一戸建てを所有している方なら、定期的なメンテナンスが欠かせません。その中でも大きな出費となるのが、外壁塗装です。
安く済ませたい気持ちはわかりますが、適切な業者を選ばなければ、安かろう悪かろうになって、後悔することになりかねません。中には、悪徳業者以外でも、詐欺まがいの勧誘を行う業者が存在するため、注意が必要です。
この記事では、外壁塗装の訪問販売で詐欺まがいの勧誘を受けた経験を持つ筆者が、その手口と体験談を紹介します。これを読んで、騙されることのないよう、外壁塗装業者選びの参考にしてください。
外壁塗装の費用はどのくらい？把握しておくべき予算の目安
新築から10年以上が経過すると、外壁塗装の関連宣伝や訪問営業が増えます。私自身も、悪質業者の詐欺まがいの営業に注意していました。
私の親は2回外壁塗装で失敗し、最も低価格の業者に依頼した結果、数年で塗装が劣化してしまい、薄く塗られていたことがわかったということがあります。
このような事例を聞いたため、「安心感」を求めて、自宅を建てた工務店に外壁塗装を依頼することにしました。ただし、後に失敗だったかもしれないと思うようになりました（追記あり）。
工務店での外壁塗装は、200万円以上の費用がかかりました。これは非常に高いですよね。私たちは、外壁のみを塗装する場合の平均的な金額が80万円〜120万円だと知りました。
私たちの場合、外壁の塗装に加えて、屋根の修理と塗装、バルコニーの塗装も含まれていたため、200万円はそこまで高くなかったと言えます。
私たちの後、実家でも同じような作業をしたところ、ハウスメーカーが異なっていたにもかかわらず、200万円近くの費用がかかりました。
以上を踏まえて、外壁塗装の平均価格を事前に確認しておくことをお勧めします。
外壁塗装の平均価格はかならずチェックしておこう！
外壁塗装の訪問販売って本当に大丈夫？詐欺まがいの勧誘手口を徹底解説
ハウスメーカーや工務店を騙る勧誘方法に要注意
今回のテーマは「外壁塗装の訪問販売に注意！」です。外壁塗装の訪問販売には、詐欺まがいの勧誘が横行しており、ハウスメーカーや工務店の名前をちらつかせる手口が多く見られます。例えば、自宅を建てたハウスメーカーから業者が紹介されたような口調で営業されたり、すでに近所の人が同じ業者を選んでいるという安心感を与えて信用を得ようとするケースがあります。
特に、同じハウスメーカーが一気に家を建てた地域では、その情報を知っている外壁塗装業者が狙ってくることが多く、注意が必要です。自分の家を建てた業者から紹介されたという口実で営業されたり、下請け業者であるかのような言い回しで勧誘されることもあります。
しかし、必ずしも自分が建てたハウスメーカーが委託した業者であるとは限りません。そのため、自宅を建てたメーカーの名前を語る営業には要注意し、事前にしっかりと調べることが大切です。また、外壁塗装の訪問販売には、信用できる業者も存在するため、しっかりと見極めることが重要です。
自宅を建てたメーカーの名を語る営業には要注意
地元密着型の塗装店も要注意！信頼性に疑問が残る悪徳業者の手口
外壁塗装をする前には、業者選びが非常に重要です。悪徳な業者に引っかからないようにするためにも、よく調べることが必要です。例えば、Aホームの方が、現在塗り替えをしているというB塗装店という会社が、勝手にAホームの名前を使って営業をかけていると報告していました。このような手口は、業界でもよく知られている悪質な手法です。訴訟をするかどうかは、まだ検討中だそうです。
悪徳な外壁塗装業者は、数年後にわざと倒産し、社名を変えてまた詐欺を繰り返すケースもあります。そのため、業者選びには細心の注意が必要です。
そこで、B塗装店がどのような業者なのかを調べてみました。すると、B塗装店は地元に密着した塗装屋さん（リフォーム会社）であることがわかりました。また、ボランティア活動を行っており、CMまでつくっていたため、「信用できる会社」に見えても仕方がありませんでした。
しかし、そのサイトを検証していくうちに、B塗装店の信頼性には疑問が残ることがわかりました。業者選びで重要なのは、実績や評判であり、B塗装店には十分な実績があるわけではありませんでした。また、一部の口コミでは、工事中に職人の態度や仕事の質に不満があったという声もありました。
以上のことから、B塗装店を選ぶ際には、十分な情報収集を行い、慎重に判断することが大切です。業者選びに失敗してしまうと、多大な被害を受けることになりますので、注意が必要です。
オリジナル塗料を売りにする業者に要注意
外壁塗装業者の中には、悪徳業者が潜んでいることがあります。そのため、業者選びは非常に慎重に行う必要があります。悪徳業者を見分けるためには、以下のポイントに注意が必要です。
・キャンペーン中などの理由で大幅な値引きをする業者は要注意。契約を急がせる手法を使うことがある。
