『忍者に結婚は難しい』がドラマ化されるにあたり、横関大さんの原作本を完読いたしました。
『忍者に結婚は難しい』は菜々緒さんと鈴木伸之が、お互い敵対する忍者同士であることを知らずに結婚してしまい、離婚の危機にあるところからドラマがはじまります。
そんな中、殺人事件が起こったことにより、夫婦は互いが忍者であることを知ってしまいます。
はたして忍者同士の結婚の行く末はどうなるのか?
また、殺人事件の犯人は?
この記事では、ドラマ公開前に原作のネタバレ感想記事を書いてみたいと思います。
犯人を知ったうえで、ドラマを見て伏線を回収するといった楽しみ方をしたい方は、どうぞ最後までお読みください。
※画像はフジテレビドラマ『忍者に結婚は難しい』公式よりお借りしています
かなり長い記事になっているので目次を活用してみてくださいね♪
- ドラマ『忍者に結婚は難しい』キャスト(登場人物)
- ドラマ『忍者に結婚は難しい』原作ラストまでのあらすじと感想|犯人は誰?
- ドラマ『忍者に結婚は難しい』原作ラスト|犯人ネタバレ注意!
- ドラマ『忍者に結婚は難しい』感想|原作との違いは?
- ドラマ『忍者に結婚は難しい』1話感想
- ドラマ『忍者に結婚は難しい』2話感想
- ドラマ『忍者に結婚は難しい』3話感想|山田に注目👀
- ドラマ『忍者に結婚は難しい』4話感想|原作と違いまくり!小夜(吉谷彩子)が出しゃばりすぎてムカつく!
- ドラマ『忍者に結婚は難しい』5話感想|ツッコミどころが満載過ぎる💦
- ドラマ『忍者に結婚は難しい』6話感想|夫婦喧嘩への価値観の違いに納得!
- ドラマ『忍者に結婚は難しい』7話感想|小夜(吉谷彩子)が幼なじみマウントを認めた!
- ドラマ『忍者に結婚は難しい』8話感想|ここまでくると清々しい小夜(吉谷彩子)
- ドラマ『忍者に結婚は難しい』9話感想|小夜(吉谷彩子)の殺したい人を考察
- ドラマ『忍者に結婚は難しい』10話感想|4月からのドラマネタいれてきた!山田伸彦(松下洸平)
- ドラマ『忍者に結婚は難しい』最終回感想|山田役で奈緒さんが登場!犯人は原作通り
- ドラマ『忍者に結婚は難しい』原作感想まとめ|続編に関する考察
ドラマ『忍者に結婚は難しい』キャスト(登場人物)
- 草刈 蛍(菜々緒) 甲賀忍者の末裔 表の顔は薬剤師
- 草刈悟郎(鈴木伸之) 伊賀忍者の末裔(下忍) 表の顔は郵便局員
- 音無祐樹(勝地 涼) 悟朗の幼なじみであり郵便局の同僚(伊賀忍者 上忍)
- 月乃 雀(山本舞香) 蛍の妹 ドラマではインフルエンサー 原作では地下アイドル
- 風富小夜(吉谷彩子) 悟朗の幼なじみで初恋の相手(伊賀忍者 上忍)表の顔は保険の外交員
- 宇良豹馬(藤原大祐) 悟朗の後輩(甲賀忍者 上忍)
- 音無恵美(筧 美和子) 伊賀忍者の末裔 音無祐樹の妻で専業主婦
- 月乃 楓(ともさかりえ) 蛍の姉 競馬のジョッキー
- 月乃竜兵(古田新太) 蛍の父 アル中?
- 風富城水(市村正親) 小夜の祖父 伊賀忍者内の権力者
- 風當城一郎 小夜の父 環境副大臣
- 智代主任 蛍の職場の最古参薬剤師
- 草刈吾一 悟朗の父
- 山田 蛍に接触してくる甲賀忍者共通の名前(複数人いる)
- 戸坂拓也 赤巻議員の元運転手
- 豊松豊前 未来党党首 イケメン
- 赤巻章介 与党国会議員 何者かに殺害される(伊賀忍者上忍)
ドラマ『忍者に結婚は難しい』原作ラストまでのあらすじと感想|犯人は誰?
