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【新教場】結末までネタバレ!ラストで十崎(森山未來)逮捕!感想あり

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新教場 十崎 逮捕 ネタバレ

新教場は、風間公親(木村拓哉)が十崎(森山未來)に右目を刺され、警察学校に匿われるところから始まります。新教場に登場する生徒たちは、本当の意味で風間の最初の生徒たちという事に。

この記事では、新教場の結末までをネタバレしていきます。

はちこ
はちこ

記事の最後ではドラマと原作で描かれている十崎の違いや

教場0の続編として新教場のドラマ化はあるのかも考察してみました

>>ドラマ『風間公親 教場0』原作 続編Xも読んでみた!あらすじネタバレ感想|北村匠海は生きてる?濱田岳がキーマン?(考察)

>>【ドラマ教場3】原作0あらすじネタバレ感想|風間公親(木村拓哉)の右目を刺し義眼にした犯人とは?原作とドラマの違い

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教場|主な登場人物(キャスト)

ドラマ 教場3 キャスト 木村拓哉 ジャニーズ
  • 風間公親(木村拓哉)
  • 尾凪尊彦…助教2年目
  • 四方田秀雄(小日向文世)…警察学校の校長
  • 十崎(森山未來)…通称「千枚通し」風間の右目を刺した連続殺人犯
  • 平優羽子…風間が指導していた女性刑事

新教場ネタバレあらすじ

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1話「鋼のモデリング」

新教場 1話 ネタバレあらすじ

1話登場人物

  • 矢代桔平…父親が警察官。学生時代、人命救助で表彰されたことがある
  • 門田陽光…優秀ではないが、明るく一生懸命な性格

助教 尾凪尊彦

十崎(森山未來)に右目を刺され、いまも狙われていると思われる風間公親(木村拓哉)は、警察学校の教官になり、匿われることになります。しかし、その異動は、地元新聞に掲載されてしまい、四方田秀雄(小日向文世)は風間の身を心配します。

四方田は助教2年目の尾凪尊彦に、風間のアシストを命じました。尾凪は県警の伝説的刑事である風間の下につくことに緊張を隠せません。学生時代、野球をやっていた尾凪に、風間はシゴキ役を命じます。戸惑う尾凪は、きついシゴキは学生の精神を病んでしまうのでは?と意見します。

すると風間は、自殺の作法を説明。「ほとんどの警察官が、一度は自殺を考える中で、必ず事故は起きるだろう」と、尾凪に腹をくくれと言うのでした。

※警察官や警察学校の生徒は衝動的に死にたくなることがあり、突然自殺をしてしまうケースは珍しくないそう

矢代桔平

風間が担当する教場の中に、大学のころに自殺を図った警察官を救助し、表彰されたことがある矢代桔平という生徒がいました。父親も警察官だったため、矢代は警察学校に入ったものの、予想以上にストレスが強く、後悔し始めます。尾凪のシゴキを、嘘やズルで乗り切ろうとするものの、なかなかうまくいきません。

そんな中、本物の拳銃を所持し、模擬交番で夜間勤務が行われることになります。矢代とペアになったのは、正反対のタイプの門田陽光でした。

夜間勤務での喧嘩と矢代の退校

夜間勤務の日、夜中に目が覚めた尾凪は胸騒ぎがして、模擬交番へと向かいます。すると、取っ組み合いをしている矢代と門田の姿がありました。2人は喧嘩の原因を「ちょっと拳銃を取り出した門田を、矢代がきつく注意したから」と説明します。

しかし、風間は2人が争った本当の理由を見抜いており、矢代を退校させました。

1話「鋼のモデリング」完全ネタバレと感想

矢代桔平と門田陽光は喧嘩をしていたわけではありませんでした。自殺の作法にのっとり、拳銃で自殺を図ろうとした矢代を、門田は止めていたのです。門田が矢代をかばったのは、拳銃を人(自分であっても)に向けたら退校になってしまうからでした。

