2022年7月14日『純愛ディソナンス』の放送がはじまりました。
漫画などの原作がない完全オリジナルドラマの『純愛ディソナンス』は
- 第1部=高校を舞台にし、教師×生徒のラブストーリー
- 第2部=5年後、既婚者×独身者のラブストーリー
と、どちらも禁断の愛をテーマとしたドラマになります。
教師役を演じるのは、Hey! Say! JUMPの中島裕翔くん。
女性生徒役を演じるのは、かつては子役 吉田里琴として活動していた吉川愛ちゃんになります。
教師×生徒のラブストーリーと言うと
真田広之×桜井幸子の「高校教師」
松嶋菜々子×滝沢秀明「魔女の条件」
有村架純×岡田健史「中学聖日記」
と、どれもドッロドロでしたが
『純愛ディソナンス』ももちろんドロドロ系ドラマになりますよ。
この記事では、『純愛ディソナンス』あらすじネタバレ感想を最終回まで順に書いていきたいと思います。
- ところで「ディソナンス」ってどういう意味?
- 『純愛ディソナンス』主要キャスト
- 『純愛ディソナンス』最終回11話あらすじネタバレ感想
- 『純愛ディソナンス』最終回11話|面白い?つまらない?
- 『純愛ディソナンス』10話あらすじネタバレ感想
- 『純愛ディソナンス』10話感想|面白い?つまらない?
- 『純愛ディソナンス』9話あらすじネタバレ感想
- 『純愛ディソナンス』9話感想|面白い?つまらない?
- 『純愛ディソナンス』8話あらすじネタバレ感想
- 『純愛ディソナンス』8話感想|面白い?つまらない?
- 『純愛ディソナンス』7話あらすじネタバレ感想
- 『純愛ディソナンス』7話感想|面白い?つまらない?
- 『純愛ディソナンス』6話あらすじネタバレ感想
- 『純愛ディソナンス』6話感想|面白い?つまらない?
- 『純愛ディソナンス』5話あらすじネタバレ感想
- 『純愛ディソナンス』5話感想|面白い?つまらない?
- 『純愛ディソナンス』4話あらすじネタバレ感想
- 『純愛ディソナンス』4話感想|面白い?つまらない?
- 『純愛ディソナンス』3話あらすじネタバレ感想
- 『純愛ディソナンス』3話感想|面白い?つまらない?
- 『純愛ディソナンス』2話あらすじネタバレ感想
- 『純愛ディソナンス』2話感想|面白い?つまらない?
- 『純愛ディソナンス』1話あらすじネタバレ
- 『純愛ディソナンス』1話感想|面白い?つまらない?
ところで「ディソナンス」ってどういう意味?
「ディソナンス」という言葉は聞きなれないですが、その和訳は「不協和音」となります。
不協和音の意味については、音楽辞典に
不協和音程をふくむ和音。一部に違和感をのこし、不調和で不安定な感じを与える。近代音楽ではかえってその特性を生かす傾向がつよい。⇔協和音。
と書かれているとのこと。
中島裕翔くんが演じる新田正樹は、音楽教師の役なので、タイトルに「ディソナンス」が入っているのでしょう。
また、不協和音とは、不調和な関係のたとえにも使われる言葉なので、ドロドロの関係を意味していることになります。
不協和音は、必ずしも不快な音になるとは限らないそうなので、『純愛ディソナンス』はドロドロしていながらも、心惹かれてしまうドラマに…という想いが込められたタイトル付けのように感じますね。
『純愛ディソナンス』の公式サイトには
多様性が叫ばれ、一昔前の当たり前が通用しなくなってきた現代の「愛」を、多面的に描き出すこのドラマ。あなたが共感するのは誰? 許せないのは誰?
と書かれています。
禁断の愛=許せない
という時代は終わったという事でしょうか。
『純愛ディソナンス』主要キャスト
- 新田正樹(中島裕翔)
- 和泉 冴(吉川 愛)
- 碓井愛菜美(比嘉愛未)
- 朝比慎太郎(HiHi Jets/ジャニーズJr. 髙橋優斗)
- 小坂由希乃(筧 美和子)
- 碓井北都(和田正人)
- 園田莉子(畑 芽育)
- 村上晴翔(藤原大祐)
- 新田秀雄(神保悟志)
- 影山 勉(手塚とおる)
- 加賀美理(眞島秀和)
- 和泉 静(富田靖子)
- 碓井賢治 (光石 研)
- 路加雄介(佐藤隆太)
- 碓井北都(和田正人)
『純愛ディソナンス』最終回11話あらすじネタバレ感想
正樹(中島裕翔)は、慎太郎(髙橋優斗)が見つけた写真から、シェアハウスに住んでいる晴翔(藤原大祐)が加賀美(眞島秀和)の息子であると知ります。
正樹と冴(吉川愛)の仲を引き裂くべく、愛菜美(比嘉愛未)や静(富田靖子)たちに情報をリークしていたのは正体不明の人物『Hermit(ハーミット)』も晴翔でした。
晴翔から「いま冴と一緒にいる」と、全ての始まった桐谷高校へ正樹は呼び出され、冴に危険が迫っていると走り向かいます。
その頃、冴は、晴翔とともに高校の屋上にいました。
話しているうちに様子が変わってきた晴翔は「小坂由希乃(筧美和子)を殺したのは自分だ」と、驚愕の事実を冴に告げます。
晴翔は、自分の家庭を壊し、母親を死に追いやった小坂と、小坂のことで加賀美を追及した正樹を、ずっと憎んでいたのでした。
「俺は決めたんだ。新田をじわじわと追い詰めてやるって。ここから一緒に飛び降りたらあいつなんて言うかな」
晴翔は笑いながらそう言って冴に近づいていきます。
桐谷高校に駆けつけた正樹は、屋上で揉み合う冴と晴翔を見つけました。
冴を助けようと、必死で階段を駆け上がる正樹の行く手を阻む人物が!
その人物とは碓井北都(和田正人)でした。
階段でもみあいになった際、冴が階下へと転落してしまいます。
「これは因果応報だ」と大笑いする晴翔。
冴は夢の中で由希乃(筧 美和子)の姿を見ます。
「どうしてこうなっちゃったんだろう」と冴は由希乃に問いかけます。
すると由希乃は「人に言えない時点で間違いだったのかも」そんな風に答えるのでした。
病院に駆け付けた静(富田靖子)は、正樹を責め立てます。
冴の事故について賢治(光石 研)に報告すると「手は打っておいた」との答え。
そこで正樹ははじめて、静がガンであり、治療費を賢治が負担していたことを知ります。
その頃、慎太郎は勾留されている晴翔に会い、由希乃を殺害してしまった際の状況や事情を説明します。
「冴を巻き込むのは違うだろ」という慎太郎に「自分こそ、あいつを不幸にしたくせに」と、ピアノ教室へのいやがらせの件で、反撃されてしまうのでした。
冴の手を握りながら「安心して起きていいよ」と、正樹は話しかけます。
ネットニュースでは、モノリスエステートのスキャンダルが公になり、賢治は正樹に対処を命じます。
そんな中、正樹はモノリスエステートの社員たちに「この体制を変えたくないか?」と持ちかけます。
正樹は、愛菜美に連絡をとり「コアスパークの情報漏洩は自分がやった、それを全て公表するつもり」だと言います。
そのためには、路加の協力が必要。
しかし、路加は「復讐なんて何の意味もないとわかったんだ」と、受け入れてはくれないのでした。
やっと目をさました冴のもとに駆け付けた正樹は「お母さんの病気の事などを気がつかなくて申し訳なかった」と謝罪します。
今後の心配はいらないという正樹に「そういうのはもういい」と冴は拒否。
「人に祝福される恋をするべきだった。もう先生と一緒にいたくない」と、冴は言うのでした。
静に正樹と別れたことを告げると、静は「大正解よ」と大喜びし「しばらく2人でゆっくりしよう」と提案します。
冴が目を覚ましたことを知った愛菜美は正樹に電話をし「全部私の家族のせいね。でも間違えたからこそ本当の自分に会えた」と、正樹にも自分を信じるようにアドバイスします。
無事に冴は退院し、シェアハウスでは晴翔のいない中で、お祝いが開かれます。
その席で「今回の事で思い知った」と、正樹との別れを慎太郎たちにも冴は報告します。
すると慎太郎は、晴翔に会いに行った時、由希乃が死ぬ前に晴翔を逃がそうとしたことを告げ「小坂先生は、きっと冴に幸せになって欲しいと願っているはず」と言うのでした。
冴が無事に退院したことを、慎太郎は晴翔に伝え「いい加減、目をそらすのはやめろ。逃げるな」と思いを伝えます。
由希乃を殺してしまった時の事を思い出し、興奮する晴翔に「また来るから」と言い、慎太郎は去って行くのでした。
シェアハウスを訪れた路加は、冴に「ここを出ていくのか?」と直球の質問をぶつけます。
正樹と別れたことについて路加が「本当にそれでいいのか?」とたずねると、冴は涙をこらえきれなくなってしまいます。
その様子を静は陰で複雑そうに見ていたのでした。
正樹の元を訪れた路加は「誰かが苦しんでいるのに、もう見てみぬふりをしたくない」と聞き、一度は断った正樹の申し出を受け入れることに。
いよいよモノリスエステートの記者会見がはじまります。
そこで正樹は、コアスパークによる個人情報漏洩の真実を公表。
賢治の行った悪事と、それに従った自分の想いを訴えると、賢治は「根拠のないたわごとを部下が言い、すいません」と謝罪。
路加により証人を用意したはずが、賢治が先回りしたことで、正樹の思惑ははずれてしまいます。
賢治が「お前は俺からは逃げられない」と笑っていると、そこに愛菜美が現れました。
愛菜美の導きでモノリスエステートへ戻ると、大量の社員の退職願いをもった北都がいました。
「俺のために優秀な社員を集めてきた方を跡継ぎする」とあおる賢治に、北都は「俺は褒められたかっただけなのに…。さようなら、父さん」と去っていきます。
愛菜美も北都のあとを追っていなくなってしまいました。
「無条件で受け入れるからファミリーなんです」
そう言って正樹もモノリスエステートを後に。
一方、会見を見た冴は、正樹の元へと駆けつけたい思いをおさえ、母 静と共にいます。
治療を受けていない静に対し冴が「最後までずっと一緒にいる」と約束の言葉を言うと、静は「冴ちゃんは私とは違うでしょ」と、わざと冴を突き放すのでした。
正樹と冴は、それぞれに思い出の海へ。
2人はそこで、お互いの気持ちを確かめ、手と手を取り合うのでした。
静の治療は順調に進み、賢治を裏切ったと思った愛菜美と北都は、賢治と共に食卓を囲んでいました。
晴翔の姿をみかけた加賀美は、息子に「悪かった」と叫びます。
路加は愛菜美と暮らすことに。
「先生!」と駆け寄る冴に、正樹は「2度と先生と呼ぶな」と微笑み、2人は歩きだすのでした。
『純愛ディソナンス』最終回11話|面白い?つまらない?