蛍(菜々緒)と悟郎(鈴木伸之)の出会いと結婚生活
甲賀忍者の蛍(菜々緒)の趣味は、山の中でソロキャンプをすること。
蛍は週末になると、あまり人がこない穴場のお気に入りキャンプスポットへと向かいます。
ところが、その日に限って、お気に入りスポットには先客の若い男がいました。
「別のお気に入りスポットでキャンプをしよう」と引き返そうとした蛍に気がついた男は声をかけます。
忍者であるという習性もあり、警戒心が人一倍強い蛍でしたが、なぜだか男とは気が合うような気がしてしまいます。
その男こそ、蛍の結婚相手となる伊賀忍者の草刈悟郎(鈴木伸之)でした。
互いの正体が忍者であるとはまったく気がつくことなく結婚した蛍(菜々緒)と悟郎(鈴木伸之)。
結婚当初はとても気が合うと思っていたはずなのに、2年も過ぎた頃にはすっかり冷え切った仲になっていました。
夫婦喧嘩も多い中、蛍は悟郎に「トイレでは座って用を足すように」と要求します。
蛍にとってトイレ内に飛び散った飛沫など、許すことはできないのです。
蛍からの要求について愚痴をこぼした悟朗に対し、幼なじみの忍者であり、表の職業 郵便局の同僚音無祐樹(勝地 涼)は
「だから一般人との結婚なんてやめておけと何度も忠告したのに」
とあきれ顔。
音無自身は、同じく伊賀忍者の末裔である恵美(筧 美和子)と結婚しており
「女は三歩下がってついてくるもの」
と教育していると言います。
それを聞いて「絶対座らない、立ってする」と言い切った悟朗は、音無と別れ深夜に世田谷区弦巻にある自宅へと帰宅。
悩んだものの悟朗はけっきょく座って小をすませるのでした。
一方蛍は、トイレの使い方だけでなく、とても合理的には見えず、どこかだらしない悟朗の行動の数々について、自分とは相性が合わないと考えていました。
そんなある日、表の顔である薬剤師の仕事と任務が重なり、蛍は後ろめたいと思いつつも、夕食をレトルトカレーにして出します。
夕食がレトルトカレーであることにむくれる悟朗に、つい強気の態度をとってしまう蛍は、ますます離婚したいと考えるのでした。
結婚生活の話を聞いた姉 月乃 楓(ともさかりえ)から「離婚するしかない」と言われた蛍は、自分自身も一生悟朗と暮らし続けることは無理だと考え、いよいよ離婚を切り出します。
お互いに忍者だったことが影響してか、出会った瞬間はビビッときたふたり。
でも、伝統を重んじる伊賀忍者と、先進的な甲賀忍者が生活をともにするのは難しかったみたいです。
もっとも、トイレで座って用を足すか否かは、一般人の我々でも問題になることがありますね(笑)
息子たちに、立ってやるか・座ってやるかを確認したところ
「母が座ってやれって言ったんじゃん」
と言われたので、将来奥さんをトイレの件で怒らせることはなさそうです(笑)
男性と女性で、蛍と悟朗のどちらに賛同するか、開幕早々感想がわかれそうですね。
蛍(菜々緒)から離婚を切り出された悟郎(鈴木伸之)
離婚を切り出された悟郎(鈴木伸之)は、蛍(菜々緒)に原因をたずねますが「いろんなことの積み重ね」という曖昧な答えに戸惑います。
蛍とのあいだが冷え切って切るのはわかっていますが悟朗には蛍と離婚できない理由がありました。
なぜなら伊賀忍者にとって離婚はご法度。
もしも離婚をしたならば、家の格(階級)が下がると言われているほどの重大なことだったのです。
あっさり離婚に応じるとばかり思っていたのに「やり直せる」と、家事分担などの見直しを提案する悟郎に、蛍は驚きます。
しかし、忍者は一般人と相いれない存在だと確信してしまった蛍は、家を出てしまうのでした。
お互いに冷え切っているのに、悟郎(鈴木伸之)は家のことを考えて離婚に応じません。
やり直そうと努力するものの、どこか的外れなんですね。
こういう演技、鈴木伸之は抜群にうまいです👍
伊賀忍者上忍・国会議員 赤巻章介殺人事件
そんな日のこと、蛍(菜々緒)は与党の議員赤巻章介が違法薬物に手を出している証拠をつかむよう指令をうけます。
赤巻は伊賀忍者の上忍だったため、悟郎(鈴木伸之)の方は赤巻の身辺警護にあたることになっていました。
悟郎を含む伊賀忍者の警護網をくぐりぬけ、赤巻家へ忍び込むことに成功した蛍は、地下室で赤巻の死体を見つけます。
テーブルには薬物らしき粉などがあったため、遺体とそれらを写真におさめた蛍は、赤巻の首筋に小さな注射痕を発見しました。
つまり赤巻は薬物の過剰摂取によって死んだのではなく、何者かに殺害されていたのです。
赤巻家を引き上げる賊をみつけた悟郎は、それが蛍だとは気づかず、背後から棒手裏剣を放ちます。
命中すると確信していたにも関わらず、あっさりとかわされてしまっただけでなく、見たこともないほどの超人ぷりで消えていった賊に、悟郎は驚くばかりでした。
唯一、賊を目撃した悟郎は、伊賀忍者の最高権力者である風當城水(市村正親)をはじめとする評議員らの前で説明を求められます。
風當城水は、悟郎の小学校時代から仲の良かった女忍者風當小夜(吉谷彩子)の祖父でもありました。
悟郎は賊が華奢であったとし、「犯人も忍者ではないか」と証言します。
伊賀忍者たちは、仲間である赤巻を別の忍者に殺されたことにより「犯人を探し出し必ず息の根を止める」と決起するのでした。
赤巻殺害の疑惑は甲賀忍者に向けられ
首筋に注射痕があったことから、赤巻が他殺であることは間違いないものの、検死の結果、常用していた覚せい剤以外の薬物は体内から検出されることはありませんでした。
昔から甲賀忍者が薬物に精通していたことから、赤巻の殺害は甲賀忍者が犯人で、検死で発見されない薬物を使用した可能性が高いと、伊賀忍者の上層部は考えます。
郵便局の上層部には、伊賀忍者もいるため、急な人事異動が行われた結果、音無祐樹(勝地 涼)は世田谷から麴町郵便局へと籍をうつすこととなります。
こうして音無は籍を郵便局に置いた状態で、実は音無殺害関連を探る特捜本部へと引き抜かれていきました。
そんな中、悟郎(鈴木伸之)は新人宇良豹馬(藤原大祐)の世話係をまかされることになります。
チャラチャラした風貌なだけでなく、礼儀知らずな宇良豹馬ですが、伊賀忍者であり上忍だとのこと。
規律を重んじる伊賀忍者の上忍とは思えない宇良のニュータイプっぷりに悟朗は翻弄されます。
しかし、小夜(吉谷彩子)によると、宇良豹馬は優秀だという話でした。
郵便局員にたくさんの伊賀忍者がいるのは、明治政府の重鎮のひとりが、伊賀忍者の地形を見る目などに注目したからだとか。
もしかしたら私たちの町の郵便局にも伊賀忍者が潜んでいるかも?
