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【正義の天秤】鷹野役に亀梨和也のキャストは絶妙!1話あらすじ・ネタバレ・感想

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大門剛明作【正義の天秤】が、亀梨和也主演でドラマ化されると聞いて、原作を読みました。

亀梨くん、演技うまくなったし、年齢の重ね方も素敵なので、注目している俳優さんです。

正義の天秤 NHK 亀梨和也

土曜ドラマ「正義の天秤」【放送予定】
2021年9月25日 スタート <連続5回>
毎週土曜 よる9時~9時49分 総合
【原作】
大門剛明『正義の天秤』『アイギスの盾』
【脚本】
田辺満、田中眞一、井上季子
<物語>
主人公は「元外科医」の肩書を持つ弁護士、鷹野和也(亀梨和也)。徹底した合理主義者で、天才的な思考力と推理力を持っている。鷹野は、名門・師団坂法律事務所に招へいされる。事務所創業者のカリスマ弁護士が急逝したため、同じく弁護士の娘が、立て直しのために呼んだのだ。
師団坂法律事務所の刑事部門を担当する「ルーム1」に残ったのはたったの4人。しかも、くせ者ぞろい!
■創業者の娘で、鷹野を招へいした張本人。一生懸命さが空回りしてしまう新米弁護士
■元ニート、コンプレックスの塊だが、運と要領の良さだけがとりえの弁護士
■元判事のエリートでプライドが高い女性弁護士
■元刑事、妻に先立たれ娘にも逃げられた人情派弁護士
鋭い洞察力と調査への集中力、他の追随を許さない思考力で次々に難事件を解決する鷹野を中心に、次第にチームの結束を強めていく。そして、鷹野は自身の過去にまつわる、ある重大な事件の弁護 へと臨むことになる…。
NHK公式サイトより

最初に言ってしまうと、原作はかなり

先が読みたくなるワクワク感があります

というわけで、ドラマのキャストについても考えながら、原作の第一話『ブレーメンの弁護士たち』のあらすじ・ネタバレ・感想を書いていきますよ。

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大門剛明【正義の天秤】1話『ブレーメンの弁護士たち』あらすじ・ネタバレ・感想

それは人の歴史の中で、数限りなく繰り返されてきた問いだ。

ー正義とは何か?

この冒頭の一文を読んで、軽くノックダウンさせられました。

正義って、大きくは時代や国、小さくは個人個人で、全然ちがったりしますよね。

小説は最初の一文で、読む読まないを決める人は多いとか。

【正義の天秤】の中の登場人物たちは、どんな正義をみせてくれるのか、期待が膨らんでしまいます。

ここで、ドラマのキャストを少し紹介しておくと

  • 亀梨和也/KAT-TUN(役:鷹野和也)…元医師の切れ者。容姿だけでなく実力もある弁護士。
  • 奈緒(役:佐伯芽依)…事務所創設者の娘であり、新米弁護士。父の死後、跡を継ぐことに。
  • 北山宏光/Kis–My–Ft2(役:杉村徹平)…元ニート弁護士。運と要領が良い。
  • 大政絢(役:桐生実雪)…元裁判官の美人弁護士。トラウマあり。※原作は桐生幸彦(男性)
  • 佐戸井けん太(役:梅津清十郎)60歳を過ぎの元刑事で、人情派。弁護士歴は年齢の割に長くない。

この5人は、師団坂法律事務所ルーム1のメンバーとなっています。

それぞれの登場人物が、過去を持っているよう。

亀梨くん演じる鷹野和也の過去ももちろんですが、元ニート弁護士 杉村徹平が、かなり気になりますよ。

Kis–My–Ft2の北山宏光くんは、相模原市中央区上溝の出身なので、八王子から近い!

ちなみにですが、原作の正義の天秤にも、八王子市が登場します(当ブログ、元は八王子ブログでした)

原作の内容に戻ると…

佐伯芽依(奈緒)が、無差別殺人の疑いのある藤間純一に接見するシーンから始まります。

藤間は車で交差点につっこみ、死傷者を出した男。

もともとは、優秀な弁護士であった佐伯芽依の父親が、藤間純一を弁護していました。

しかし、父親が脳梗塞により急死してしまい、その志をつぐという使命感で藤間の弁護を、娘が担当することに。

でも、新米弁護士が、使命感だけで解決できるほど、簡単な事件ではないんですね。

何しろ、藤間純一、事件の時の記憶がないんです!

藤間純一との信頼関係も築けず、悩む芽依(奈緒)

しかも、悩みの種は、裁判のことだけではありません。

父の存在が大きすぎたせいで、亡くなった後、師団坂法律事務所ルーム1は、運営の危機なのです!

そこへ、さっそうと現れるのが、亀梨和也くん…じゃなくって、鷹野和也。

ニューヨークの大手法律事務所から、助っ人として登場します。

イケメン・やり手・さわやか・誠実

のはずの鷹野和也だったのですが…

「無能な弁護士は切除します」

と、いきなりのリストラ宣言。

おお、鷹野和也の役、クールな亀梨くんにピッタリだ~!

