2023年4月【教場3】が月9ドラマとして連ドラ化されるということで、原作を読んでみました。【教場3】のドラマタイトルは【風間公親 教場0】となっているので『教場0 刑事指導官・風間公親』を読んでみることに。
ちなみにですが、私はドラマ教場1、2を見ていませんし、原作1巻と2巻も未読状態で0を読みました。

いきなり原作の教場0を読んでも面白かったら、ドラマ教場3からの視聴をしてみたい気がする!
そう思って完読した教場0でしたが、かなり読みごたえがあり面白かったため、気合の入った感想を書いてしまい、恐ろしい長文記事となってしまいました。
- ドラマ『風間公親 教場0』キャスト
- ドラマ教場0と原作の違いと感想
- 【ドラマ教場3】原作0あらすじネタバレ
- 【教場0】1話|登場人物
- 【教場0】1話|仮面の軌跡ネタバレあらすじ
- 【教場0】1話|仮面の軌跡 感想ネタバレ
- 【教場0】2話|登場人物
- 【教場0】2話|三枚の画廊の絵ネタバレあらすじ
- 【教場0】2話|三枚の画廊の絵感想ネタバレ
- 【教場0】3話|登場人物
- 【教場0】3話|ブロンズの墓穴ネタバレあらすじ
- 【教場0】3話|ブロンズの墓穴感想ネタバレ
- 【教場0】4話|登場人物
- 【教場0】4話|第四の終章ネタバレあらすじ
- 【教場0】4話|第四の終章感想ネタバレ
- 【教場0】5話|登場人物
- 【教場0】5話|指輪のレクイエムネタバレあらすじ
- 【教場0】5話|指輪のレクイエム感想ネタバレ
- 【教場0】6話|登場人物
- 【教場0】6話|毒のある骸ネタバレあらすじ
- 【教場0】6話|毒のある骸感想ネタバレ
- 教場3原作|教場0ネタバレ感想まとめ|風間公親(木村拓哉)の右目を刺し義眼にした犯人
ドラマ『風間公親 教場0』キャスト
- 風間公親(木村拓哉)
- 隼田聖子(新垣結衣)
- 遠野章宏(北村匠海)
- 中込兼児(染谷将太)
- 鐘羅路子(白石麻衣)
- 瓜原潤史(赤楚衛二)
- 柳沢浩二(坂口憲二)
- 鳥羽暢照(濱田岳)
- 十崎波琉(森山未來)
ドラマ教場0と原作の違いと感想
原作とドラマの大きな違いは、原作では各話で生徒が変わるのに対し、ドラマでは数話分まとめて主要キャストである瓜原潤史(赤楚衛二)、隼田聖子(新垣結衣)、鐘羅路子(白石麻衣)、中込兼児(染谷将太)が生徒役を演じるところです。
また、原作よりドラマの方が生徒たちに強烈な個性が加わっています。以下は、ドラマと原作の何話が対応しているかを表にしてみました(ドラマ放送後に随時更新)
リンクから原作のあらすじネタバレを確認できます。
瓜原潤史 (赤楚衛二) | ドラマ1話 【教場0】1話「仮面の軌跡」 | ドラマ1話 【教場X】1話「硝薬の裁き」 | ドラマ2話 【教場0】3話「ブロンズの墓穴」 |
隼田聖子 (新垣結衣) | ドラマ3話 【教場0】6話「毒のある骸」 | ドラマ4話 【教場X】4話「孤独の胞衣(えな)」 | ドラマ最終回 【教場X】6話「仏罰の報い」 |
遠野章宏 (北村匠海) | ドラマ5話 【教場X】2話「妄信の果て」 | ドラマ6話 【教場0】2話「三枚の画廊の絵」 | |
鐘羅路子(白石麻衣) | ドラマ7話 【教場0】4話「第四の終章」 | ドラマ8話 【教場X】5話「闇中の白霧」 | |
中込兼児 (染谷将太) | ドラマ9話 【教場X】3話「橋上の残影」 | ドラマ10話 【教場0】5話「指輪のレクイエム」 |
- 原作=トリックや登場人物の心情がより詳細に描かれている
- ドラマ=風間公親(木村拓哉)や主要キャストのキャラクターが立っており、ストーリーがわかりやすい
ドラマには原作にない設定も加えられていることもあり、原作ファンが物足りなさや違和感を覚えるのはわかる気がしました。
【ドラマ教場3】原作0あらすじネタバレ