模擬交番での勤務に使用する拳銃に、実弾は入っていません。しかし、矢代は人命救助をした際、実弾を拾って隠し持っていました。

本来であれば、偽証をした門田も退校処分となるところでしたが、仲間を思いやってのことと風間は温情をかけたのでした。

はちこ
はちこ

警察官が過酷な職業だと頭ではわかっていましたが、誰もが一度は自殺をしたくなるほどのストレスを抱えているとまでは思っていませんでした。

自殺の作法」と言うのは、拳銃で自殺をする時、片づけができるだけ楽になるように、周囲を囲い、飛び散らないようにする方法です。

拳銃を手にした警察官が発作的に自殺をしたくなる心情は、少し理解できますが、後片付けのことを考えて準備してから死に臨む場面を想像すると、胸が痛くなりました。

風間は矢代を退校させることで、彼の命を救いました。

2話「次代への短艇」

新教場2話 ネタバレあらすじ

2話登場人物

  • 笠原敦気…ソフトボールクラブ所属
  • 清野允通…写真クラブ所属
  • 吉中…清野と仲が良い

笠原敦気

かつて甲子園を目指したこともある尾凪尊彦は、ソフトボールクラブを担当していました。レジャー感覚のメンバーが多い中、笠原敦気は真剣にクラブ活動に取り組んでいましたが、投げるボールが遅く守備を苦手としていました。

笠原は教場当番の日、車庫で警察礼式(警察官のマナー)の実演をすることになります。実演の様子は、写真クラブ所属の清野允通により撮影されていました。尾凪は、笠原の様子に引っ掛かることがあり、清野からカメラを借りて動画を確認するのでした。

賭け事

クラブ活動の後、笠原が自販機へ向かうと、清野と吉中がおり「ジュースをご馳走する」と言ってきます。笠原が缶コーヒーを選び、一口飲んだところで、2人が目くばせをし合ったように感じたものの、理由はよくわかりませんでした。その後、清野と吉中が笠原が選ぶ飲み物をめぐって賭けをしていたと知った尾凪は激怒します。

しかし、笠原には尾凪があれほど怒ったのか、理解できませんでした。

笠原と尾凪の警察官を志望した理由

尾凪は賭け事のペナルティとして、清野と吉中にスピーチに志願することを命じていました。風間(木村拓哉)から出ていたスピーチのテーマは『わたしが警察官を志望した理由』。尾凪は「作り話でもかまわないから、変わった話をするように」と指示します。それは、スピーチを聞いた風間の反応を見たいと思ったからでした。

清野は「父親がダメ警官(ゴンゾウ)で税金泥棒だったので、自分が一生懸命働いて、お金を返したいと考えたから」と言い、笑いを取ります。吉中も「ドМなので、5K職場である警察を選びました」と真剣な顔で語るのでした。

その次にスピーチを指名された笠原は、町工場を営んでいる両親が暴力団の被害にあったことをきっかけに警察官を目指しており、暴力団対策の仕事をしたいと語ります。スピーチを聞いた尾凪は、笠原に必ずマル暴刑事になる約束として、指切りをさせます。実は、尾凪が警察官を目指した理由も、野球賭博をする暴力団と闘うためだったのです。

だからこそ、尾凪は少額であろうと賭博をした清野と吉中を厳しくしかったのでした。

2話「次代への短艇」完全ネタバレと感想

清野と吉中は、笠原が選ぶ飲み物ではなく、笠原が飲み物を飲むときに小指を立てるかどうか?を掛けていました。他にも笠原には

  • ジャンケンの時、パーを3回連続で出す
  • ガムテープを扱う時、ひどく慎重になる
  • バーピージャンプで手をついた時、転んでしまう

と言った不自然な動きが見られます。笠原は警察官の採用試験に合格した後、両親の町工場を手伝っている時に、右手の小指を欠損してしまっていたのです。どうしても暴力団対策課の刑事になりたい笠原は、ハンデを隠して警察学校に入学していました。

はちこ
はちこ

風間は「必ずマル暴刑事になること」を条件に笠原の秘密を守る共犯者となります。その時、風間は自分の古くなった義眼を笠原に渡しました。笠原と尾凪は、それが風間のハンデがあっても堂々と進めという励ましだと気がつきます。

風間の人間味が感じられるエピソードだと思いました。笠原は絶対にマル暴刑事になるでしょう!