みんなが幸せに向かい、前を向いて歩きだすこととなった最終回。
毒親だった静や賢治。
恨みと憎しみだけを糧に生きてきた路加や晴翔。
救いようがないと思われたこの4人でさえ、毒が抜けたように。
現実はそううまくいかないかもしれないけれど、美しくまとまったハッピーエンドに感動しました。
慎太郎&莉子も、良いカップルになれそうですよね。
「2度と先生と呼ぶな」という中島裕翔くんの笑顔が、胸キュン過ぎました♥
愛菜美と路加も幸せになって欲しいですね!
じゃっかん慌ただしさも感じた『純愛ディソナンス』の最終回でしたが、総じて面白かったです👍
『純愛ディソナンス』10話あらすじネタバレ感想
正樹(中島裕翔)のもとに、小坂由希乃(筧 美和子)を殺害し、刑務所に服役中の元同僚 加賀美(眞島秀和)から手紙が届きました。
手紙には「すぐそばに禍が迫っている。過去からは、逃れられない」と書かれており、正樹は加賀美の元をたずね、手紙の言葉の意味を聞きます。
しかし、加賀美はそれには答えることなく、正樹と愛菜美(比嘉愛未)と結婚した後、正樹が冴(吉川愛)と交際していることに触れ、「あの時、俺が言った通りになったな」と告げます。
「俺はあんたとは違う」という正樹に「そう思っているのは自分だけで、呪っている人間がいるかもしれない」と加賀美は不穏なことを言うのでした。
一方、路加(佐藤隆太)は、『セカプリ』の顧客情報流出の責任をとり、代表の座を退くと発表します。
驚いた冴は、行方がわからない木之本(清水伸)が関係しているのではないかと路加に言いますが、路加は、「カリスマ社長をやるのも飽きてきた。潮時だ」といって会社を出て行ってい増しました。
『モノリスエステート』社長の賢治(光石研)は、路加の謝罪動画を見て「無様だな」と喜んでいました。
「これでもう私がこの会社にいる必要はないのでは?」と賢治に問う正樹。
すると賢治は、「これが最後だ」といって正樹に書類を渡します。
それは、正樹の父 秀雄(神保悟志)が理事長を務めていた学校法人『立秀学園』の土地の売買契約書でした。
シェアハウスに戻った冴は、自室に母 静(富田靖子)がいることを知って驚きます。
「ずっと一緒にいてくれるって言ったじゃない」という静を置いて、冴が部屋を出て行こうとすると、背後で突然、静が倒れてしまいました。
冴は、静が搬送された病院で、彼女が3年前に胃がんの手術をしており、昨年再発したと聞かされます。
治療のためにおりた保険金は、冴に渡してしまったので、死ぬまで色々なことを冴としたいと言います。
怒った冴は、病室を飛び出してしまうのでした。
賢治からの指示を受けた正樹が、5年ぶりに実家を訪れると、父親は認知症になり、正樹の事がわからない状態になっていました。
母親からは、音信不通だったことについて激しく恨み言を言われ、正樹は戸惑います。
気分が落ち込んだ正樹は、冴に会う事に。
冴に、実家を訪れたことを伝え「親は永遠に変わらないものだと思っていた」というと、冴は「先生は悪くないよ」と励まします。
会社を出ることになった路加は、行くところがないと言って、愛菜美のマンションを訪れます。
その頃、賢治は冴を探し出し「お母さん、お困りですよね」と、静のための治療費を差し出します。
「受け取れません」という冴に、賢治は「ただではありません。正樹と縁を切ることが条件です」と切り出します。
そして、正樹と愛菜美はまだ離婚していないとも…。
「私は先生を信じています」と部屋を出ていこうとする冴の背中に向かって「家族の絆には勝てない!」と賢治は叫ぶのでした。
正樹の名だけが記された離婚届を眺める愛菜美を見て、路加は「いいかげん前にすすめよ」と言います。
会社を守るためにコアスパークを出たという路加が「このままで終わる気はない」とが言うと、愛菜美も「私だって」と答えます。
コアスパークを訪れた愛菜美は、復帰するべく謝罪をして回ります。
そして冴に対しても…。
会社のためにコアスパークを出たはずの路加でしたが、ネットニュースでモノリスエステートの傘下に入ったことを知ります。
そして、賢治はコアスパークの運営を北都(和田正人)に任せることに。
再び実家を訪れた正樹は、認知症になってしまった父親が、心の底では自分を想っていることを知り、複雑な気持ちになります。
一方、冴はシェアハウスの村上晴翔(藤原大祐)から、静が重い病気を抱えていることを口止めされたと聞かされます。
「私は残りの時間を冴ちゃんと楽しみたい」という静に、冴は「子供の頃みたいに、また消えるんでしょ?」と本心をぶつけます。
眠った静の枕元にあったノートを開くと「冴ちゃんに看取られたい」という希望が1位として書かれていました。
正樹と冴は、共に憎んでいたはずの親への気持ちが揺らぎ始めます。
やけになった路加に「自分だけ諦めるなんてありえない」と愛菜美は責めますが、路加は投げやりな態度を改めないのでした。
2人でささやかに花火を楽しむ冴と正樹。
正樹は、「自分がどれほど親不孝だったか思い知った」と冴に言います。
冴は「結局私たちは、親から離れられないんじゃないかな」と、お互いに親の事で傷をなめあってたのでは?と、過去の事件を思い出します。
愛菜美がまだ離婚届を出していない事と、賢治から手切れ金500万円を受け取ってしまった事を冴は正樹に告げます。
静の病気のためとは言わずに「私は普通の恋をしたい」と、冴は正樹のもとを去ることに。
それを聞いた正樹は何かを決意したように立ち上がります。
正樹は、モノリスエステートへ戻り、北都から仕事を奪います。
賢治から見捨てられそうになった北都は、愛菜美にすがりつき、路加をかくまっていることをネタに、何とか助けてもらおうとします。
路加を「終わった奴」という北都に対し、愛菜美は「路加はあんたとは違う!」と、北都を追い出すのでした。
モノリスエステートでは、北都のパソコンを調べた正樹は、北都が「Hermit ハーミット」から冴の情報を得ていたことを知ります。
慌てて慎太郎(髙橋優斗)に連絡をとった正樹は「Hermit ハーミット」に心当たりはないか?と聞きます。
誰かが正樹と冴を陥れようとしていると知った正樹たちは、慎太郎や莉子(畑芽育)と「Hermit ハーミット」が誰なのかを考察します。
ハーミットとは、タロットでは隠者の意味。
すると慎太郎は、晴翔が加賀美の息子である証拠の写真を、彼のバッグから見つけ出しました。
加賀美の元を訪れた正樹は、加賀美が晴翔が何かをするのではないかと不安に思っていたことを告白します。
晴翔は、母親が亡くなったことで、自分をたもつために冴と不倫をしている正樹を憎むようになったのではと言います。
すると晴翔は、正樹のスマホに「今、冴ちゃんといます」と、正樹を呼び出すメッセージを入れてきました。
晴翔は冴に「新田先生と別れたのは、不倫に対する後ろめたさがあるからじゃない?」と、牙をむき始めます。
父親の愛人だった小坂由希乃(筧 美和子)と、冴がそっくりだ
という晴翔に、彼が誰なのかを知った冴。
由希乃を手にかけた犯人は、加賀美ではなく、息子の晴翔だったのでした。
晴翔から追い詰められる冴…はたして冴の元へと走る正樹は、間に合うのか…。
『純愛ディソナンス』10話感想|面白い?つまらない?
やっぱり、村上晴翔(藤原大祐)は、加賀美(眞島秀和)の息子でした!
でも、小坂由希乃(筧 美和子)を手にかけたのも晴翔だったとは…。
自分のまいた種であり、息子を守りたかった加賀美は、自らが犯人として服役しているんですね。
『純愛ディソナンス』は、恋愛ものでありながら、親子や家族の”業”も描いた作品。
最初は単なる毒親でしかなかった冴の母 静(富田靖子)も、毒親になってしまった背景に、夫に浮気されたトラウマが隠されていました。
もしかすると碓井賢治(光石 研)にも、何らかの心の傷があるのかもしれません。
阿部恭子さんが書いた「家族間殺人」では、殺人事件の半数は家庭内で起きていると書いています。
私たちの抱える悩みの多くが「人間関係」ですが、家族の事で悩む割合も多いのは、誰もが納得できるはず。
子どもは、親が未熟な存在だということを、若ければ若いほど気がつくことはありません。
だからこそ「裏切られた」と憎しみが募ります。
晴翔も、わざわざ父 加賀美に面会し、ほのめかしをしたのは、正論をかかげて家庭を壊した正樹にだけでなく、根本的な原因をつくった父への復讐もあるのでしょうね。
息子が自分のせいで犯罪者を重ねるのがわかっていて、止められないのは、恐ろしい苦しみですからね。
苦悩する母親を間近で見てきた晴翔が「今なら元に戻れる」と言った由希乃を、発作的に階段から突き飛ばしてしまった心情はわかる気がします。
晴翔は心を壊された被害者なので、何とかして立ち直って欲しいなぁ…。
そうそう、10話の愛菜美(比嘉愛未)は男前でしたね~!
一気に株があがりました。
もう路加(佐藤隆太)と幸せになって欲しい♥
『純愛ディソナンス』10話も、どろどろ面白かったです👍
次回は最終回、楽しみすぎます!
『純愛ディソナンス』9話あらすじネタバレ感想
愛菜美と離婚が成立し、あらたにピアノ教室の講師として就職先も決まった正樹(中島裕翔)
お互いに気持ちが通じ合った正樹と冴は、幸せにつつまれていました。
が、そんな矢先、ピアノ教室の壁に「ロリコン教師」などと、明らかに正樹を誹謗中傷する落書きがされ、警察沙汰になってしまいます。
落書きを見た冴は、筆跡から、犯人が慎太郎(髙橋優斗)ではないかと疑い、シェアハウスへと走ります。
すると慎太郎の靴に、赤いスプレーが付着しており、慎太郎自身も落書きを認めたのでした。
慎太郎に怒りをぶつける冴ですが、莉子(畑芽育)からは
「慎太郎を壊したのは冴でしょ」
と非難されてしまいます。
「自分がやったことのけりは自分でつける」
という慎太郎は、シェアハウスに立ち退きの話が出ていることも明かすのでした。
「解散しよう」
という言葉を残した慎太郎。
ピアノ教室の経営者 野水百合子(阿部朋子)に、謝罪をした正樹は
「落書きで被った損害は、全て自分が弁償する」
と申し出ます。
しかし、野水からは「もう関わらないで欲しい」と言われてしまいました。
それを見て、自分のせいだと思う冴…。
仕事を失った正樹についても心配する冴ですが、正樹は
「すぐに新しい仕事を探すから大丈夫」
と冴を安心させようとするのでした。
唯一のよりどころとなってしまった小説までも書けなくなってしまった愛菜美(比嘉愛未)は、部屋で暴れた痕跡を残し、失踪してしまいます。
息子 北都(和田正人)から「愛菜美が見つからない」との報告を受けた賢治(光石研)は
「俺は、死ぬときに家族全員に囲まれて死にたいんだよ。お前と愛菜美、そして正樹」
と言い、何としても愛菜美を探し出し、正樹を取り戻すように指示します。
その頃、冴の母 静(富田靖子)は、公園で倒れたところを、静を探し続けていた男に助けられ病院に。
静が「あとどのくらい?先生」と医師に聞くと「それは何とも…」言われてしまうのでした。
ピアノ講師としての職を失った正樹は、モノリスエステートで得た知識を活用すべく、不動産関係の仕事を探します。
しかし、業界には賢治の手が回っており、どこも正樹を採用しようとはしません。
落書きの件も、賢治たちの仕業では?
