八王子で最も老舗の和菓子店【青木万年堂】へ行ってきました。
八王子の老舗和菓子屋さん5選 でも老舗度NO1として紹介済み。
銘菓【葵千人】は黄身餡とチーズの2種類の味があるお饅頭なのですが、特にチーズの方がずっと気になっていた和菓子になります。
最も老舗なのに、行くのは最後になってしまいました。
駐車場情報や葵千人の賞味期限なども含めて、ご紹介いたします。
青木万年堂はこんな和菓子屋さん
青木万年堂は駅前セレオにもあり
青木万年堂の場所はここ↓
青木万年堂の場所は八王子駅南口から徒歩で8分ほど。
16号と中央線が交差する踏切すぐの場所にあります。
定休日は毎週火曜日に
お店の外に定休日に関するお知らせがありました。
以前は「元旦以外は無休」だったのですが、「毎週火曜日」に変更されています。
駅前のセレオ店は今まで通りの営業とのことなので、徒歩で訪れる場合はセレオ店を利用した方が便利ですね。
近隣のアルプスなどでも取り扱いが
青木万年堂は寺町店、セレオ店の他に大楽寺店(八王子市大楽寺町645-62)があります。
その他にも
★スーパーアルプス
高倉店/はざま店/あきるの店/多摩境店/きたのタウン店/楢原店/日野店/宇津木台店/恩方店
★スーパーいなげや
中野山王店
★イオン
日の出町店
多摩平の森店
で、青木万年堂の和菓子を取り扱っているとのことです。
駐車場完備
車で行く場合は、寺町店が便利。
お店の横に駐車場が完備されています。
八王子で最も老舗の和菓子屋さん
青木万年堂は最初にも書いたように、八王子で最も古い老舗和菓子店となっています。
店舗内には、そのことが書かれた地域情報誌「よみっこ」が貼られていました。
歴史を感じさせる年表も。
青木万年堂は2003年6月に、一度、倒産してしまったことがあったようですが、見事に復帰をとげたという歴史もあるようです。
なぜ万年堂?亀谷万年堂ではない!
はちこ父に青木万年堂の和菓子を持って行ったところ「亀谷万年堂じゃないの?」と、独り言を。
確かに万年堂と言えば、お菓子のホームラン王『ナボナ』を思い出しちゃいますよね(笑)
が、万年堂としての歴史は、青木万年堂の方が古いんです。
亀谷万年堂の創業が昭和13年なのに対し、青木万年堂の創業は文政元年(1818)
初代の名前が、万年屋清兵衛であったことから、万年堂になったようですね。
葵千人は総裁賞受賞の銘菓
青木万年堂で最も注目すべき和菓子は『葵千人』
全国菓子大博覧会で総裁賞も受賞しています。
千人は、八王子市千人町という町名の由来となった「千人同心」から来ています。
葵は徳川の家紋でも知られている葵が由来なんですね。
葵千人は日光東照宮に献上されたこともある、確かな銘菓と言えそうです。
帰省のお土産に最適な理由の一つ:その年の干支の和菓子が買える!
訪れたのは2019年1月半ば。
その年の干支である「イノシシ」の刻印がされている葵千人も販売されていました。
奥様に伺ったところ、毎年その年の干支の刻印を施した葵千人を作っているとのこと。
そのままの葵千人も手土産に最適ですが、お正月の帰省の際、お年賀として持って行くなら、かわいらしい干支の刻印がしてあると、さらに喜ばれる気がします。
手土産として持って行くには、気になるのは賞味期限ですが、それについては後ほど書いてみたいと思います。
電子マネーも使える和菓子屋さん
和菓子屋さんでは珍しく、青木万年堂ではIDなどの電子マネーの利用が可能となっています。
青木万年堂の和菓子を食べてみよう
葵千人|黄身餡(税込170円)
葵千人はいくつか入った箱入りタイプと、バラ売りの両方がありますが、はちこは色々試したいのでバラ売りで買ってみました。
それぞれがエージレスパッケージになっています。
まずは葵千人の黄身あんから。
干支の焼き印が可愛いでしょ?
見た目はいわゆるミルクまんじゅうですね。
ミルクまんじゅうと言うと、八王子お店大賞を受賞した和菓子屋さん旭苑のやまゆりを思い出します。
袋を開けて臭いを嗅いでみると、本当にミルキーな香りが!
これほど濃厚な香りのミルクまんじゅうは、今までなかった気がします。
パクリといただいてみると
やっぱり、今まで食べたミルクまんじゅうの中で最高に濃厚かも!