3話「殺意のデスマスク」

新教場 ネタバレあらすじ

3話登場人物

  • 若槻栄斗…ブラジリアン柔術の黒帯で締め技が得意
  • 渡部…似顔絵がうまい
  • 紙谷朋浩…教場X5話にも登場。風間道場の元生徒
  • 岩瀬…通り魔

若槻栄斗

風間(木村拓哉)から配属先の交番が発表される日、若槻栄斗は緊張を解くべく、ブラジリアン柔術の師匠から教わったように、自分の状態を心の中で実況し続けていました。

成績によって配属先の交番が変わってくるのですが、若槻の配属先は面子が潰れないレベルの交番(B署Y交番)で、ホッとします。発表後、授業で犯人制圧の実演をすることになった若槻は、尾凪を相手にブラジリアン柔術の技を見せつけます。

若槻は、子供の頃に兄からいじめられており、仕返しをするためブラジリアン柔術を習ったとのこと。風間の質問に「自分には弱点はなく無敵」と答えた若槻でしたが、実際には卑劣な相手に殺意を抱いてしまうことがあり、顔がデスマスクのようになるという弱点がありました。

実地研修

尾凪が教育係となり、若槻のB署Y交番での実地研修が始まります。その日、若槻は

  • 視線が泳いでいる者
  • 顔色が悪い者
  • 靴が汚れている者
  • 不自然に荷物を多く持っている者
  • ミリタリー系の格好をしている者

これらに該当する人物を見つけたら、職務質問をかけるため尾凪に知らせる役を命じられていました。

90歳くらいの女性から公衆電話の場所をたずねられ、尾凪は案内をすることになってしまいます。その際、若槻には「ただ立っているように」と指示をしました。

通り魔の発生

急いで戻り、若槻から「異常なし」の報告を受けた直後、子供が男に襲われていると女性が駆け込んできます。若槻に110番するように命じたものの、若槻は無視して通り魔の制圧をします。若槻は、世間からお手柄とたたえられますが、犯人の岩瀬は若槻の攻撃で頸椎を損傷するケガを負っていました。

後日、風間により通り魔事件の検証が授業で行われます。授業が終わった後、尾凪は「再現で何か気づいたことはないか?」と風間に質問されます。尾凪には特に気がついたことはありませんでした。

風間によれば、再現と事実には明らかに違う点があり、それに気がつかなければ助教をやめてもらうと尾凪は言われてしまいました。

火災体験訓練

消防学校で火災体験訓練が行われることになり、若槻は憂鬱になります。若槻は兄に押し入れに閉じ込められたトラウマで、暗くて狭い場所でパニックを起こす可能性もありました。

消防学校へ歩いて向かう途中、水分補給をしようと取り出したペットボトルを、後ろから渡部が奪い取り、前方へ走り出します。怒りの声をあげながら渡部を追いかけていくと、尾凪がペットボトルを取り返してくれました。

火災体験訓練で、若槻は尾凪とペアを組むことになります。トラウマの件を尾凪に伝えたにも関わらず、若槻は尾凪の姿を煙の中で見失ってパニックを起こしそうになります。慌てて叫ぶと、懐中電灯を手にした尾凪が「慌てるな」と声をかけてきました。

3話「殺意のデスマスク」完全ネタバレと感想

渡部にペットボトルを取り上げるよう指示したのは、尾凪だったと聞かされ、若槻は背後に風間の存在を感じます。風間に呼び出された若槻は、いとも簡単に締め技を破られた後、報告書が正確ではなかったという理由で、退校願を書くように命じられました。