【教場0】1話|登場人物
- 瓜原潤史(赤楚衛二) 1話風間道場の生徒
- 日中弓(内田理央) 1話犯人
- 芦沢健太郎(久保田悠来) 1話被害者 ホストクラブ経営者
- 坂野 第一発見者 第一協同交通タクシー運転手
【教場0】1話|仮面の軌跡ネタバレあらすじ
12月5日、日中弓(内田理央)は2年前からつきあっている芦沢健太郎(久保田悠来)とタクシーに乗り込みます。その日は2人にとって「最初に出会った日」という記念日でしたが、覚えているのは芦沢健太郎だけでした。
そもそも2人がつき合う事になったのは、日中弓がかつて勤めていた信用金庫で横領したことが発覚し、事態を収拾するべく芦沢健太郎が大金を支払ってくれたから。日中弓が横領に手を染めたのは、分不相応にホストクラブ通いといった派手な暮らしをしていたためでした。
横領が発覚した際、何度も言い寄られては断っていたホストクラブの経営者芦沢健太郎しか、日中弓には頼る相手がいなかったのです。ところが、2か月ほど前、日中弓は参加した合コンで大企業『第一協同交通』の御曹司に見初められ、結婚を申し込まれます。
そこで、日中弓は芦沢健太郎に別れを告げようと決意しました。
芦沢健太郎から提案されたゲームにより、日中弓は顔が半分隠れるベネチアンマスクをつけてタクシーに乗り込んでいました。そして、日中弓はメールをつかって別れ話を切り出します。
当然のことながら芦沢健太郎は納得をせず、日中弓を脅迫のメールを返してきました。そんな中、2人の乗車したタクシーが急ブレーキをかけて停車します。運転手の坂野によると、猫が飛び出してきたとのこと。坂野は確認のため、タクシーの外へと出ていきます。
その瞬間、日中弓はためらうことなく、芦沢健太郎が持っていた隠しナイフを使って彼を刺し殺しました。戻ってきた坂野に「停まったついでにここで降りる」と告げた日中弓は「この人は寝てしまったから」と芦沢健太郎の住所までの運賃を手袋をしたまま支払い、その場を立ち去るのでした。
【教場0】1話|仮面の軌跡 感想ネタバレ
【教場0】1話では、読者は犯人がわかっているところに、風間公親(木村拓哉)と生徒ともいえる新米刑事瓜原潤史(赤楚衛二)が登場します。風間道場は、各署から経験3か月の新米刑事が送り込まれ、その先の3か月間で風間公親からみっちり教えを受ける刑事育成システムです。
風間道場の卒業生は、全員がエース級の刑事として活躍しているため、選ばれた新米刑事たちは「初の落第生」とならなように必死です。

優秀だったり見込みがあるから風間公親(木村拓哉)のもとへ送り込まれるんでしょうけれど、初めての落第生になるかも?というプレッシャーを考えると、喜びより不安感の方が大きくなっちゃいますよね。
そんな中で起きた芦沢健太郎殺害事件。タクシー運転手坂野は、日中弓に言われた住所へ到着してはじめて、芦沢健太郎が死んでいるという事に気がつきます。風間公親とともにやってきた瓜原潤史は、板野に聞き込みを行います。
板野の証言からは以下のことがわかりました。
- 犯人は芦沢健太郎と同乗していた30歳前後の女性である
- 女性は被害者にシートベルトをするよう、きつく言っていた
- 女性はX町のXビル近くで降りた
- 女性は顔の上半分が隠れるマスクをしたままで、酔っていたと思われる
- 着信音は『メリーさんの羊』だった
これだけの情報から、風間公親は運転手板野が、同乗していた犯人に好感を持っていた事に気がつきます。そこから
- 犯人を「女」と呼ばず「女性」と呼んでいた
- シートベルトの着用にこだわった→タクシー会社と関わりがあった
と考え、犯人が日中弓だと割り出しました。しかし、それらは物証にはなりません。ところが、風間公親は日中弓の名前の文字が一筆書きできるというところから、物証まで手に入れてしまうのでした。

風間公親の観察力恐るべし!