と考えると、郵便屋さんを見る目が変わってしまいますね。
ちなみにですが、伊賀忍者は現在も存在しておりネットで求人を行っていますwww
未来党党首 豊松豊前(とよまつぶぜん)暗殺の噂と忍者同士の因縁
伊賀忍者が、赤巻殺害の犯人が甲賀忍者だと決めつけていることは、甲賀側の耳にも入っていました。
そんな中で、甲賀側が肩入れしている未来党党首 豊松豊前(とよまつぶぜん)の暗殺計画があるという話が浮上します。
甲賀は、赤巻が殺された復讐として、伊賀忍者が豊松を狙うのだと考えていました。
そして蛍(菜々緒)は豊松に対するテロを防ぐ任務を引き受けることに。
ところが、豊松に対するテロは風當城水(市村正親)による、甲賀忍者の捕獲作戦だと小夜(吉谷彩子)は悟郎(鈴木伸之)に語ります。
豊松を救出するべくやってきた甲賀忍者をとらえ、赤巻殺害の犯人を自供させるということが、計画の目的で、本当に豊松を殺害するつもりではなかったのです。
豊松豊前への爆弾テロ計画当日
豊松豊前への偽爆弾テロ計画は、とあるチャリティーイベントの会場で行われることとなります。
そのイベントには大勢の伊賀忍者が参加し、悟郎(鈴木伸之)と音無(勝地 涼)は郵便局員としてホットドッグの屋台を、家族同伴で行うように指示されました。
離婚を切り出している蛍(菜々緒)に、家族としてイベント参加を頼んだところで、断られるだろうと思っていた悟郎でしたが、意外にも蛍は「行かれる」と返事をします。
蛍にとって、伊賀忍者だらけと予想されるイベントに、悟郎の家族として紛れ込めるのは、むしろラッキーなことでした。
いよいよ豊松の演説がはじまり、あと数分で爆発時刻が迫る中、悟郎は蛍が見当たらないことに気が付きます。
心配になった悟郎は、蛍のことを探し続け、爆発が起きる直前に蛍をみつけます。
悟郎は蛍をひきよせ、かばうように地に伏せるのでした。
爆発はしたものの、豊松はケガもなく、むしろ冷静に対処をすることで株を上げている様子です。
実は、蛍は事前に手をまわし、伊賀側が爆弾製作を依頼した日系三世のブラジル人(カルロス)を特定。
カルロス本人に爆弾を仕掛ける場所を変えさせていたため、豊松の命を救うという蛍の任務は無事に終了しました。
一方、作戦が失敗したことにより伊賀側では、緊急会議が行われ、重い処罰を受ける者も出てしまいました。
その会議中、小夜(吉谷彩子)は赤巻殺害の前日、近くの空き家に不審な女性が立っていたという証言があることを明らかにします。
女忍者の存在は極めて珍しいため、犯人である甲賀忍者は男だと思い込んでいたことについて、伊賀忍者たちの間では動揺が走るのでした。
小夜(吉谷彩子)の存在
イベントの時、悟郎(鈴木伸之)から「高校の同級生」と、小夜(吉谷彩子)を紹介された蛍(菜々緒)は、なぜだか彼女のことが気になってしかたありません。
悟朗が動揺している様子だったことや、小夜自身が田舎で高校生活を送ったとは思えないほど洗練された女性だったからです。
悟朗と小夜が不倫関係にあるとはっきりすれば、簡単に離婚が出来ると考えた蛍は、悟朗本人に小夜について探りをいれてみることにします。
不倫という意味でやましいことは全くない悟朗でしたが、イベント中に任務に関して小夜と話しているところを蛍に目撃されたことを思い出し、ついつい動揺してしまう悟朗なのでした。
蛍(菜々緒)が忍者であると知った悟郎(鈴木伸之)
離婚の危機に悩む悟郎(鈴木伸之)のもとに、赤巻事件で目撃された不審な女が乗っていたと思われる車種が特定されたとの連絡がはいります。
その車とは、トヨタの白いランドクルーザーでした。
3年前、悟朗はキャンプのためにと、白のランドクルーザーを購入していたことから「まさか蛍が犯人では?」と考え始めます。
疑いを晴らすために、自分の足で目撃者の元を訪れた悟朗でしたが、目撃者がみたのは蛍だと証言されてしまう結果となってしまいました。
悟朗が目撃者を訪れたことにより、甲賀はいち早く、蛍が伊賀側に疑われていることを察知します。
甲賀から「今すぐ逃げろ」との符号を受け取った蛍は、慌てて支度をして自宅を出ようとします。
しかし蛍の前には、いつもとは全く違う様子の悟朗が立ちはだかりました。
蛍に対し「お前は忍者なのか?」と、悟朗は切り出します。
最初はごまかそうとした蛍でしたが、結局ふたりは戦闘態勢になってしまい、お互いが忍者であると認める結果に。
しかし悟朗は「戦いはいつでもできる」と、まずは話し合いを求めます。
- 蛍は甲賀忍者である
- 悟朗は伊賀忍者である
- 赤巻を殺害したのは蛍ではない
- 豊松を救ったのは蛍である
- 悟朗が離婚に応じなかった理由
と手短に語り合った後、悟朗の提案により、ふたりは出会ったキャンプ場へ場所をうつし結着をつけることにするのでした。
蛍(菜々緒)と悟郎(鈴木伸之)の戦いと伊賀忍者の追手
悟郎(鈴木伸之)の提案で、ふたりは決着をつけるべく伊豆市にあるキャンプ場へとやってきました。
武器は持たないことを条件に、山の中でどちらかが戦闘不能になるまで戦う事を決めます。
勝てるはずの局面で、なぜか躊躇してしまう自分に気がついた蛍(菜々緒)は愕然とします。
なぜか体が勝手に動き、悟朗にキスをしてしまった蛍。