その後、尾凪の元に若槻から手紙が届きます。そこには、退校を命じられてほっとしたことや、今は格闘技の道をもう一度目指していることが書かれていました。

風間が些細な理由で若槻を退校処分にし、若槻自身もそれを良かったと思っていることから、尾凪は若槻の秘密に気がつきます。

若槻は、尾凪が老人を道案内していた時、命令に背き、岩瀬に職質をかけていたのです。若槻が岩瀬を締め上げたのは、逮捕するためではなく、無意識のうちに殺して口封じをしようとしたのだと、風間はとっくにわかっていたからこそ、気がつかない尾凪に「助教をやめてもらう」と言ったのでした。

はちこ
はちこ

若槻のために退校を促し、格闘家への将来を残してやったのか?

はたまた、警察には不要な人材として切り捨てたのか?

尾凪は風間のことがまだまだわかりません。

若槻は自分自身を「卑劣な相手に殺意を抱いてしまう」と分析していますが、卑劣かは関係なく、自分に害だと思った瞬間、殺意が芽生えているので、いつか本当に殺人犯になりかねないですね。例えば、子供の頃いじめていた兄をうっかりとか…。

4話「隻眼の解剖医」

新教場 ネタバレあらすじ

4話登場人物

  • 初沢紬…男女混合の長距離走記録会で上位を狙っている
  • 初沢環…紬の妹
  • 近田治江…転落死で司法解剖される

初沢紬と妹の環

尾凪がグラウンドで掃除の点検をしていると、20歳くらいの女性がフェンス越しに話しかけてきます。女性は初沢環。風間教場の生徒、初沢紬の妹でした。

環の必死な様子に、尾凪は特別に紬とフェンス越しの面会を許可します。2人の表情から、深刻な内容だと察した尾凪が立ち去ろうとすると、紬から「護身術の相手をして欲しい」と頼まれました。

隣人からの嫌がらせ

いくつか護身術を教え、環が帰った後、尾凪は紬から事情を聴きだします。紬によれば、環は隣人から嫌がらせをされているとのこと。引っ越しの挨拶に行った際、「友達になって欲しい」と言われ、環は社交辞令で「もちろんです」と返してしまいます。自分の思った通りの関係になれなかったことを逆恨みした隣人は、壁を叩くなどの嫌がらせをするように。

その嫌がらせは、環に彼氏ができたことでエスカレートし、いよいよ暴力的な行動をするようになったため、紬は護身術を教えておこうと思ったのです。

湿度と犯罪と変死体

湿度が高いと犯罪率が上がる

消えない飛行機雲で湿度の高さをはかった風間は「今夜あたり変死体が出るかもしれない」と、尾凪に予言していました。尾凪は全く同じ話を紬に伝えており、紬は「今日、司法解剖の見学が行われるだろう」と考えます。

野菜ジュースだけを飲んで、風間の護身術の情業を受けていると、司法解剖が行われる連絡が入ってきて、授業は中止となりました。

司法解剖

解剖される遺体は、牛乳配達員がアパートの階段下で死んでいるのを発見したという中年女性でした。学生たちだけでなく、尾凪までもが吐き気から解剖室を出ていく中、風間と初沢紬だけが最後まで残ります。

紬を観察した尾凪は、彼女が実は嘔吐しているが、吐き出すものがないだけだと気がつきます。紬が自分の話から司法解剖見学を予測し、朝食を抜いたのだろうと、尾凪は感心するのでした。

食事制限

その夜、ほとんどの学生が食欲をなくしている中、紬は食事制限のために無理やり炭水化物が多いミートソースを選んで食べることにします。すると風間がやってきて、食事制限の具体的な内容を聞いてきます。

