八王子オーパ(OPA)内のパン屋さん【パンプロ】へ行ってきました。
八王子オーパが開店する前から、テナント情報を集めてきましたが、かなり早い段階で「オーボンパン ビゴの店」が出店するということがわかっていました。
でもって、パン大好きなのでかなり楽しみにしてました
「オーボンパン ビゴの店 八王子オーパ店」になるのかと思っていたら、開店したら店名は【パンプロ】になっていました。
でも、大丈夫。
全然違うお店が入ったわけじゃなくって、オーボンパン ビゴの店とはちゃんと関連してますよ。
店内の様子をチェック、もちろんパンも買ってきたのでレビューしてみたいと思います。
パンプロはこんなパン屋さん
パンプロの場所はここ↓
パンプロはさっきから書いているけど、八王子オーパの中の2階に入ってます。
八王子オーパは、八王子駅の改札を出たら、左手側に歩いて行くとありますよ。
オリンパスホールがあるサザンスカイタワーのちょっと前を右に曲がる感じです(←なんかわかりにくい💦)
南口側から来ると、AEON OPA って文字が、ど~んと見えるのでわかりやすいんですが、電車で初めて来た場合は「入り口どこ?」ってなるかもしれないですね。
八王子オーパの中に入ってしまえば、1フロアはちっちゃいので、すぐ見つかると思います。
駐車場情報は
ここに掲載しておきましたが、あんまサービスは良くないです。
オーボンパン ビゴの店の伝統製法を継承
パンプロという店名は「パンのプロフェッショナル」という意味があるようですが「フィリップ・ビゴさんの名前を入れた方が良かったんじゃない?」という余計なお世話な感想を抱かないでもありません。
「オーボンパン ビゴの店 八王子オーパ店」だと長すぎたのかなぁ?
フィリップ・ビゴさんって?
「オーボンパン ビゴの店は知らないし、フィリップ・ビゴさんって誰?」
という方のために、ちょっとだけ説明を。
フィリップ・ビゴさんは、日本でフランスパンを普及させたパン職人なんです。
1965年に日本にやってきたビゴさんは、今や日本中に店舗を構えているパン屋さんドンクの神戸市三宮店に勤務。
その後、ドンクが東京青山店を開いた際、異動。
お客さんから職人がパン作りを見えるスタイルを導入したことが、フランスパンブームのきっかけとなりました。
その際に焼いたフランスパンは、今まで日本人が口にしていたものとは、まるで別物と言っても過言ではなかったようです。
フランスパンの神様とも呼ばれたビゴさんは、残念ながら2018年9月、パンプロの開店を見ることなく、76歳でお亡くなりになってしまいました。
パンプロは、そんなすごい方の伝統的な製法を受け継いだパン屋さんということになります。
天然酵母と粉、塩、水のシンプルな材料を使用
イーストフードを使用しないって言うのも、かなり売りだと思うのですが、通路に小さな文字で説明があるだけで、目立たなくてもったいないなぁ。
パン類によく使われるイーストフードですが、実は「危険である」という説もあります。
そのため「天然酵母パンしか買わない」というお客さんもいるわけです(←はちこはあまり気にしてはいませんが)
店名に天然酵母の文字だけでも入れたら良かったのに。
天然酵母で焼いたパンって、個性が出るし、味わい深いですよね。
フィリップ・ビゴさんのお姿がしっかりと写っている写真を確認👀
店舗を見つけた時、ちょっとだけ違和感があって…その時は何かわからなかったのですが、記事を書いていて気がつきました。
パンプロを利用するお客さんじゃない方が、普通に歩く通路沿いにパンが並んでいたんですね。
ビニールに入っているのはともかく、むき出しのパンもあったので、それは改善した方が良いかも。
ほこりやゴミも気になりますし、お店の方の目が行き届いてない時に、いたずらとかされちゃうと、困りますね。
オーボンパン ビゴの店はハードなパンのイメージが強かったのですが、普通にメロンパンなども並んでました。
通路側からパンプロを見た時は、かなりこじんまりしており、お腹もいっぱいだったので
「う~ん、行かなくてもいいかなぁ」などと思っちゃったのですが(すいません)
「せっかく来たので、やっぱり見ていこう」と思いなおし、中へ入って行ったら
「あら、迷うくらいパンの種類があったわ」となりました。
かなり普通のラインナップ…こういう系もフィリップ・ビゴさんの伝統が生かされてるのかしら?