さらに風間公親のすごさは、その考えに至るヒントを会話の中に散りばめて、生徒である新米刑事自身に気がつかせるところ。
刑事としての思考や目線を教えているので、卒業しても応用がききまくるというわけですね。
風間公親役が木村拓哉であることに違和感を感じる原作ファンも多いようですが、キムタクが頭が良く、努力家であることを知っている同年代としては、そこまで悪いキャストとは思えませんでした。
世間の関心が教場0のキャスト予想(得にジャニーズ)に寄せられていますが、芦沢健太郎はあまり印象が良くないキャラクターなので、ジャニーズが演じることはなさそうですね。
※芦沢健太郎は久保田悠来が演じました
【教場0】2話|登場人物
- 折本直哉 2話風間道場の生徒
- 向坂善紀(筒井道隆) 2話犯人 画家
- 刈部匠吾(城桧吏) 向坂善紀の息子 高校生
- 刈部朝子 向坂善紀の元妻
- 刈部達郎(浜田信也) 2話被害者 歯科医
- 伊上幸葉(堀田真由) 警察事務職員
【教場0】2話|三枚の画廊の絵ネタバレあらすじ
『画廊コーサカ』を経営する画家向坂善紀は、突然やってきた息子刈部匠吾の様子を見て、悩みがあると勘づきます。向坂善紀は数年前に離婚、親権を手放してしまった事により、匠吾は母親の再婚相手である刈部姓を名乗っていました。
向坂善紀は、画廊に息子の父親となった歯科医刈部達郎を呼び出します。元妻朝子の再婚相手である刈部達郎は、向坂善紀にとって中学時代からの知り合いだったのです。しかも、朝子に彼の経営する歯科クリニックを紹介したのは、向坂善紀自身でもありました。
向坂善紀が刈部達郎を呼び出したのは、才能がある匠吾に芸術大学を受けさせてやって欲しいと頼むためでした。ところが刈部達郎は、芸術などでは食べていけないから匠吾には歯科医になってもらい跡継ぎにすると、全く聞く耳をもちません。帰ろうとする刈部達郎ともみ合いになった向坂善紀は、思いがけず彼の命を奪ってしまいました。
一度は通報しようと思ったものの、匠吾の将来を考えた向坂善紀は、刈部達郎の身元をわからないようにし、遺体を処分することに決めます。
向坂善紀は、学生時代に美術解剖学を学んでいたため、力を必要とせず人体を切断する方法を知っていました。こうして刈部達郎から手首と頭部を切り分けた向坂善紀は、土地鑑がある熊之背山へと遺体を処分するために車で向かいます。熊之背山は、向坂善紀にとって匠吾と風景画を描いた思い出の場所でもありました。

向坂善紀は妻の朝子が虫歯になった際、匠吾の学費を優先して、当然のようにインプラントではなく、安いブリッジを選ばせたことが離婚の原因になったと考えています。
刈部達郎は朝子に「無料でインプラントを施術するから交際してほしい」と迫ったんだとか。
日本では妻の不倫が原因でも親権は母親にいくケースが多いですからね。
まして、その相手が裕福で結婚を考えている場合、子どもは父親といるより幸せになると判断されることも。
向坂善紀は今なお息子を愛する父親なので「それは事故だよ!ちゃんと通報しないと」と思ってしまいました。
不運なことに、向坂善紀が刈部達郎の遺体を処分したすぐ後、大雨により土砂崩れが発生し遺体は発見されてしまいます。捜査に当たることになったのは、風間公親(木村拓哉)と新たに風間道場の生徒となった折本直哉でした。
頭部と左右の手首のない遺体に、吐き気をこらえるのがやっとの折本直哉に対し、風間公親は遺体を正確にスケッチするよう指示をします。これにより折本直哉は、遺体の背骨が歪んでおり、左肩が右より上がっているということに気がつくのでした。
2週間ほどはかかるDNA鑑定よりも先に、遺体の身元を割り出し、犯人を捕まえるようにと折本直哉は風間公親から課題を出されます。その課題をクリアできないという事は、刑事失格の烙印を押されることを意味していました。
遺体発見のニュースを見た犯人は現場に様子を見に来るのではないか?
そう考えた折本直哉は、遺体発見現場を地元としている事務職員伊上幸葉に、顔見知りではない人間が映像に映っていないかを確認します。伊上幸葉が地元民ではないとした人物は、向坂善紀ただ一人でした。
【教場0】2話|三枚の画廊の絵感想ネタバレ
容疑者として疑われてしまった向坂善紀の周囲を調べれば、元妻の再婚相手である刈部達郎が行方不明になっていることは、すぐにわかってしまいますよね。風間公親から課題をクリアすべく、折本直哉は向坂善紀に、遺体発見現場となった熊之背山の写真を絵画にし、表のショーケースに飾ってもらいたいと依頼します。
すると、なぜか10号サイズで依頼したはずの絵は、25号という大きなサイズで描かれ、ショーケースに飾られていました。不思議に思いながらも折本直哉は、向坂善紀の息子匠吾の通う高校へと向かい、彼の後を尾行します。ところが、あっさりと尾行と折本直哉の正体を見抜いただけでなく、匠吾は父親が殺人犯になったことを既に悟っていました。