紬の行っている食事制限は「グリコーゲンローディング法」を体質に合わせてアレンジしたものでした。

近田治江

食後、紬は司法解剖をした女性の事件をニュースでみるために休憩室へと向かいます。ニュースでは

  • 近田治江 41歳
  • アパートで独り暮らし
  • 会社員
  • アパートの階段から転落したと思われる

と報道され、午後11時半に環がアルバイトをしている店の防犯カメラに映る近田治江の映像が流されました。

4話「隻眼の解剖医」完全ネタバレと感想

紬は長距離走記録会で8位を取得し、尾凪は風間に「来週、初沢に講演をしてもらっては」と提案します。風間から「断られるだろう」と言われたものの、尾凪は納得がいきません。風間は

初沢紬の妹 環が、近田治江を転落死させ、紬は犯人隠匿をしようとした

とわかっていたのです。尾凪は姉妹が隣人が『友達』と呼んでいるのを聞き、同年代だと思い込んでしまっていました。

風間は紬の食事内容と、司法解剖の際の紬の様子から、すべてを見破っていたのです。

はちこ
はちこ

初沢紬のしたことは、見逃してはいけないことではありますが、なんだか可哀そうになってしまいました。よく、犯人が証拠をたくさん残しているのに見つからず、警察が隠しているのでは?と言われることがありますが、都市伝説というわけではないのかもしれません。

警察官も人間なので、身内を守りたいという気持ちが弱さにつながってしまうことはありますよね。

風間のような人物がいなければ、真実は明らかにならないまま…という事もありそうです。

5話「冥い(くらい)追跡」

新教場 ネタバレあらすじ

5話登場人物

  • 星谷舞美…明るくルックスが良い優等生
  • 石黒亘…舞美に付きまとっている陰気な学生。舞美とは同じ大学の学部を出ている
  • 井口亜衣…舞美と仲が良い

星谷舞美と石黒亘

草むしりをしていた星谷舞美は、石黒亘の視線を感じ、うんざりします。一緒に草むしりをしていた井口亜衣に野兎の例え話を大声ですることで、舞美は石黒をけん制します。

草むしりの後、視線を感じた場所を見てみると、星形が並んだ靴跡から、舞美は石黒がのぞいていたと確信しました。同じスニーカーを舞美も持っており、石黒が真似して履きだしたことを知っていたからでした。

夕食を終えて廊下に出た舞美は、風間から「野兎の話をしていたな」と声をかけられます。その意味を問われた舞美は「雑談です」と答えますが、風間は石黒が近くで舞美を見ていたと切り出します。「気がつかなかった」と答える舞美に、風間は

石黒は向上心旺盛だから、優秀なきみを観察し、学ぼうとしているんだろう

とし、理想的なことだとまで言って去っていきました。

体の発するメッセージ

授業中、星野舞美と石黒亘の表情に陰りがあると、尾凪は気がつきます。すると風間が2人を指名し「疲れているのか」と聞きました。否定する2人に将来どのような仕事をしたいか質問します。舞美は怒りをこめたように「ストーカー被害の撲滅に尽力したい」と答えました。

2人を向き合って座らせると、風間は体が発する無言のメッセージに着目するように言います。舞美からは防衛、石黒からは何かを正しく確信しているサインが読み取れました。

覗き魔

授業の後、尾凪は舞美から「夜中に部屋を覗かれた」と相談を受けます。犯人が逃げる時、庭の池で水の音がしたとのことで、尾凪は石膏を使い、池底の足跡を採取します。採取した足跡には特徴的な星のマークが並んでいました。

足跡の画像を見た舞美は「シューズの持ち主に心当たりはない」と言います。しかし尾凪は舞美の様子が不自然なことに気がついていました。

翌日、寮の下駄箱を調べた尾凪は、足跡が石黒のものであると知り悩みます。尾凪からすべてを聞いた風間は、2人が同じ大学の同じ学部を卒業しているのに、親しくしていないことについて、お互いが競争意識を持っているのだと言いました。

5話「冥い(くらい)追跡」完全ネタバレと感想

実は舞美と石黒は学生時代に交際していたのですが、舞美が一方的に関係を解消、石黒は諦めきれずに舞美を追い続けていました。しかし、舞美が石黒を邪魔にしていたのは、恋心からストーカーされていたからではありません。石黒が舞美と同じ署に配属されたいという気持ちをモチベーションにし、成績をグングン上げて、舞美に追いついてきたからです。