と疑う正樹は、モノリスエステートへと乗りこみます。
正樹は北都から「冴の住んでいるシェアハウスの土地の権利書を手に入れた」と聞かされます。
愛菜美が自分のせいで行方不明になったと聞かされた正樹は「また、ここで働かせてください」としぼりだすように言います。
誠意をみせるため、土下座をする正樹に、賢治(光石 研)は満足げに笑うのでした。
その頃、シェアハウスでは「警察に行く」と書かれた、慎太郎からのメモが見つかりました。
「必ず連れ戻す」と冴は慎太郎を探し回ります。
自主退院した静が苦し気に歩いていると、冴から「会いたい」と連絡が。
冴は静に「お金を貸して欲しい」と頼み込みます。
正樹のためにお金を工面したい冴は、一生かけて返すと静に約束します。
するとあっさり静は大金を冴に渡すのでした。
行方不明になっている愛菜美は、本屋で自らの本を万引きしようとしてしまいます。
その手をつかんで止めたのは路加雄介(佐藤隆太)でした。
小説を待っているという路加は、愛菜美に「小説を待っている」と言います。
しかし、愛菜美は、生きる原動力だった正樹を失って、もう書けないと言って涙します。
「私がいなくても誰も困らない」という愛菜美に、路加は「俺が困るから、消えるとか言わないでくれ」と頼むのでした。
正樹がピアノ教室にお金を返しに行くと、すでに冴から全額弁償をしてもらったと言われます。
シェアハウスを訪れた正樹は、冴が慎太郎を探していると知り、落書きの犯人について察します。
お金を母親に借りたと聞いた正樹は「俺が喜ぶと思った?」と、なぜ一番に自分に相談しなかったかを問いただします。
すると冴は、正樹もモノリスエステートに戻ったことを教えてくれなかったと追及。
2人の心はすれ違い始めてしまいます。
正樹は路加雄介をつぶせると、コアスパークの顧客リストを入手して、賢治に渡しました。
するとそこへ路加から連絡が。
路加は正樹に、愛菜美を見つけたことを報告し「このままだと彼女は壊れる。放っておくのか?」と、責め立てます。
そして路加は「あんたじゃなきゃ彼女はダメだ。ちゃんと会って話し合ってやってくれ」と頼みます。
2人の会話をはからずも聞いてしまった冴は、正樹と愛菜美の間にある夫婦の絆を想い、複雑な気持ちになるのでした。
小坂由希乃(筧 美和子)のお墓参りに慎太郎が行ったと知った冴は、地元へと戻ってきました。
冴と慎太郎が集まったことにより、映研の仲間で集まります。
正樹の話が出たことで、きまずい空気が漂い、冴は「私のせいでごめんね」と謝ります。
しかし、仲間たちは「悪いのは加賀美理(眞島秀和)だろ」と、あの頃を振り返るのでした。
笑顔を取り戻した冴の様子に、慎太郎も穏やかな笑顔を浮かべます。
冴と話し合った事で、慎太郎は「ピアノ教室と新田(正樹)に謝らないとな」と言います。
冴から正樹と喧嘩をしてしまったと聞いた慎太郎は「素直になって、さっさと仲直りをしてこい」と背中を押すのでした。
正樹が自宅へと戻ると、そこには愛菜美が部屋を片付けていました。
空っぽの自分と同じように、この部屋の物も全て捨てるという愛菜美に、正樹は
「空っぽなんかじゃない。ずっと羨ましかった」
と伝えます。
そんな正樹に「自分さえ我慢すれば全部収まると思うのは、優しさじゃない。相手を追い詰めることもある」と愛菜美は穏やかな表情を浮かべます。
去り行く正樹の背中に、思わずしがみついてしまった愛菜美の姿を、冴は目撃してしまいました。
混乱と自身のなさに涙を流す冴を、正樹は「お前の事がどうしようもなく好きだ。頼むからそばにいてくれ」と抱きしめます。
そして、慎太郎も冴と約束した通り、正樹に謝罪をしました。
顧客情報流出により、コアスパークは騒然とします。
IPアドレスから、犯人を割り出そうとする路加たち。
その頃、正樹の元には、加賀美の名を記した手紙が届いていました…。
『純愛ディソナンス』9話感想|面白い?つまらない?
はぁ…正樹と冴が両想いになって、胸キュンタイムへ突入かと思いきや、色んなことが次々起きて、心はジェットコースター状態です。
でも、『純愛ディソナンス』9話で一番良かったと思ったのは
慎太郎(髙橋優斗)が正気を取り戻し、けじめもしっかりつけたことですね!
お金については、どうなるの?と思わないでもないですが、慎太郎の事なので弁償する気がいたします。
さて、碓井北都(和田正人)と結託していると思われる謎の人物…ボイスチェンジャーで声を変えているので、男性か女性かもわかりませんが、あれは村上晴翔(藤原大祐)じゃないかと思います。
今頃になって、痴情のもつれから小坂由希乃(筧 美和子)を手にかけてしまった加賀美理(眞島秀和)が坊主頭で登場。
村上晴翔(藤原大祐)は加賀美理(眞島秀和)の息子である可能性が高まっています。
シェアハウスにやってきたのも、冴と慎太郎に接触するためかも?
後半に入ってミステリー要素はすっかりなくなっていた『純愛ディソナンス』ですが、ここにきて考察することが出てきて、ちょっとワクワクしています。
展開が早いので、あらすじネタバレを書くのは超大変なドラマなのですが、面白いから許しますw
『純愛ディソナンス』8話あらすじネタバレ感想
自分の気持ちに正直になった正樹(中島裕翔)は、愛菜美(比嘉愛未)と離婚し、モノリスエステートも辞めることを決めます。
「少し待っていて欲しい。今の自分にケリをつけたら必ず迎えに行く」
という正樹の言葉を信じて、冴は正樹を待つことに。
そんなところへ、路加(佐藤隆太)から
ひったくりにあった愛菜美が、転倒して頭をうち、病院に運ばれた
と知らせが入ります。
慌てて病院へと向かった正樹。
正樹は、警察官から
「愛菜美から連絡を受けた路加がかけつけ、
早めの処置が行えたことで、大事にはいたらずにすんだ」
と聞かされます。
「復讐のために愛菜美を利用するな」
という正樹にたいし
「さんざん利用して、追い込んでいるのはあんただろう」
と路加は言って去って行きました。
シェアハウスへと帰った冴は、慎太郎(髙橋優斗)に
「やっぱり新田先生の事が好き」
という気持ちを正直に伝え、頭を下げて謝ります。
慎太郎は「そうか、わかった」と言い、リビングをあとにします。
それを聞いていた冴の母 静(富田靖子)は
「あんたは、相手に依存して楽をしているだけ。
私からお父さんを奪った女と同じ」
と責め立てます。
そんな母に冴は「私を不幸にしているのはお母さんだ」
と言い、自分の気持ちを大事にすることに決めたことを宣言するのでした。
軽いけがですんだ愛菜美を連れて、正樹は自宅へと戻ります。
翌朝、目を覚ました正樹に、愛菜美は驚くべきことを言い出しました。
「正樹が冴を必要としているのなら、冴をセカンドパートナーとして認めてもいい」
覚悟を決めた正樹の言葉を、愛菜美はしっかり聞くこともしません。
「また連絡をする」と正樹は家を出ていきます。
路加雄介(佐藤隆太)に会った愛菜美は
「正樹を取り戻してやりなおしたい」
と相談します。
しかし、そんな愛菜美に路加は、自分を愛していない人間は
破滅の道をたどるだけと諭します。
正樹からの連絡を待つ冴は「楽をしているだけ」
という静の言葉が引っかかっていました。
モノリスエステートに辞表を出した正樹ですが
碓井賢治(光石 研)は「このまま終わるなんて水臭い」
とお別れ会をしようと言い出します。
正樹に甘いとイライラしている碓井北都(和田正人)の元へ
謎の人物から電話がかかってきました。
離婚の件について愛菜美の気持ちを聞きにきた賢治は
「お前が気に入った人形を離すわけがない」
と、正樹を手放さないと約束します。
碓井の家へ呼ばれた正樹は、
離婚届と辞表、受け取れるのはどちらか一つ
と言われ、会社を辞めるのであれば
路加の件での損失1億円を返すようにせまられます。
正樹が選んだのは、離婚届。
その選択は恩人である愛菜美のためだと言います。
そんな正樹に、賢治は
離婚は5年後、孫が出来てからだと
誓約書を突きつけます。
しかし、そんな賢治に怒りをぶつけたのは愛菜美の方でした。
離婚届にサインをした愛菜美は
「あなたは自由よ、家族ごっこはもうおしまい」
と部屋を出ていきます。
賢治は愛菜美が認めても、俺は認めないと
「俺が見込んだだけはある、あいつを使って路加をつぶす」
と笑うのでした。
正樹は愛菜美に「家族ごっこじゃなかった。立ち直れたのは愛菜美のおかげ」
と言いますが「愛菜美はきれいごとは言わないで」と、
差し出された正樹の手をはねのけます。
自宅へ戻ると、そこには路加がいて、強がりをいう愛菜美の
頭に手をのせて慰めます。
新たな道を歩もうとしている正樹は、
もう一度ピアノを職業とすることを決めていました。
面接の場で、かつての不祥事を全て伝えた正樹は
ようやくけじめをつけたと冴に連絡をとりました。
食事も食べずにシェアハウスを飛び出していく冴に
園田莉子(畑芽依)は反感を覚えます。
ピアノ講師として採用されただけでなく
経営にも携わる仕事をみつけた正樹。
ピアノを弾きながら、冴と歩んでいく未来について語ります。
お互いの好きという気持ちを確かめあった2人。
シェアハウスに冴を送ってくると、そこには静が待っていました。
「妻とは別れてきました。冴さんとのことを許して欲しい」
という正樹に、静は女の敵と逆上します。
浮気する者すべてを許せない静ですが、村上晴翔(藤原大祐)は
「恋愛ってそういうものじゃないですか?」と言います。
冴の同情を引こうとする静に、冴は
「ここを出て自立する」と突き放すのでした。
冴にふられてしまい、ぼんやりとした日々を過ごしていた
慎太郎は、冴の居場所になろうとしていたのは
打算だった気がすると、晴翔に話します。
そんな慎太郎に晴翔は「努力じゃどうにもならないことがある」
と、恋愛は残酷だけど何でもありなんだと言うのでした。
一方、もう仕事しかないと考えている愛菜美は
締め切りに追われているものの、全く書くことができません。
部屋の中で暴れた後、愛菜美は姿を消してしまいました。
そんな中、新しく働けるようになった音楽教室に
嫌がらせの落書きがされてしまます。
ロリコン教師などと書かれた落書きを見た冴は
その筆跡から、犯人は慎太郎ではないかと考えます。
シェアハウスに戻った冴は、慎太郎の靴に落書きと同じ色の
スプレーがついていることを発見。
「お前のためにやった」という慎太郎の頬をたたいた冴を
「あんたが慎太郎を壊したんでしょ」と莉子も叩き返すのでした。
『純愛ディソナンス』8話感想|面白い?つまらない?