蛍のキスに悟朗もそれにこたえ、ふたりはテントの中で夜を明かすのでした。
その頃、悟郎の行動が不可解だったことから、伊賀忍者たちは草刈夫婦の行方を探していました。
追手が迫っていることにいち早く気がついた蛍は、テントを燃やし証拠隠滅をした後、ふたり揃って逃げ出します。
しかし逃げる途中、追跡者がはなった棒手裏剣により、悟朗は傷を負うことに。
かすり傷だったものの、手裏剣には毒が塗られていたため、悟朗はたちまちふらつき始めます。
「一人で逃げろ」
という悟朗でしたが、蛍は悟朗を見捨てず、一般人の軽トラックを奪い逃走を続けるのでした。
いきなり少女漫画のような展開きた~♥
敵対する忍者同士の恋がどうなっていくのかwktk
アクションには定評がある菜々緒さんと鈴木伸之さんの戦いシーンもドラマの見どころとなりそうです卍
蛍(菜々緒)と悟郎(鈴木伸之)の決意と計画
なんとか伊賀忍者の追手から逃れ、悟朗を連れた蛍は、三島駅ちかくのビジネスホテルまでやってきます。
ビジネスホテルのベッドで目をさました悟朗は「たとえ伊賀忍者から追われ続けるとしても、悟郎(鈴木伸之)は蛍(菜々緒)と一緒に生きていく」と、蛍に決意を伝えます。
しかしこのままずっと夫婦で逃げ続けるわけにもいきません。
そこで蛍は、赤巻殺害の真犯人をふたりで探し出し、伊賀との交渉の材料とすることを計画するのでした。
夫婦は警察官を装い、赤巻議員の元運転手戸坂拓也から強引に情報を聞き出します。
戸坂によると、赤巻から口止め料をもらい、何度か山梨県の十色村へ運転したことがあるとのこと。
十色村に一体何があるのかを確かめに行く前に、蛍は父月乃竜兵(古田新太)が住んでいる隠れ家で武器などを調達することにします。
途中、接触してきた山田から蛍は意外な事実を知ることに。
山田が渡してきた写真には、殺された赤巻議員と未来党党首の豊松豊前が密会しているところが写ってしました。
真相を突き止めるべく、夫婦は蛍が保管していた古いカローラを整備し、十色村へと向かいます。
戸坂から聞き出した場所には、ただただ広い土地がフェンスで囲まれており、『十色村役場土地活用課』という連絡先が記されていました。
それをみた蛍は、その場所はコロニーなのではないかと推測します。
30年ほど前、日本中を震撼させるテロ事件を起こした宗教団体 ヒカリの国が所有していた場所は、忌まわしい過去を持つ土地として、買い手もつかないまま野ざらし状態になっていたのです。
ヒカリの国が所有していた十色村は、オウム真理教がコロニーをつくっていた上九一色村を思い起こさずにはいられません。
上九一色村は現在、甲府市や河口湖町に編入され存在していません。
樹海にほど近かった元上九一色村が、十色村のモデルだとすると、そこで赤巻は何をしようとしていたのか?
そしてイケメン議員豊松とのつながりが気になりますね。
伊賀忍者に拘束された蛍(菜々緒)と悟郎(鈴木伸之)
東京に戻る途中、伊賀忍者に追いつかれてしまった蛍(菜々緒)と悟郎(鈴木伸之)は、それぞれに拘束されてしまいます。
追手の中には、あの新人後輩宇良豹馬(藤原大祐)もいました。
宇良は、もともと美人の蛍に興味があり、蛍と一緒に逃げた悟朗にも興味津々で、なにやら面白がっている様子です。
しかし宇良は、上忍であるため、誰も宇良の態度を注意することができないのでした。
一方、蛍は悟朗や悟朗の家族を人質にとられ、豊松豊前の暗殺を伊賀忍者の上層部から強要されます。
上層部のメンバーの中には、風富小夜(吉谷彩子)の姿もありました。
蛍は、見張りとして立候補した宇良とともに行動し、豊松暗殺へと向かう事になります。
豊松豊前の暗殺に残された期限は38時間のみ。
接触してきた山田から、豊松豊前のスケジュールを渡された蛍は、有楽町でおこなわれるイベントで豊松暗殺の決行を計画するのでした。
豊松豊前の警護をしてきた甲賀忍者でしたが、お金だけのつながりだったよう。
甲賀側の許可を得て、蛍は豊松の暗殺へとのぞみます。
いくら忍者といえども、人を殺せば殺人犯です。
はたして蛍の暗殺は成功し、殺人犯になってしまうのでしょうか?
小夜(吉谷彩子)の協力をえた悟郎(鈴木伸之)
伊賀ビルに監禁されている悟郎(鈴木伸之)のもとに、小夜(吉谷彩子)がやってきます。
小夜から、蛍(菜々緒)の現状と豊松豊前暗殺命令について聞いた悟朗は、伊賀ビル脱出に手を貸して欲しいと頼みます。
それに対し、小夜は大きな決断を要する交換条件を悟朗につきつけます。
その交換条件とは
事態が収束したら蛍と一切の関係を断つ
というものでした。
数時間悩んだ悟朗でしたが蛍を殺人犯にしたくないと、小夜の条件を受け入れます。
小夜を倒して逃亡したと演技をして、伊賀ビルを逃げ出した悟朗。
しかし、その行く先で待ち構えていたのは、幼なじみの音無祐樹(勝地 涼)でした。
「今、本部に戻れば逃亡はなかったことにする」
という上層部のメッセージを伝えた音無は、悟朗を説得にかかります。
断固として断る悟朗に「そういうと思った」と笑う音無は、
蛍を殺人犯にしたくないなら、悟朗自身が豊松を殺せ
と、悟朗に猛毒を塗った棒手裏剣を渡します。
その頃、悟朗の逃走について連絡を受けた宇良豹馬(藤原大祐)は、蛍にもそのことを伝えていました。
それを聞いても蛍は無表情を崩さず、豊松暗殺の準備を着々と続けます。
