八福神めぐり、2か所目にまわったのは福禄寿さまを祀っている金剛院。
入った瞬間感じたのは「広い!大きい!」
そして無駄なものがほとんどない感じ。
金剛院は修行が厳しいとされている高野山真言宗のせいか、お寺の雰囲気は質実剛健と言う言葉がふさわしい第一印象です。
金剛院のお賽銭箱の音色が可愛い!
まずは本堂へ向かいお参りをすることに。
両脇に飾られた門松もほとんど飾り気がなくシンプル。
真ん中におかれている香炉にお線香を立ててから、お参りをいたします。
お賽銭を入れると・・・
ちり~ん
音色がとっても可愛らしい♪
こちらのお賽銭箱、普段は本堂の中にあるみたいなんです。
格子になっているガラスが一部分空いていて、そこから手を入れてお賽銭を納めるんですって。
もしかすると、この音色がちゃんと聞けたのって、ちょっとレア体験?
癒される音だったので、お参りする際は耳を澄ましてみてください。
煌びやかで立派な本堂内
八福神めぐりのために開放されていた本堂。
誰もいなかったので「失礼します~」と声をかけつつ、少しだけ中を見せていただきました。
本堂内はとても広くて立派、そしてなかなかに煌びやか。
お線香の良い香りがぷ~んと漂っておりました。
安いお線香はただ煙たいだけですが、お寺などで使われている高級なお線香は焚いた後も良い香りがするんですよね。
お線香の香りって和を感じてけっこう好きです。
木彫りの福禄寿様
八福神めぐりにおいて金剛院は福禄寿さまをお祀りしています。
いらっしゃいました。
木彫りの素朴な福禄寿さまですね。
子どもスタンプが人気
金剛院では子どもたちが楽しそうにスタンプを押している姿を見かけました。
参加している子どもたち、思ったより多かったです。
八王子で人気の八福神めぐりへ行ってみようを書いた時に子どもスタンプがあるのを知ったのですが、その時はこんなに参加する子がいると思ってなかったんですよね。
八福神めぐりは子どもにもおすすめできる人気のイベントだと確認できました。
高さのない不思議な階段
金剛院の入り口の階段は不思議なつくりになっています。
一段一段の高さがあまりないんです。
「車乗り入れ禁止」と立て札があるのですが・・・何でこんな風にしたのか謎です。ちょっとつまずきやすい気がするので、気を付けてくださいね。
実は転ぶのって、大きな段差より認識しにくい小さな段差とも言われているので念のため。
(画像はインスタに入れときました。福禄寿様の画像をめくっていってもらえれば見れますよ)
すぐ近くには念仏院の”時の鐘”があります
金剛院から道路をはさんですぐのところには念仏院の”時の鐘”がありますよ。
看板が出ていたので寄ってみたのですが、けっこう高い位置に鐘があるので、全然見えない~。
昭和の初めまでは朝と夕の6時に鐘を突き、町に時を知らせていたそうですが、今は鳴らされていないとのことで、残念。
大晦日には除夜の鐘を鳴らしているみたいなので、いつかまた八王子の街に時を知らせてくれるようになるといいですね。
こちらの鐘は千人同人や八王子十五宿の協力で建立されており、市の有形文化財に指定されています。
金剛院の基本情報
住所 | 東京都八王子市上野町39−2 |
電話 | 042-622-9540 |
宗派 | 高野山真言宗 |
八福神 | 福禄寿尊 |
HP | 武州八王子高野山・別格本山金剛院公式ホームページ |
- 多摩新四国八十八か所霊場(第七十三番札所)
- 関東八十八か所霊場(第六十三番札所)
- 武相卯歳観音霊場(第十六番札所)
- 八王子観音(第三十一番札所)
最後に
信松院や伝法院と比較すると金剛院は「楽しむ」と言うよりは「静かに参拝する」お寺でした。
同じ八福神めぐりのお寺でも、それぞれ特色があるものです。
それにしても、八福神めぐりのお寺って、どういう風に決まったんでしょうね。
もともとは七福神だったと言うし、選ばれた由来とかあるのかしら?
ご存知の方がいたら、ぜひ教えてくださいね!