あれほどまでに、冴への純愛を貫き通してきた慎太郎が
とうとう闇落ちしてしまいました( ;∀;)
慎太郎には純愛を貫き通して欲しかったなぁ…。
冴をばち~んとした莉子に対し、理解できない人もいたようですが
私は個人的に「よくやった」と思っちゃいましたね。
「自分の気持ちに正直に」
と言って、好意を寄せてくれている人を振り回すことを
正当化する冴にイラっとしていたからです。
また、愛菜美(比嘉愛未)のことは、あんまり好きじゃないですが
離婚する時に、憎まれることなく別れようとする正樹にもイラっとしました。
「愛菜美のおかげで立ち直れた。家族だった」
なんて離婚の時に言われたら、きっぱり諦められないですよね。
形はともあれ、自分に愛情をもってくれていた愛菜美に対し
あれが誠実な態度だと思っているんだとしたら、大間違いだと思います。
とは言え、村上晴翔(藤原大祐)の言うように、
恋愛は残酷だけど何でもあり というのもわからないではないのですが。
本気で誰かを好きになると、周りが見えなくなるのも本当なんでしょう。
加速するドロドロと、登場人物それぞれに共感できる部分があって
見ているのがしんどくなっている視聴者も増えています。
その上、毒親 静もどうやら本当に深刻な病気を抱えているらしい
ということがわかりました。
狂ったように発言するので、ドン引きされる静ですが
よ~く聞いてみると、的を射たことも言ってるんですよね。
娘への甘えから、発狂しがちなところをなおせば
案外愛情深い母親なのかもしれません。
『純愛ディソナンス』7話あらすじネタバレ感想
路加(佐藤隆太)による裏切りにより、モノリスエステート社の社長であり、
正樹の義父である碓井賢治(光石研)は激怒します。
正樹(中島裕翔)にも責任があると考えた賢治は、
何としてでも路加を潰すようにと指示。
しかし、妻 愛菜美(比嘉愛未)が、裏切った路加と
楽し気に食事をしているのを見てしまった正樹。
「私だけは正樹の味方」
と、励ます愛菜美の前では、何事もないようにふるまうものの
正樹は愛菜美への不信感をつのらせていました。
正樹が路加の元へと乗り込み
「狙いは何だ?復讐か?」
と問い詰めると、路加はあっさりと復讐だったことを認めます。
愛菜美に近づいたのも、復讐のためだったそう。
認めた上で、路加は「俺につかないか」と正樹に持ちかけます。
自分につけば、窮屈な現状から全て解放してやる
そう言うと、路加はモノリスエステート社の悪事を
すべてばらまく予定があると告げます。
モノリスエステート社の悪事を裏付ける証拠を手に入れて欲しい
という路加に、「手の内を聞かせてくれてありがとう」と正樹は嘲笑します。
しかし正樹の背に路加は「自分に嘘をついて生きていくのか?」と問いかけるのでした。
その頃、慎太郎(髙橋優斗)たちは、冴(吉川愛)がゴミ箱に捨てた小説を見つけ、
ひそかに新人小説コンクールに応募していました。
選考を通過した冴の小説でしたが、その後の特別審査員に愛菜美が呼ばれていました。
ちょうどその頃、北都(和田正人)は正樹の教え子であった冴が
憎きコアスパークでアルバイトをしていると、賢治に報告をしていました。
冴を利用しようと考える賢治と北都を阻止するべく
正樹は2週間で別の策を打たねばならなくなります。
その裏で、愛菜美は北都に路加の情報を渡し、社長になってもらい
自分は正樹を救い、幸せに暮らす…というシナリオを描いていました。
小説を形にしたことで、区切りがついたと思った冴は、
慎太郎の気持ちを受け入れることを決めました。
にも関わらず、冴を心配し続けている正樹は
連絡を入れ続けています。
冴と連絡がとれないままの正樹は、とうとう慎太郎(髙橋優斗)のもとを訪れます。
正樹が冴を泣かせてばかりいると勘違いしている慎太郎は
「俺たち付き合う事にしたんで、もう関わらないで欲しい」
と突き放すのでした。
男に追われ、冴の母 静(富田靖子)が、またもや
シェアハウスへと逃げ込んできました。
晴翔(藤原大祐)の
「親孝行できる時間は限られている」
という言葉に、しかたなく静を受け入れる冴。
正樹が自宅へ帰ると、ゴミ箱の中に冴の書いた小説がありました。
「自分の携帯を勝手に触った?」
と疑う正樹に、愛菜美は
「そんなことするわけない」
と否定します。
しかも、碓井の家を出て、どこか田舎で暮らそうと、夢見がちに語り始めます。
そんな愛菜美に、正樹は
「俺を落として、またコントロールしようとしたんだろ」
と責めてしまいます。
自分の元から正樹が離れてしまう事が怖かったという愛菜美に
「冴とはなにもない」
と正樹は言います。
しかし、とうとう愛菜美は
「全部知っているのよ」
と本音と知っていることを全てぶつけてしまいます。
それでも正樹を愛している
と叫ぶ愛菜美に、正樹は
「愛菜美は俺を愛してるんじゃない。
俺を愛している自分が好きなだけだ」
と言ってしまいます。
正樹の頬を殴った愛菜美は
「出ていって」
と叫ぶのでした。
冴は静の荷物から、大金を発見してしまいます。
「何のお金なの」
と聞く冴に
「お母さん、死ぬのよ、もうすぐ」
と静は言いますが、冴はまったく信じることが出来ないのでした。
正樹は「言い過ぎた」と愛菜美に謝るものの
「俺たちは、もう一緒にいない方がいい」
と署名した離婚届を差し出します。
しかし、愛菜美は「絶対に判を押さないから」と拒否するのでした。
行きつけの店で、あびるように飲んでいた愛菜美を
路加が連れ出し、自宅へと送り届けます。
正樹が離婚届を突きつけてきたと語る愛菜美は
自分が子供の頃、どんな暮らしをしてきたか話し始めます。
「愛されるってどうすればいいの?」
と、問いかける愛菜美に、路加は
「弱っている女は好きじゃない。自分を安く見せるな」
と言って、帰っていきます。
路加に会いに行った正樹は
路加の別れた妻と娘の写真をみせて、暗に脅迫をします。
全ての情報を開示することを条件に、交換条件を成立させた正樹。
路加から手に入れた情報を、賢治に渡した正樹は
「愛菜美とは離婚します。これで最後にしてください」
と言い残し、会社を出て行きました。
自宅へ戻り、冴のかいた小説『純愛ディソナンス』
を読み、微笑む正樹。
由希乃の月命日のお墓詣りで、正樹と冴は偶然会うことに。
冴の小説を返しながら、審査員が愛菜美だったことを伝えました。
小説の感想や、昔のことを思い出して、2人は笑いあいます。
やっと「好きだったよ、先生」と告白できた冴ですが、
自分たちが結ばれることのない運命にあり、
それを受け入れなくてはいけないよね
と諦めたように、正樹の元を去ろうとします。
そんな冴に正樹は
「もし壁を乗り越えようといったら、一緒にくる?」
と、冴にとって思いがけない言葉をかけます。
全てを失い、誰かを傷つけるけれど、もう嘘をつかなくていい
そういって、正樹は冴にキスをするのでした。
『純愛ディソナンス』7話感想|面白い?つまらない?
慎太郎は、ちょっとおバカさんですね。
審査員に愛菜美がいると知らなかったとしても
影響力のある立場にあることくらいは推測できるはず。
だとしたら、冴の小説を本名のまま出したら
妨害されるのは必然です。
が!『純愛ディソナンス』で一番好きなのは
そんな慎太郎です!
彼だけが、まさに純愛を貫き通しているので、最後まで
そのピュアな心を忘れないで欲しい…嫌な予感はするんだけど。
それにしても、やっと気持ちが通じ合った2人なのに
またもや壁が立ちはだかるフラグが。
ひったくりにあった愛菜美が、頭を打ったことで
正樹が愛菜美を見捨てられなくなるか何かで
離婚が成立しなくなる気がします。
それに、おそらく冴の母親も、ガンか何かに侵されていて
余命宣告をうけているのでは?
考察大好き人間なので、つい8話の予想をしてしまいました。
7話も面白かったです!