バターを使用しているので、軽い塩気があって、全体を引き締まったお味にしてくれています。
甘ったるいだけのおまんじゅうより、少し塩気があった方が美味しく感じます。
葵千人はミルクまんじゅうの完成形かもしれないです✨
<葵千人(黄身餡)原材料>
砂糖、手亡豆、小麦粉、卵、生クリーム、バター、練乳、膨張剤、香料
葵千人|チーズ(税込170円)
そして葵千人 チーズ味。
ミルクまんじゅうも、チーズも大好きなので、その二つがコラボレーションしているとなると、期待は高まります。
こちらは干支のではなく、通常のパッケージを選んでみました。
落ち着いた、銘菓らしいパッケージですね。
封をあけてみると、葵の御紋をモチーフにしたおまんじゅうになっています。
銘菓っぽさは、通常タイプの方がそれっぽいかもしれないですね。
青木万年堂の公式サイトには「生地と餡にエダムチーズを配合し、チーズケーキの様な風味に仕上げています」と書かれていました。
葵千人のチーズ味は、チーズケーキほど濃いチーズ味ではなく、ほんのり香程度。
言われなかったら、チーズ入りだとはわからないくらいの風味でした。
はちこはチーズ好きなので、もうちょっと濃い味の方が好みですが、万人向けの和菓子としては適当な量なのかもしれないですね。
<葵千人(チーズ味)原材料>
砂糖、手亡豆、小麦粉、卵、生クリーム、バター、チーズ、練乳、膨張剤、香料
いちょう囃子(税込216円)八王子産生姜使用
八王子市の木は、いちょう。
甲州街道沿いには、見事ないちょう並木があり、毎年いちょう祭りが開催されています。
また「いちょうホール」などもありますね。
そのいちょうを名前に冠した和菓子が「いちょう囃子」になります。
和紙のパッケージをあけると、いちょうの刻印を押されたどら焼き風の和菓子が。
お店で「八王子産の生姜を使っています」と説明してもらい、購入を決めたのですが、開けた瞬間、生姜の良い香りが漂います。
どら焼きより薄く焼いた皮の中は、求肥とあんこ。
生姜の風味は皮の方にしっかりとついているようです。
息子ちゃんなどは「しょうがはいらないなぁ」と言うのですが、はちこは和菓子と生姜ってすごく合うと思うんですよね。
大人な風味の和菓子といったところでしょうか。
葵千人はもちろん気に入ったのですが、どら焼き系の皮+あんこ+求肥に生姜の香りの和菓子は、他の和菓子屋さんでは見たことがなかったので、特別感があり「ちょっと変わった和菓子を手土産にしたい」場合にはおすすめですよ。
<いちょう囃子 原材料>
砂糖、小豆、小麦粉、卵、白玉粉、生姜、水飴、ハチミツ
桑都大納言(税込180円)
八王子を指す美称として「桑都(そうと)」という言葉があります。
八王子には絹の道が通っており、かつて養蚕業が盛んにおこなわれてきました。
※蚕のエサは桑(マルベリー)の葉です
この桑都大納言には、桑葉茶を入れてあるとのこと。
実は食べたことがありますが、葉の味は確かめたことがありませんでした。
ほんのりとグリーンの和菓子は抹茶の風味を思わせます。
切ってみると、中は粒あんです。
ん?お茶の味がする。
抹茶じゃないんだ?
抹茶ではないよ。
桑の葉だよ。
食べてみると、ふわりと爽やかな香りがします。
きっとこれが桑の葉の風味なんでしょうね。
ヨモギほどクセがなく、食べやすいですが、あんこだけのおまんじゅうよりも、後味がすっきりしています。
間食をしているのに、健康的なものを食べた気がしました。
<桑都大納言 原材料>
砂糖、大納言小豆、小豆、小麦粉、卵、桑葉パウダー、水飴、バター、練乳、塩、膨張剤
青木万年堂の和菓子|賞味期限は?
今回購入した和菓子4種類の賞味期限を全部チェックしてみましょう。
購入したのは全て2019年1月13日になります。
- 葵千人(黄身餡)2019年1月29日
- 葵千人(チーズ味)2019年2月14日
- いちょう囃子 2019年1月15日
- 桑都大納言 2019年2月8日
同じ葵千人でも、半月ほど賞味期限が違っていますね。
いちょう囃子以外のおまんじゅうは、原材料の違いはあまりないので、出来立ての賞味期限は1か月程度はあると予想されます。
お土産などで、賞味期限を出来るだけ長くしたい場合には、その旨を伝えてみるのも良さそうです。
また箱売りになっている葵千人の場合、エージレスパッケージは複数個まとめてになっています。
つまり、一番外側のパッケージを開けてしまうと、全部のおまんじゅうは「出来るだけ早く食べなければならない」状態になるという事です。
お土産にする場合は、その点も考慮して選ぶと良いですよ。
接客が超一流
今回、お店に出ていたのはおそらくパートさんではなく、奥さんだと思うのですが、驚くほど接客が丁寧でした。
言葉遣いが付け焼き刃ではないんですよ。
「~でございます」といった言葉が、これほど自然な方はなかなかいらっしゃらないと思います。
でも、上品すぎて話しにくいという事もなく、とても気持ちの良いお買い物が出来ました。
ポイントカードは有効期限なし
青木万年堂では、このようなポイントカードを用意しています。
500円ごとに1個スタンプを押してくれて、30個貯まると、500円の商品と交換できます。
期限はないという事なので、作ってもらった方がお得。
はちこは、息子ちゃんがおじいちゃんおばあちゃんに購入した分を、押してもらい損ねて帰ってきちゃいました( ;∀;)
今回は買わなかった和風ロールケーキ「高尾山絵図」や、丸ごとの栗が入った「多摩のひとつぶ」など、まだ気になる和菓子があったので、今度買いに行く時はしっかりポイントカードを提示したいと思います!
ではでは、ごちそうさまでした~♪
青木・万年堂 寺町店|基本情報
住所 | 〒192-0073 東京都八王子市寺町38 |
電話 | 042-628-3928 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 火曜日 |
サイト | 青木・万年堂 |
※情報は変更している場合があります。来店する際は事前のチェックをお願いします。