伊賀の追手を逃れ、なんとかイベント会場に到着した悟朗は、蛍の行動を予測。
そこで宇良と鉢合わせますが、必死で抵抗する悟朗に「夫婦の問題だから」と、宇良は道を譲ります。
ライフルらしきものをかまえた蛍を見つけた悟朗は「豊松は自分が暗殺する」と、蛍を止めますがプシュという発砲音の後に、会場には悲鳴が響き渡るのでした。
愕然とする悟朗に向かい「逃げよう、あとはお姉ちゃんが何とかしてくれる」という蛍に、悟朗はどこか違和感を覚えます。
宇良が気がつかないうちに、蛍は変装した妹月乃 雀(山本舞香)と入れ替わっており、悟朗の前にいたのは蛍ではなく雀だったのでした。
豊松豊前の告白と同僚の正体
雀(山本舞香)が麻酔銃で撃った弾は豊松に命中し、看護師資格をもつ手話通訳者に扮した蛍(菜々緒)は救助をするふりをします。
甲賀が用意した偽の救急車で豊松豊前の拉致に成功した蛍は、麻酔から目を覚ました豊松を脅迫。
- 赤巻を殺害した犯人と動機
- 十色村に関する秘密
について聞き出し、伊賀側との交渉材料として使えないかと考えていました。
豊松豊前によると、先に接触してきたのは赤巻議員の方からだったとのこと。
赤巻は豊松に
政府が十色村にあるヒカリの国のコロニー跡地に”爆弾”を埋めようとしている
と言ったのだとか。
仮想通貨への投資の失敗で金に困っていた赤巻は、”爆弾”に関する情報を一千万円で買わないか?と豊松にもちかけていたのです。
悩んだものの一千万円を渡した豊松は、取引で手に入れた”爆弾”の情報に驚いたとのこと。
情報が確かであると裏付ける証拠をかためた後、与党を叩くために利用しようと豊松は考えていたと言います。
ここまで聞き出したところで、伊賀の追手が迫ってきたため、蛍は再び逃走することになってしまいました。
そんな蛍の前に、なぜか同じ薬局に勤める薬剤師智代主任が現れました。
思いがけない人物の登場に驚く蛍でしたが、智代主任の苗字が「山田」だったことを思い出します。
智代主任は蛍を監視していた甲賀の手の者だったのです。
いつもと同じ空気感で「逃げましょう」という智代主任の手を借りて、蛍は脱出に成功するのでした。
これまで様々な形で蛍に接触してきた「山田」でしたが、現役忍者本人にも気がつかれないように監視するという役目を背負った「山田」もいたんですね。
蛍の忍者としての能力は並外れているので、彼女の目も欺き続けていた智代主任…恐るべし!
蛍(菜々緒)と悟郎(鈴木伸之)の決断
再び伊賀ビルに連れ戻された悟郎(鈴木伸之)に対し、上層部はお家の取り潰しという、伊賀忍者にとって最も重い罰を突きつけます。
お家取り潰しを逃れる方法は、たった一つ…悟朗が犠牲となり、何らかの罪をかぶって警察に出頭するというものでした。
小部屋に戻された悟朗が、唯一カメラの死角となっているトイレに座り、用を足そうとすると、市販の頭痛薬と一緒に蛍からのメッセージを見つけます。
蛍からのメッセージに従った悟朗は、無事に蛍と合流し「これからどうする?」と質問します。
いよいよ『忍者に結婚は難しい』もラスト間近。
蛍の答えから、赤巻殺人事件の真犯人が判明します。
この先は完全ネタバレになるので、ドラマ&原作の最終回を知りたい方だけ読み進んでください(o_ _)o
ドラマ『忍者に結婚は難しい』原作ラスト|犯人ネタバレ注意!
※ブログ記事全文のコピーはご遠慮ください。完全コピー記事を見つけた場合、何らかの対応をさせていただきます。
蛍(菜々緒)は悟郎(鈴木伸之)の質問に対し、
すべての元凶である伊賀の最高権力者風富城水(市村正親)のもとを訪ね、問いただすしかない
と、悟朗にとって想像もしていない答えを返します。
草刈夫婦は、目黒区内の高級住宅地内にある風當家へと向かいました。
忍び込むのではなく、インターフォンを押し、堂々と名を名乗る蛍に対し、悟朗は緊張と戸惑いを隠せません。
ボディチェックを受けた後、招き通された部屋には風富城水本人と小夜(吉谷彩子)の姿もありました。
風富城水を前にしても全く動じることもなく、蛍は
「赤巻議員殺害の犯人が甲賀忍者であるという嫌疑をはらすべく動いていたところ、真犯人にたどりついた」
と、警察より先に風富城水の耳にこの件を伝えるべく訪問したのだと説明します。
蛍に促され、推理を繰り広げた悟朗は、最後に小夜の方を向き
「お前が赤巻を殺したんだろ」
と確信をもって問いかけるのでした。
犯人の侵入経路が換気ダクトしかありえないと推理した結果、犯人が身体を鍛えている伊賀忍者の男性である可能性が消えたとのこと。
小柄な女性であり、忍者の活動もしている小夜であれば犯行が可能だというわけです。
「孫を侮辱するな。赤巻を殺しても風當家にはメリットがない」と動機がないことを主張する風富城水。
しかし、風當家には隠された秘密があったのです。
風富城水の息子であり、小夜の父 風當城一郎は、赤巻と同じく衆議院議員をつとめており、環境副大臣に抜擢されていました。
環境副大臣という立場から、風當城一郎は福島の復興と廃炉の両立にも関わっており、「放射性物質の保管場所」は大きな問題とされていました。
風當一族は政府と共謀し、十色村のコロニー跡地を「放射性物質の一時保管場所」とする陰謀を企てていたのではないか?