『純愛ディソナンス』6話あらすじネタバレ感想
愛菜美(比嘉愛未)は、5年前に正樹(中島裕翔)が
学校を辞める原因となった、冴(吉川愛)との
盗撮写真を、ネットに流したのは自分だと認めます。
しかも、
「私があなたに優しくしていたのは
あなたをコントロールするためよ」
と言われ、冴ははげしく怒ります。
その本性を正樹に知らせようとするものの
愛菜美に遮られてしまうのでした。
その頃、正樹は路加(佐藤隆太)とともに
コラボ企画『セカプリゾート』
の記者発表のための準備をすすめていました。
準備の中で路加は
「ユーザーが記者発表と同時にサービスを利用できるよう、
リゾート施設のリノベーションの完成を早めてほしい」
と正樹に依頼します。
『セカプリゾート』を成功させるべく
できるだけ早く、リノベーションの完成を急ぐ正樹。
そんなある日のこと、冴がコアスパークへバイトにいくと、
母親の静(富田靖子)が、社員たちに和菓子を配っていました。
冴は、母親を追い返すべく、会社の外へと引っ張り出します。
しかし静は、あいかわらず冴の気持ちなど一切かんがえず
「まだあの教師と関係しているのが、心配だったのよ」
などと言ったあげく、
冴が5年たっても小説家になれていないことについて
嫌味を言います。
冴は、そんな母親を
「不審者だ」
と言って、警備員にひきわたすのでした。
なんとか正樹と会う約束を取り付けた冴は、
写真拡散の犯人が愛菜美だという事実を告げます。
しかし、正樹の答えは
「知ってるよ」
愛菜美は、さきまわりして正樹に涙ながらに謝罪していたのでした。
冴は、愛菜美のことは信頼できないと訴えます。
しかし、正樹は
「愛菜美がいたから前にすすめたんだ。
妻を悪く言わないでくれ」
と、言って冴のもとを去ってしまうのでした。
落ち込んでいる冴に気がついた路加は
「正樹とセカンドパートナーになれば?」
とすすめます。
とまどいながらも冴は
「私は社長とは違います」
と答えるのでした。
兄の碓井北都(和田正人)から
「目を覚ませ、正樹は俺たちとは違う。
家族じゃない」
と言われた愛菜美ですが
「正樹は私を選んだ。家族よ」
とつっぱねます。
そんな愛菜美が自宅へ戻ると、料理をしている正樹がいて
ふたりは冴の事を話し合います。
正樹は愛菜美に
「もう彼女と関わるのはやめよう。今度ふたりで旅行でも行こう」
と誘い、夫婦のきずなを深めようと努力するのでした。
シェアハウスにもどった冴は、慎太郎(HiHi Jets/ジャニーズJr. 髙橋優斗)
との会話から気づきを得て、小説をかきはじめることに。
義父の賢治 (光石 研)から
「そろそろ子どもを」
と言われた正樹は笑顔で
「考えてみます」
と答えますが、愛菜美は正樹のすべてを嘘に思えてなりません。
その結果、愛菜美は小説が書けなくなってしまい、
原稿のしめきりが迫ってきます。
愛菜美がスランプにおちいっている中
冴は、過去の自分を思い出し、楽し気に筆をすすめていました。
路加から
「冴の母親が会社に押しかけてきた」
と聞いた正樹は、冴の事が心配に。
そんな正樹に、路加は自分の辛かった過去を伝え
「(正樹は)自分と似ている。これからもよろしくおねがいします」
と言います。
それに対し正樹は
「過去を捨てて未来へ向かおうと思っている」
と、愛菜美と前向きに生きてく決意を伝えるのでした。
その頃、冴の母 静は、シェアハウスの村上晴翔(藤原大祐)をつかまえて
正樹に関する良くない噂を吹き込んでしました。
スランプから抜け出せない愛菜美は路加と会い
「なぜ悪評のあるうちの会社(モノリスエステート)にこだわるの?」
と質問を投げかけます。
路加は、本心を隠し
「君がいるから」
と愛菜美を見つめるのでした。
寝落ちしてしまった冴が、目を覚ますと
村上晴翔(藤原大祐)と園田莉子(畑 芽依)
が完成した小説を読んでいました。
2人は
「先生にも小説を読んでもらった方がいいよ」
と言い、慎太郎も
「けじめをつけこいよ」
と冴の背中をおします。
冴と正樹は、もう一度だけ会う事に。
約束の時間がやってきますが、正樹はそこに
やってきません。
その頃、正樹は路加の陰謀にはまり
ピンチにおちいっていました。
なんと路加は、モノリスエステートとすすめていた
プロジェクトを、別の会社とやるという記者発表をし
正樹は裏切られてしまったのです。
モノリスエステートに乗り込んだ正樹が
路加を探しに行くと、そこには愛菜美と楽し気に食事をする
2人の姿がありました。
愛菜美は、すべてを知っていて正樹をどん底に突き落としてから
自分が手を差し伸べれば良いと考えていたのです。
正樹を手に入れるためなら、どんなことでもする…
愛菜美は路加に、そう言います。
実は、正樹の携帯から冴に返事をいれたのは愛菜美でした。
待ちぼうけをくらってしまった冴は
心配してやってきた慎太郎に
「けじめがついた」
と言って笑い泣きをします。
路加に裏切られた正樹は、北都に責められ
賢治からは頭に水をかけられます。
呆然としながら歩く正樹は
一体何を選べば正解だったのか?
と自問自答。
携帯にきていた冴のメッセージに気がつき、連絡をいれます。
しかし、慎太郎のやさしさにふれた冴は、電話にでることなく
慎太郎と手をつなぎシェアハウスへと帰って行くのでした。
『純愛ディソナンス』6話感想|面白い?つまらない?
『純愛ディソナンス』6話も、めっちゃ面白かった~!
ここまでドロドロだと、一周回って清々しい気がしてしまいますね。
愛菜美のやっていることは、かなり歪んでいるけれど
本気で正樹を愛しているからこそ。
なぜか憎むことができません(私はね)
路加も、あれだけのひどい仕打ちをされ
家族も仕事も奪われた過去があったら
復讐したくなるのは当たり前というもの。
でも、そんな中で、最初は利用するだけと近づいた
愛菜美に対し、愛情らしきものが芽生えているようにも感じます。
また、愛菜美の兄 北都も、どうやら愛菜美と関係があったようなので
正樹の能力だけでなく、恋敵としても嫉妬の炎をメラメラさせていそう。
純粋に『純愛ディソナンス』でムカつくのは
- 碓井賢治 (光石 研)
- 和泉 静(富田靖子)
この二人につきます。
ここまで性格がゆがむのには、悲しかったり辛かったりする
過去もあるのかもしれませんが
「家族なんだと思っとるんじゃい!」
という気持ちの方がうわまわり
「そんなのどうでもいいから、誰か成敗してやって」
と思ってしまうのでした。
『純愛ディソナンス』6話放送後に、空白の5年間を
描いた「転調」がティーバーで放送。
正樹が愛菜美と結婚するにいたった経緯が
本編よりくわしく語られるはずなので、見逃すわけにはいきませんね。
6.5話「転調~空白の5年間」みました☟
『純愛ディソナンス』5話あらすじネタバレ感想
怪我をして入院している正樹(中島裕翔)の元へ駆けつけた冴(吉川愛)のことを、正樹は思わず背中から抱きしめてしまいます。
ハッとしたように体を話した正樹は「ごめん」と言って、病室へ戻ってしまうのでした。
そんな2人の姿を愛菜美(比嘉愛未)の兄 北都(和田正人)が見ています。
病室へ戻ると、そこには愛菜美から「また明日来るね」とのメモがあったのでした。
無事に退院した正樹に、義父でもある社長の賢治 (光石 研)(光石 研)は300万円を投げてよこします。
しかしそのお金は「お前が休んでいる間に失った金だ」と賢治は言って、正樹に早く働くよう指示するのでした。
自宅に帰ると、そこには北都がいて「快気祝いだ」と蟹を持ってきていました。
北都は愛菜美のことを「昔から執着心が強いから、浮気でもしたら大変だ」と言い、愛菜美もそれに同意するようなことを言います。
一方、冴が住むシェアハウスでは、園田莉子(畑 芽育)が誕生日占いの本を読んでいます。
それを見た冴は、誕生日である7月11日を調べてもらう事に。
2人が話していると、そこに村上晴翔(藤原大祐)も加わります。
「男の人が女の人を抱きしめるのはどんな時?」という質問に「それは好意があるときでしょ」と晴翔は答えます。
盛り上がる莉子ですが、冴が相手は既婚者だと言うと「それはダメ。不倫なんて自分の価値を下げているのと一緒」と強く反対するのでした。
同じころ、『コアスパーク』社長の路加(佐藤隆太)は、SNSで5年前に冴と正樹が過去に起こしたスキャンダルに関する件をSNSで検索していました。
正樹が教師を辞めたのは冴との写真が出回ったせいだと知り、にやりと笑う路加。
コラボ小説で愛菜美(比嘉愛未)と打ち合わせをする路加は、
「主人公が結婚生活を守るためにセカンドパートナーを決めるという流れで」
と設定を伝えます。
その件を承知した愛菜美に、路加は、正樹と愛菜美の結婚記念日を次回の打ち合わせ日にと言い出します。
愛菜美が「結婚記念日は予定をあけている」と言うと、それに対し「記念日なんかにこだわっているカップルは大抵浮気する」と一言。
冴が路加を非難すると、愛菜美は感謝の言葉をかけつつも「もっと柔軟に考えても良い。重婚を良しとする国もある」と言い、冴は戸惑わずにはいられないのでした。
そんな冴に、愛菜美は「小説家には恋と食事が何よりも大切なの」と言い、2人は食事をすることに。
食事の際、愛菜美から「有名な作家たちは退屈な人間はダメだと口をそろえて言う」と聞いた冴は、編集者から「退屈だ」と言われた話を伝えます。
すると愛菜美は「小説になるチャンスをつかめたのは正樹と出会ったからだ」と言い、冴にも諦めないようにアドバイスし、別の編集者を紹介すると言うのでした。
一方、正樹は、路加から「過去に傷を持つ者同士、良いパートナーになれる」とビジネスの計画を持ち掛けられていました。
路加が次に会おうと指定してきたのは、11日…。
酔っぱらった愛菜美を迎えに来た正樹は、冴の事も車で送っていきます。
偶然通りかかった慎太郎(HiHi Jets/ジャニーズJr. 髙橋優斗)は、冴の手をひき「帰るぞ」とシェアハウスへ戻るのでした。
慎太郎は「どういうことなのか」と詰め寄り、冴を心配します。
しかし冴は「私のことは放っておいて」と慎太郎を突き放し、部屋へ行ってしまいます。
自宅に戻った正樹は、結婚記念日に仕事がはいったことを愛菜美に伝えます。
すると愛菜美は「今お祝いしよう」と正樹のシャツのボタンをはずし始め…しかし、正樹は「ちゃんと休んで」と、部屋を後に…。
実は愛菜美は、兄 北都から、屋上で正樹が冴を抱きしめていたことについて、既に聞いていたのでした。
やがて正樹が路加に会う11日がやってきます。
そこには路加が同行させると言って、冴の姿もありました。
何も聞かされていなかった2人は戸惑いながらも、挨拶をかわします。
物件を見終えて、食事をする3人。
実は路加は、結婚記念日に仕事をわざと入れた件について愛菜美に話をしており「賭けをしよう」ともちかけていました。
路加の企みにより、正樹と冴はレストランで二人きりにされてしまいます。
路加が賭けに勝ったら、一晩愛菜美と一緒に過ごす、愛菜美が賭けに勝ったら、路加は愛菜美の言う事を何でも聞く…そんな約束が交わされていたのでした。
同じころ、冴のシェアハウスの前には母 静(富田靖子)がやってきており、わざと晴翔にぶつかり、シェアハウスへまんまとあがりこんでいました。
気まずい空気に耐えかねた冴は、席を立って部屋へと戻ろうとします。
しかし、ホテルの部屋は路加によりキャンセル済み。
近隣のホテルはどこも満室だと言われてしまいます。
「歩いて帰る、放っておいて」という冴に対し、正樹は「放っておけるわけないだろ」と言って、ホテルへ戻ることを提案するのでした。
路加は、愛菜美をその現場へ呼び出そうとしますが「無理ね、今から大事な人と会う」と言って、電話を切ります。
チャイムが鳴ってやってきたのは、慎太郎でした。
正樹の部屋で、冴は「先生はどういうつもりなんですか?本当の気持ちを教えて下さい」と迫ります。
しかし正樹は「わからない。ごめん、俺には何も言えない」と答えます。
冴はそんな正樹に対し「もう二度と謝るようなことはしないでください」と笑い、結婚記念日のお祝いの言葉を述べます。
冴と別れ、自宅へ帰った正樹は、愛菜美に「遅くなって、ごめん」と謝り、2人は抱き合うのでした。
愛菜美は路加に会いに行き「私と一晩過ごしたいんでしょう」と接触しますが、路加は「賭けに勝ったのは君だ」と離れます。
路加から「賭けに勝ったのに何が気に入らない」と聞かれた愛菜美は「全部」と答えるのでした。
朝になり、シェアハウスへと戻った冴が食事をしようとすると、上から静が駆け下りてきました。
驚く冴は「早く出ていけよ!二度と私の前に現れないで!」と叫びます。
実は静は男から逃げているのでした。
冴は愛菜美から「私のアシスタントをしない?」と路加の前で持ちかけられます。
ためらう冴ですが、路加は「俺は人の夢の邪魔はしない」と許可を出します。
愛菜美のアシスタントになって、小説家になれるかもしれないと喜ぶ冴に、慎太郎は「やめとけ。あの女と関わるのはもうやめろ」と止めます。
その理由を聞いた冴に、慎太郎は「正樹のためなら愛菜美はどんな手を使ってでも冴をつぶしに来るから、関わってはいけない」と言い、学生時代、正樹と冴の写真をばらまいた人間が愛菜美だったと訴えます。
写真の件を知った冴は、愛菜美に理由を聞きに行きますが、愛菜美は「そうよ。でも何がいけないの?」と冴の目をじっと見つめるのでした。
『純愛ディソナンス』5話感想|面白い?つまらない?