誠実かと思ったら、クズ?いや、やっぱり誠実…みたいな役、似合いますよね(個人の感想です)

そんな、鷹野和也ですが、当然事務所のメンバーは

「は?!」

となるわけです。

助っ人どころか、くびにされちゃうかもしれないわけですから。

が、そんな反感も物ともしない態度で、決め台詞を放ちます。

(自分が大手術を受けるとして)
人格者だが手術の腕前は怪しい医師と、人格破綻者だが腕前は抜群の医師。どちらに手術をしてもらいたい?

そりゃ、腕前だよ!

って、叫びましたよね(心の中で)

実は、似たようなことを、最近思った記憶がありまして…。

離婚する時に、弁護士さんにお願いしたのですが、ちょっと不思議な方だったんですね。

両親は「大丈夫?」とか言って心配してくれたんですが「優しくて負ける弁護士さんより、変わっていても勝てる弁護士さんが良い弁護士だからなぁ」って思ったわけです。

別に彼氏にするわけじゃないし、医師も弁護士も、腕前でしょ!

合理的にものを考えて欲しいでしょ。

鷹野和也は元医師なので、物をたとえる時に、よく医療に関連した言葉が出てきます。

それに対し、佐伯芽依は対照的な弁護士です。

どちらかというと、人間味あふれる人柄で、本人も作中で「向いてないのかな」と考えたりします。

佐伯芽依を演じる奈緒さんは『あなたの番です』の尾野ちゃん役が怖面白すぎて、逆に好きになった女優さん(笑)

もともとの顔はかわいらしいので、芽依役も違和感なく演じてくれそうですね。

正義の天秤 山口智子

さて、ここまでクール一本で描かれてきた鷹野和也ですが、作者は、幼いころから芽依に良くしてくれた女性牧師の静子(役:山口智子)に「その人(鷹野和也)悪い人じゃないと思う」と語らせます。

ちなみにですが、芽依は母親が生きているのか死んでいるのかさえわからないという謎を抱えており、どうやらその謎を静子が握っているようなのです。

その静子によると

優秀な医師が、30歳過ぎて弁護士を目指すのは合理的ではない

何かよほどの事情があったからに違いない

と推理します。

静子、するどい!鷹野の過去が気になる~

静子に話を聞いてもらい、少し元気になった芽依の元に、藤間とは別の事件の知らせが入ります。

その事件から、藤間事件のヒントをひらめいた芽依でしたが、桐生雪彦から「(その推理は)無関係です。俺がとっくに調べています」と憐れまれてしまうしまつ。

この桐生雪彦は、原作だと、ルーム1の頭脳明晰なイケメン弁護士だったはずなのですが、ドラマだと桐生実雪(大政絢)になっています。

個人的には、原作に忠実にドラマ化して欲しいですが、大人の事情があるのでしょうね。

元ニートとは言え杉村徹平も、ジャニーズの北山くんが演じるので、イケメン枠を減らしたとか?

頑張ってはいるものの、藤間の事件の糸口をつかめないまま、疲れ切ってしまった芽依。

ふたたび、静子がいる教会にやってきて、祈りをささげます。

芽依はクリスチャンではないそうなので、困った時の神頼みってやつですね、わかります。

が、なんとそこへ鷹野がやってくるのです!

とっさに隠れる芽依。

教会に差し込む月光のもと、聖人のように祈る鷹野の姿。

もう亀梨くんでしか、イメージできません!

想像しただけで美しい~。

鷹野役は亀梨和也のキャストは絶妙じゃないですか?

その翌日は、藤間事件の公判の日。

事件の担当は、鷹野になっているので、芽依は「手伝いたい」と申し出ます。

藤間について、ネットでは死刑を望む声であふれています。

藤間が無差別殺人犯だと、世間は思いこんでいるので、その弁護士も非難の標的になりますよね。

実際、世間で凶悪と思われる事件が起きたら、私でも極刑を!と、つい思ってしまいます。

ルーム1の仲間でさえ、どうやって鷹野が藤間を弁護するのかもわからないほどの事件。

ただ、大門剛明さんは死刑制度と冤罪をテーマにした小説を書く作家さんなので、鷹野の優秀さからしても、ひっくり返るんだろうなと想像はつきます。

実際、鷹野はあざやかに裁判で勝利するのですが…

現実世界だったら、このまま冤罪事件になってしまったのでは?

と想像すると、心がざわざわしてなりませんでした。

事件解決後、リストラ騒動のてんまつやら、鷹野の過去の秘密をにおわせる描写があって、【正義の天秤】1話『ブレーメンの弁護士たち』は終わります。

う~!鷹野の過去が、めちゃくちゃ気になります!

おそらく医療に関連した過去になるかと思うのですが…。

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【正義の天秤】1話『ブレーメンの弁護士たち』感想まとめ

社会派ミステリは、読みにくいイメージがありますが、【正義の天秤】は難しい表現が少ないので、読みやすい小説だと感じました。

最近は、1冊あるいは複数冊を、すべて読まないと、謎が解けない小説が苦手になってしまって(笑)

伏線を回収するのに、何度も前のページをめくらなければいけない小説は、めんどくさい(年のせいかしら)

小さな物語は1話ずつ完結し、大きな謎が最後にとけるというタイプの小説は、日にちをわけて読んでもストレスがなくて良いですね。

死刑制度や冤罪は重いテーマですが、小説やドラマだと、気負わずに、自分の考えと向き合う事ができると感じています。

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