写真を見た向坂善紀は、当然その写真と折本直哉の職業が公務員と申込書に書かれていたことから、犯行がバレたと知り、匠吾に対し熊之背山の絵画を通しメッセージを送っていたのです。メッセージを受け取った匠吾が芸大を受けると決めたことを知った向坂善紀は、安心したように自首をしたのでした。

【教場0】2話には
と、3人の画家が登場します。
ジョルジョ・デ・キリコは風間公親(木村拓哉)の好きな画家とのこと。
キリコとタンギーに関するエピソードを事件解決にからませつつも、難しくなりすぎない短編に仕上がっており、教場の著者である長岡弘樹さんのすごさを感じました。
私は折本直哉と同じく、絵画の知識は全くと言って良いほどありません。
しかし、殺人者画家だというカラヴァッジョについては、ちょっと調べただけで「この画家は、ヤバすぎる!」と興味を抱かずにはいられませんでした。
【教場0】3話|登場人物
- 荒城達真 3話風間道場の生徒
- 佐柄美幸(宮澤エマ) 3話犯人
- 佐柄研人(川原 瑛都) 美幸の息子 小学校3年生 いじめが原因で引きこもりに
- 諸田伸枝(山田キヌヲ) 3話被害者 研人の担任
【教場0】3話|ブロンズの墓穴ネタバレあらすじ
佐柄美幸(宮澤エマ)は、夫を亡くした後、(有)佐柄建設を引き継ぎ、女手一つで息子研人(川原瑛都)を育てていました。ある日の事、研人は学校でいじめられたことから、不登校になってしまいます。
そのいじめには、担任教師諸田伸枝(山田キヌヲ)も加担していたと研人から聞かされた佐柄美幸は、何度頼んでも会おうとしない諸田伸枝に会うべく、学校に乗り込みます。しかし、諸田伸枝はいじめの事実を認めないだけでなく、研人が不登校になったのは家庭に問題があるからでは?と、全く聞く耳をもたないのでした。
佐柄美幸は、研人を学校に行かせられるようにするため、綿密な計画をねりはじめます。諸田伸枝の行動を調べ上げ、誰にも見られることなく殺害した佐柄美幸は、トランクに諸田伸枝の体を入れたまま、夫の生前から通い続けているゴルフ場へと向かい、アリバイ作りにも成功しました。
翌日の早朝、諸田伸枝の様子を確認した佐柄美幸は、その体勢が微妙に変わっているような違和感を覚えます。生存確認をしてみますが、やはり諸田伸枝は事切れていました。
佐柄美幸は、小学校にある「本を読む子供たち」という名の銅像のところへと向かい、ある作業を行います。そして、地面を踏み荒らした後、諸田伸枝の靴に履き替えてから、再び地面を踏み荒らすことで、争った形跡を作りました。その後、諸田伸枝の体を銅像の前に転がし、佐柄美幸は濃い霧の中を立ち去ったのでした。
風間公親(木村拓哉)から、諸田伸枝の事件の連絡を受けた荒城達真は激しい胃痛に襲われていました。荒城達真は小心者なのに見栄を張り、刑事を志望した自分自身を呪っていました。
風間道場のことを単なる伝説だとしか思っていなかった荒城達真にとって、この試練は胃薬が効かないくらいの胃痛を引き起こすほど、厳しいものでした。
諸田伸枝の額にある薄紫色のあざに気がついた風間公親は、それがどうやって出来た傷だと思うかを荒城達真にたずねます。荒城達真は、銅像で後頭部を打った反動で前に倒れ、地面で擦ったのではないかと答えますが、額に土などの付着物もなく、風間公親を納得させることはできませんでした。
研人のいじめ問題があったことで、重要参考人となった佐柄美幸でしたが、完璧なアリバイ証言があったため、荒城達真は彼女を犯人ではないと考えます。風間公親から「アリバイは作ろうと思えば作れる」と、もう少し佐柄美幸を探るように言われた荒城達真は
- 佐柄美幸が諸田伸枝を手にかけたのは、発見現場とは異なる
- 現場にあった争った靴跡は偽装されたものである
と気がつきました。しかし、決定的な証拠ではないため、佐柄美幸が犯人であると立証することにはならないのでした。
【教場0】3話|ブロンズの墓穴感想ネタバレ
佐柄美幸のつかったトリックは「本を読む子供たち」から、本だけを切り離して、諸田伸枝を殴りつけるというものでした。仕事上、溶接には慣れていたので、諸田伸枝の遺体を小学校へ転がした時に、本を溶接してなおしたわけですね。
また、トランクの中で諸田伸枝は一度息を吹き返しており、額をトランクの中でぶつけていました。指紋と同じく、額のしわなども一人一人違うので、トランクの中から諸田伸枝の額紋?が見つかったことで、佐柄美幸の犯罪は立証されてしまいました。

【教場0】2話には
と、3人の画家が登場します。
ジョルジョ・デ・キリコは風間公親(木村拓哉)の好きな画家とのこと。