出てきましたね、毒親 静(富田靖子)
相変わらず怖いですが、冴の元を訪れてきたのは、冴への執着心ではなく、男からの逃亡および金の無心にきたと思われます。
冴に完全拒否された静は、正樹の会社を突き止めていたので、過去の事を持ち出してお金を引き出そうとしているのでは?と思いました。
『純愛ディソナンス』5話の途中「あなたは誰に共感する?」といったテロップが流れてきましたが、今の段階だと慎太郎かな…。
不毛だとは思いますが、表立って悪いこともしてないし、最も純愛に近いところに立っていると思います。
ただ、この先、道を外さないとは限りませんが。
SNSを見ていたら、純愛ディソナンス+考察と検索されていることがわかり
「およ?純愛ディソナンスって考察系ドラマだったのかい?」と驚いたしだい。
そう言えば、1話では人が亡くなっていたんでしたが、あの件はあくまで純愛ディソナンスのスパイスに過ぎず、今は一体何を考察すればいいんだろう?と考えてしまいました。
強いて言うなら最終回予想とか?
私がなんとなく考えている最終回予想を、とりあえず書いておくと、愛菜美は本当に正樹を愛していて(歪んではいるけれど)、最後は正樹の事を考えて身を引くようなところに落ち着くのかな?
なんて、全くもってつまらない結末を考えています。
だからと言って、野島伸司脚本の高校教師のような最終回はやめてほしいですね↓
見る人の判断にゆだねたい。
死んだか生きているかは、その人の想いに任せます。
ただひとつ言えることは、ラストシーン(列車のシートで二人が寄り添う)はハッピーエンドであったということ。
二人の生死の決定はもはや作家の圏外で、視聴者が決めればいいと思っている。
視聴者の判断にゆだねる系のドラマって、もやもやが残るので気持ち悪いです。
さて、今回の純愛ディソナンスでは、中島裕翔さん×比嘉愛未さんのベッドシーンが描かれており、SNSでは大騒ぎ(笑)
ベッドシーンが美しいという派が多かったですが、中にはこんな感想も↓
自担じゃないけど、擬似恋愛要素のあるジャニーズでベッドシーンやるならもうちょっとライトなものに出来なかったのかな!?!?#純愛ディソナンス
— 🍎 (@asparagushaf) August 11, 2022
あれ以上ライトなベッドシーンって、何もしてなくね?と思っちゃう、おばちゃんはこっち派です↓
ベッドシーン冷静になって考えたら、愛菜美はパジャマの下にキャミソール着て寝るのか?とか、4年夫婦やってたらそんな脱がせ方しないだろ?とか、とりあえず帰ってきたら風呂入れば?とかいらんこと思った😅#純愛ディソナンス#愛ナンス#中島裕翔
— momo (@yuto1227nu) August 11, 2022
それはさておき…
比嘉愛未さんが演じる愛菜美のことは一向に好きになれませんが、正樹の奴は一体どんな気持ちで愛菜美と一夜を過ごしたんでしょうね(←あんまり過激な表現をするとGoogle先生に怒られるのでやんわり表現しております)
妻の立場からしたら、肉体的な浮気より、よっぽどムカつきますよ、あの行為は。
中島裕翔さんじゃなかったら「は?地獄へ落ちろ」とか言われてそうですが、個人的には
もうちょっと露出してもええんやで
と思ってしまいました(←結局そこへ行きつく人)
色っぽい中島裕翔さんを堪能したい方はanan2306号をどうぞ(笑)
『純愛ディソナンス』5話も大変面白く見せていただきました!
『純愛ディソナンス』4話あらすじネタバレ感想
「もしあの時、別の選択をしていれば、他の人生があっただろうか」 これは幻想だと分かっているが、この幻想だけが自分にとっての唯一の救い…
正樹(中島裕翔)は妻として隣で眠る愛菜美(比嘉愛未)を見て、別の人生を歩んでいたらと考えつつも、そんなことを考えるのは無意味だと言い聞かせます。
表向きは良い夫を演じている正樹。
一方、憧れの作家『美南彼方』が愛菜美(比嘉愛未)であり、夫が正樹だと知った冴(吉川愛)は、ショックのあまり眠れない夜を過ごしていました。
そんな時、シェアハウスの友だち莉子(畑芽育)が、冴の書いた小説を読んでしまいます。
「忘れられない恋」の話で盛り上がる莉子が、冴に見せたのは、愛菜美がインスタ投稿した正樹とのデートの写真でした。
そこに慎太郎(髙橋優斗)がやってきて、新たにシェアハウスの住人となる19歳のフリーター 村上晴翔(藤原大祐)を紹介。
莉子は「かっこよくない?」と喜ぶのでした。
冴がアルバイトをしている『コアスパーク』では、セカンドパートナーを探すためのマッチングアプリ『セカプリ』の新規登録者30000人増を目的に、イベント会社と組み、コラボマッチングパーティーを企画。
何か言いたげな冴に気がついた社長の路加(佐藤隆太)
意見を求めた路加に、冴は
「不倫を推奨するふしだらな場」
と言いますが、路加は全く取り合いません。
路加の説明を否定し続ける冴に「異常な理解力の低さだな」と路加は苦笑。
「自分の気持ちが満たされないとき、その心の隙間をパートナーだけじゃ埋められないことはよくある。その感情を否定する時代はもう終わった」
と強く言うものの、冴は「私はそんな人いらない」と呟くのでした。
一方、正樹が勤める『モノリスエステート』は、会計報告書に偽造が見つかったとして、賠償金3億円を求めると、管理しているタワーマンションの住人たちが抗議に乗り込んできました。
正樹は、住人側のリーダー的な存在である医師・倉持の弱みを握って黙らせ、迅速に事態を収束させるべく動き出します。
大騒ぎする碓井北都(和田正人)に対し、冷静な正樹を評価する義父(光石 研)
『美南彼方』として『コアスパーク』との仕事を引き受けた愛菜美は、その企画に冴を巻き込もうと画策します。
2人の雰囲気に何かあると路加は気がつきます。
帰り際、過去に起こした事件について謝罪する冴に、愛菜美は
「あなたナルシストね。誰もあなたのことなんか気にしていないし、正樹は充実した生活をしている」
と言い、小説家を目指している冴に出版社を紹介すると約束するのでした。
その上、冴に服をプレゼント、自分の服も選んで欲しいと言います。
冴は喜んで買ってもらったものを慎太郎(HiHi Jets/ジャニーズJr. 髙橋優斗)に披露。
正樹や愛菜美と再会したことについて慎太郎に話すと、慎太郎は不安な様子を隠せないのでした。
同じころ、路加は過去に因縁があり、恨みに思っているモノリスエステート社長(光石 研)に接近し、名刺を渡します。
しかし、モノリスエステート社長は無視しただけでなく「ゴミのような連中だ」と名刺をその場で捨ててしまいます。
路加は、憎しみの目でモノリスエステート社長を睨みつけるのでした。
愛菜美の紹介で、小説を編集者にみてもらった冴は作品を「気持ち悪い」と言われてしまいます。
善人しか書けない優等生の小説なんて、誰も読みたくないと…。
話を聞いたシェアハウスのメンバーたちは「そんな編集者はおかしい」と冴を応援するのでした。
モノリスエステート社長から「優秀な人間は目的のためなら手段を選ばない。正樹には素質がある」と言われた正樹は、その夜、思い出の曲を聞きながら過去に何があったかを思い出します。
冴との一件があり、学校を去り、父親からは勘当された正樹は、場末の工場で働いています。
そこに愛菜美が現れて、正樹に救いの手を差し伸べます。
こうして愛菜美の父であるモノリスエステート社長のもとで働くことになった正樹は、愛菜美と結婚したのでした。
モノリスエステートについて調査をした路加は、愛菜美が社長の娘だと知ります。
その流れから、正樹と冴の過去も知った路加は、興奮状態に。
正樹はと言えば、マンション住人の弱みをつかむため、『コアスパーク』主催のパーティーに参加します。
正樹の姿をみつけた路加は、冴をパーティー会場に呼び出すのでした。
参加者にからまれた冴を助けた正樹に冴は、過去の事を謝罪。
「昔の事だ」という正樹に冴は「私の中では終わってません。先生はあの時どうおもっていたの?」と尋ねます。
答えを聞く前に路加が現れ、正樹は仕事へと戻ってしまうのでした。
冴を迎えにきた慎太郎は、慣れないヒールに足が痛くなった冴をおんぶしてシェアハウスへ戻ります。
愛菜美に会った路加は、パーティー会場に正樹と冴がいたことをばらし「今のままで満足ですか?」と誘惑。
その頃、正樹は罠にはめたはずの住人の手配したチンピラに殴られ、病院行きになってしまいます。
しかし、そのこと自体もモノリスエステート社長が仕組んだこと。
正樹はエサとして利用されただけだったのでした。
路加から正樹の怪我について聞いた冴は、会社から走り出し病院へと向かいます。
正樹への想いを伝える冴が帰ろうとすると、思わず正樹は冴を抱きしめてしまうのでした。
『純愛ディソナンス』4話感想|面白い?つまらない?
自分からバイトを希望し『コアスパーク』へ面接に行って採用されたくせに、しつこく『セカプリ』のコンセプトが理解できないと路加にからむ冴は、さすがにどうかと思いますね。
一言で言うとうざい。
確かに、セカンドパートナー=不倫 ではありますし、納得がいかない気持ちもわかりますが、社会的に受け入れられている設定なわけですし「そこまで嫌ならやめれば?」という感じがしてしまいます。
そもそも面接時に「新しい価値を提供できると思う」っぽいことを言ってた冴は、どんな貢献をしてるんでしょうね。
どこからどこまでを「不倫」とするかの定義は人それぞれですが、既婚者である正樹に恋心を抱き近づいた時点で「不倫」だという考え方もあります。
妻側から見たら、気分の良いものではないですから。
そもそも、小説家を目指していながら、不倫=悪 という単純な考え方をしていては、人の心に訴えるものは書けないんじゃね?と思っていたら、編集者に「気持ち悪い」と言われてました💦
実際「自分だけは絶対不倫はしない!不倫なんてする奴は悪だ」と思っている人ほど、いざとなった時に脆いような気がします。
冴の場合は、学生時代の後悔が「正樹への想いを封印しなくては」という方向に向かわせていると思われ、実際に正樹から感情を向けられたら、あっさり落ちそうではあります。
色恋沙汰だけでなく、モノリスエステート社長 愛菜美の父(光石 研)と義理の兄 碓井北都(和田正人)の振り切った悪どさが、またいい(笑)
『純愛ディソナンス』は『最愛』に似ているという意見もあるようですが、『最愛』では良き父親を演じていた光石研さんが、『純愛ディソナンス』では極悪な成功者として登場。
このギャップが面白いです。
またクズ男を演じさせたらピカイチの和田正人さんもいい味出してますね~。
探偵が早すぎるでも、ろくでなしな兄役を演じており、地味に輝いていました。
さて、人の考えていることが読めているはずの正樹ですが、自分の事となると、全くその才能を発揮できないようです。
というか、良くても悪くても自分の思いに正直な人間の裏側は読めないということでしょうか?
