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ドラマ【正義の天秤】2話原作『悪魔の代弁者』ネタバレ感想|大島優子演じる鷹野の恋人〇〇だった!

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この記事ではドラマ【正義の天秤】2話原作のネタバレ感想を書いています。
話の中心となっているのは原作4話である『悪魔の代弁者』
ドラマ放送前に書いた記事を加筆修正したものになります。

原作4話のメインとなるのは、60歳を過ぎた元刑事の梅津清十郎(役:佐戸井けん太)

なんですが、4話のラストで鷹野(役:亀梨和也)の恋人に関する事実がはっきりするのも見どころ!

何と言っても、鷹野和也の恋人役は、あの大島優子さんがキャスティングされているのですから、かなり重要な役のはず。

ただ、1話~3話までのあらすじ・ネタバレ・感想を読んでくれている方はわかると思うのですが、鷹野の恋人はこれまで登場していないんです。

その理由、気になりますよね。

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ドラマ【正義の天秤】2話原作『悪魔の代弁者』ネタバレ感想

正義の天秤 大島優子 鷹野の恋人役

4話の事件は、刑務所から出所したばかりの楠田隼人(くすだはやと)が、26歳の女性 山内愛理沙を殺害、山奥に遺体を遺棄した容疑がかけれらています。

楠田は犯行を自供していますが、愛理沙に対する殺意はなかったと自供。

犯行の動機は『山内愛理沙のブログが許せなかったから』と説明します。

ブログが許せないですと!

なんか他人事とは思えないぞ~

被害者はブログの中で、6年前に楠田が引き起こした事件の裁判員をした際の話を、かなりインパクトのある描写で書いています。

それを読んだ楠田が恨みに思って犯行に及んだ…ということですね。

ん?裁判員をした時の話って、ブログに書いたら、守秘義務とかに違反しないの??

と思ったら、やっぱりその通りでした。

いくら憲法で表現の自由が保障されていると言っても、書く内容は選ばないといけないですね。

被害者、命知らずだなぁ。

ちなみにですが、楠田隼人は八王子署に捕らわれております(当ブログ、元は八王子ブログです)

さて、今回もネット民は言いたい放題。

被害者の死について、自業自得・正義の鉄槌 などと書いている人間もいます。

う~ん、自業自得は完全否定できない部分もあるけど、正義の鉄槌は違うよねと思うのですが、どうでしょう?

「司法の根幹を揺るがすのでは?」と、梅津が考えたくらいの大きな事件であるにも関わらず、鷹野(役:亀梨和也)は、この事件の主任弁護人をあみだくじで、適当に決めろと言い、消えてしまいます。

残されたルーム1のメンバーは全員ぽか~んと口をあけ、しばらく呆気に取られてしまいます。

しかも鷹野、あみだくじをちゃんと定規をつかって書いてるし(笑)

そのあみだくじで、見事にあたり(?)を引いたのが、結局のところ梅津でした。

そんなところへ、被告人の妹 楠田悠美(くすだゆみ)がやってきます。

妹の話によると、兄の楠田隼人は、友だちも多く、優しい人間で、6年前の事件も正当防衛だったとのこと。

妹は、無罪だったと信じているのです。

6年前の事件は、簡単に言うと、ヤンキーにからまれた楠田隼人が、落ちていたガラス片で応戦。

その結果、刺してしまい、ヤンキーが死んでしまったという感じ。

が、

  • ガラス片の指紋を拭きとった
  • 救急車を呼ばなかった

という理由で、楠田隼人の正当防衛は認められず、傷害致死罪になってしまいました。

正当防衛だったとしても、頭がパニック状態になったら、指紋を拭きとっちゃったり、逃げそうになったりは、心理的にありそうだけどね。

こわい!

次は、八王子でスナックを営んでいる山内愛理沙の母親のもとへ、梅津と芽依(役:奈緒)が話を聞きにいきます。

スナックの中で母親の流美子は飲んだくれていたのですが、マスコミに酷いことを書かれたり、嫌がらせを受けたりして、うんざりしていたのでした。

しかし、梅津と芽依が弁護士と聞き、娘 愛理沙について語り始めた流美子は「(愛理沙は)優しいいい子だった」と涙します。

けれど、芽依がうっかりブログの話題をしてしまったとたんに、母親は怒り出し、2人は追い返されてしまいました。

その帰り道、「ところで梅津さんって、どうして警察をやめたんですか」と、いきなり質問をぶつける芽依。

それを受けて梅津は芽依の事を「悪意はないが、少しばかり、ずけずけと入りこんでくるクセがある」と苦笑します。

第3話で桐生にも軽くディスられていた芽依を思い出します…天然ですね、はい。

梅津は警察をやめた理由を「冤罪事件を起こしてしまった」と言うのですが、そこにはやはりブログが関わっていました。

ブログパワー、おそるべし。

母親から、愛理沙は馬場耀太(ばばようた)という銀行員と親しくしていたが、馬場は妻子があることを黙っており、愛理沙は騙されていたという話を聞いていた二人は、馬場の元へと向かいます。