キリコとタンギーに関するエピソードを事件解決にからませつつも、難しくなりすぎない短編に仕上がっており、教場の著者である長岡弘樹さんのすごさを感じました。
私は折本直哉と同じく、絵画の知識は全くと言って良いほどありません。
しかし、殺人者画家だというカラヴァッジョについては、ちょっと調べただけで「この画家は、ヤバすぎる!」と興味を抱かずにはいられませんでした。
【教場0】4話|登場人物
- 早坂すみれ 4話風間道場の生徒
- 筧麻由佳(瀧本美織) 4話犯人 劇団『サード・エピローグ』の看板女優
- 元木伊知郎 通称 モッチ(前原瑞樹) 4話被害者 劇団『サード・エピローグ』の俳優
- 佐久田肇(大村わたる) 筧麻由の隣人
- 椿あさみ 劇団『サード・エピローグ』の元女優
【教場0】4話|第四の終章ネタバレあらすじ
佐久田肇は、同じマンションの隣人筧麻由佳に恋心を抱いていました。しかし、劇団『サード・エピローグ』で道具係から看板女優にまでなった筧麻由佳の部屋には、同じ劇団に所属する元木伊知郎がいりびたっています。
ろくにステージにも立てていない元木伊知郎は、演劇のトレーニングである『なりきりトーク』を遊びと称し、酔っぱらってからんできたりすることもあるため、佐久田肇にとっては関わりたくない相手でした。しだいに高級な服を身に着けるようになっていく筧麻由佳を見て、成功を喜ぶ反面、いつかこのマンションを去ってしまうだろうと想像し、佐久田肇は複雑な思いを抱えていました。
筧麻由佳が、慌てたように佐久田肇の部屋に助けを求めに来たのは、そんな時の事でした。筧麻由佳の部屋に連れていかれた佐久田肇は、そこで自殺をしようとしている元木伊知郎を目にします。
「はやまらないで、モッチ」と制止する筧麻由佳の声も聞かず、元木伊知郎は梯子を蹴り、首をつってしまいました。救急車と警察、そして近所の人も呼んできて欲しいと叫ぶ筧麻由佳に従い、佐久田肇は行動を起こします。
自室へ戻り通報を終え、同じフロアの部屋のチャイムを鳴らしたものの、誰一人でてくる人間はいませんでした。筧麻由佳の部屋へ戻ると、元木伊知郎の体を支えようとしたのか、筧麻由佳は彼の腰を後ろから抱きかかえていましたが、すでに元木伊知郎は命を落としていたのでした。自殺は変死であるため警察の捜査が入ることとなります。
風間公親(木村拓哉)とともに現場へやってきた早坂すみれは、筧麻由佳と佐久田肇に聞き込みをします。すると、筧麻由佳は元木伊知郎とは仕事上の付き合いだったので、自殺の兆候など深いことはわからないと答えます。
しかし、そのことを聞いた佐久田肇の表情が微妙にゆがんだことに、早坂すみれは気がつくのでした。状況的に、元木伊知郎の死に犯罪性はなく自殺に見えたものの、早坂すみれはどこか引っかかるものを感じていました。
風間公親は、ローカルの法則(=物体同士が接触すると、両方に必ず痕跡が残る)について確認した後、なぜか自分の右掌に採証シートを押し付け、早坂すみれにそれを保存するように命じました。
その後、元木伊知郎の自宅を捜査した結果、部屋には様々な女性とうつった写真が壁に貼られており、その中でもひときわ目立つ女性を見つけます。女性の名は椿あさみと言い、かつては劇団『サード・エピローグ』の看板女優でしたが、現在は車いす生活を余儀なくされていました。椿あさみは、半年前に駅の階段から転落し大怪我を負っていたのです。
その際、椿あさみは「誰かに押された」と主張しましたが、事故として処理されたため、警察に不信感を持っていました。しかし、早坂すみれの勘の良さを気に入った椿あさみは、元木伊知郎に言い寄られていたが、交際を断った過去があることを教えてくれました。
佐久田肇を警察署に呼んだ早坂すみれは、風間公親とともに再現実験を行います。元木伊知郎役を演じ、ロープにつるされた風間公親を案じた佐久田肇は、早坂すみれから仕掛けを明かされたます。
この実験により佐久田肇は、筧麻由佳が元木伊知郎を助けようとしたどころか、自殺に見せかけて殺した犯人だと知り、愕然とするのでした。
【教場0】4話|第四の終章感想ネタバレ
筧麻由佳は『なりきりトーク』を利用して、元木伊知郎を殺害したというのが事件の真相でした。もちろん椿あさみを階段から突き落としたのも筧麻由佳です。
元木伊知郎は、自分大好き人間なので、椿あさみからフラれたことを逆恨みして、筧麻由佳に協力していたんですね。ところが、元木伊知郎はそのことをネタにして筧麻由佳に様々な要求をはじめます。
うらぶれている元木伊知郎に対し、パトロンもでき順調に俳優として評価を高めていた筧麻由佳にとって、元木伊知郎は邪魔な存在でしかありません。そこで「佐久田肇をからかってやろうよ」と元木伊知郎にもちかけ、自殺を演出。まんまと佐久田肇を証人に仕立て上げ、元木伊知郎の殺害に成功したのでした。