あるいは読めた気になっていて、何も読めていないのかもしれません。
若干、アホ?と思わないでもない正樹ではありますが、中島裕翔くんが演じることで、儚さや透明感がすごいことに!
BGMの力も借りて、ドロドロしながらも美しさがある『純愛ディソナンス』
4話も大変面白く視聴いたしました!
『純愛ディソナンス』3話あらすじネタバレ感想
映像研究部の部室でハンディカメラに残されていた映像を見ていた冴(吉川愛)は、遺体で発見された元顧問の由希乃(筧美和子)が部員たちに残していたメッセージを見つけます。
由希乃がカメラの前で話している最中に、男が現れました。
由希乃「もう終わりにしたい」
男「終わらせるくらいなら、僕は全部捨てる」
その声が、加賀美(眞島秀和)のものだとわかった冴は、正樹(中島裕翔)に
「由希乃と付き合っていた相手がわかった」
と電話をします。
その背後には、加賀美の姿が…。
冴に犯人なのかと問われた加賀美は「先生がそんなことするわけない」と否定。
カメラを渡すようにと迫ってきます。
その頃、冴からの留守電を聞いた正樹は、冴の様子がおかしいことに気がつき、途中で出会った慎太郎(髙橋優斗)と共に桐谷高校へと走ります。
加賀美とすれ違い「冴を見ませんでしたか?」と正樹はたずねますが、加賀美は懐中電灯を片手に「見ていない」と答えます。
映像研究会の部室で冴のスマホを見つけた二人。
結局、冴はロッカーの中で縛られていました。
そんな加賀美の元に息子から、早く帰ってくるように電話が。
「まだ仕事があって」
と言って電話を切った加賀美は屋上にいました。
加賀美が飛び降りようとするところへやってきた正樹は、由希乃が兄の恋人だったから、真相を知る権利があると言います。
加賀美は「はじまりはよくわからない」といいながらも、由希乃との想い出を語り始めます。
明るくて良く笑う由希乃の中に、言い知れぬ寂しさを感じた加賀美は、どんどん由希乃にひかれ、のめり込んでいったと…。
後悔を口にする加賀美に対し「じゃぁ、死ね。簡単だろ、なんなら手伝ってやろうか」と言います。
そこへパトカーのサイレンの音がして、加賀美は死なずに済んだことをホッとします。
そのことを強く攻める正樹。
逮捕されていく加賀美は正樹に対し「君も他人事じゃないだろう」という言葉を残すのでした。
自宅へと帰った冴は、母 静(富田靖子)から携帯を奪われ、返してもらえません。
冴の様子を見に来た慎太郎から、正樹が責任をとって学校を辞めると聞かされます。
「まだ間に合うんじゃない」
と冴に携帯を貸す慎太郎。
必死でとめる母親を突き飛ばして、冴は正樹の元へと自転車を走らせます。
音楽室へと向かった冴が見つけたのは「応援してる」と黒板に書かれた一言だけでした。
5年後
時は過ぎ5年後、男を追いかけている正樹は、どうやら取り立て屋の仕事をしているよう。
その頃、冴はセカンドパートナーを探すためのマッチングアプリ『セカプリ』を提供している『コアスパーク』という会社の面接を受けにきていました。
マッチングアプリの利用はするかという問いに
「全然興味はありませんが、そういう価値観だからこそ貢献できることがある」
という冴に、社長の路加雄介(佐藤隆太)は
「そういえば興味がひけるとおもったのか、つまらない」
と言います。
冴は本音をぶちまけて、シェアハウス アカツキ荘へと戻り、面接でのことを園田莉子(畑 芽依)たちに聞いてもらっています。
そこには慎太郎の姿も。
冴は面接に落ちたと落ち込んでいますが、そこに採用通知が舞い込みます。
路加自ら社内を案内されて「クリエイティブ」と喜んだのもつかのま、路加からは掃除を命じられ、がっかり。
辞めることを申し出ようとしたところ、憧れの作家『美南彼方』とのインタビューのアシスタントにさせてもらうことに。
大喜びする冴の前にあらわれたのは、かつての国語教師 愛菜美(比嘉愛未)でした。
一方、正樹は『モノリスエステート』で、優秀な社員として働いていました。
冴は、駅で正樹をみかけ必死で追いかけます。
しかし「先生」と呼びかける冴に対し、正樹は「誰?」と知らないそぶり。
落ち込んだ冴の様子に気がついた慎太郎に、前に進むことを告げる冴。
慎太郎はやっと「一緒に前に進みたい。好きだ」と告白できたのでした。
『コアスパーク』でこき使われている冴が終電で帰ろうとすると、駅からピアノの音が…。
弾いていたのは正樹でした。
自分のせいで教師をやめることになったと思っていた冴は、正樹に謝罪します。
正樹の内側に変わってない部分を冴は見ますが「二度と先生と呼ぶな」と言って拒否するのでした。
『純愛ディソナンス』3話感想|面白い?つまらない?
2話の最後では「まだ加賀美が犯人ではないかも?」という意見がありましたが、ストレートに加賀美が犯人でしたね。
『純愛ディソナンス』は考察物ではないので、加賀美もまた「純愛におぼれた一人」という描かれ方をしたのでしょう。
一気に時が過ぎて5年後に。
まさか正樹と愛菜美が結婚しているとは!
もう「あらすじネタバレ」なんてものでは語り切れないほどの、ドロドロドロドロ。
1話か2話かで、モノリスエステート社長(光石 研)にぶん殴られていた路加雄介(佐藤隆太)は、独立起業して成功をおさめているものの、いまだ恨みが残っているようですね。
そこに愛菜美(比嘉愛未)が絡んでくることで、どう展開していくのか。
セカンドパートナーといえば聞こえがいいですが、冴の言うように結局”不倫”
そういえば、初恋の悪魔でも「オープンマリッジ(お互いの合意のもとで婚外交渉を認め合う夫婦の形)」という言葉が出てきましたが、いよいよ不倫も合意があればOKという時代が来るのでしょうか。
愛菜美は、4話の予告で「楽しいおもちゃ、見つけたわ」と言って笑っています。
かなりゆがんだ性格であることは間違いないので、本当は正樹の事を愛していても、わざと正樹と冴を接触させたりしそうですね。
それにしても、中島裕翔くんは表情の作り方がうまい!
悪魔的な性格か?と見せかけて、かなりピュアな部分があることが、表情から伝わってきます。
ただ、1点気にかかるのは由希乃が殺害されてしまった事件が、ずいぶんあっさりと終了してしまったこと。
由希乃と加賀美のエピソードは、もう終わったことになっちゃうのでしょうか?
読めそうで読めない『純愛ディソナンス』の今後の展開が楽しみです。
3話も面白かった~!
『純愛ディソナンス』2話あらすじネタバレ感想
正樹(中島裕翔)の大学時代の先輩であり、亡き兄の恋人であった、元音楽教師の小坂由希乃(筧美和子)が遺体で発見されてしまいました。
由希乃の死は、殺人事件の可能性もあるとして、捜査をはじめた警察。
由希乃の同僚であった桐谷高校の教職員から事情を聞き、由希乃の私物を押収していきます。
現2年3組担任の加賀美(眞島秀和)は生徒たちに、由希乃が亡くなったことを伝えます。
ショックを受ける生徒たち…その反応を分析する正樹は、冴の中に本当の悲しみを見ます。
夕方、音楽室へ向かう正樹の元へやってきた冴。
正樹の引く曲を聞いた冴は「自分も弾ける」ともにピアノを弾きはじめます。
連弾をする中で
「どうして死んじゃったんだろう」
と聞く冴に、正樹は
「さぁ、死亡原因は解剖して調べないと分からない」
と答えます。
正樹と由希乃との関係を知っている冴は、正樹の冷静すぎる態度が全く理解できません。
冴は悲しみを共有したいと考えていたのですが、正樹はまた噂されると言って冴に帰るよう促すのでした。
その翌日、正樹は実家を訪れ、玄関先で父・秀雄(神保悟志)に後を継ぐ気はないと伝えます。
すると秀雄は
「殺人事件が起きるような学校はろくなものじゃない」
と激怒。
そんな父に正樹は、由希乃と亡くなった兄 幸助がどのような関係だったのかを告げます。
そして
「兄貴のことだって大して知らないんだな」
と言い捨てて、家を出て行くのでした。
正樹は、由希乃の「大丈夫だよ」という言葉を何度も思い出します。
冴には、正樹が冷静にみえるようですが、実際はかなり由希乃の死に動揺してますよね。
もともとは由希乃のことが好きだったのではないかと思います。
職員室では、由希乃の死が話題になっており、1人の先生が「あんなに良い人が」と呟きます。
それを聞いた碓井愛菜美(比嘉愛未)は「この間まで悪口を言ってたのに」とさげすむように笑います。
そんな中で始まった三者面談。
冴は、加賀美から「指定校推薦枠に推せる」と言われて喜ぶが、またもや母親 静(富田靖子)に進学を否定されます。
それを聞いていた正樹は
「自分の道を自分で選ぶことが大切。娘さんを信じてあげては」
と静を説得するのでした。
コインランドリーでパソコンを開き、正樹への想いを小説に綴る冴。
そこに偶然、正樹がやってきます。
冴に気がついた正樹は、慌てて顔を隠すものの、結局バレてしまいました。
三者面談の対応について感謝をする冴に対し、正樹は
「大事な時ほど感情的になってはいけない」
とアドバイス。
そんな正樹に冴は
「大人はいつでも親を捨てられていいな」
と言うのでした。
冴が自宅に帰ると、静が昼間の仕事に決まったと言い、一緒にお祝いをすることに。
三者面談での言葉が響いたと正樹に冴は伝えるのでした。
教頭に送られてきた正樹と冴の写真を慎太郎に見せた碓井は
「なんだ違うのか」
と言って笑い
「見なかったことにして」
と去っていきます。
これ、最初から慎太郎が送ったんじゃないと知ってて見せたってことかぁ…
今まで正義感の強い役が多かった比嘉愛未さんですが、今回ほんとうに黒い女ですね。
ほとんど魔女です。
神社にやってきた碓井は絵馬の中に、由希乃のものを発見。
碓井は正樹と共に神社を訪れ、由希乃の絵馬に気がつかせます。
絵馬に書かれていたのは
「もう誰も傷つきませんように」
という言葉でした。
新たなパート先の男と親しくなった静は、冴との約束をドタキャンし、冴は一人で予約した料理を食べることに。
たまたま静を見かけた正樹は、冴の元へ向かいます。
「いつもドタキャンされるから大丈夫ですよ」
という冴のテーブルに運ばれてきた17歳のバースデーケーキを、正樹はおもむろに食べだし
「おめでとう」
と言うのでした。
そんな時、正樹の元へ由希乃が荷物を預けていたメールボックスから連絡が入ります。
保証人を正樹にしていたため、由希乃の荷物を受け取ることに。
中身を確認してみると、映像研究会のカメラや、指輪が出てきます。
カメラの映像には、楽しそうに笑う由希乃と映像研究会のメンバーの姿が写っていました。
感情を抑えきれなくなった正樹の肩をそっと抱きしめる冴…しかしその現場をまたもや写真にとられて拡散されてしまいます。
学校内で大問題となってしまう2人の関係。
しかし、冴の母 静はご機嫌な様子で学校へと向かい、職員室で大騒ぎをします。
職員室へと駆けつけた慎太郎に、碓井は笑みを浮かべます。
そして、静は冴のパソコンにあった小説を、職員室で朗読しだし、とうとう正樹は感情を爆発させてしまうのでした。
そしてクラスメイトから、嫌がらせを受けるようになる冴…。
1人、由希乃の残した映像を見ていると、そこには加賀美の姿が!