・不安をあおり、急いで契約を迫る業者も要注意。塗り替えをすぐにしなければ、大変なことになると脅かすことがある。
・見積書には、内訳が明確に記載されていることが望ましい。内訳が不明瞭で、細かい項目が抜け落ちている場合は要注意。
・オリジナル塗料を使っているから安くできると言う業者も注意が必要です。オリジナル塗料を売りにする業者が多いため、注意が必要です。
B塗装店は地元密着型の塗装屋さんで、ボランティア活動なども行っているため、信頼できる会社に見えます。しかし、B塗装店がオリジナル塗料を使っていることをアピールしていました。さらに、大手メーカーの塗料よりも優れた性能を持っていると言っていました。
しかし、塗料というのは大手メーカーが長い年月と多額のお金をかけて開発しているものであり、小さな塗装業者が簡単に「良質のオリジナル塗料」を作れるわけがありません。オリジナル塗料を使う業者が必ずしも悪徳業者とは限りませんが、悪徳業者がオリジナル塗料を売りにすることが多いので、注意が必要です。業者選びには十分に注意し、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
騙されないために知っておきたい、外壁塗装業者の悪徳手口
AホームがB塗装店に対して裁判を起こすかどうかは不明ですが、B塗装店で外壁塗装を行った方々が騙されたと気づかずにいる可能性があります。
B塗装店がAホームの名前を勝手に利用したことは悪質な行為ですが、工事の内容まで悪質だったかどうかはまだ分かりません。
しかし、オリジナル塗料が粗悪品だったり、薄めて使用していた場合は、塗装が数年で劣化する可能性があります。その時に「騙された」と気づく方も出てくるかもしれません。
騙されないためには、悪徳業者の手口を知っておくことが大切です。例えば、業者がキャンペーン中と言って大幅な値引きをして契約を急がせる、不安を煽って急かす、見積もりが一式になっており内訳が明確でない、オリジナル塗料を売りにするなどがあります。
オリジナル塗料を使用する業者が悪徳業者であるわけではありませんが、悪徳業者がオリジナル塗料を売りにするケースが多いため、注意が必要です。外壁塗装の品質は、業者が使用する塗料の性能に大きく影響します。信頼できる業者を選び、安心して外壁塗装を行いましょう。
結論：外壁塗装の訪問販売はリスクが高い！慎重な対応が必要
外壁塗装の訪問販売はリスクが高いという結論に至りました。もちろん、誠実な営業を行う塗装店もありますが、詐欺を働く悪徳業者も存在します。
以前、同様の記事を書いた際には「営業妨害だ」との指摘を受けたこともあります。
もし訪問販売で外壁塗装を依頼する場合でも、必ず相見積もりを取ることを強くおすすめします。
今後、AホームとB塗装店の裁判結果が出るかは分かりませんが、このような問題が起こらないためにも、外壁塗装は自分で選んだ信頼できる業者に依頼することが大切です。
工務店で外壁塗装を頼んだ結果がひどすぎる！失敗しないために抑えるべきポイントとは？
数年前に外壁塗装の記事を書いた私ですが、その後、自宅の外壁がはがれ落ちるというトラブルに見舞われました。
工務店で建てた家の外壁を塗ったときに、せっかくならと屋根も一緒に塗ってもらったのですが、数年たった今では外壁も屋根もはげてきてしまい、見た目も悪くなってしまいました。さらに、信頼していた工務店から裏切られたという気持ちにもなりました。
このような経験から、次は必ず相見積もりを取って、信頼できる業者に外壁塗装を依頼したいと考えています。外壁塗装は、家の寿命を延ばすためにも重要なメンテナンスですので、安易に工務店に依頼せずに、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
この記事を書くにあたり、外壁塗装に関する知識を深めることができ、今後の参考になりました。ただ、私自身は離婚して、住んでいた家は元夫のものになってしまいました。今後、家のメンテナンスについては、親に相見積もりを勧める予定です。
外壁塗装相見積もり｜簡単に適正価格を見極め
外壁塗装をするにあたって、悪質業者に遭遇するリスクは誰でも抱えてしまうものです。そこで、プロの方によると、インターネットの一括見積もりを利用すると、悪徳業者にあたる確率がかなり下がるそうです。
なぜなら、クレームがあった業者は一括見積もりサイトとの提携が解除されるためです。見積もりは無料なので、相場の金額を把握するだけでも勉強になるでしょう。
外壁や屋根の塗装は、やらなければ確実に傷んで、家の寿命が縮んでしまいます。ですが、信頼できる業者を見つけることは難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。
そんな時には、外壁塗装の一括見積もりサイト【プロヌリ】を利用してみてはいかがでしょうか。無料で見積もりができる上に、プロのアドバイスも受けられます。