しかし、十色村は富士山にほど近く、保管中に災害が起きた時の危険度は計り知れません。
だからこそ、この大きな秘密を外部に漏らそうとしていた赤巻を殺害するには、十分な動機と言えました。
とは言え、殺人まで犯して十色村に放射性物質を運び込むメリットが、悟朗にはわかりません。
すると風富城水は、この計画が成功すれば、城一郎は環境大臣になることが約束されており、伊賀忍者の中から大臣を出すことは長年の悲願だからと説明します。
これらのやり取りは、蛍の妹雀(山本舞香)により音声配信されていました。
犯行動機を聞いた蛍は「くだらない」と言い捨てます。
そんな蛍に対し風富城水は、甲賀家の名門である月乃家の跡取りである蛍と、伊賀忍者である悟朗を引き合わせたのは、自分の策略だったと告白をはじめます。
風富城水の目的は、月乃家に伝わる一子相伝の奥義『生延の術』を手に入れることでした。
そう語った風富城水は、一か月前に余命わずかだとわかった城一郎の命を助けて欲しいと頭を下げます。
蛍は、術は存在するが、仮に城一郎に使ったとしても、せいぜい2年くらいしか寿命は延びないと説明。
それを聞いた風富城水は、その2年の間に別の上忍を養子縁組し、後継者として育てることができると喜びます。
城水から、城一郎の後を継がせると約束の上で汚れ仕事をやらされた小夜は、祖父から裏切られたことを知りショックを隠せない様子で、その場を立ち去ります。
城水にとって、大切なのは風當家の威信を保つことだけだったのです。
城一郎に術を施せば、蛍と悟朗が今後も夫婦として暮らせるように計らうという城水の提案を、蛍は断ります。
『生延の術』は人生で一度しか使えない術であり、キャンプ場で棒手裏剣の毒で死の淵にあった悟朗に対して、使ってしまったというのです。
思わず蛍を抱きしめる悟朗…その傍らで城水はしつこく「術を使え」と騒ぎ続けます。
そこへ、配信を聞いた伊賀忍者がなだれこみ、城水は連行されていくのでした。
ドラマ『忍者に結婚は難しい』感想|原作との違いは?
ドラマ『忍者に結婚は難しい』1話感想
2023年1月5日に放送されたドラマ『忍者に結婚は難しい』1話の感想は
ツッコミどころはあるけど、大事なところは原作通りで面白い!
と感じました。
原作との違いで最も気になったのは、宇良豹馬(藤原大祐)の存在ですね。
原作では、宇良は伊賀忍者の上忍として郵便局にやってきます。
藤原大祐くんは、2022年冬ドラマ『差出人は誰ですか』で「可愛い」と注目になった俳優さんなので、『忍者に結婚は難しい』でも、原作より目立つ存在として描いている感じでした。
ドラマ『忍者に結婚は難しい』は、忍者という設定は正直あまり意味がなく
結婚とは?
というテーマが中心になる気がします。
- 蛍(菜々緒)が自宅にある隠し武器に気がつかない
- 忍者のくせに悟郎(鈴木伸之)がパンかすを食べこぼす
- 赤巻の家から逃走する蛍の後ろ姿は、明らかに女性だとわかってしまう
- 悟郎(鈴木伸之)は人前で忍者の話しすぎ
などなど、忍者にあるまじき行動が目立ちます。
ところが一たび「理想の結婚と現実」というテーマでドラマをみると
わかる~!
わかる~!
となる既婚者たちは多いのでは?と思いました。
個人的に、パンかすを室内に落とす&妻の本をコースターに使用するような夫は許せません(笑)
ドラマ『忍者に結婚は難しい』2話感想
2話で特に感じたのは、ドラマの悟郎(鈴木伸之)の方が打算的なところが少なく、女々しい(可愛いともいう)部分が多いですね。
私が蛍(菜々緒)だったら、あそこまで必死で離婚したくないという想いがあり、努力をしている様子が見られたら、許してしまいそうです(ちょろいなw)
また原作以上に目立つ存在である蛍の妹雀(山本舞香)と、悟郎の後輩である宇良豹馬(藤原大祐)は、かなり接近しており、雀に一般人との結婚願望があることから、この2人はカップルになる可能性がありそうです。
ドラマを見ていて、何だか気持ち悪いのが小夜(吉谷彩子)です。
「私がいない間に結婚しちゃっていた」だの「私の初恋も悟郎」だの、マッシュルーム頭で言われると何だかムカつきます。
女を前面に出して言い寄っている感じがうざいんだよ!
原作の小夜とずいぶんイメージが違うので、がっかりしました。
赤巻を殺した真犯人でもあるので、さっさと草刈夫婦の前から消えていただきたいものです。
ドラマ『忍者に結婚は難しい』3話感想|山田に注目👀
話題づくりのためとわかりつつ、注目してしまうのが「山田」の存在です。
3話の山田は、silentで弟役を演じ人気上昇中の板垣李光人くんが登場。
ふらふらとしながら、蛍にカルロスに関する情報を持ってきたシーンは、原作にはないのに「ふふふ」と笑顔になってしまいました。
1話の山田は広瀬アリスさん、2話の山田は遠藤憲一さんが演じており、忍者に結婚は難しいの隠れキャラとして話題になっています。
どうやら先々、片寄涼太さんも山田として登場するかもしれないので、楽しみ♪
原作とは違っていても、こういう小ネタだったらウェルカムです。
ドラマ『忍者に結婚は難しい』4話感想|原作と違いまくり!小夜(吉谷彩子)が出しゃばりすぎてムカつく!
4話の内容は原作とかなり違う展開に。
まず、原作で小夜(吉谷彩子)はほとんど蛍(菜々緒)との接触がありません。
ドラマの小夜は本当に存在がムカつきますね。
行方知れずになりスパイ容疑をかけられた音無祐樹(勝地 涼)を見つけるために妻である恵美(筧 美和子)を探しにきたようですが、いちいち幼なじみマウントとるんじゃね~よ!👊って感じです。
蛍に「私は悟郎(鈴木伸之)さんの本当の姿を知っている」的な発言も「バカ女丸出し女」の典型ですが、音無の奥さんにも「音ちゃんは…」とか言っちゃって。
大人だったら、例え幼なじみ本人を〇〇ちゃんと呼んでいたとしても、奥さんの前で呼んだら、トラブルの元になるじゃないか~い!
回を追うごとに、小夜を見るだけでムカつくので、原作通りちゃんと犯人として成敗されればいいな♪と思っています。
風富城水(市村正親)に認められようとしてきたために、何か歪んじゃったんでしょうね~…って!
