八王子八福神めぐり の1か所である【宗格院】へ参拝してきました。
宗格院が祀っているのは、七福神の中の寿老尊(寿老人)さまになります。
徒歩にて、トトロのいる…ではなく、美と豊穣の女神様”吉祥天”を祀っている吉祥院から宗格院へとやってきました。
山を下ってくる感じなのと、歩行者と自転車だけが渡れる橋が南浅川にかけられていたので、10分ほどで到着しますよ。
吉祥院~宗格院への道のり↓
宗格院のすぐそばに、気になるパン屋さんDue Tre(ドゥエトゥレ)を見つけました。
口コミサイトで人気のパン屋さんみたいです。
※後から調べたら八王子お店大賞受賞店でした!気がつかなかったとは不覚!!
お昼にサンガムでナンを食べすぎて満腹状態だったので、今回は我慢我慢。
八福神めぐりの最中のお昼ご飯に困ったら、行ってみてはいかがでしょうか?
美味しそうなパン屋さんはさておき、宗格院のご案内をしてみたいと思います。
宗格院(西八王子)八福神めぐりの寿老尊 こんなお寺です
宗格院|基本情報 | |
住所 | 東京都八王子市千人町2-14-18 |
電話 | 042-661-0960 |
HP | 宗格院 |
宗格院の南東の角までやってくると、木製の柱(?)に『馬場横丁』と書かれていました。
宗格院の北側には、その昔、千人同心の馬場(乗馬の訓練場)があったので、甲州街道の「西八王子駅東」交差点から、ここまでを『馬場横丁』と呼ぶんだそうです。
宗格院のところにあるのは木製でしたが、甲州街道側の方にたてられているのは石柱とのこと。
そちらの裏側には、千人同心との関わりについての説明が彫られているとのこと。
西八王子駅側に戻る場合はチェックしてみるといいですよ。
駐車場完備
宗格院を訪れた方の記事に「駐車場はないのでコインパーキングへ」という記述があったのですが、正門の前に駐車場が完備されていました。
道路に面しているので、割と駐車しやすいかと思います。
門をくぐると、すぐ左手側に「ねがいのお札」をはる掲示板がありました。
赤い紙の裏側に、お願いが書かれているんですね。
絵馬のように、願いと名前が見えてしまわないのは、良いと思います。
「白いお姿のお札は身につけてください」とも書かれていました。
絵馬は書いた後、忘れてしまうこともありそうですが(特に願いが叶うと)身につけたお札は、きちんとお返しにくることになると思うので、きちんとご報告に来れるのも良いですね。
八王子七福神めぐり寿老尊さまのいるお堂
その奥にはお堂(寶珠閣)がありましたが、この時は扉がしまっておりました。
八王子七福神の寿老尊さまは、この中にいらっしゃいます。
その他にも「咳地蔵」という、のどの不調にご利益があるお地蔵様もいらっしゃるとか。
お酒をお供えすると、のどの病気が治ると言われているそうで、咳などで困ったら参拝してみると良さそう。
今回は、お参りできなくて残念だったです。
八王子市立第2小学校にあった二宮金次郎像
冬なので、お花は咲いていませんでしたが、植物の札が色々なところにさしてあります。
そして、こちらの二宮金次郎の像の下には「かつて八王子市立第2小学校にありました」という説明の紙が。
はちこが子どもの頃、多くの小学校に二宮金次郎の像があったものですが、今どきは
- 教育方針に似つかわしくない
- 子どもが働く姿をすすめられない
- 歩いて本を読むのは危険である→歩きスマホなどにつながる
といった、保護者の声により小学校から姿を消しているそうです。
う~ん…たしかにそうかもしれないけど…二宮金次郎から学ぶべきところも多いと思うんですけどね。
二宮金次郎が生きた時代、貧しい家に生まれたら、勉強をしたくでも出来ない子どもたちが大勢いました。
そんな時代があったということを思うと、子どもの頃はすごく嫌だった勉強が、大人なった時「ありがたいことだったな」と感じられるようになるものです(どんな習い事も基本的に無料じゃないですからね!)
排除するのではなく、子どもたちに説明をして理解をしてもらうといった方法がとれたら良かったのに、残念です。
宗格院の全体の雰囲気は質実剛健といった感じでしょうか。
きらびやかな部分はほとんど感じられず、凛とした空気が漂っている感じがします。
これもまた、宗格院が八王子千人頭 山本忠房が開いたことによるものかもしれません。
今にも枯れそうな古木ですが、樹木のお医者様に治療してもらったあとがあり、春の訪れを待っているかのように新芽をみることが出来ました。
ちょっぴりドキリとするような視線のお地蔵様もいらっしゃいました。
写真を見ても、心の内を見られているみたいでドギマギしてしまいます(笑)
水子供養のお地蔵様は、優しいお顔ですね。
寄りそう子どもたちも、安心した表情をしていて、安らぎます。
石見土手はどこに??八王子千人同心組頭松本斗機蔵のお墓
さて、宗格院の敷地内には、その昔、浅川の氾濫をふせぐために築かれた「石見土手(いわみどて)」が残っているという、説明書きがありました。
この石見土手を探すために、はちこたちは宗格院の中と外をぐるぐる歩き回ることに。
一般の方のお墓の中にまじって、千人同心の組頭 松本斗機蔵のお墓を見つけました。
『うんうん、さすが千人同心!大変立派なお墓だなぁ」と撮影。
夕方になりつつあったので、そのまま、石見土手を探しに行ってしまったのですが…この立派なお墓は渡邊さんのお墓でした!
教育委員会の建てた説明の最後の方にも、ちゃんと書いてあったんですね💦
実は、右の奥にちらりと屋根が写っている、あちらが松本斗機蔵のお墓だったようです。
なにゆえ、このような配置にしたのか…知りたい気がします。
ぐるぐる回ったものの見つからず、一度はあきらめて帰ろうと浅川の辺りまで行ったのですが、友だちが珍しく「なんか気になる」と言うので、再び宗格院へ。
「こうなったら意地でも見つけるべし!」
と謎の使命感にかられながら、不法侵入さながらに敷地内を探索。
「すいませ~ん」と声をかけつつ、『頭上に注意』と書かれた門からつきでた屋根の脇を通って、裏手に回ったところで、後ろから住職さま(多分)と友だちがやってきました。
それが石見土手だって~
と言われ、指さす方を見ると
え?これ?これなの?
土手というよりは
石積みの庭だよね?!植木も植わってるしね!
と、二度見しちゃいました。
門を閉める直前だったので、写真だけをとらせてもらい、なぜこうなったのかを聞くことはできなかったのですが…一般的な土手をイメージしていると、決して見つけることが出来ない…そこにあっても土手だとは気がつかない…そんな石見土手でした。
「見どころはそんなに紹介できないかな」
と思ったのですが、最後の最後に来て、違った意味で面白いものを見せていただきいました。
八福神めぐりでレポートしていないお寺も残すところ善龍寺のみ。
善龍寺は農業の神様、大黒天さまをお祀りしています。
善龍寺へは一度お参りしたことがあるので、後回しにしちゃっていたのですが、もう一度しっかりゆっくり足を運んでみたいと思います。