トリック的にはよくあるものなので、サスペンスやミステリーが好きな方にとっては物足りない結末かもしれません。
しかし、教場0のメインは犯行がいかに行われたかではないんですよね。
完璧に行ったはずの犯罪が、思いがけない見落としで崩れていく様子と、それを風間公親(木村拓哉)が生徒自ら気がつくように誘導していく様が面白いと思います。
4話の犯人である筧麻由佳は最後まで女優を貫き通すしたたかさがあり、教場0は人物を描く作品のように感じました。
【教場0】5話|登場人物
- 大里翔子 5話風間道場の生徒
- 仁谷継秀(岡田義徳) 5話犯人
- 仁谷清香(竹下景子) 5話被害者 仁谷継秀の妻で認知症
- 田瀬葵(中村ゆりか) 仁谷継秀の恋人
【教場0】5話|指輪のレクイエムネタバレあらすじ
在宅でデザイナーをしている仁谷継秀(50歳)は、半年ほど前から妻清香(70歳)の認知症に悩まされていました。結婚したのは仁谷継秀が23歳の頃。20歳という年の差から、いつかは介護する日が来ると覚悟はしていたものの、予想以上にその日が早かったことから、仁谷継秀はつい苛立ちを清香にぶつけてしまうのでした。
当時、43歳だった清香は継秀の上司でもあり、それなりに財産を持っていましたが、仁谷継秀が無理をして購入した婚約指輪をずっと大切にしていました。一月ばかり前のこと、その婚約指輪をどうやら料理中になくしてしまったとかで、清香は落ち込んだ様子を見せていました。
清香はまだら認知症だったため、料理などの家事をすることは出来ていたのです。まだら認知症とは言え清香を1人にしておくわけにはいきません。
そこで仁谷継秀は介護のために会社をやめて、在宅勤務をはじめたのですが、なにかと清香に邪魔をされるので、収入は下がる一方。仁谷継秀のストレスは積み重なるばかりでした。
そんな仁谷継秀の癒しは、取引先である『赤芝印刷』に勤める恋人田瀬葵の存在でした。田瀬葵と会う約束の日、仁谷継秀は清香に「冷蔵庫の中が汚れていたみたいだから掃除をしておいてくれないか」と電話をかけます。それは介護疲れで限界になった仁谷継秀がたてた清香殺害計画の一部でした。
風間公親(木村拓哉)から連絡をもらい現場に到着した大里翔子は、風間から清香の死因がガスによる中毒死だと教えられます。清香の倒れていリビングダイニング内を見渡すと、全ての窓は開けはなたれていました。
都市ガスには一酸化炭素が含まれていないことから、死因は別のガスによるものだろうと風間は説明します。あらためて周囲を確認すると、冷蔵庫が開けっ放しになり、食材がいくつか外に出されていました。
大里翔子は、風間からの教えを守り、できるだけ丁寧な言葉使いと態度で仁谷継秀から話を聞きます。証言を聞きながら大里翔子は、仁谷継秀にどこか安心した様子があるように思えてならないのでした。
司法解剖の結果、清香の死因はきわめて毒性の強いフッ化水素ガスを吸った事によるものだったことが判明します。台所でフッ素化水素が発生するとしたら、フッ素樹脂で加工されたフライパンを空焚きしたことが考えられました。
清香は一か月ほどまえから毎週水曜日の午後7時になると、フッ素樹脂加工のフライパンにアルミホイルを敷き、魚のホイル焼きをつくることを習慣としていたのです。そして、現場にはフッ素樹脂加工をしたフライパンの上にアルミホイルと、炭化した魚が残っていました。
防犯カメラに残っていた映像により大里翔子は、仁谷継秀と田瀬葵がつき合っていたと考察します。その考察に同意した風間公親は、仁谷継秀による「変な匂いがしたので窓を開けた。その後で清香が死んでいるのに気がついた」という証言からも、普通なら先に妻の安否を気遣うはずと言うのでした。
【教場0】5話|指輪のレクイエム感想ネタバレ
仁谷継秀が認知症の妻 清香を故意に殺めたという物的証拠がない中で、風間公親は容疑者の感情に訴え、「泣き落とし」で自白させるしか方法はないと言います。色々と考えた大里翔子は、あくまでも言い逃れようとする仁谷継秀に対し
- 清香が毎週水曜日の7時に必ずホイル焼きを作っていたのは、なくしてしまった大切な指輪の置き場所を思い出すためだった→その習慣を仁谷継秀は利用した
- 亡くなった清香の指と、受話器ではなく電話機の赤いボタンに塩が付着していたのは、仁谷継秀が疑われないように録音内容を消去したからだ
と説明しました。

清香はまだら認知症だったので、死の間際に自分を殺めようとした犯人が愛する夫の仁谷継秀だと気がついたんですね。
自分が夫に迷惑をかけていることもわかっていたので、夫を守るべく殺害の証拠となるであろう録音内容を消去して死んでいったわけです。
先日、介護問題から起きる大量殺人事件を題材としたロストケアを読み、認知症の家族の介護は、想像を絶する苦しみを伴うと知りました。