そうか!ドラマの『忍者に結婚は難しい』は、結婚だけでなく教育のことも何気なく語っていたのか!
そう言えば、音無の裏アカウント&女にでれった顔のエピソードは原作にはなかったので
「は?このエピソード加える意味ある?」
と思いましたが、あれも結局、子どもの頃に厳しい教育を受けてきた伊賀忍者の話に行き着いていましたもんね。
毎回、甲賀のメッセンジャーやサポートをする山田を誰が演じるか楽しみにしているのですが、4話はくっきー!という人でした。
くっきー!氏は、4話のために2か月も役作りしたそうですが、役作りをしてあの演技か~い!
目力と癖が強すぎ(爆笑)
ドラマ『忍者に結婚は難しい』5話感想|ツッコミどころが満載過ぎる💦
う~ん、5話の正直な感想は「つまらない」の一言でした。
原作との変え方がひどすぎる!
ということで、色々と突っ込んでみます。
- 目立つ癖があるって、その時点で蛍(菜々緒)は忍者失格→原作の蛍はこんなにアホではない
- 楓(ともさかりえ)を無理やり出そうとしすぎ→危篤状態から復活して家族団らんとか意味不明
- 竜兵(古田新太)のエピソードも同じく→原作で蛍は技を伝授しており、瀕死になった悟郎に使用して助けるという重要で感動てきなエピソードがあるのに、なんでそこをねじまげた???許せん!
- 雀(山本舞香)が豹馬(藤原大祐)の踊りをパクるとか、どうでもいい
- 賃貸の家の中に隠し部屋があることも変だし、蛍が今まで気がつかなかったこともおかしい
- 蛍が甲賀忍者ではないかと疑いを持っているのにGPSを仕掛けられるとか、ありえん!
- 余命いくばくもないのが風富城水(市村正親)に変更されているが、息子城一郎の命を道具のように扱うからこそ、城水のくそっぷりが際立つのに…大物キャストを目立たせることしか考えておらんのかい
と、まぁ思いつく限り書きだすとこんな感じ。
結婚について共感する部分があるからこそ、原作との違いがあっても面白かったのに、相変わらずきのこ頭(吉谷彩子)はウザいし、イライラしっぱなしの1時間で唯一いいなと思えたのは、エンディングに描かれているますだみくさんの漫画だけでした。
まぁ、でもストーリー的にわかりやすいから、ドラマの評価は結構いいのよね~。
どうやら原作ファンはすでに視聴をやめているようです。
ドラマ『忍者に結婚は難しい』6話感想|夫婦喧嘩への価値観の違いに納得!
ドラマ『忍者に結婚は難しい』では、冒頭部分に必ず蛍(菜々緒)と悟郎(鈴木伸之)それぞれが、結婚に関する考え方を述べるシーンがあります。
6話では「喧嘩するほど仲が良い」ということわざについて、夫婦の考え方が真っ向から対立します。
蛍「喧嘩するほど仲が良い」=正しい⇒喧嘩は疲れるものだから、相手への興味関心がないとやろうとは思わない
悟郎「喧嘩するほど仲が良い」=間違っている⇒仲が良いのに喧嘩なんてするわけがないし、そもそも争うの嫌い
という思考になっています。
うわっ!これってかつての我が家っぽい😅
と激しく共感。
もちろん私は蛍に賛成です。
夫婦なんて赤の他人が一緒に暮らしてるんだから、話し合い(喧嘩)を避け続けて分かりあうなんてできるわけないと思ってきました。
元旦那は悟郎みたいな考え方だったんだろうなぁ、逃げるか切れるかだったし(笑)
ドラマの本編を見る前に、深いことを考えさせられ、つい感想をフライングして書いてしまいました。
で、本編なんですが、山田=マウンテンフィールドってw
1分ていどの登場だというのに山田役の斉藤由貴の存在感が半端なかったです。
ドラマ『忍者に結婚は難しい』7話感想|小夜(吉谷彩子)が幼なじみマウントを認めた!
ドラマの7話は決定的に原作とわかれる回となりました。
原作では、悟郎(鈴木伸之)へのほのかな恋心を匂わせているだけだった小夜でしたが、ドラマでは蛍(菜々緒)に敵対心むきだしに🔥
堂々と幼なじみマウントを認めただけでなく、音無祐樹(勝地 涼)まで巻き込み、草刈家へ乗り込んできました。
悪い顔も平気でするし、ドラマではとことん嫌われ役を小夜は買うようですね。
ラストでは「私、悟朗くんの幸せのために身を引くわ」みたいになりそうではありますが(それはそれでムカつく(笑))
↑さて、1話からずっと気になっていたのがこの方↑
旦那さんに浮気されたものの離婚はしないという蛍の先輩薬剤師「智代先輩」です。
原作では、ピンチに陥った蛍を助けにやってきたことで、智代先輩も山田だったとわかるのですが、7話では「宮川」という名札をつけていました。
演じている山野海さんの癖が強いので、ドラマでも「山田」だろうと思っていたので、ちょっと残念です。
ドラマ『忍者に結婚は難しい』8話感想|ここまでくると清々しい小夜(吉谷彩子)
『忍者に結婚は難しい』のドラマスタッフはエゴサーチ的なものをしているんでしょうか?
ずっと疑問に思っていた
賃貸のはずなのに忍者屋敷になってんのなんでやねん!
を、見事に解消してくれました。
悟郎(鈴木伸之)のおじさんが格安で貸してくれていた家だったので、隠し武器庫などがもともと備え付けられていたんですね。
小夜(吉谷彩子)の鬱陶しさが、ドラマでは激増しておりますが、そこもまた良い👍
原作の大筋は守りつつ、ドラマのオリジナリティを出すというパターンはウエルカムです。
それにしても小夜の奴、予告で
「私と結婚したら、蛍さんの自由と安全は約束する」
などとぬかしておりましたね。
腹立たしさMAX!それって脅迫やないかい!