舞美は野心家だったので、石黒の存在が邪魔になり、覗き魔に仕立て上げようとしたのです。自分が持っていたシューズの足跡をわざと池の底に残し、尾凪に調べさせたんです。

はちこ
はちこ

風間に足跡偽造を見抜かれた舞美は退校。残された石黒も後を追うように退校届を出し教場を去っていきました。

教場では優秀な生徒ほど、魔が差したり、策に溺れたりして落ちていく(学校をやめていく)パターンが多く、残念な気持ちになることが多いです。

尾凪も5話のラストでは、教官としてどうにも出来なかったことについて限界を感じています。

6話「カリギュラの犠牲」

新教場 ネタバレあらすじ

6話登場人物

  • 氏原清澄…警察官の家系に生まれるが、社会学の研究者を目指していた
  • 山浦敏夫…社会評論家
  • 染谷将寿…拳銃マニア。氏原の上の部屋の学生

氏原清澄

卒業まで一か月を切る中、どこか苦しそうな氏原清澄のことを尾凪は気になっていました。そんな折、有名な社会評論家の山浦敏夫が『警察は積極的に民事へ介入するべきである』という演題で講演をすることになります。氏原は「公演前に、学生たちに介入に関するアンケートを取りたい」と申し出て、風間の許可を得ていました。

アンケートの結果は

  • 介入するべき…13人
  • 介入するべきではない…18人

と出て、氏原自身は「介入するべき」を選んでいました。

カリギュラ効果

山浦敏夫の急病により講演会が中止になった後、氏原が「同じアンケートをもう一度とりたい」と言い出します。尾凪は無意味だと思いましたが、風間はそれに賛成しませんでした。

実際、アンケートの結果は

  • 介入するべき…21人
  • 介入するべきではない…10人

となり、尾凪は不思議に思います。風間に聞いてみると、突き放しつつも

心理的リアクスタンス⇒禁止されるとやりたくなる・売り切れると欲しくなるといった反応

のせいだろうと、理由を説明しました。つまり、講演会が中止になったことで、学生たちは山浦敏夫の主張に価値を見出し「介入するべき」と意見を変えたのです。

心理的リアクスタンスの中でも、禁止への反動のことを『カリギュラ効果』と言い、風間は氏原が社会心理学の実験をアンケートで実証したのだと説明しました。

染谷将寿

早朝、氏原が書きものをしていると、天井からゴトンと大きな音がします。それは上の部屋の学生、染谷将寿がモデルガンを落とした音でした。

染谷は拳銃マニアで、所持が禁止されているモデルガンを使い、ガンプレイの練習をしていたのです。氏原と染谷は相性が良くないのに、卒業式で行うスライド写真上映の準備を任されていました。

尾凪に密告したくても、チクリが発覚すれば、仲間から白い目で見られることもあり、氏原は穏便にすませることにしました。

拳銃操法

拳銃操法の授業で、氏原は担当教官の新垣に怒鳴られます。氏原は、銃をホルスターに戻す動きが、どうしても身につかずにいました。

授業が終わり、拳銃を戻す際、氏原は姿見に自分の背中に銃口を向けている染谷を見た気がします。銃口を人に向けたら退校処分です。染谷は笑いながら「いくらおれでも、そこまで馬鹿はやらねえよ」と否定しましたが、氏原はカリギュラ効果を思い、自分も笑ってしまいました。

風間公親(木村拓哉)最後の授業

卒業の日、祝辞の途中で風間は「この場を借りて最後の授業をする」と言い、会場をざわつかせます。風間は氏原と染谷が担当したスライドの再上映をするように指示し、射撃場の拳銃保管庫を撮った写真でストップをかけました。

