧妙で悪質なもので、まるで現在契約している業者のような口ぶりで乗り換えさせようとしてきます。

同様の被害にあった方も多数いることがわかったので、この記事では光回線の悪質な乗り換え詐欺の手口について説明いたします。

光回線の乗り換え詐欺は、auひかりの契約者が狙われることが多いが、ケーブルテレビでインターネットを利用している方も要注意!

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光回線の悪質な乗り換え詐欺の手口を説明

手口1:無料でモデム交換→その上料金が安くなる

我が家では、あるケーブルテレビ会社で『テレビ・電話・インターネット』をセットで契約しています。しかし、テレビは処分してしまったので、実際に使用しているのは電話とインターネットだけです。

正直なところ、支払っている金額に対して、ケーブルテレビの回線速度が十分でないことが多く、「光回線に乗り換えた方がいいのかな?」と次男と相談していた矢先にかかってきた勧誘電話でした。

最初に電話をかけてきた若い女性は、とても丁寧で教育されたOLさんのようでした。

その女性は、まず我が家で契約しているケーブルテレビ会社の名前を出してから

現在インターネットにおいて月額6000円ほどのお支払いをされているかと思いますが、無料でモデムを交換する工事を順番に行っております。

モデム交換によって、料金が月額4980円に下がるだけでなく、速度も2倍になります。お客様に負担は一切ありませんし、万が一違約金が発生した場合もこちらが負担いたします。

と説明。

  • 自宅で契約しているケーブルテレビ会社の名前を出してきた
  • 契約している金額を具体的に知っていた

以上のことから、すっかりケーブルテレビ会社を経由した(あるいは委託された)電話だと思い込んでしまいました。

しかし、この電話の途中で、女性の話に少し違和感も感じていました。本来ならば当然知っているはずの契約者の住所や名前を知らなかったように思えたのです。

ただ、その点は巧妙に騙す仕組みになっており

確認させていただきますので、住所と契約者様のお名前をお願いします

と言った流れに進みます。

こちらとしてはまだケーブルテレビ会社に関係している人の電話だと思い込んでいるため、無料なだけでなく料金が安くなるという魅力的な提示に心奪われ、違和感を無視してしまいました。

手口2:ソニーやNTTの名前を出してくる

さらに、その女性は、電話の中で「ソニーの回線を使えるようになったことで…」などと、誰もが知っている大手企業の名前を出してきました。

まだ家を建てたばかりの頃、よく「東京電力の者ですが、玄関口までお願いします」と言って出て行ったら、太陽光発電の営業マンだったこともありました。

そのため、大手企業の名前を勝手に語る悪質な勧誘の手口があることは知っていたはずなのに…。「得したい」という欲に目がくらみ、すっかり騙されてしまいました。

「何か変だな?」と思ったら、やはりその直感は信じるべきかもしれません。

今回の場合はソニーでしたが、NTTを語るケースも多い

手口3:大手企業をイメージさせる社名

さらに電話でのやり取りが進むと、相手は「〇〇光」という社名を名乗りました。しかし、この社名は大手企業と名前がそっくりで、同様に似た名前の会社が2社ほど存在していることが後からわかりました。また、今回電話をしてきた光回線業者は、まだ開設してそんなに日が経っていないことも判明しました。

おそらく相手は、紛らわしい社名をあえてつけることで、あまり光回線業者に詳しくない相手に、何となく信頼できる会社というイメージを抱かせることを狙っていたのだと思われます。

「お得なので乗り換えませんか?」と誘われましたが、今時は話を聞いてくれる人もいないため、相手は新たな手法を考え出したのだと思います。

詐欺業者は大手企業の社名を半分パクリ「〇〇光」という名を名乗って電話をしてくる

手口4:複数人数と電話をすることになる

乗り換え詐欺は、工事の予約を取り付けるまでの段取りにも巧妙な手法が使われています。最初にかけてきた女性との電話の後、数分後に話の内容を確認するための若い男性からの電話があり、その後もう一度工事の日取りを確認するための電話があります。

このような段取りは、大手企業でもよく行われる手法であり、信頼性を高めるために使用されます。例えば、私が契約しているケーブルテレビ会社でも、モデムやルーターの変更をした際には同様の手法が使われました。