正樹にそのことを伝えようと電話をしていると、背後から加賀美がやってきて…。
『純愛ディソナンス』2話感想|面白い?つまらない?
2話の序盤は、想像が出来る展開だったので
「ん?2話にしてもう失速してきたかな?」
と思ったら
- 冴の母 静の暴走
- 由希乃殺害の犯人判明
- 冴、犯人に襲われる?
と、後半怒涛の展開を見せてくれました。
SNSでも
「こわい!犯人、やっぱりそうだったか」
「今日も何もツイートできず夢中で観てた」
「展開が早い」
と、面白いに傾いた感想が多数あがっています。
ドラマの中でクラシックを使うと言えば、最近では『ミステリというなかれ』を思い出しますが、『純愛ディソナンス』でも、亡き王女のためのパヴァーヌと言った有名な曲での演出がとてもうまいと思いました。
それにしても、犯人らしき加賀美よりも怖いのは、富田靖子さんが演じる母 静です。
若い男に次々とのめりこみつつも、静への執着心がすごい毒親っぷりが、もう怖すぎる!
正樹と冴がひかれあうのは当然として、2人の恋愛模様よりも、静が最後どうなって行くのかの方が、気になってなりません(笑)
「大人はいつでも親を捨てられていいな」
という冴の言葉に、涙が出そうになりました。
2話も『純愛ディソナンス』は面白かった!
おまけ情報ですが、2話で登場した神社は、西東京市にある田無神社です。
『純愛ディソナンス』聖地にふさわしい、立派な神社でしたね。
『純愛ディソナンス』1話あらすじネタバレ
新田正樹(中島裕翔)は、
- 父・秀雄(神保悟志)が学校法人『立秀学園』の理事長
- 母・景子(舟木幸)が教師
という規律正しい家庭に生まれました。
正樹は、優秀だった兄・幸助と常に比較され続け、強いコンプレックスを抱えるように。
兄は大学時代に事故で亡くなりましたが、それ以降も
「どうすれば周囲から良く思われるか」
ばかり考えてしまい、内心では黒い心を持っているのに、外面は良いという二面性を持った性格になってしまいました。
ある日の事、音大の先輩で、幸助の恋人でもあった小坂由希乃(筧美和子)から「会えない?」と連絡が入ります。
正樹が勤めていたピアノ教室が潰れたことを聞いた由希乃は
「運命だわ」
と学校案内を差し出します。
私立桐谷高校で音楽教師をしていた由希乃は
「もうすぐ学校を辞めるから、信頼できる正樹に赴任して欲しい」
と言います。
最初は由希乃の申し出を断った正樹でしたが
「来月からうちの学校に来い」
という父親の命令に反発し、思わず
「別の学校に就職が決まった」
と言ってしまいました。
結局、由希乃の願いを聞き入れ、桐谷高校を訪れた正樹。
教頭の影山勉(手塚とおる)に由希乃のことを聞くと
「教師の自覚がなかったのでしょう」
とどうやら問題を起こした様子。
そうして、2年3組の副担任を任せられたのでした。
自由に使っていいと言われた音楽室でピアノを弾いていると、夜中に学校に忍び込んだ生徒たちの1人、和泉冴(吉川愛)が隠れていたピアノの下から覗き込み、目が合ってしまいます。
追いかけてきた教頭には、冴のことは伝えなかった正樹。
しかし、なぜ忍び込んだかを答えない紗英の事を、教頭に教えたため、紗英はダッシュで逃げて行きました。
職員室の先生たちは
「テストの答案用紙を盗みに入ったのだろう」
と考えていますが、生徒の将来のために警察には言わないようにと教頭は口止めをします。
2年3組の担任で社会科教師の加賀美理(眞島秀和)が、隣席の国語教師・碓井愛菜美(比嘉愛未)に、由希乃の席の片づけを頼むと、碓井は写真なども箱の中に投げ捨てていきました。
加賀美によると、由希乃は、「一身上の都合」とだけ書いた辞職願のメールを学校側に送り、それ以後、音沙汰がないとのこと。
教頭からは
「病気で通す」
という指示が出ているという話でした。
そうしてやってきた2年3組。
担任の加賀美は、生徒たちに正樹が副担任になることと、映像研究部の顧問をすると伝えます。
ざわつく生徒たちの中で、朝比慎太郎(HiHi Jets/ジャニーズJr. 髙橋優斗)がスマホに保存していた、由希乃がいなくなる少し前の動画をみんなに見せて、疑問の声をあげます。
動画の中の由希乃は元気で楽しそうなのに、病気というのはおかしいと言うのです。
生徒たちを見回した後、由希乃に関する嘘の情報をでっちあげて、生徒たちの望む言葉を与えごまかします。
しかし、その様子をじっと見ていた冴でしたが、スマホ入った連絡をみて、突然の早退をしてしまいます。
実は冴の母親、静(富田靖子)が
「お母さん死んじゃうのかも」
とメッセージを送っていたのでした。
「転んだ」
という静の足には包帯がまかれているものの、大した怪我ではない様子。
そして、冴は正樹とのやりとりを思い出します。
実は、忍び込んだ生徒たちは、由希乃が突然辞めてしまったことに不信感を抱き、彼女の履歴書を探していたのでした。
冴が音楽室で落としてしまった履歴書は、正樹が持っており、事情を説明するように促します。
冴によると、生徒たちは学校を信じておらず、特別だった由希乃に何があったかを自分たちで調べようとしていたのでした。
冴は正樹に取引をもちかけます。
そう、冴は正樹の嘘を見抜いていたのでした。
同僚の先生たちと居酒屋にやってきた正樹は、由希乃に関する情報を聞き出そうとします。
碓井が
「職場の人間関係興味ないんで」
と言い、重い空気になったものの、お開きになった後、正樹は碓井を別の店へと誘います。
自分とは関わらない方が良いという碓井に対し
「自分と同じひねくれものだ」
と言った正樹。
すると碓井は、学校の裏掲示板を正樹に見せます。
そこには、人気者のはずの由希乃に関する悪口も書かれていました。
由希乃の自宅を訪れるとポストにはチラシなどがあふれています。
そこへ冴がやってきて、2人が由希乃の話をしながら歩いていると、男と一緒の母、静の姿が。
冴はそんな母親から自立するため、学校では禁止のアルバイトをしており、由希乃はそのことを認めていたと話すのでした。
自宅へ戻ると、静香と一緒にいた男が出てきて、冴に
「いつもご苦労さん」
とささやき、去っていきます。
違和感を感じた冴が、銀行の残高を見ると、貯めていたお金はほとんど引き出されてしまっていました。
母親に問いただすと
「お金は男にあげた。お金なんて貯めなくて良い。良い男が見つかればお金なんて必要ない」
と言います。
そんな母親に冴は
「お母さんは自分の事だけで、私の事なんてどうでもいいんだ!」
と怒りをぶつけ、夜の街をふらふらと歩き、踏切へ。
絶望した冴の隣に正樹が現れます。
教師らしいことを言わない正樹に、冴は母親について語りだすのでした。
正樹も自分の境遇や、由希乃との関係を語ります。
なぜだか冴には、正樹の本音が見えるよう。
巡回していた警察官から隠れたりしたことで、冴の心は正樹へとひかれていきます。
一方、国語教師の碓井は、由希乃の私物であったポーチの香水を使用、すれちがった加賀美は、そのことに気がつき振りむきます。
それぞれの想いが交錯する中、正樹と冴が深夜一緒にいた証拠写真が教頭に送り付けられてきました。
メールアドレスは291traitor7373@tmail.co.jp
正樹に写真を見せた教頭は、加賀美と共に、どういうことなのかを問いただします。
見かけたので声をかけたという正樹に、無視すれば良かったという教頭。
夕方、音楽室にやってきた冴に対し、正樹は
「もういない人間にこだわってもしかたない」
と突き放すようなことを言ってしまいます。
ショックを受けた冴は、正樹に自分の事を話さなければよかったと言うのでした。
自宅へ戻った冴は、静の男が忍び込み、金目のものを物色しているのを目撃し、怒りをぶつけますが、結局力で負けてしまいました。
法事の会場を探し当て、正樹の元へとやってきた冴は
「一緒に全部捨てて逃げよう」
と手を出します。
内心では関わってはいけないという声がするのに、正樹は彼女の手を取り、走り出す二人。
学校では、教頭が加賀美に、二人をしっかり監視するように命じていたのでした。
また、碓井は教頭に二人の写真を送ったのが、朝比慎太郎であると考え、本人に問いただすと、慎太郎は驚いた顔をするのでした。
そんな中、職員室に警察官がやってきて、由希乃の遺体が発見され、殺人とみて捜査していると伝えるのでした。
『純愛ディソナンス』1話感想|面白い?つまらない?
めちゃくちゃ面白いです!
他にも2022年夏ドラマはいろいろ見ていますが、『純愛ディソナンス』は3本の指に入る面白さ。
先生×生徒というドロドロ要素に、殺人事件までからめてくるとは!
まさかの展開です。
「もう考察系は飽きた」
と言いつつ、SNSでは考察系ドラマが盛り上がることはマイファミリーでも立証済み。
しかも『純愛ディソナンス』は、毒親などが出てくるので、老若男女問わず、共感を覚える人も多くなりそうです。
それにしても…吉川愛ちゃん、演技うまいなぁ。
そして、富田靖子さんの演技力にも脱帽です。
Twitterでも『純愛ディソナンス』はトレンド1位を獲得。
おそらく学校のロケ地などももりあがりますね。
ちなみに桐谷高校のロケ地はこちら↓
和洋国府台女子中学校旧校舎とのこと。
『純愛ディソナンス』以外のロケ地にもたくさんなっている場所です。