24時間換気システムが故障してしまい、修理をしました。
年末に来て、痛い出費ですが、消費税が上がる前で良かったかも?(と思うしかないです)
今回の故障→修理するまでに体験した中で、感じたことや疑問に思ったことを共有しておきたいと思います。
そもそも本当に24時間換気システムって必要と思っている方もいませんか?
はちこも、実はその一人でした。
24時間換気システムが故障する前
1年ほど前から時々「ん?変な金属音のようなものがするけど、耳鳴りがしてるのかな?」というような現象が我が家では起きていました。
どうやら、それは24時間換気システムが故障する前兆だったようです。
今年に入って、いよいよ音がめちゃくちゃ耳障りになり「うるさ~い!」と思っていたら、はち夫(旦那さん)が「24時間換気システムが壊れたと思う」と報告がありました。

24時間換気システムってさ、壊れたまんまにしておいたら、どうなんだろうね?
友だちは、どうやら止めちゃっているようなこと言ってたんだけど?
なんて事も言ったりしていたのですが、はち夫は「いやぁ、止めたら結露するでしょ?」とのこと。
その時はまだ、辛うじて動いていたんですね。
24時間換気システムは義務化されているが必要?
平成15年(2003年)7月に建築基準法が改正され、導入することが義務化された24時間換気システム。
ですが、日頃、動かしていても「あぁ、24時間換気システムのおかげで快適だわ」と言った、目に見えて実感をすることは、あまりありません。
ですから「故障したまんまにしておいて、自分で窓をあけて換気してもいいんじゃない?」なんてことも考えました。
はちこの友人が、こんなことを言っていたことを思い出したからです。

ん~、止めたまんまにしてるかも(←意識してない)
動かしていると、冬は寒いんだよね。
フィルターの掃除も大変だし。
それを聞いて「そういえば、うちでも冬場は、換気口の下あたりに布団を敷いたら寒かった時があったなぁ。止めてあっても問題ないなら、24時間換気システムって本当に必要なのかしら?」
そんな疑問も湧いてきました。
しかし…我が家の24時間換気システムは、完全に故障するまでは、止まったり動いたりを繰り返していたようで…。
はち夫が「壊れた」と言った翌日から、今まではなかった現象が起こり始めました。
24時間換気システムがないと2重窓でも結露する
その現象とは、はち夫が推測したように、完全に故障した途端、本当に結露が起きだしたんです。
日頃は稼働しているか意識もしない24時間換気システムですが、実はしっかり意味のある仕事をしていてくれたんですね。
我が家は二重窓なので、シングルガラスだったマンション時代に比べれば、だらだらと流れるほどの結露にはなりません。
それでもやはり、カビの原因になりそうで不安です。
窓だけの結露なら、めんどくさいですが、吹いて回れば済むことです。
でも、テレビでリフォームの映像などを見ていると、壁内にまでカビが生えている光景を目にしますよね?
ここで修理代をケチって、躯体にまで影響する結露が見えない部分で発生したら??と考えると、『やはり24時間換気システムは必要なのではないか』という結論に至りました。
24時間換気システムのクリーニングは必要?
業者に連絡をとって、修理することになった24時間換気システムですが、修理と同時にクリーニングをやるかどうか?を聞かれました。
クリーニング料金は通常だと約3万5千円ですが、今回は修理と同時にやるので2万円を値引きし、1万5千円になるとのことでした。
出張料金などが1度に済んでしまうので、その分が安くなるのだと思います。
24時間換気システム故障時に実施した作業内容
クリーニングの概要は
- 全ての部屋にある換気口を取り外す
- 入り口付近を掃除機でクリーニング
- 吸気口の中のフィルターを交換
といったものでした。
クリーニングしないことによるデメリット
いくら値引きがあると言っても、1万5千円は主婦にとっては痛い出費。
そこで『クリーニングをしないことによるデメリット』を聞いてみました。
「ほこりが溜まっていると、換気システムの性能が100%出ない」というのが、その答えでした。
実際、ほこりが溜まっていたとしても、詰まって換気されなくなるということはないんだそうです。
それを聞いて、正直「1万5千円出してやらなきゃダメかなぁ?」とも思いました。
が、はち夫は「やった方が良いと思う」と言ってましたし、天井の換気口には手が届かず、汚れも気になっていたので、結局お願いすることにしました。
お願いする前は迷いましたが、作業の方が帰る際、作業前と作業後の写真を見せてくれました。
それには、かなりほこりがたまっているところが写っていたので「やって良かった」と思いました。
その時に「別の家ですごい状態になったのもありましたよ」と見せてくれた写真が「いやいや、これもう換気してないんじゃない?」という程の状態。
ミニ黒羊が住んでいるみたいで、本当に驚きました!
「迷っている方には、その画像を見せた方が決断早く出来ると思いますよ」と言ってしまうほどでしたよ(笑)
住環境によって、ほこりが溜まりやすかったりするケースもあるそうです。
作業時間はおよそ2時間半でした。
24時間換気システムが故障した際、かかる費用は?
今回、モーターの交換とクリーニングを同時にした際の費用は消費税を合わせて、約10万円。
- モーター交換が8万円
- クリーニングが3万5千円→1万5千円
という内訳です。
消費税が7,600円って…辛い!
やはり増税前だったのはラッキーだったかもしれませんね。
モーター交換後の保証は?
今回の修理後、どの程度保証があるのかも確認しておきました。
一般的な電化製品と同じく、保証は1年だそうです。
24時間換気システムの平均寿命って?
『24時間換気システム=換気扇→そもそも換気扇って故障ってするの?』という、なんとなくの構図が頭の中で出来上がっていたのですが、電化製品なので普通に故障するし、寿命もあるとのこと。
そして、24時間換気システムの平均的な寿命は10年から15年だというお話でした。
我が家の換気システムも寿命を全うしたということですね。
ドイツ製の丈夫なものを採用しているので、長持ちするほうだと思うとのこと。
メーカーによって、寿命には差が出てくるかもしれませんが、この年数を過ぎていたら、故障しても仕方ないという目安にしていただければと思います。
24時間換気システムの調整って必要?
ところで、みなさんのお宅の24時間換気システムには換気量の調整がありますでしょうか?
我が家の24時間換気システムは3段階で換気量の調整をすることが出来ます。
はち夫さんは夏場になると、一番強い「Hi」モードにしており、暑いから換気を多くした方が良いと考えていたようです。
しかし、今回来てくださった作業の方に、質問してみたところ「特に調整の必要はない」と説明されました。
なんでも換気量を強くしすぎると、高気密高断熱の家では乾燥しすぎてしまうんだそうです。
では、「Hi」モードはいつ使うのか?というと、来客時に焼肉など臭いの強い調理などをした際に、早く換気したい場合に切り替えると良いそうです。
基本的には、真ん中の「N」で良いとのことでした。
「Lo」は長期外出で、自宅に人がいなくなる場合に使用するそうですよ。
24時間換気システムが寒い時→取り付け方間違ってない?
さて、24時間換気システムが稼働していることによる寒さは、給気口からの外気が直接あたることが一つの原因と言えます。
写真は壁面に設置されている給気口なのですが、カバーの部分の設置には向きがあります。