仁谷継秀のしたことは許されることではありませんが、愛する者の死を望んでしまうほど追い詰められる介護について、教場0でも考えさせられました。
【教場0】6話|登場人物
- 平優羽子 6話風間道場の生徒
- 椎垣久仁臣(佐々木蔵之介) 6話犯人 法医学者 教授
- 宇部祥宏(浅利陽介) 6話被害者 法医学者 助教授
- 十崎 風間が過去に逮捕した凶悪犯
- 井伏 平優羽子の元恋人でストーカー
- 須田シヅ江 第一発見者 近所の住人
【教場0】6話|毒のある骸ネタバレあらすじ
国立T大学の法医学教室の教授である椎垣久仁臣(佐々木蔵之介)と助教授の宇部祥宏(浅利陽介)の間では、1059号室にある解剖室を『テンゴク』と呼んでいました。【先にテンゴクへ行ってます】と書かれたメモを見た椎垣久仁臣は、解剖室へと向かいます。その日の遺体は、シアン化ナトリウムにより服毒死した65歳の男性でした。
解剖には刑事が2人立ち会っていましたが、1人は電話に出るため、もう1人は吐き気に耐えられなくなり解剖の場から離れます。海外視察から帰ったばかりで、時差ボケのせいもあり頭がぼんやりしていた椎垣久仁臣は、誰も見ていないこともあり助教の宇部祥宏に解剖をまかせることにしました。
胃の内容物を調べるためにメスをいれた宇部祥宏は、その場にへたり込み倒れてしまいます。遺体の胃には青酸ガスが溜っており、防毒マスクの着用を忘れたミスによる事故でした。椎垣久仁臣の応急処置により、宇部祥宏の命には別条はありませんでしたが、1週間たっても青酸ガス中毒の後遺症に悩まされていました。
椎垣久仁臣は、次の医科科長に就任することが決まっていたため、宇部祥宏に事故の事は誰にも話さないように命令し、自宅で静養させ続けていたのです。ところが、見舞いに行った椎垣久仁臣に対し宇部祥宏は、事故の事を全て報告した後、大学を辞めることにすると伝えます。
理解をした風を装った椎垣久仁臣は、宇部祥宏に毒の入ったグラスを渡しました。苦しんだ宇部祥宏は玄関を出て、坂道を30メートルほど上がって行ったところで倒れます。椎垣久仁臣が宇部祥宏を連れ戻さなかったのは、むやみに触れることで痕跡が残ることを避けるためでした。
風間道場の生徒となった平優羽子は、資料室で風間公親(木村拓哉)が過去に逮捕してきた凶悪犯に関する書類を調べていました。中でも人相の悪い十崎の写真を見て、平優羽子はゾッとします。十崎は20歳の時に、交際していた女性の首を、持ち運びしやすいように短く加工した千枚通しで刺すという異常性を持つ男でした。
平優羽子は元恋人である井伏からストーカーをされているため、これから先、風間と同じように十崎のような凶悪犯と渡り合わなければならないと考えると恐ろしくてたまりません。風間道場の生徒を辞退しようかとも悩む平優羽子のもとに、風間本人から宇部祥宏の死体発見の連絡が入るのでした。
第一発見者は、宇部祥宏の家から50メートルほど坂道を下った場所にある隣家の住人須田シヅ江という年配の主婦でした。居間のテーブルには【先にテンゴクへ行ってます】と書かれたメモが置いてあり、それは遺書のように見えました。自殺のようだと考えた平優羽子に、風間は「遺書から気がついたことを言え」と命じます。
- 天国がカタカナで「テンゴク」となっているのは、漢字より画数が少なく書くのが楽だから
- 便箋ではなくメモ用紙を使っていることから、遺書にしては厳粛さに欠ける
と答えた平優羽子に、風間は2については「悪くない読みだ」と評するのでした。
宇部祥宏の遺体は、椎垣久仁臣が解剖をすることになります。解剖には、風間と平優羽子も立ち会っていました。
椎垣久仁臣は、宇部祥宏の遺体に残る事故で負ったダメージ部分を慎重にさけて、検査用サンプルを採取し、解剖をすませました。一介の刑事たちに、宇部祥宏が2回青酸毒にあたっていたことを見破れるわけがないと、椎垣久仁臣は確信をしていました。
ところが「いまのところは、自殺と見ています」と言った風間が帰り際に残した一言で、椎垣久仁臣は震えあがることとなります。「番号プレートはないが、1059号室になるであろう解剖室の数字は『テン・ゴ・ク』と読めて面白い」そう言って、風間は去って行ったのでした。
【教場0】6話|毒のある骸感想ネタバレ

風間は平優羽子に
「なぜ宇部祥宏は服毒したあと家の外に出たと思うか」
と問いを立てます。
それに対し、平優羽子は年老いた親のために家が事故物件にならないよう配慮したのではと答えました。
当然この答えは不正解✖です。
本当に考えなければならないかなり不自然な点があると言い、平優羽子は被害者になりきることで答えを導き出します。
ヒントはあらすじネタバレの中で赤字で記しておきましたが、わかりましたか?
