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映画『アイスクリームフィーバー』川上未映子さん原作小説「愛の夢とか~アイスクリーム熱」あらすじネタバレ感想|キャスト紹介あり

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映画 アイスクリームフィーバー あらすじネタバレ感想 キャスト つまらない

2023年夏、川上未映子さんの小説「愛の夢とか」より「アイスクリーム熱」が映画化されることが決定したので、原作を読んでみました。

原作のタイトルは「アイスクリーム熱」ですが、映画のタイトルは「アイスクリームフィーバー」になります。

原作者である川上未映子さんは、作品そのものも人気ですが、その美貌とスキャンダラスな一面も話題になる作家さんですね。

経験を血肉にした独特な世界観の小説を書いているからか、わからん人にはさっぱりわからんし、すと~んとハマる人もいる、そんな作品を生み出す作家さんだと思っています。

ちなみに、映画「レオン」のマチルダ役ナタリー・ポートマンは、川上未映子さんの熱烈なファンなんだとか。

「夏物語」という作品について対談したこともあります。

映画『アイスクリームフィーバー』の公開前に、原作「アイスクリーム熱」のネタバレあらすじを公開。

映画『アイスクリームフィーバー』が面白くなりそうかについて、正直な口コミ(感想)を書いてみたいと思います。

 

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映画『アイスクリームフィーバー』キャスト

映画 アイスクリームフィーバー キャスト ネタバレ あらすじ 感想

アイスクリームフィーバー公式サイトより

  • 常田菜摘(吉岡里帆)主人公 アイスクリーム屋のアルバイト
  • 橋本佐保(モトーラ世理奈)アイスクリーム屋の常連客の作家
  • 桑島貴子(詩羽)菜摘のアルバイトの後輩
  • 高嶋優(松本まりか)アイスクリーム屋の近所の銭湯に通う、仕事が生きがいの女性

映画『アイスクリームフィーバー』川上未映子さん原作小説「愛の夢とか~アイスクリーム熱」あらすじネタバレ

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わたし(映画:常田菜摘(吉岡里帆))は、駅から徒歩10分ほどのアイスクリーム屋さんでアルバイトをしていました。
※わかりやすいように主人公は映画の菜摘として書いていきます

2か月ほど前、菜摘はアイスクリーム屋さんにはじめてやってきた「彼」に一目ぼれをしてしまいました。

それ以降、彼は二日おきに、いつも同じアイスクリームを買いに来るようになります。

道を挟んで斜め前には、人気のアイスクリーム屋さんがあるのに、必ず菜摘の働いているアイスクリーム屋さんにくるだけでなく、いつも菜摘に注文をすることから、菜摘は

「彼もわたしのことを嫌いではないと思う」

と考えていました。

そんなある日のこと、菜摘は彼に「駅まで一緒に歩いて帰らないか」と誘います。

OKをした彼に、仕事や年齢などを質問する菜摘ですが、彼からの質問は何もありませんでした。

「アイスクリームを作るのが得意だから、大量につくってあげる」

と言った菜摘に、彼は「いいね」と返答をします。

しかし、菜摘は一度もアイスクリームを作ったため、家でアイスクリームの作り方を調べたものの、お店のようなアイスクリームがどのように出来ているのかは、さっぱりわかりません。

何度目かの帰り道に、菜摘は半ば強引に彼の家に押しかけ、アイスクリーム作りに挑戦します。

相変わらず、菜摘の質問に答えるだけの彼。

2人の間の会話は途切れ、やがて真夜中が過ぎ、朝の4時になって冷凍庫から取り出したアイスクリームは大失敗でした。

全然美味しくないアイスクリームを黙って食べた後、彼の家を菜摘は後にします。

その日以降、彼がアイスクリームを買いに来ることはなくなり、菜摘も彼の家を訪れることはありませんでした。

しばらく彼への想いで苦しんだ菜摘でしたが、2か月も過ぎた頃には何も考えないようになっていました。

その後、アイスクリーム屋さんはとつぜん閉店することに。

アルバイト探しに苦戦する中、駅のベンチに座った夏美は「さよなら」と声に出してみるのでした。

愛の夢とか~アイスクリーム熱 感想|これを映画化って、どうするの?

川上 愛の夢とか アイスクリーム熱 感想

「愛の夢とか」に収録されている「アイスクリーム熱」は、たったの9ページの短編小説です。

ネタバレあらすじを読んでわかるように、「アイスクリーム熱」には、わたし(=常田菜摘(吉岡里帆))と彼しか登場しません

しかし、映画のキャストには

  • 橋本佐保(モトーラ世理奈)
  • 桑島貴子(詩羽)
  • 高嶋優(松本まりか)

と、主人公以外の女優さんが3名もあがっています。

これはつまり

原作の「アイスクリーム熱」と映画の「アイスクリームフィーバー」は、違う作品だと思ってみた方がいいですね。

「アイスクリームフィーバー」の監督千原徹也さんがどんな方か調べてみたところ、デザインオフィス「れもんらいふ」代表のアートディレクターで、映画監督をするのは初めてだとか。

10代から30代の4人の女性の想いと人生が交錯するラブストリーを描いた作品になると告知されており、オムニバス形式の映画になるのかもしれません。

ですから、川上未映子さん原作となっていても、ストーリーの1/4は別物になる可能性が高く、映画の面白さは限りなく未知数と言えます。

原作の「アイスクリーム熱」を読んだ感想を正直に言ってしまうと、個人的には全然面白いとは思えませんでした

”わたし”の行動が、私はちこの理解を超えており、特に

お前はアイスクリームをちゃんと作れるようになってから、彼の家に行きたいと言わんかい!

相手を先に好きになって、自分を好きになって欲しかったら、失敗しないように全力で頑張るぜ👊

という思考の私には「なんじゃ、この主人公?馬鹿じゃね?」としか思えなかったんですよね。

が、よく考えてみたら、アイスクリームと熱って真逆のものの組み合わせです。

恋とは訳が分からなくなるものだということを「アイスクリーム熱」と称して描かれた物語だと考えたら、腑に落ちた気もしました(笑)

 

シネマカフェの記事『吉岡里帆主演『アイスクリームフィーバー』2023年公開決定!松本まりか&モトーラ世理奈ら共演』には

あこがれにも似た想い、相手のことで頭がいっぱい、でもこの気持ちが恋かも分からない、相手に対する気持ちを言葉にできない、告白もできない。
そんな、それぞれの“好きのような想い”が、すれ違う。

と書かれています。

恋は盲目という言葉を、そのまま映像化した映画を観てみたいという方には『アイスクリームフィーバー』は面白いし、共感できるかもしれません。

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