羽を上向きに設置しないと寒いですよ☝
この給気口のカバーを下に向けておいて、近くに寝たりしていると、一層寒く感じる原因となるので、気をつけてくださいね。
24時間換気システムを修理した感想まとめ

修理して正解!
24時間換気システムは必要だと思いました!
クリーニングもして良かったです。
今回の記事を書くにあたって、他の方の意見などもチェックしてみたのですが、中には「節約のために24時間換気システムをずっと稼働させない」ことを推奨している方もいらっしゃいました。
その代わりに、窓を開けて換気する&観葉植物で空気を清浄化させようという提案があったのですが「気密性の高い家の場合、ちょっと換気しただけでは結露を防ぐことは難しい」というのが、個人的な見解です。
実は、節約については、はちこもかなり自信があるほうです。
でも、健康を害することになったら本末転倒なので『我が家の場合、24時間換気システムは必要だな』と実感しました。
ただし、友だちの家では、全く同じ時期に24時間換気システムを停めておいて、かつ家の中に洗濯を干しても、ほとんど結露しないそうなので、住環境によって判断には違いがでるかもしれませんね。
ちなみに、友だちの旦那さんは建築関係のお仕事をなさっているので、それはそれで正解なんだと思います。
また、クリーニングについてですが、天井にある換気口については、簡単には手が届かず、掃除機で埃を吸ったりしても取れない汚れがずっと気になっていました。
あの写真も撮影しておけば良かったですね。
特に台所の上にある換気口は、調理の際に出る油なども空気中に舞うせいか、最も汚れがひどい箇所にもかかわらず、来客時に見られる可能性が高かったので、ちょっぴり悩みの種でした。
それが、見違えるようにキレイになったことで、別の場所も掃除しようという気力が(笑)
汚れって溜めはじめてしまうと、どんどん落としにくくなるので、たまにはプロの手を借りると言うのも一つの手かもしれないですね。
現在、24時間換気システムを故障したままになさっている方や「電気代もかかるし止めておこうかな」と考えている方などの参考になれば幸いです。
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※記事の内容はあくまで個人の感想です