風間は会場に向かい「何か気がついたことはないか?」と質問します。氏原はすぐに答えがわかりましたが、黙っていました。すると、一人の女性記者が、姿見に学生が2人映りこんでいることを指摘します。学生の顔ははっきりしませんでしたが、風間は自ら名乗り出てくるように要求しました。

6話「カリギュラの犠牲」完全ネタバレと感想

氏原は立ち上がり、染谷にも出てくるように目で合図します。染谷が氏原に銃を向けている様子は、写真クラブの清野允通が撮影したものでした(清野は染谷が氏原に銃を向けたことには気がついていません)

人に銃を向ける行為は、校則違反というだけでなく銃刀法違反で書類送検される事例もありました。染谷が顔面蒼白になる一方、氏原は平然としています。しかし、いざ風間がどちらが拳銃を持っていたのか聞くと「わたしです」と答えたのは氏原の方でした。

はちこ
はちこ

氏原は染谷をかばったわけではない。

と言うのが尾凪の出した答えでした。もともと学者を目指していた氏原は、警察学校をテーマにして論文を書いていたようです。警察学校を卒業してすぐに辞めるつもりだった氏原にとって、染谷の罪をかぶって退校することは、むしろ渡りに船だった…と言うのが尾凪の推理でした。

学者という人たちは、どこか狂気をはらんでいるところがありますが、氏原もまさにそれという感じですね。

退校するために、銃刀法違反の罪をかぶるって、意味不明です(笑)

新教場エピローグ|結末をネタバレ|十崎(森山未來)逮捕!ドラマとの違いあり

「千枚通し」の男、十崎波瑠(森山未來)

氏原の退校というハプニングが起きつつも、1話であまり優秀ではなかった門田陽光が総代を務め、学生たちは卒業をしていきました。校長の四方田(小日向文世)が風間にあうため花壇へ向かうと、そこには平優羽子の姿があり、何かを報告している様子です。

優羽子が去って、四方田が話の内容を聞くと、風間は

「十崎(森山未來)を逮捕したそうです」

と答えました。風間によれば、かつての門下生たちが十崎を逮捕したとのこと。四方田は、警察学校にいる必要がなくなった風間が今後どうするのかが気になります。そこで四方田は、風間が赴任した日にしたのと同じ質問「この学校を好きになれそうか?(好きになれたか?」をたずねます。風間はそれに「ええ。なれました」と答えました。

以上が原作『新教場』のラストになります。

ドラマとの違い

ドラマ『教場0』では、花壇にいた風間の前に現れた十崎波瑠が「妹はどこだ?」と問いかけるシーンがラストとなっています。

一度は商店街を歩いているところを警察官(モブっぽい)に逮捕された十崎でしたが、証拠不十分で釈放されてしまったのです。

以下は2023年6月26日に放送された教場0特別編のあらすじとなります。

風間公親(木村拓哉)と遠野章宏(北村匠海)を襲った被疑者・十崎波琉(森山未來)は若い警察官によって逮捕されたものの釈放される。十崎の弁護士は、逮捕時に暴力行為があったと公安委員会に抗議していた。また、風間ら被害者だけでなく、目撃者も被疑者の顔をはっきりと見ていないため、十崎の犯行だと断定できる証拠もなかったのだ。

この一件がきっかけで、風間は一線を退く決意を固める。

「風間公親教場0」公式

『新教場』は2023年3月21日が初版。風間が警察学校で十崎に会うシーンはありませんし、自ら一線を退いたわけでもありません。

今後ドラマの続編は放送されるのか?

ドラマの教場0が終わると同時に、続編があるのか?それはいつなのか?が話題となりました。2024年には映画化されると予想している人もいましたが、現在ジャニーズは大きな問題に直面。風間役の木村拓哉も巻き込まれた形になっています。

ドラマ教場0の平均視聴率が9.8%とあまり良くなかったことも含めると、すぐに続編が製作されることはなく、なんなら新教場の映像化はされない可能性もあると考えています。この予感が外れるといいのですが…。

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