つまり、相手は複数の人が電話をかけることで、詐欺であることに気付かれにくくし、信頼を得ようとしていたのだと思われます。

乗り換え詐欺は、複数人数からの電話で信頼性を高める手法が使われることがある

手口5:携帯電話の番号を聞き出す

「もしも連絡がとれないといけないので」という理由で、携帯電話の番号も聞き出されました。

既に「ケーブルテレビとセットで携帯電話の割引もされている」という話をしてしまったため、「携帯持ってません」とは言えません。

携帯の番号はあまり外に出したくないので、「どうしても必要ですか?」と渋ったのですが、「やはり必要です」と言われ、教えてしまいました。

個人情報がダダ漏れです!

こうして、あっという間に工事の予約まで終わってしまいましたが、その時に

現在大変工事が混みあっておりまして、予約がとれるのが9月〇日以降になります。

と、しばらく先の日付を指定されました。

携帯電話の番号は知られてしまいましたが、工事の日程がすぐにならなかったことは、かえって幸いでした。考える余裕が出来たからです。

工事の日付を少し先にしておけば、考える余裕ができます

手口6:ケーブルテレビ会社に連絡させないようにしている?

注意事項として、こんなことも言われました。

工事が終了してから、ケーブルテレビ会社にインターネット契約の廃止の連絡をしてください。

前もってケーブルテレビ会社に連絡をしてしまうと、インターネットが使えなくなってしまうので注意してください。

その時は、「当たり前のことだ」と思っていましたが、今では「ケーブルテレビ会社に連絡させないようにしていたのかもしれない」と疑っています。

手口7:詐欺師が使う『親切な対応』に注意!

携帯の契約と同じように、今回の契約でもオプションをつけると割引が適用されます。翌月に全て解約していただければ大丈夫です。忘れてしまわないように、こちらからご連絡を差し上げますので、ご安心ください。

実際にある携帯のオプションに似ていますね。たしかにオプションを解約することを忘れると、翌月以降は余計にお金がかかることになってしまいます。

「親切な対応」は詐欺師の騙すための手法にすぎない!

手口8:『お金の引き落とし急かし』に要注意!

工事が終わったら、9月中に銀行がクレジットカードの引き落としの手続きをしていただかないと、割引が適用されなくなってしまいます。

と言われ、入金を急かされました。しかし、今考えると、詐欺師はできるだけ早くお金を手に入れたかった可能性があることに気づきました。

引き落としを急かすのは、割引のためではなく、お金を手に入れるためかも!

手口9:会社の営業時間が遅い!

次男にこの話を伝えたところ、最初は速度が速くなることに喜んでくれていたのですが、その後Twitterで色々調べてくれた結果、「なんかここの会社、怪しい」ということに気づいたようです。

結局、「正直うますぎる話で怪しい」ということになり、「何かご不明なことがあったら、いつでもおかけになってください」と業者から聞いていたカスタマーサポートにつながるフリーダイヤルに電話をかけてみました。

すると、自動の営業時間アナウンスが「当社の営業は12時から…」と流れ、営業時間の開始が遅いことに驚きました。

常識的に考えて、この手のサービスをやっている会社は遅くても10時には受付を開始するものです。

詐欺ではなかったとしても、カスタマーサポートの営業が12時からなんて会社と契約したくありません。

カスタマーサポートの営業時間もチェック✔

手口10:公式サイトの消費者苦情受付窓口に電話がつながらない

結局「12時まで待ってられない」と思ったので、ネットで社名を検索し、ホームページに書かれていた「消費者苦情受付窓口」の番号(フリーダイヤル)に電話をすることにしました。

受付時間が9:00〜21:00(年中無休/年末年始を除く)とアナウンスされたので、9:00を待って再度電話をかけてみることに。

しかし、鳴らせど鳴らせど呼び出し音がなるだけで、自動アナウンスへの切り替えさえありませんでした。

「消費者苦情受付窓口」の番号(フリーダイヤル)は設置してあるだけで役目をしていない

光回線の悪質な乗り換え詐欺確定!決定的な理由とは?