ここまでくると清々しささえ感じてしまう小夜は、最後までムカつく女を貫き通していただきたいです(笑)
ドラマ『忍者に結婚は難しい』9話感想|小夜(吉谷彩子)の殺したい人を考察
もはやドラマでは小夜(吉谷彩子)にしか目がいかなくなっています(笑)
原作では、赤巻議員を殺害した真犯人だったものの、地味な存在だった小夜ですが、ドラマでは準主役並みに黒い輝きを見せており、とうとう蛍(菜々緒)から妻の座を奪おうとしてきました。
が、小夜は悟郎(鈴木伸之)を真の意味で手に入れられるとは思ってないでしょうね。
ということで、蛍に取引を持ちかけます。
〇〇を殺してくれたら、悟郎は自由にする
小夜の欲望は、女性として幸せをつかむ<伊賀忍者として出世したい だと思うんです。
だとすると、小夜が殺したいほど邪魔だと思っているのは…
風富城水(市村正親)の可能性が高い気がします。
『忍者に結婚は難しい』は、ドラマと原作では違いがあるものの、ベースの部分はしっかり守ろうとしてくれるところが良い!
むしろ原作以上に、登場人物の存在を膨らませてくれる部分さえあります。
『警視庁アウトサイダー』とは大違いだな…。
ドラマ『忍者に結婚は難しい』10話感想|4月からのドラマネタいれてきた!山田伸彦(松下洸平)
9話の考察は外れ、小夜(吉谷彩子)が蛍(菜々緒)に暗殺命令を出した相手は、豊松議員(村上新悟)でした。
そう言えば、原作でも悟郎(鈴木伸之)が「蛍に殺人をさせない!」ってシーンがあったな💡
ドラマではうまいこと原作のネタをシャッフルしつつ、オリジナリティをいれてくるので、すっかり忘れてました🙇
小夜に並ぶくらい、原作とはない輝きを見せているのが宇良豹馬(藤原大祐)。
月乃竜兵(古田新太)の前に出たら、しっかり挨拶ができるって…雀(山本舞香)とお付き合いすることを見越しているとしか思えないんだが♥
さて、10話の山田は今を時めく松下洸平さんでしたが、実は4月からの春ドラマ『合理的にあり得ない』で主演をいたします。
演じる役は上水流エージェンシーの探偵貴山伸彦です(笑)
インパクトがありつつ、ドラマの本筋をあまり乱さないネタの入れ方、最高です👍
ドラマ『忍者に結婚は難しい』最終回感想|山田役で奈緒さんが登場!犯人は原作通り
ドラマ『忍者に結婚は難しい』が2023年3月16日に最終回を迎えました。
やはり赤巻議員を殺害したのは、幼なじみマウント女の小夜(吉谷彩子)。
原作と違ったのは、城水(市村正親)が逃げて姿をくらましたところです。
これは続編の予感が高まります。
また、伊賀忍者に追われピンチになった蛍(菜々緒)と悟郎(鈴木伸之)を助けに現れた山田は原作通り智代先輩(山野海)でした。
離婚して、苗字が「宮川」から旧姓の「山田」に戻ったそうです。
旦那が浮気してたんだよね…。
2人目の山田は、来期のドラマ『あなたがしてくれなくても』で、レス歴2年の人妻吉野みちを演じる奈緒さんでした。
眼が怖いよ!
最終回の感想ですが、ドラマと原作がかけ離れることなく、でもそれぞれにオリジナリティがあって、どちらも面白かったです(これは珍しい)
コメディ調でありながら、蛍と悟郎のキスシーンなども美しく、しっかり恋愛ドラマとして成立していました。
ドラマ『忍者に結婚は難しい』原作感想まとめ|続編に関する考察
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城水(市村正親)が捕まった後、蛍(菜々緒)は月乃竜兵(古田新太)の手配で甲賀忍者により救出され、
「さよなら、愛してる」
という言葉を残し、悟郎(鈴木伸之)の前から姿を消してしまいます。
その後、
- 草刈家は降格処分になり、悟朗の忍者ライフは終了
- 悟朗は毎週キャンプ場へ
- 風當家はお家取り潰しに→城水は軟禁
- 罪を償いたいという小夜(吉谷彩子)は警察に出頭し、拘置所へ
という結末になりました。
悟朗が毎週キャンプ場へ通っているのは、言わずもがな、いつか蛍に会えると信じているから。
『忍者に結婚は難しい』のラストで、キャンプをしている悟朗は、突然背後に人の気配を感じます。
その後の事は書かれていませんが、悟朗と蛍が再会したのは間違いないでしょう♥
(ドラマでは、しっかり2人は再会しています)
伊賀忍者が徳川家に仕えていたのに対し、甲賀忍者は豊臣秀吉の命令で、徳川家を監視する役目をになっていたため、甲賀忍者と伊賀忍者は「犬猿の仲」「敵対関係」と言われてきました。
ただ、歴史を紐解いていくと、雇い主に従った結果、敵対することはあっても、日頃から終始敵対していたわけではなく、むしろ協調関係にあったとか。
悟朗は降格されたことにより、のほほん郵便局員ライフを送ることになりましたし、甲賀側は割とフレンドリーで先進的な考え方をしているので、再会後はちょっぴりスリリングな結婚生活に戻るのではないかなと想像し、ちょっと笑顔になってしまいました。
そもそも結婚とは、忍者じゃなくても難しいもの(笑)
「結婚+続ける」と検索すると、いかに難しいかがはっきりとわかります↓
離婚の危機を、お互いが忍者であることを知り、大きな事件を共に解決することで乗り越えた2人ですが、結婚生活を続ける上では必ずまたトラブルがあるはずです。
原作の『忍者に結婚は難しい』に続編はありませんが、子どもが生まれた後につきものの「教育における夫婦の価値観の相違」についてオリジナルドラマなどを作成してもらえたら嬉しいなと思いました。
ドラマ最終回で風富城水(市村正親)と月乃竜兵(古田新太)が姿を消したのは、ドラマのみ続編を作成する目論見があるのかもしれません!