答えは、毒で苦しんでいたはずの宇部祥宏が、あえて坂を登って行ったことです。助けを求めるのであれば、隣家のある下り坂の方へ向かうはずですよね。にもかかわらず、宇部祥宏が坂を登って行った理由は、その先にある崖の下にある沢に転落し、自らの遺体を隣の県へ運ぼうとしたからでした。
つまり、宇部祥宏は自宅で死んだら解剖を椎垣久仁臣がすることとなり、証拠隠滅されてしまうことがわかっていたんですね。椎垣久仁臣は、遺体が既に火葬されていると思っているので、あくまでもしらを切りますが、宇部祥宏は待機遺体となっており、まさに物証として残っていたのでした。
教場3原作|教場0ネタバレ感想まとめ|風間公親(木村拓哉)の右目を刺し義眼にした犯人
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【教場0】6話に登場した平優羽子ですが、教場シリーズ4作目の【風間教場】では、警察学校の教官となった風間公親の補佐になるとのこと。
Wikipediaでは
- 刑事課から警察学校へ自らの希望で異動をしてきた
- 耳の早い友人を多く持ち、校内屈指の情報通
と説明されています。
ストーカーや凶悪犯を恐れていた平優羽子とはずいぶん印象が違いますね。平優羽子が変わった理由には、風間公親(木村拓哉)が深くかかわっています。事件解決後、風間を居酒屋に誘った平優羽子は、お酒の力を借りて、転属願を出そうとしていると打ち明けようと思っていました。
ところが、言えぬまま居酒屋を出た際、平優羽子は強い視線を感じ、その人物の体格からストーカー井伏だと思いこみます。今日こそはっきりさせると決意した平優羽子は、人影の方に近寄りますが、相手は井伏ではなく、あの顔写真で見た十崎でした。
例の千枚通しを手にし風間に襲い掛かろうとする十崎に、平優羽子は当て身を食らわしましたが、恐怖と酔いのせいもあり、反撃をされそうになってしまいます。風間は、身をていして突き飛ばすことで平優羽子を助けたものの、その右目には千枚通しが刺さっていました。
目を刺されながらも風間は冷静に、犯人の指紋を消さないよう刺さった千枚通しには触るなと命じます。被疑者の人相と着衣を問われた平優羽子は、答える中で自分が十崎のベルトをつかんだことを思い出しました。
十崎を逮捕し、ベルトの指紋が消えていなければ、動かぬ物証となります。この一件で平優羽子は、必ず十崎を逮捕し、風間のように悪い奴を捕まえ続けると決意したのでした。
田澤愛子(松本まりか)の存在はドラマ教場がファンの反感を買った原因にも
原作の教場において、とても重要な役を担うことになる平優羽子。しかし、ドラマ教場2では平優羽子らしき人物が田澤愛子(松本まりか)として描かれていたため、原作ファンの反感を買うこととなりました。

しかも、風間公親(木村拓哉)が右目を刺された現場にいたのは、北村匠海くんになっています
教場2のエンドロールで風間公親(木村拓哉)は右目を刺された際、そばにいたのは平優羽子ではなく、一緒に張り込みをしていた後輩刑事の遠野(北村匠海)でした。ドラマ教場3の原作となる【教場0】にも、平優羽子は登場しないかもしれませんね…。
ドラマと原作は違う作品と割り切ってみることをおすすめします
ところで、教場0で何度か登場する事務職員の伊上幸葉は、本筋には関係しないものの、園芸を趣味としている風間公親(木村拓哉)と接点をもつために園芸書を読んでいたりと、大変気になる存在。
風間道場の生徒たちに、何気なくヒントを与えたりしているので、今後の教場シリーズで重要な役割を演じてくれそうな予感がしています。

Tverで再放送されたドラマ「教場1」を見てみたら、めちゃくちゃ面白かったし、感動しました。卒業のシーンでは思わず涙が…。
風間は冷たい態度を生徒たちにとっていますが、実際は誰よりも人の心がわかっているし、生徒や被害者の気持ちを考えた行動をしています。
また「教場2」では「教場0」のキーマンとなるであろう濱田岳と北村匠海が登場、原作を読んでいてもドラマを観たい!と思わせるラストに仕上がっていました。
原作とドラマではキャラクター設定が異なっていますが、どちらも価値ある作品だと感じています。
風間の右目を刺した犯人は森山未來だった!
ドラマが6話まですすみ、とうとう風間公親(木村拓哉)と遠野章宏(北村匠海)が刺され、刺した犯人の顔が明らかに。演じていたのは十崎波琉(森山未來)でした。
また、配達員として現場に居合わせ、森山未來の顔を見た鳥羽暢照(濱田岳)は、その後に教場の生徒となり白バイ隊員になります。ドラマではどのように関わってくるか?原作にはない設定への違和感より、今後の展開への期待が上回っています。