白い歯、スポーツマンっぽい短髪、爽やかな笑顔であらわれた馬場は、愛理沙について「深い仲にはなったこともないし、それどころか愛理沙につきまとわれて、警察に通報しようかと思っていた」と言います。

なんか馬場、うさんくさい。

愛理沙の事をストーカーだったとまで言う馬場を、梅津と芽依も信用しませんでした。

翌日、ルーム1のメンバーは、裁判員殺人事件について話し合いをします。

桐生(役:大政絢)の調査によると、愛理沙のブログの内容が、実際の評議内容と異なっている点があるとのこと。

楠田は6年前の事件で「絡まれた相手は男ばかり」と主張しているのですが、目撃者は「女性の人影を見た」と証言。

その結果、楠田の証言は信頼されなくなってしまったというのです。

ブログの中で愛理沙は、評議のポイントをガラス片から指紋を拭きとった行為だと書いているのですが、実際は、この目撃者の発言がポイントだったというわけ。

それにしても、なぜ山内愛理沙は部分的にブログの内容を、事実と変えたのか。

それについて、桐生は、山内愛理沙が悪魔の代弁者だったのではと言います。

悪魔の代弁者=議論のために、あえて思っているのとは違う意見を述べる役割をする者

しかも、さらなる新事実が!

なんと楠田に6年前殺害されたヤンキー上田は、馬場と有名進学校で、仲の良い同級生だったのです。

馬場の奴、やっぱり怪しかったよ!

馬場と愛理沙の、本当の関係を探るべく、調査をする梅津たち。

やがて、訪れた愛理沙の職場である介護福祉施設で聞いた、愛理沙の人物像は、母親の「優しくていい子だった」という証言を裏付けるものでした。

流出している愛理沙の画像は、不良娘だった過去があるだけに、他人から偏見の目で見られても仕方がないものが多かったのですが、人は見た目だけでは判断できないということですね。

ただ、知らない他人を最初に判断する時、まずは見た目の情報をたよりにするしかないというのもありますからね、難しいです。

話を戻すと、愛理沙は「お母さんに迷惑をかけた分とりかえしたい」と、介護福祉施設で、とても真面目に働いていました。

母親の入院費のために必要なお金を、頑張って働いて稼いでいたんです。

「なぜ愛理沙はあんなブログを書いたのか」を考えながら電車に乗っていた梅津は、偶然にも、大事そうに花束をかかえた鷹野を見つけます。

花束を抱えた亀梨和也くん…これもまた美し(想像)

単純な好奇心+元刑事の血が騒ぎ、思わず鷹野を尾行してしまう梅津。

梅津の目には、鷹野が「独特のさみしさ、危うさを持った、頑張るほどに不幸になるタイプの人間」に見えていたのでした。

ここから、例のネタバレ注意ゾーンに入るので、知りたくない方は先に進まないで下さいね。

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大体想像はついちゃっているかもしれませんが、鷹野の向かった先は、教会の墓地でした。

鷹野が花束を手向けたお墓を確認した梅津は、墓標に「KUMIKO・AMAMIYA」という文字が。

15年ほど前に、30そこそこで亡くなったことがわかります。

この時点で、梅津は「どこかで聞いたことのある名前」としか思わないのですが、正義の天秤のキャストを知ってしまっている人にはバレバレです。

大島優子が演じる鷹野の恋人の名前は 雨宮久美子(あまみやくみこ)と発表されているので。

ただですね、NHKのドラマの中では雨宮久美子、死んでおらず、

意識はあるものの自分の意思で動くことも喋ることもできない状態(遷延性意識障害)

という設定になっていることがわかりました。

もしかしたら、最終的には亡くなっちゃうのかもしれないですが、何度も書いているように、ドラマは出来るだけ原作に沿って欲しいので、ここは気になるところですね。

結局、山内愛理沙は本当に真面目な人で、その真面目さゆえに、死ぬことになってしまったのでした。

また、楠木の本当の動機も、すごく共感できるし、悲しい…。

そして、鷹野のさみしさを見抜いた梅津も、実にさみしい過去を抱えた人なのでした。

ここで、もう一つネタバレしてしまうと、愛理沙のブログで、裁判の記事を書いたのは、楠木自身だったのです。

これについては

「愛理沙はパソコンにもブログにもパスワードをかけていなかったの??誕生日で設定してた?」

なんていう疑問がわいてしまいました。

パスワードは、英数字を交えて、他人に推測できないものを設定しましょう(笑)

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