たとえアプローチが怪しくても「本当にお得」だったら、詐欺とまで言うつもりはありませんでした。

でも「これは、詐欺と言っても過言ではない悪質な業者だ」と思った決定的な理由があります。2番目にかけてきた若い男性にした質問の回答がでたらめだったからです。

はちこ
はちこ

この工事をした場合、古い機種(ルーターやモデム)は、その場で引き取ってくれるんですか?

その場では回収しませんが、解約の電話をケーブルテレビ会社にすれば、箱を送ってもらえるので、その中に入れてコンビニなどで送り返せば大丈夫です。全くお客様へのご負担はありません。

この男性の回答は、全くの嘘ででたらめでした。

うちでは、以前にも機器の変更をしたことがあるのですが、トラブルの末、結局わざわざ電車に乗ってケーブルテレビ会社に機器を持って行くはめになったことがあります。

その時も、変更の手続きをした営業マンの話と、実際の手続き方法が食い違っており「騙された!」と思いました。

ケーブルテレビ会社に問い合わせた結果、『〇〇光』は詐欺会社であることが明らかに

そこで、現在契約しているケーブルテレビ会社に『〇〇光』という業者について問い合わせをしてみました。

やはり『〇〇光』は詐欺会社であるとしか思えない結果に。

  • 『〇〇光』が結果、ケーブルテレビ会社とは何の関係もない業者であること
  • 無料でモデム交換などは行っていないこと
  • 交換時に引き取り用の箱などは送っていないこと

などが明らかになったのです。

ケーブルテレビ会社側は「ホームページに詐欺に関する注意勧告は出している」と説明していましたが、チェックしても見つかりませんでした。回答が煮え切らない部分もあったので、おおっぴらに批判することができない何らかの事情があるのかもしれません。

確認の際、「他の業者から電話をさせるという事はしてないので、個人情報などは決して漏らさないでください」と言われましたが、もはや手遅れです!と言いたかったです。

今回の『〇〇光』という会社とのやりとりと、対応した人の名前なども全て報告しておいたので、何らかの対処はするのかもしれませんが、基本的には消費者である私たちが気をつけるべきだと思います。

少しでも詐欺を疑ったら、信頼できる人に相談しましょう!

回線乗り換え工事はすばやくキャンセル!

ケーブルテレビ会社との電話の後、12時を待ってすぐに、もう一度フリーダイヤルに電話をしてみたところ、すぐにつながりました。

ケーブルテレビ会社に連絡をとったことをまず伝えてから「昨日受けた説明と内容が違っていたので、回線工事をキャンセルしたい」と申し出たところ、あっさりキャンセルができました。

怪しいと思ったらすぐにキャンセルの手続きをするのがおすすめです!

電話勧誘でのお得な申し出には注意を!

今回の件で、これからはどこから電話がかかってこようと書面がない契約の変更などは一切受け付けないという決意をしました。たとえ、それが既に契約している業者の名前を語っていてもです。

はちこ
はちこ

今の時代、電話でのお得な申し出は全て詐欺だと疑ってみるくらいの慎重さが必要かもしれませんね…

光回線業者とのトラブルはかなり多く「光回線 詐欺」といったキーワードで検索すると、たくさんの記事が出てきます。

その中で、代理店から実際に工事を請け負っている方がこんなことを書いているのを見つけました。

ひどい売り方をする代理店も問題だが、自分を守る術を知らないお客さんにも問題があると思う。

電話がかかってきたら、一度切って調べてみたり、わかる人に聞いてみるのがおすすめ。

この意見には、心から賛成します。

今回の経験から、光回線業者の闇を知り、未然に防げたことは良かったと思います。工事をして契約を完了させた場合、本当にお得になったかどうかさえ怪しいことも判明しました。

詐欺業者『〇〇光』は、2年縛りの違約金に、他の業者の倍近い金額を設定。
嫌になっても簡単には契約を解除できないような仕組みを用意しており、大変悪質です!

世の中は便利になっていますが、把握すべき情報が多すぎて手に余ることもあります。家族や友人と情報を共有し、悪質な業者に騙されないように気をつけましょう。

相談した結果、我が家はみんなauの携帯電話を使用しているので、auひかりへの乗り換えを公式ページからすると決めました。

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