お昼時はとうに過ぎていたので、サンドイッチ系のパンは寂しい状態に。
全体的な価格は、高くもなく安くもなくという感じかな。
攻撃力は高くなさそうな(カチカチじゃないってことね)パンが多く
お店の方に「人気のパンはありますか~?」と聞いてみたところ「一番人気はマーガレットというお花の形のフランスパンです」とのこと。
探してみると、たしかに可愛い🌸
フランスパンと言うと、シンプルな形のものが多いので、お花の形になっているだけで、差別化できますよね。
ちなみにマーガレットは、オーボンパン ビゴの店のサイトにも掲載されていましたよ。
が、わざわざ教えてもらったにもかかわらず、お隣の「クレッセント」に一目ぼれしちゃいました😍
説明文に「塩フランス」の文字があったと思うんですよ。
しかも、三日月をさらに細くしたような形がいい。
細い分、歯ごたえもありそうだし、何しろ塩が気になります。
壁面にイートインスペース
パンプロはフロアが狭いので、壁面に向かってカウンターが用意されており、椅子が並んでいました。
コーヒーは1杯200円。
2杯目はおかわりが無料になります。
みなみ野駅近くにあるサンメリーや「嵐にしやがれ」の取材を受けたパンの木などは、パンを買ったらホットコーヒーが無料なので、それと比較しちゃうと高く思えてしまいますね。
八王子の中心となる駅すぐの立地だから、そこまでのサービスは難しかったのかもしれません。
パンプロのパン|お味をレビュー
焼きカレーパン(税抜180円)
一番最初に手に取ったのは、男子大好きカレーパン。
実ははちこ、油で揚げたカレーパンは半分くらいで、胸やけをおこしはじめちゃいます。
カレーパンそのものは好きなのに、食べきれないというジレンマ。
パンが油を吸っているのと、カレーそのものも油脂が多く含まれているので、そういう方は多いようです。
しかし、パンプロにあったのは「焼きカレーパン」でした。
こんがり焼きあがっていて美味しそう。
周りは細かいパン粉と、クルトンのような大きめのパンがついてます。
ふっくらとボリュームあるのに、180円(税抜)とお手頃価格なのも嬉しい。
半分に切ってみると、お野菜ゴロゴロ系のカレーですね。
カレーは辛すぎず甘すぎず、ちょっとピリッとする程度の辛さ。
生地には卵の風味があるかな?
もっちりでも、ふわっとでもない食感のパン生地です。
ちょっぴりパサついてる気も?
これはリベイクするか、軽くレンジをかけたほうが、多分美味しく食べられると思います。
カマンベール(税抜220円)
チーズの中でもカマンベールは特に好き!
パンの名はシンプルに「カマンベール」って…買わずにはいられませんでした。
じゃがバターのような風貌です。
トングで挟んで持ってみると「うん、ずっしりみっちり系だね」と感じる重さ。
パンは大きさだけじゃ、わからないんですよね。
ハード系は、みっちりしてないと、食べた気がしません。
半分に切ってみると、たっぷりカマンベールが登場。
ササっと買ってしまったので、説明も良く読んでなかったのですが、パン生地にはナッツも入っていました。
カマンベール+ナッツ…合わないわけがない!
クリームチーズ美味~😍
キリのクリームチーズを中にいれただけ?みたいなパンもありますが(別に嫌いじゃないけど)パンプロのは、なにやら違う(と思う)
ねっとりしていて、クリーミー。
そしてちょっぴり塩気も感じます。
これは、ワインなどにも合いそうですよ🍷
ハード系ですが、お口の中への攻撃力は、そんなに高くなく食べやすいです。
カマンベールは2個くらいいけそうだなぁ…。
クレッセント(税抜150円)
そして、最後は「お見合いをしに行ったら隣にいた友だちを好きになっちゃった」みたいな出会い方をしたクレッセント(笑)
写真を眺めていたら「人気商品」と書いてありました。
やはりね…。
断面~。
この手のは、見ただけじゃ、伝わらないとは思うのですが…何となく想像してください。
クレッセント、買って正解!
ほど良く聞いた塩気がいい。
しっかり噛みしめて食べると、甘みも感じる仕上がり。
端っこは特にカリッとしていてスナックのようです。
やばいわ~、何本でもいける気がしてきた。
何種類も食べたわけではないので、断言はできませんが、パンプロはやはりフランスパン系の方が強い気がしました。
パンプロ 八王子オーパ店|後記
開店前は八王子市民の注目を集めていた八王子オーパ。
開店後は、規模の小ささもあり、正直周囲の口コミは微妙です。
が、オーボンパン ビゴを知っていた方はパンプロの開店を楽しみにしていましたし、今回の来店時もお目当てのパンが出てくるのを待っていた方もいました。
八王子のグルメというと「八王子ラーメン」がまずあがってきて、激戦区でもあるのですが、なんだかんだパン屋さんも競争は激しく、ハード系のパンで一番人気なのはやはりここ↓
八王子お店大賞を受賞しているだけでなく、【地元のごちそう八王子】などでも紹介される有名なパン屋さんです。
正直な感想を言うと、ぶーる ぶーる ぶらんじぇりと比較してしまうと、パンプロは弱いですね。
価格は高めですが、ハード系の美味しさや、ぶーるぶーるでしか買えないパンの多さ、惜しみない試食などなど…ついついたくさん買ってしまう、そして通いたくなる仕掛けがぶーる ぶーる ぶらんじぇりには多い。
パンプロは
- 駅近であること(ぶーる ぶーる ぶらんじぇりは八王子北口から10分は歩きます)
- ハード、ソフトどちらの扱いもある
- ハード系の価格が手ごろ
という特徴を生かしつつ、まずは「ここにパン屋さんがあるよ~。ビーゴさんってすごい人の技でパンを作ってるよ」と知ってもらえるといいですね。
八王子オーパの立地からして、間違いなくテナント料は高いと思うので、撤退などしないよう長く頑張って欲しいです!
※最近、駅周辺で「閉店のお知らせ」見ることが多いから怖いのよ~
ではでは、ごちそうさまでした~♪
パンプロ 八王子オーパ店|基本情報
住所 | 〒192-0083 東京都八王子市旭町1 八王子オーパ 2F |
電話 | 042-634-8677 |
営業時間 | 10:00~21:00 |
定休日 | 無休 |
サイト | オーボンパン ビゴの店 |
※情報は変更している場合があります。来店する際は事前のチェックをお願いします。